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後日談 ⑩ 〜とあるハウスメイドの日常〜
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「あら……? 奥様、どうなさったのですか?」
誰もいないはずの調理場から光が漏れていることに気づいた私は、ふと中を覗き込み、そこに立つ人物の姿に目を丸くした。
水差しとグラスを手に振り返った可憐な女性は、私が仕えるボルドー家の若奥様だ。
「喉が乾いたのでお水を飲もうと思って」
「それは申し訳ありません……!」
きょとん、とした可愛らしい表情(かお)をする若奥様に、私は慌てて謝罪する。
若奥様と旦那様が使われている主寝室には、こういった時のために水差しを用意してあるけれど、冬のこの乾燥する季節、それだけでは足りなかったのかもしれない。
「ですが、言って頂ければお持ちしましたのに……」
旦那様に嫁ぐまでは、王宮で蝶よ花よと育てられた高貴な姫君だというにも関わらず、若奥様がお高い態度を見せたことは一度もない。
それは私たちボルドー家に仕える者としてはとても評価できるものだけれど、こんなグラスの水一杯程度で若奥様自ら足を運ばせるなどとんでもない。
もっとも、若奥様の場合、水一杯程度で人を使うのも、と遠慮しているのかもしれないけれど。
「……ゼノ……、旦那様を起こしてしまうので」
が、そこで困ったように微笑んだ若奥様の言葉に、私の目はまたまた丸くなる。
私たちを呼びつけて、寝ている旦那様を起こしたくないという若奥様の優しさはよくわかる。わかる、けれど。
「……旦那様はもうお休みに?」
「多分うたた寝だと思うけれど」
そう眉根を下げて苦笑する若奥様は、本当にどこまでも可愛らしい。
けれど、そんな若奥様に見惚れるよりも、驚きの方が勝ってしまったのは仕方のないことだと許してほしい。
旦那様が若奥様のことを目に入れても痛くないほど……、むしろ目に入れてしまっているほど溺愛していることは、このボルドー家に仕える者誰もが知っている。
そして、仕事柄、旦那様の眠りが常に浅く、人の気配ですぐに目が覚めてしまう体質であることも。
――そんな旦那様がうたた寝を……!
毎日褥を共にしているのだ。旦那様が完全に若奥様には気を許し、その隣で眠っていることはわかっている。
それでも、うたた寝ともなれば話は少し違ってくる。
――そんな気の抜けたようなことを、あの、旦那様が……!
「毛布などは必要ですか?」
心の中では盛大に動揺しつつ、私は完璧なハウスメイドの微笑みで若奥様へと声をかける。
「大丈夫よ。ありがとう」
にこり、と笑う若奥様は、ここへと嫁いできた時の幼さが消え、最近は本当に大人の女性としての魅力が増し、日々綺麗になっている。
――あの、旦那様とぎくしゃくしていた最初の二年が嘘のようだ。
今は、日々旦那様に愛され、その愛を受け止めて、妻としての余裕さえ見えるようになっている。
だが、それもそのはずだ。
「あっ」
と、そこで突然腹部に手を置いた若奥様に、私はドキリと目を向ける。
「どうされました?」
若奥様が視線を落とした先。奥様が触れている腹部は、小さな膨らみを主張している。
――まさか、なにか……。
一瞬にして背筋が冷たくなった私とは真逆で、若奥様は嬉しそうな笑顔を輝かせる。
「今、動いたの……!」
「っ! まぁ、それは」
元々華奢な奥様は、身籠って数ヶ月たった今も、それほど腹部が目立たない。
「ほら、また……!」
触ってみて……! と笑いかけてくる若奥様につられて笑顔を零しながら、それでも私はその申し出に困ってしまう。
「……旦那様よりも先に触らせて頂くのはさすがに気が引けますわ」
「! そ、そうね……」
