26 / 49
耀太、現る!
1
しおりを挟む
陸郎とのデートを終えた俺は宗佑のマンションへと帰った。帰り道がてら、今夜の鍋の食材も買った。鍋はいい。別段、野菜が嫌いというわけではないのだろうが、元が狼の獣人だからかやや肉へと好みが寄ってしまう宗佑。鍋は彼の大好きな肉もふんだんに入れつつ、野菜もたくさん摂取ができる万能料理だ。しかも俺の作る鍋つゆは自家製でご飯も進む胡麻味噌ベース。寒い冬にはうってつけだ。
……と、本来なら気分もルンルンで帰るはずだった。しかし今の俺は、陸郎の切願が頭から離れず、浮かない顔をしていた。
心から愛した人、とは何だろう? それは「好き」では駄目なのだろうか。
考えてみれば、俺は自分が愛した人と添い遂げたことがない。どころか、両思いになったことすらないのだ。
一喜の父親である正臣、そして他の子供達の父親。いろんな人間と交わった経験はあるものの、その後の人生を共にすることは叶わなかった。
絶世の美人と実の息子に言われるほどの美貌を持った恵ですらそれだった。何の取り柄もない今の俺が、あの宗佑に見初められることの方が、まずあり得ない。
だからこそ、心配してくれるのだろう。俺は男手一つであの子達を育てたのだから。
恵は確かに幸せだった。でも、その幸せとはまた別の幸せを、陸郎は俺に望んでいるのかもしれない。
心から愛する人と言われてすぐに思いつくのは宗佑しかいない。愛する人がイコール好きな人であるなら、間違いなく彼だ。
……本当に?
今の彼は灰色の毛並みで、アンバーの瞳を持ち、頭には狼の耳がついている。しかしそれは、正臣の顔を模した彼だからじゃないのか?
本当の彼は狼だ。狼の顔を持つ彼を好きでなければ、心から愛した人とは言えないのではないか?
そう考えれば、宗佑の本当の姿をいまだ受け入れていない俺が彼に飽きられるのは当然のことか? 彼がセックスをしなくなったのも、本当の姿の彼を受け入れない俺に飽きてしまったからなのではないか? 飽きて、俺以外の他の誰かと……ああ、いかん! だんだんと悲観的になっている。らしくないぞ、俺!
宗佑を信じると、息子に断言したばかりじゃないか。大丈夫、まだまだこれからだ。
今の俺は宗佑が好きだ。そして宗佑も、俺をそう思ってくれている。番にもなった。まだまだこれからじゃないか。
あの人は大丈夫。きっと大丈夫。きっと……
「うん……大丈夫」
ペチペチと両頬を叩いて、俺は自分自身に言い聞かせた。考え込んでも仕方がない。今は頭を切り替えていこう。
そうこうしているうちに、マンションまで辿り着いた俺はエレベーターに乗り込むと、十二階にある宗佑の部屋へ向かった。ポケットに入れてある鍵によって扉は自動的に解錠された。
開くと、玄関すぐの「あるもの」が目に飛び込んだ。
「ん?」
そこには普段から履いている宗佑の革靴が一足と、見たこともない革靴が一足並んであった。後者については慌ただしく脱ぎ捨てたのか、不揃いに置いてある。
宗佑がすでに帰ってきている? 珍しい。最近は帰宅時間が遅いのに。
俺は荷物を持ったまま、靴を脱いでそれを端に揃えると、廊下からリビングに向かって声を張り上げた。
「ただいま戻りました~!」
これで宗佑には聞こえるはず。そう思いながら廊下を歩くと、バン! と、大きな何かが叩きつけられる音と、その後にバタバタとこちらへ駆けつける重たい足音が聞こえてきた。
宗佑? それにしてはなんだか荒々しい……
「……え?」
「グルルルゥ……」
怪訝に思う間もなく、反対側の廊下から現れたのは鋭いアンバーの瞳を持つ、「黒い」毛並みの狼だった。
狼はドスドスと大きな足音を立てながらこちらへ向かってきた。俺はポカンとそれを見つめて立ち尽くす。呆けているわけではない。身体が硬直して動けなかったのだ。
俺の目の前に、身の丈二メートルはあろう大きな獣人が立ちはだかった。ぎこちなくも首だけが上がり、喉からは「ひゅっ」と変な空気が漏れた。
「グルルル……」
駄目だ。動けない。こんなに大きな狼を間近で見たのはいつ振りだろう。俺を見下ろす目つきは鋭く、ピンク色の歯茎を剥き出し、大きな白い牙をこれでもかと見せつけている。
「あ……っ……ああぁ……」
グンと近づく獣の顔。それは俺を睨むようで凄まじい。対して歯牙にもかけない狼は、無遠慮にも俺の首元へと自身の鼻先を擦るように近づけた。そこには俺の、宗佑から貰ったダイヤのチョーカーがある。
動けない。駄目だ。逃げないと。逃げないと。逃げないと。逃げないとっ……!
