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「ゲーム3」6
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そうだろう? って聞かれて「ああ、そうだな」って答えると思ってか!?
同じ男ならわかるだろうに。急所のペニスを扱かれて平気なやつなど、この世にいるわけがない。些細な刺激にだって反応する敏感な部分なんだぞ。それに、失格にならないからといって、今から始まるだろうことが行われてしまっては、"本番"に差し障るのでは!?
「なに、その為の魔法だ」
絶対に違う……!!
「ん、んんっ……りゅぃ……あぅ……」
「ああ、いい顔」
抵抗をしようと思っても、残念ながらそれは「思って」で終わってしまう。結局のところ、俺は楽しそうに笑うルイスのいいようにされるしかなかった。
「ぁん……も、りゅいす……くち……やぁ……ぁ、ふ……」
絶妙な力加減でペニスを扱かれる中、上の方は餌を求める犬のようにポタポタと唾液を零し始めていた。この空間に閉じ込められてから、飲み食いは一切行っていない。なのに、どうしてこんなにも口の中が潤うのか? これもルイスの魔法のせい? 何にせよ、みっともないことに変わりはない。だからせめて口を閉じたいのに、ルイスの指が邪魔をする。まるで、はじめからこれを望んでいたかのように、邪魔をするのだ。
「んぁっ……はあっ……ああんっ……」
「君には見えていないのかもしれないが、上と下がほら……まるで洪水のようになっているよ」
ルイスが耳元で、艶っぽい声を出して囁いた。それがなぜか、俺の昂りを助長させる。彼曰く洪水状態の俺のペニスは硬度を増していき、今にもはち切れそうなほどになってしまった。正直に言えば吐き出したくてたまらない。けれど、なけなしのプライドがそれを許さない。いやいや、「ゲーム1」からこの恥辱は始まって、今さらだろって思うだろ。俺もそう思う。九割ほど快楽に溺れ落ちている状態なのに、変なところで負けん気を発揮している自覚はあるよ。あるけど、プライドくらいは持たせて……。
だが、何百年と生きているこのエルフ様にはそんなもの通用しない。俺の身体のことなど、俺以上に知り尽くしているかのように彼は射精を促し、そして……
「イけ」
「んんぅっ……!」
俺はその命令とともに、あっけなく屈してしまった。勢いよく吐き出された白濁の体液は、すでに一度達したとは思えないほどの量だった。
「はあっ……はあ……んっ……はあっ……」
ようやく口の中から指を引き抜かれた俺は、ぐったりと後方の彼に身体を預け、肩で息をする。せっかく体力を回復させてもらったのに、これでは全然意味がない。いや、疲れているのは気力の方か。
なのにこのエルフ様は……
「気持ちよかった?」
「んっ……き、聞か……ないで……」
「可愛いな、もう」
実に楽しそうだ。エルフって生き物は、みんなこうなのか? だとしたら嫌すぎる。
そんなことをぼんやりと思いながら賢者タイムに陥っていると、もはや一切の抵抗を見せなくなった俺の両脚をルイスは改めて割り開くと、
「ここからが本番だ。スグル。ゆっくり挿れていくよ」
と言って、ペニスの下で潜んでいる蕾に、俺の唾液で濡らした指をゆっくりと埋め出した。
「ぁ……っ」
ズブ、と指先がそこに入り、俺の身体が跳ねて強張りを見せた。すると、ルイスは反対の手を俺の胸に這わせると、シャツの上から尖った乳首を指で捏ね始めた。
「あんっ……やぁ……ルイ……んっ……っ……はぁ……あぁんっ……」
「意識をするなと言っても難しいだろうが、今は快楽の方に夢中になればいい」
「はぁ……んっ、ぁい……らく……? んっ……」
小さく身悶える俺に、ルイスは「いい子」と言って耳にキスを落とした。それが身体に火がつくように熱く感じて、瞬きをするのと同時に涙を零した。
そして俺の意識が弄られる胸の方にいっている中、下の方ではルイスの指を奥へ奥へと飲み込んでいったようだ。座薬を挿入する時と違い、多少の圧迫感はあれど思ったほどの苦痛はなかった。
それがルイスにとっても意外だったようで……
「すごいな。もう根本まで飲み込んで……ほら、ごらん。私の指をこんなに食んで離さないよ」
感心した口ぶりとともに、しげしげと鏡を見つめた。見ろと言われても眼鏡をしていない俺にそれは無理な話だ。だが、たとえそれがはっきりと見えなくとも、自分がどんな醜態を晒しているのかだけはわかる。ありありと。
「も……んっ……見る、な……」
「感心しているんだよ、スグル。ここを使うのは初めてなのに、君は……、……?」
「……あっ……ル、イス?」
と、それまで饒舌だったルイスの動きがピタリと止まった。胸の方はもちろん、尻の中に指を埋めたまま彼は動かない。
思考がままならない頭でも、それが変だということはわかる。俺はルイスへと振り向きつつ名前を呼ぶと、彼は疑うような口調で俺に尋ねた。
「スグル。ここは初めてだと言っていたが……それは本当?」
「ぇ? ここ……って……」
尻のこと、だよな? 初めてどころか自分でも弄ったことのない領域ですけれど、なぜに?