すると心当たりがありすぎるのだろう若奥様は、はっと目を大きくした後、赤くなる。
いつまでたってもうぶな反応を示す若奥様は、本当に可愛らしい。
こんな方だからこそ、旦那様も惜しみない愛を注ぎ続けているのだろう。
そのままどことなくそわそわした様子でいる若奥様は、すぐに部屋に戻って旦那様に報告をしたいという気持ちと、寝ている旦那様を起こしたくないという気持ちと闘っている様子が窺える。
その姿がまた可愛らしすぎて、自然と口元が綻んだ。
そこへ。
「シャーロット?」
「! ゼノン様……っ」
扉の向こうから姿を現した旦那様に、若奥様の顔がわかりやすく輝いた。
「姿がないのでどうしたかと思ったら……」
目が覚めたらいなかった愛妻を探してやってきたのだと顔を顰める旦那様に、若奥様は満面の笑みを向ける。
「ゼノン様……! 今、赤ちゃんが動きました……!」
「え?」
「触ってみてください……!」
きらきらと輝く若奥様の笑顔は、なによりも尊いもの。
若奥様の腹部に触れた旦那様が少しだけ驚いた様子をみせた後、感動と共に愛おしげに若奥様を見つめ、それから寄り添って寝室に戻られる姿を、私はそっと見守っていた。
◈◈✼◈◈┈┈┈┈◈◈✼◈◈
「失礼致します」
ノックをし、お辞儀をして部屋に入ると、そこには暖炉の前のソファで寄り添って座るお二人の姿があった。
編み物をしている若奥様の腰に腕を回し、優しくその膨らみを撫でながら、旦那様は書類に目を通している。ゆったりと寛いでいるお二人の仲睦まじい姿に自然と口元を綻ばせながら、私はできるだけ邪魔にならないように温かな飲み物を用意し、そっと声をかける。
「足りないようでしたら毛布をお持ちしますが」
窓の外は、今にも雪が降ってきそうなほど寒い。
暖炉の前でひざ掛けをしている若奥様の顔は寒さなど感じてはいないようだが、大事な身体だ。絶対に、万が一のことがあってはならない。
「大丈夫だ」
けれど、若奥様の肩へ毛布を掛け直した旦那様はこくりと頷き、そのまま若奥様の手元を覗き込む。
「今度はなにを作っているんだ?」
「赤ちゃんの帽子です」
ここ最近の奥様は、旦那様がいない日中、ずっと編み物に夢中になっている。
ほら、と作りかけのそれを笑顔で見せた後、若奥様はことりと首を傾ける。
「せっかくなので、なにか三人でお揃いのものでも作れたらと思うのですが……」
この帽子が完成したら次はなにを作ろうかと悩まし気な表情を浮かべた若奥様は、次に楽しそうに瞳を輝かせる。
「マフラーを作ったら使ってくださいますか?」
親子三人、お揃いで。
これから一番に旦那様の分を作るから、是非この冬に使ってほしいと微笑む若奥様に、私は内心びっくりしてしまう。
――旦那様に、マフラー!
真冬でも寒さを感じていないかのように平然としている旦那様が、そういった防寒具を身に付けているところを見たことは一度もない。
だが、こちらの動揺など知るはずもなく、旦那様は相変わらずの無表情で若奥様をさらに引き寄せる。
「もちろんだ」
思わず旦那様のマフラー姿を想像しかけ……、それは脳内で霧散した。
――なんだか、見てはいけないものを見ているような気がする。
「だが、無理はしないでくれ。オレにとっては貴女がなによりも大切なのだから」
一時期本当に悪阻が酷かった若奥様のことを思い出したのだろう。
今も数度に分けて食事をしている若奥様へ労わりの瞳を向ける旦那様は、心から愛する妻のことを心配している。
「はい」
そんな旦那様に若奥様はくすくすとおかしそうな笑みを洩らし、完成まであと僅かな編み物へ戻っていく。
「眠くなったらこのまま寄りかかって寝てしまって構わない」
最近の奥様は、寝ても寝ても眠いようで、昼間でもうたた寝していることが多くなっている。
だからその時はきちんと寝室まで運ぶと告げる旦那様に、若奥様は幸せそうな笑みを浮かべる。
「はい」