頭が思考を停止する。指先には信じられないほどの力が入り、唇が震える。
怖い。恐ろしい。おぞましい……!
助けて、宗佑っ……!!
「耀太!!」
「……っ、……かふっ……!」
強く願った瞬間、愛しい人の怒号にも近い声が飛んできた。急に入る酸素が苦しく、ケホケホと噎せ込んでしまった。
すると目の前の狼はおもむろに身体を起こし上げ、背後を振り返るようにする。同時に怠そうな物言いで、しかし見た目よりもやや高めの声音を発した。
「んだよ、兄貴。ちょっとツラ、近づけただけだろーが」
「お前の顔は圭介にとって凶器も同然だ。今すぐ離れなさい」
兄、貴? 今、兄貴と言ったのか?
ドサリと、手に持っていた荷物をその場で落としてしまった。そしてちょうど、狼の隣に並ぶように人型の宗佑が現れた。
「宗、佑……」
名前を呼ぶと、慌てた様子の宗佑が俺の身体を優しく抱き締めた。
「大丈夫か、圭介。可哀想に、怖かっただろう」
「あ……う、うん……だい、じょうぶ……」
そう言いつつも、額にはすっかり汗が滲んでしまっている。そんな様子の俺を心配して、宗佑は背中に回した手であやすように撫でてくれた。
人の温もりを感じた俺は長い息を吐いた後、宗佑の背中に腕を回し抱きついた。
その時だった。
「ハンッ! 目の前でイチャついてんなよ、鬱陶しい!」
「えっ?」
明らかに不快そうな声をかけられた。俺は宗佑に抱きついたまま、おずおずと視線をやった。そう言えば、この獣人はいったい誰だ?
「こんなちんちくりんが兄貴のねぇ……ないわ」
思いきり失礼なことを言われている気がするのはさておき、先程から宗佑に向かって兄貴を連発しているところをみるとこの人は……
「弟、さん?」
「耀太と言う」
宗佑が端的に名前を教えてくれた。
宗佑と同じ狼の獣人。つまりはα。
耀太さんは横柄な態度で腕を組み、鼻息荒く俺を見下ろした。
……と、本来なら気分もルンルンで帰るはずだった。しかし今の俺は、陸郎の切願が頭から離れず、浮かない顔をしていた。
心から愛した人、とは何だろう? それは「好き」では駄目なのだろうか。
考えてみれば、俺は自分が愛した人と添い遂げたことがない。どころか、両思いになったことすらないのだ。
一喜の父親である正臣、そして他の子供達の父親。いろんな人間と交わった経験はあるものの、その後の人生を共にすることは叶わなかった。
絶世の美人と実の息子に言われるほどの美貌を持った恵ですらそれだった。何の取り柄もない今の俺が、あの宗佑に見初められることの方が、まずあり得ない。
だからこそ、心配してくれるのだろう。俺は男手一つであの子達を育てたのだから。
恵は確かに幸せだった。でも、その幸せとはまた別の幸せを、陸郎は俺に望んでいるのかもしれない。
心から愛する人と言われてすぐに思いつくのは宗佑しかいない。愛する人がイコール好きな人であるなら、間違いなく彼だ。
……本当に?
今の彼は灰色の毛並みで、アンバーの瞳を持ち、頭には狼の耳がついている。しかしそれは、正臣の顔を模した彼だからじゃないのか?
本当の彼は狼だ。狼の顔を持つ彼を好きでなければ、心から愛した人とは言えないのではないか?
そう考えれば、宗佑の本当の姿をいまだ受け入れていない俺が彼に飽きられるのは当然のことか? 彼がセックスをしなくなったのも、本当の姿の彼を受け入れない俺に飽きてしまったからなのではないか? 飽きて、俺以外の他の誰かと……ああ、いかん! だんだんと悲観的になっている。らしくないぞ、俺!