あまりにも当然のことを聞かれて黙っていると、答えろと言わんばかりにルイスは埋めた指で俺の中を掻き回した。
「んああっ……! る、ルイス……いやっ……か、掻き回さないでっ……あ、ああんっ……!」
「スグル。質問に答えて」
「んっ……ない……こんな、とこ……あんっ……は、初めてに……んんっ……き、決まってる……!」
同じ男ならわかるだろうに。急所のペニスを扱かれて平気なやつなど、この世にいるわけがない。些細な刺激にだって反応する敏感な部分なんだぞ。それに、失格にならないからといって、今から始まるだろうことが行われてしまっては、"本番"に差し障るのでは!?
「なに、その為の魔法だ」
絶対に違う……!!
「ん、んんっ……りゅぃ……あぅ……」
「ああ、いい顔」
抵抗をしようと思っても、残念ながらそれは「思って」で終わってしまう。結局のところ、俺は楽しそうに笑うルイスのいいようにされるしかなかった。
「ぁん……も、りゅいす……くち……やぁ……ぁ、ふ……」
絶妙な力加減でペニスを扱かれる中、上の方は餌を求める犬のようにポタポタと唾液を零し始めていた。この空間に閉じ込められてから、飲み食いは一切行っていない。なのに、どうしてこんなにも口の中が潤うのか? これもルイスの魔法のせい? 何にせよ、みっともないことに変わりはない。だからせめて口を閉じたいのに、ルイスの指が邪魔をする。まるで、はじめからこれを望んでいたかのように、邪魔をするのだ。
「んぁっ……はあっ……ああんっ……」
「君には見えていないのかもしれないが、上と下がほら……まるで洪水のようになっているよ」
ルイスが耳元で、艶っぽい声を出して囁いた。それがなぜか、俺の昂りを助長させる。彼曰く洪水状態の俺のペニスは硬度を増していき、今にもはち切れそうなほどになってしまった。正直に言えば吐き出したくてたまらない。けれど、なけなしのプライドがそれを許さない。いやいや、「ゲーム1」からこの恥辱は始まって、今さらだろって思うだろ。俺もそう思う。九割ほど快楽に溺れ落ちている状態なのに、変なところで負けん気を発揮している自覚はあるよ。あるけど、プライドくらいは持たせて……。
だが、何百年と生きているこのエルフ様にはそんなもの通用しない。俺の身体のことなど、俺以上に知り尽くしているかのように彼は射精を促し、そして……
「イけ」
「んんぅっ……!」
俺はその命令とともに、あっけなく屈してしまった。勢いよく吐き出された白濁の体液は、すでに一度達したとは思えないほどの量だった。
「はあっ……はあ……んっ……はあっ……」
ようやく口の中から指を引き抜かれた俺は、ぐったりと後方の彼に身体を預け、肩で息をする。せっかく体力を回復させてもらったのに、これでは全然意味がない。いや、疲れているのは気力の方か。
なのにこのエルフ様は……
「気持ちよかった?」
「んっ……き、聞か……ないで……」
「可愛いな、もう」
実に楽しそうだ。エルフって生き物は、みんなこうなのか? だとしたら嫌すぎる。
そんなことをぼんやりと思いながら賢者タイムに陥っていると、もはや一切の抵抗を見せなくなった俺の両脚をルイスは改めて割り開くと、
「ここからが本番だ。スグル。ゆっくり挿れていくよ」
と言って、ペニスの下で潜んでいる蕾に、俺の唾液で濡らした指をゆっくりと埋め出した。
「ぁ……っ」
ズブ、と指先がそこに入り、俺の身体が跳ねて強張りを見せた。すると、ルイスは反対の手を俺の胸に這わせると、シャツの上から尖った乳首を指で捏ね始めた。
「あんっ……やぁ……ルイ……んっ……っ……はぁ……あぁんっ……」
「意識をするなと言っても難しいだろうが、今は快楽の方に夢中になればいい」
「はぁ……んっ、ぁい……らく……? んっ……」
小さく身悶える俺に、ルイスは「いい子」と言って耳にキスを落とした。それが身体に火がつくように熱く感じて、瞬きをするのと同時に涙を零した。
そして俺の意識が弄られる胸の方にいっている中、下の方ではルイスの指を奥へ奥へと飲み込んでいったようだ。座薬を挿入する時と違い、多少の圧迫感はあれど思ったほどの苦痛はなかった。
それがルイスにとっても意外だったようで……
「すごいな。もう根本まで飲み込んで……ほら、ごらん。私の指をこんなに食んで離さないよ」
感心した口ぶりとともに、しげしげと鏡を見つめた。見ろと言われても眼鏡をしていない俺にそれは無理な話だ。だが、たとえそれがはっきりと見えなくとも、自分がどんな醜態を晒しているのかだけはわかる。ありありと。
「も……んっ……見る、な……」
「感心しているんだよ、スグル。ここを使うのは初めてなのに、君は……、……?」
「……あっ……ル、イス?」
と、それまで饒舌だったルイスの動きがピタリと止まった。胸の方はもちろん、尻の中に指を埋めたまま彼は動かない。
思考がままならない頭でも、それが変だということはわかる。俺はルイスへと振り向きつつ名前を呼ぶと、彼は疑うような口調で俺に尋ねた。
「スグル。ここは初めてだと言っていたが……それは本当?」
「ぇ? ここ……って……」
尻のこと、だよな? 初めてどころか自分でも弄ったことのない領域ですけれど、なぜに?
あまりにも当然のことを聞かれて黙っていると、答えろと言わんばかりにルイスは埋めた指で俺の中を掻き回した。
「んああっ……! る、ルイス……いやっ……か、掻き回さないでっ……あ、ああんっ……!」
「スグル。質問に答えて」
「んっ……ない……こんな、とこ……あんっ……は、初めてに……んんっ……き、決まってる……!」
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