そうして、その数分後。
眠る若奥様を腕に抱いた旦那様が、愛おし気にその身体を寝室に運ぶ姿があった。
誰もいないはずの調理場から光が漏れていることに気づいた私は、ふと中を覗き込み、そこに立つ人物の姿に目を丸くした。
水差しとグラスを手に振り返った可憐な女性は、私が仕えるボルドー家の若奥様だ。
「喉が乾いたのでお水を飲もうと思って」
「それは申し訳ありません……!」
きょとん、とした可愛らしい表情(かお)をする若奥様に、私は慌てて謝罪する。
若奥様と旦那様が使われている主寝室には、こういった時のために水差しを用意してあるけれど、冬のこの乾燥する季節、それだけでは足りなかったのかもしれない。
「ですが、言って頂ければお持ちしましたのに……」
旦那様に嫁ぐまでは、王宮で蝶よ花よと育てられた高貴な姫君だというにも関わらず、若奥様がお高い態度を見せたことは一度もない。
それは私たちボルドー家に仕える者としてはとても評価できるものだけれど、こんなグラスの水一杯程度で若奥様自ら足を運ばせるなどとんでもない。
もっとも、若奥様の場合、水一杯程度で人を使うのも、と遠慮しているのかもしれないけれど。
「……ゼノ……、旦那様を起こしてしまうので」
が、そこで困ったように微笑んだ若奥様の言葉に、私の目はまたまた丸くなる。
私たちを呼びつけて、寝ている旦那様を起こしたくないという若奥様の優しさはよくわかる。わかる、けれど。
「……旦那様はもうお休みに?」
「多分うたた寝だと思うけれど」
そう眉根を下げて苦笑する若奥様は、本当にどこまでも可愛らしい。
けれど、そんな若奥様に見惚れるよりも、驚きの方が勝ってしまったのは仕方のないことだと許してほしい。
旦那様が若奥様のことを目に入れても痛くないほど……、むしろ目に入れてしまっているほど溺愛していることは、このボルドー家に仕える者誰もが知っている。
そして、仕事柄、旦那様の眠りが常に浅く、人の気配ですぐに目が覚めてしまう体質であることも。
――そんな旦那様がうたた寝を……!
毎日褥を共にしているのだ。旦那様が完全に若奥様には気を許し、その隣で眠っていることはわかっている。
それでも、うたた寝ともなれば話は少し違ってくる。
――そんな気の抜けたようなことを、あの、旦那様が……!
「毛布などは必要ですか?」
心の中では盛大に動揺しつつ、私は完璧なハウスメイドの微笑みで若奥様へと声をかける。
「大丈夫よ。ありがとう」
にこり、と笑う若奥様は、ここへと嫁いできた時の幼さが消え、最近は本当に大人の女性としての魅力が増し、日々綺麗になっている。
――あの、旦那様とぎくしゃくしていた最初の二年が嘘のようだ。
今は、日々旦那様に愛され、その愛を受け止めて、妻としての余裕さえ見えるようになっている。
だが、それもそのはずだ。
「あっ」
と、そこで突然腹部に手を置いた若奥様に、私はドキリと目を向ける。
「どうされました?」
若奥様が視線を落とした先。奥様が触れている腹部は、小さな膨らみを主張している。
――まさか、なにか……。
一瞬にして背筋が冷たくなった私とは真逆で、若奥様は嬉しそうな笑顔を輝かせる。
「今、動いたの……!」
「っ! まぁ、それは」
元々華奢な奥様は、身籠って数ヶ月たった今も、それほど腹部が目立たない。
「ほら、また……!」
触ってみて……! と笑いかけてくる若奥様につられて笑顔を零しながら、それでも私はその申し出に困ってしまう。
「……旦那様よりも先に触らせて頂くのはさすがに気が引けますわ」
「! そ、そうね……」
すると心当たりがありすぎるのだろう若奥様は、はっと目を大きくした後、赤くなる。
いつまでたってもうぶな反応を示す若奥様は、本当に可愛らしい。
こんな方だからこそ、旦那様も惜しみない愛を注ぎ続けているのだろう。