宗佑を信じると、息子に断言したばかりじゃないか。大丈夫、まだまだこれからだ。
今の俺は宗佑が好きだ。そして宗佑も、俺をそう思ってくれている。番にもなった。まだまだこれからじゃないか。
あの人は大丈夫。きっと大丈夫。きっと……
「うん……大丈夫」
ペチペチと両頬を叩いて、俺は自分自身に言い聞かせた。考え込んでも仕方がない。今は頭を切り替えていこう。
そうこうしているうちに、マンションまで辿り着いた俺はエレベーターに乗り込むと、十二階にある宗佑の部屋へ向かった。ポケットに入れてある鍵によって扉は自動的に解錠された。
開くと、玄関すぐの「あるもの」が目に飛び込んだ。
「ん?」
そこには普段から履いている宗佑の革靴が一足と、見たこともない革靴が一足並んであった。後者については慌ただしく脱ぎ捨てたのか、不揃いに置いてある。
宗佑がすでに帰ってきている? 珍しい。最近は帰宅時間が遅いのに。
俺は荷物を持ったまま、靴を脱いでそれを端に揃えると、廊下からリビングに向かって声を張り上げた。
「ただいま戻りました~!」
これで宗佑には聞こえるはず。そう思いながら廊下を歩くと、バン! と、大きな何かが叩きつけられる音と、その後にバタバタとこちらへ駆けつける重たい足音が聞こえてきた。
宗佑? それにしてはなんだか荒々しい……
「……え?」
「グルルルゥ……」
怪訝に思う間もなく、反対側の廊下から現れたのは鋭いアンバーの瞳を持つ、「黒い」毛並みの狼だった。
狼はドスドスと大きな足音を立てながらこちらへ向かってきた。俺はポカンとそれを見つめて立ち尽くす。呆けているわけではない。身体が硬直して動けなかったのだ。
俺の目の前に、身の丈二メートルはあろう大きな獣人が立ちはだかった。ぎこちなくも首だけが上がり、喉からは「ひゅっ」と変な空気が漏れた。
「グルルル……」
駄目だ。動けない。こんなに大きな狼を間近で見たのはいつ振りだろう。俺を見下ろす目つきは鋭く、ピンク色の歯茎を剥き出し、大きな白い牙をこれでもかと見せつけている。
「あ……っ……ああぁ……」
グンと近づく獣の顔。それは俺を睨むようで凄まじい。対して歯牙にもかけない狼は、無遠慮にも俺の首元へと自身の鼻先を擦るように近づけた。そこには俺の、宗佑から貰ったダイヤのチョーカーがある。
動けない。駄目だ。逃げないと。逃げないと。逃げないと。逃げないとっ……!
頭が思考を停止する。指先には信じられないほどの力が入り、唇が震える。
怖い。恐ろしい。おぞましい……!
助けて、宗佑っ……!!
「耀太!!」
「……っ、……かふっ……!」
強く願った瞬間、愛しい人の怒号にも近い声が飛んできた。急に入る酸素が苦しく、ケホケホと噎せ込んでしまった。
すると目の前の狼はおもむろに身体を起こし上げ、背後を振り返るようにする。同時に怠そうな物言いで、しかし見た目よりもやや高めの声音を発した。
「んだよ、兄貴。ちょっとツラ、近づけただけだろーが」
「お前の顔は圭介にとって凶器も同然だ。今すぐ離れなさい」
兄、貴? 今、兄貴と言ったのか?
ドサリと、手に持っていた荷物をその場で落としてしまった。そしてちょうど、狼の隣に並ぶように人型の宗佑が現れた。
「宗、佑……」
名前を呼ぶと、慌てた様子の宗佑が俺の身体を優しく抱き締めた。
「大丈夫か、圭介。可哀想に、怖かっただろう」
「あ……う、うん……だい、じょうぶ……」
そう言いつつも、額にはすっかり汗が滲んでしまっている。そんな様子の俺を心配して、宗佑は背中に回した手であやすように撫でてくれた。
人の温もりを感じた俺は長い息を吐いた後、宗佑の背中に腕を回し抱きついた。
その時だった。
「ハンッ! 目の前でイチャついてんなよ、鬱陶しい!」
「えっ?」
明らかに不快そうな声をかけられた。俺は宗佑に抱きついたまま、おずおずと視線をやった。そう言えば、この獣人はいったい誰だ?