そのままどことなくそわそわした様子でいる若奥様は、すぐに部屋に戻って旦那様に報告をしたいという気持ちと、寝ている旦那様を起こしたくないという気持ちと闘っている様子が窺える。
その姿がまた可愛らしすぎて、自然と口元が綻んだ。
そこへ。
「シャーロット?」
「! ゼノン様……っ」
扉の向こうから姿を現した旦那様に、若奥様の顔がわかりやすく輝いた。
「姿がないのでどうしたかと思ったら……」
目が覚めたらいなかった愛妻を探してやってきたのだと顔を顰める旦那様に、若奥様は満面の笑みを向ける。
「ゼノン様……! 今、赤ちゃんが動きました……!」
「え?」
「触ってみてください……!」
きらきらと輝く若奥様の笑顔は、なによりも尊いもの。
若奥様の腹部に触れた旦那様が少しだけ驚いた様子をみせた後、感動と共に愛おしげに若奥様を見つめ、それから寄り添って寝室に戻られる姿を、私はそっと見守っていた。
◈◈✼◈◈┈┈┈┈◈◈✼◈◈
「失礼致します」
ノックをし、お辞儀をして部屋に入ると、そこには暖炉の前のソファで寄り添って座るお二人の姿があった。
編み物をしている若奥様の腰に腕を回し、優しくその膨らみを撫でながら、旦那様は書類に目を通している。ゆったりと寛いでいるお二人の仲睦まじい姿に自然と口元を綻ばせながら、私はできるだけ邪魔にならないように温かな飲み物を用意し、そっと声をかける。
「足りないようでしたら毛布をお持ちしますが」
窓の外は、今にも雪が降ってきそうなほど寒い。
暖炉の前でひざ掛けをしている若奥様の顔は寒さなど感じてはいないようだが、大事な身体だ。絶対に、万が一のことがあってはならない。
「大丈夫だ」
けれど、若奥様の肩へ毛布を掛け直した旦那様はこくりと頷き、そのまま若奥様の手元を覗き込む。
「今度はなにを作っているんだ?」
「赤ちゃんの帽子です」
ここ最近の奥様は、旦那様がいない日中、ずっと編み物に夢中になっている。
ほら、と作りかけのそれを笑顔で見せた後、若奥様はことりと首を傾ける。
「せっかくなので、なにか三人でお揃いのものでも作れたらと思うのですが……」
この帽子が完成したら次はなにを作ろうかと悩まし気な表情を浮かべた若奥様は、次に楽しそうに瞳を輝かせる。
「マフラーを作ったら使ってくださいますか?」
親子三人、お揃いで。
これから一番に旦那様の分を作るから、是非この冬に使ってほしいと微笑む若奥様に、私は内心びっくりしてしまう。
――旦那様に、マフラー!
真冬でも寒さを感じていないかのように平然としている旦那様が、そういった防寒具を身に付けているところを見たことは一度もない。
だが、こちらの動揺など知るはずもなく、旦那様は相変わらずの無表情で若奥様をさらに引き寄せる。
「もちろんだ」
思わず旦那様のマフラー姿を想像しかけ……、それは脳内で霧散した。
――なんだか、見てはいけないものを見ているような気がする。
「だが、無理はしないでくれ。オレにとっては貴女がなによりも大切なのだから」
一時期本当に悪阻が酷かった若奥様のことを思い出したのだろう。
今も数度に分けて食事をしている若奥様へ労わりの瞳を向ける旦那様は、心から愛する妻のことを心配している。
「はい」
そんな旦那様に若奥様はくすくすとおかしそうな笑みを洩らし、完成まであと僅かな編み物へ戻っていく。
「眠くなったらこのまま寄りかかって寝てしまって構わない」
最近の奥様は、寝ても寝ても眠いようで、昼間でもうたた寝していることが多くなっている。
だからその時はきちんと寝室まで運ぶと告げる旦那様に、若奥様は幸せそうな笑みを浮かべる。
「はい」
そうして、その数分後。
眠る若奥様を腕に抱いた旦那様が、愛おし気にその身体を寝室に運ぶ姿があった。
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