「こんなちんちくりんが兄貴のねぇ……ないわ」
思いきり失礼なことを言われている気がするのはさておき、先程から宗佑に向かって兄貴を連発しているところをみるとこの人は……
「弟、さん?」
「耀太と言う」
宗佑が端的に名前を教えてくれた。
宗佑と同じ狼の獣人。つまりはα。
耀太さんは横柄な態度で腕を組み、鼻息荒く俺を見下ろした。
2
お気に入りに追加
252
あなたにおすすめの小説

金色の恋と愛とが降ってくる
鳩かなこ
BL
もう18歳になるオメガなのに、鶯原あゆたはまだ発情期の来ていない。
引き取られた富豪のアルファ家系の梅渓家で
オメガらしくないあゆたは厄介者扱いされている。
二学期の初めのある日、委員長を務める美化委員会に
転校生だというアルファの一年生・八月一日宮が参加してくれることに。
初のアルファの後輩は初日に遅刻。
やっと顔を出した八月一日宮と出会い頭にぶつかって、あゆたは足に怪我をしてしまう。
転校してきた訳アリ? 一年生のアルファ×幸薄い自覚のない未成熟のオメガのマイペース初恋物語。
オメガバースの世界観ですが、オメガへの差別が社会からなくなりつつある現代が舞台です。
途中主人公がちょっと不憫です。
性描写のあるお話にはタイトルに「*」がついてます。
運命の息吹
梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。
美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。
兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。
ルシアの運命のアルファとは……。
西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。

【完結】魔王の贄は黒い狐に愛される
コオリ
BL
転生したら、魔王の生贄でした――なんて、そんなの全然笑えない。
魔族が人間を支配する異世界に転生したアロイヴ。神から与えられた称号〈魔王の生贄〉は、アロイヴが世界から死を望まれている証だった。
何年も教会の離れに軟禁され、生贄として殺されるのを待つだけの日々。そんなある日、アロイヴの部屋に一匹の黒い小さな獣が飛び込んでくる。
アロイヴが〈紫紺〉と名付けた獣との出会いから、事態は思わぬほうへと転がっていって――。
魔王の生贄とはなんなのか。
アロイヴがこの世界に転生した理由とは。
教会はいったい何を企んでいるのか。
紫紺の正体とは。
さまざまな謎に振り回されながら、一人と一匹が幸せを掴むまでのお話です。
小さな黒狐(人化あり)×魔王の生贄。
《執着溺愛攻め》×《健気不憫受け》
攻めは最初小さい獣ですが、将来的に受けより大きくなります。
不憫な展開もありますが、最終的には溺愛執着ハッピーエンドです。

白金の花嫁は将軍の希望の花
葉咲透織
BL
義妹の身代わりでボルカノ王国に嫁ぐことになったレイナール。女好きのボルカノ王は、男である彼を受け入れず、そのまま若き将軍・ジョシュアに下げ渡す。彼の屋敷で過ごすうちに、ジョシュアに惹かれていくレイナールには、ある秘密があった。
※個人ブログにも投稿済みです。

転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。

黒豹拾いました
おーか
BL
森で暮らし始めたオレは、ボロボロになった子猫を拾った。逞しく育ったその子は、どうやら黒豹の獣人だったようだ。
大人になって独り立ちしていくんだなぁ、と父親のような気持ちで送り出そうとしたのだが…
「大好きだよ。だから、俺の側にずっと居てくれるよね?」
そう迫ってくる。おかしいな…?
育て方間違ったか…。でも、美形に育ったし、可愛い息子だ。拒否も出来ないままに流される。

【完結】乙女ゲーの悪役モブに転生しました〜処刑は嫌なので真面目に生きてたら何故か公爵令息様に溺愛されてます〜
百日紅
BL
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でしたーー。
最後は処刑される運命の悪役モブ“サミール”に転生した主人公。
死亡ルートを回避するため学園の隅で日陰者ライフを送っていたのに、何故か攻略キャラの一人“ギルバート”に好意を寄せられる。
※毎日18:30投稿予定
【完結】それでも僕は貴方だけを愛してる 〜大手企業副社長秘書α×不憫訳あり美人子持ちΩの純愛ー
葉月
BL
オメガバース。
成瀬瑞稀《みずき》は、他の人とは違う容姿に、幼い頃からいじめられていた。
そんな瑞稀を助けてくれたのは、瑞稀の母親が住み込みで働いていたお屋敷の息子、晴人《はると》
瑞稀と晴人との出会いは、瑞稀が5歳、晴人が13歳の頃。
瑞稀は晴人に憧れと恋心をいただいていたが、女手一人、瑞稀を育てていた母親の再婚で晴人と離れ離れになってしまう。
そんな二人は運命のように再会を果たすも、再び別れが訪れ…。
お互いがお互いを想い、すれ違う二人。
二人の気持ちは一つになるのか…。一緒にいられる時間を大切にしていたが、晴人との別れの時が訪れ…。
運命の出会いと別れ、愛する人の幸せを願うがあまりにすれ違いを繰り返し、お互いを愛する気持ちが大きくなっていく。
瑞稀と晴人の出会いから、二人が愛を育み、すれ違いながらもお互いを想い合い…。
イケメン副社長秘書α×健気美人訳あり子連れ清掃派遣社員Ω
20年越しの愛を貫く、一途な純愛です。
二人の幸せを見守っていただけますと、嬉しいです。
そして皆様人気、あの人のスピンオフも書きました😊
よければあの人の幸せも見守ってやってくだい🥹❤️
また、こちらの作品は第11回BL小説大賞コンテストに応募しております。
もし少しでも興味を持っていただけましたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる