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みんなでお風呂 2
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子どもの切り替わりは早い。泣いていたことなどすっかり忘れてしまったかのように、純は鼻歌を歌いながらパジャマと人形を持って浴室へと駆け込んだ。せっかくの誕生日に、悲しい想いをさせずに済んだことに、藍時は安堵した。
問題は、大人二人がどうやって風呂に入るかだ。秀一の言うように、本来この家のバスタブは大人二人と子供一人が入浴目的で一緒に入れる場所ではない。特に秀一の身体が通常の成人男性より一回り以上も大きいため、ゆとりを持って入るには交代で湯船に浸かるしかない。
(入る順番はどうしよう。ママとはいえ、俺は雇われの身だし、雇用主よりも先に湯船に浸かるなんて言語道断。かといって、秀一さんが先に入ってその間に俺が身体を洗うというのも……う~、難しい)
「私が雇用主だからといって、入る順番を気になさらないでください」
『そう、ですか……?』
「ええ」
そうして悩んだ末に出た結論は、まず藍時が最初に風呂場に入って身体を洗い、湯船に浸かる。その後に秀一と純が一緒に入り、純の身体を洗ってから藍時に預ける。最後に秀一が身体を洗い、藍時が出るタイミングで湯船に浸かる、ということになった。
(純の望みは三人一緒にいることであって、三人同時に湯船に浸かるということじゃないはず。それに実際に入るスペースがないことを目にすれば、さすがに納得はするだろうし……うん。大丈夫)
本来なら外すはずのチョーカーはそのままに、服を脱いだ藍時は腰にタオルを巻いて風呂場に入ると、シャワーで身体を洗いながら頭の中でシミュレーションを行った。
「ママ~。もういーい?」
「もうちょっと……もうちょっとだけ、待っててね」
風呂場の前で待ちきれない様子の純に声掛けをしながら、髪を洗い、石鹸を使ってサッと身体を洗い流し、湯船に浸かる。「もういいよ」と伝えると、秀一に抱きかかえられた上機嫌の純がやって来た。
「ママ~!」
「こらこら、純。まずは身体を洗ってからだ」
「うん!」
腕から下ろされた純は、大人しく風呂椅子に座ると、そのまま父親の手によって身体を洗われる。ブクブクと泡立つ石鹸は、小さな身体をすっぽりと覆い隠した。
「みんなでいっしょ~♪ いっしょはたのしいね~♪」
「ほら、純。口を開けていると、泡が入るぞ」
「ん~!」
シャンプーハットも装着し、丸洗いをされる純は見ていて微笑ましい。藍時が一緒に入る時は自分が純の身体を洗うため、頭からしか見られない。なので湯船から目にするこの光景は、新鮮だった。
身体を包んでいた泡がシャワーによってすべて洗い流されると、秀一は人形を持った純を抱き上げ、湯船に浸かる藍時に引き渡した。
「ほい、ママ。純をよろしく」
『はい』
「ママ~」
「よし、純。肩まで浸かるんだよ」
「はぁい!」
純と向かい合う形で湯船に浸かり、今日は何を歌おうかと尋ねると、純はそれよりも藍時に見せたいものがあったらしく、両手を擦り合わせるようにしてから「ふふっ」と笑った。
「ねえ、ママ。これできる?」
そして擦り合わせた手の間から、ピュッと湯を飛ばした。
「わっ!?」
飛ばされた湯は見事、藍時の顔にかかると、成功したと喜ぶ純が秀一を指差した。
「これね、水でっぽーなんだよ! パパが教えてくれたの!」
藍時は顔にかかった湯を両手で拭いながら、純の指の先を追った。
そして先ほどまで、純によって隠されていたものが、急に露わになったのだ。
「こら、純。不意打ちで顔にかけたらママがびっくりするだろ」
「パパだってぼくの顔にかけたよ?」
「そりゃ仕方ない。飛ばした先にお前の顔があったんだ」
「ずるい~!」
楽しそうに会話をする二人だが、藍時の視線は秀一の身体に注がれていた。
(すごい、身体……)
藍時は息を呑んだ。こうだろう、という想像はできていた。だが想像はあくまで想像だった。
腰にタオルを巻いて局部を隠してはいるものの、ほぼ裸となった秀一の身体は、釘付けになってしまうほど美しかった。浮き上がる筋肉に惰性は欠片も感じられず、巨躯の裸体は皆こうなのだろうかと思わされるほど無駄がない。精練された肉体はどんな彫刻品よりも美しく、たとえ藍時が秀一と同じメニューで鍛えたとしてもこうはならない。
だが、美しいと思うだけで、こんなにも惹かれるものだろうか。感心するだけで、胸の鼓動は早まるものだろうか。
ズクン、と。藍時の中で、何かが弾けたように音が鳴る。
「ママ、もう一回やるよ! 見て見て! いくよ~」
「えっ……?」
純の声で我に返る藍時は、再び飛ばされた湯を顔面に浴びてしまった。純がケタケタと愉快そうに笑った。
「ね! ぴゅーっていくんだよ! ママ、できる? ぼく、教えてあげる!」
「う、うん……俺に教えてくれる?」
(駄目だ。こっちに集中しないと……)
嫌な予感がしつつも、藍時は「これは仕事だ」と自身に言い聞かせた。
純に水鉄砲のやり方を教えてもらい、同じようにやろうと意識を向ける。しかしのぼせたわけでもないのに、集中ができない。自分の中から集中力というものがごっそりと、抜け落ちてしまったかのようだ。
「ママ、全然できないね~」
「そう、だなぁ……なんで、だろ……」
「ママの手がちっちゃいからかな?」
「じゅ、純よりは大きい……はず、なんだけどな……」
純を前にしても、話し方がぎこちない。言葉が上手く紡げない。
藍時はすっかり忘れていた。そしてまだこの時も、気づいていなかった。
Ωが低能と言われ、それゆえ蔑まれて生きることになる最大の要因を。
「何が大きいって?」
「……っ?」
ふと、頭上から声が落ちてきたのと同時に、ザバッ! と大きな波が現れ、バスタブから大量の湯が溢れ出る。同時に藍時の背後には、大きな何かが入り込み、自然と身体が前へと押しやられた。
グンと近くなるのは向かい合う純の顔だ。その純はというと……
「パパ!」
自分の後ろを見つめ、父親を呼んだ。藍時は振り返らない。いや、振り返ることができなかった。
(な、何で? 交代で出るはずじゃ……)
事前に打ち合わせていたこととは異なる事態に、藍時は静かに混乱し、動揺する。なぜなら、秀一が藍時の後ろに身体を滑り込ませて一緒に入ってしまったからだ。
(というか……は、入れちゃうんだ……)
純には三人一緒にバスタブには入れないことを証明しようと思っていただけに、それも合わせて予期せぬ事態となった。
(で、出なくちゃ……早く、出ないと……!)
頭では信号を出しているつもりが、肝心の身体が言うことを聞かない。しかも秀一が自身の身体を固定するためなのか、藍時の腰に腕を巻いて離さないのだ。
焦る藍時の思いとは裏腹に、秀一は純に向かって話しかける。
「なんだ。ママは水鉄砲が苦手なのか?」
「そうなの! 今ね、ぼくが教えてたの! でもね、ママの手がちっちゃいからできないの!」
「あー、確かに小さい手だな」
秀一は藍時の右腕を取ると、まじまじと見つめた。藍時は離してとも言えず、人形のようにされるがままとなる。
「手というか、手首も腕も細いしなぁ」
「ぁ、……ぁ、ぉ……」
秀一の藍時を掴む手が、右腕から手首、そして指先へとスライドし、密着部分がより広くなった。
ただ手を触られ見られているだけだというのに、それは裸を見つめられることよりも恥ずかしく感じた。
「小指の爪とか、オレの半分くらいじゃねえか?」
「んっ……」
低い声が耳元で囁くようにされ、藍時の身体は僅かに震えた。
「パパ、ママにみずでっぽー!」
「おっし。水鉄砲はこうして互いの手を重ねて……」
今度は藍時の両手を取ると、外から包みこむように秀一は手を合わせた。
ズクン。ズクン。ズクン。
再び、藍時の中で何かが弾けた。連続的に押し寄せる波のようなものが、身体を内側から火照らせ、藍時から理性を剥ぎ取ろうと暴走を始める。
「……ぁ……ぁ、ぅ……」
ここまで来てようやく気づいた。最後に現れたのが一年以上も前だったので、すっかり忘れていたのだ。
(ヒート……!? なんでこんな……ずっと薬で抑えられていたはずなのに……!)
抑制剤は確かに飲んだ。体質的に効きにくい者もいると聞くが、藍時は今服薬している抑制剤で、この一年は安定した日々を送ることができていた。そのはずだった。
なぜとどうしてが混在し、まだ残る理性で懸命に思考を張り巡らせる。そして自分の手の中から温かい湯が飛んだ時、答えが出た。
(今、一緒にいるのが……α……だから……?)
「お、上手い上手い」
「ママもできたね!」
「やったな」
喜ぶ純と、褒める秀一。その二人に挟まれる中で、藍時はΩとしての本能に身体を支配されていく。
「ママ? 大丈夫? お顔、赤いよ?」
「え……のぼせたか? 藍時」
名前を呼ばれ、藍時はたまらず秀一へと振り返る。その時の自身の顔が、いったいどんな表情を浮かべていたのか、藍時にはわからない。
唇は秀一に向かって動いていた。
「……っ、たす……け……」
そこから先、藍時はどうやって浴室から出たのか、覚えていない。ただ湯船から上がる際、純の顔がとても困ったように眉を下げていた。
問題は、大人二人がどうやって風呂に入るかだ。秀一の言うように、本来この家のバスタブは大人二人と子供一人が入浴目的で一緒に入れる場所ではない。特に秀一の身体が通常の成人男性より一回り以上も大きいため、ゆとりを持って入るには交代で湯船に浸かるしかない。
(入る順番はどうしよう。ママとはいえ、俺は雇われの身だし、雇用主よりも先に湯船に浸かるなんて言語道断。かといって、秀一さんが先に入ってその間に俺が身体を洗うというのも……う~、難しい)
「私が雇用主だからといって、入る順番を気になさらないでください」
『そう、ですか……?』
「ええ」
そうして悩んだ末に出た結論は、まず藍時が最初に風呂場に入って身体を洗い、湯船に浸かる。その後に秀一と純が一緒に入り、純の身体を洗ってから藍時に預ける。最後に秀一が身体を洗い、藍時が出るタイミングで湯船に浸かる、ということになった。
(純の望みは三人一緒にいることであって、三人同時に湯船に浸かるということじゃないはず。それに実際に入るスペースがないことを目にすれば、さすがに納得はするだろうし……うん。大丈夫)
本来なら外すはずのチョーカーはそのままに、服を脱いだ藍時は腰にタオルを巻いて風呂場に入ると、シャワーで身体を洗いながら頭の中でシミュレーションを行った。
「ママ~。もういーい?」
「もうちょっと……もうちょっとだけ、待っててね」
風呂場の前で待ちきれない様子の純に声掛けをしながら、髪を洗い、石鹸を使ってサッと身体を洗い流し、湯船に浸かる。「もういいよ」と伝えると、秀一に抱きかかえられた上機嫌の純がやって来た。
「ママ~!」
「こらこら、純。まずは身体を洗ってからだ」
「うん!」
腕から下ろされた純は、大人しく風呂椅子に座ると、そのまま父親の手によって身体を洗われる。ブクブクと泡立つ石鹸は、小さな身体をすっぽりと覆い隠した。
「みんなでいっしょ~♪ いっしょはたのしいね~♪」
「ほら、純。口を開けていると、泡が入るぞ」
「ん~!」
シャンプーハットも装着し、丸洗いをされる純は見ていて微笑ましい。藍時が一緒に入る時は自分が純の身体を洗うため、頭からしか見られない。なので湯船から目にするこの光景は、新鮮だった。
身体を包んでいた泡がシャワーによってすべて洗い流されると、秀一は人形を持った純を抱き上げ、湯船に浸かる藍時に引き渡した。
「ほい、ママ。純をよろしく」
『はい』
「ママ~」
「よし、純。肩まで浸かるんだよ」
「はぁい!」
純と向かい合う形で湯船に浸かり、今日は何を歌おうかと尋ねると、純はそれよりも藍時に見せたいものがあったらしく、両手を擦り合わせるようにしてから「ふふっ」と笑った。
「ねえ、ママ。これできる?」
そして擦り合わせた手の間から、ピュッと湯を飛ばした。
「わっ!?」
飛ばされた湯は見事、藍時の顔にかかると、成功したと喜ぶ純が秀一を指差した。
「これね、水でっぽーなんだよ! パパが教えてくれたの!」
藍時は顔にかかった湯を両手で拭いながら、純の指の先を追った。
そして先ほどまで、純によって隠されていたものが、急に露わになったのだ。
「こら、純。不意打ちで顔にかけたらママがびっくりするだろ」
「パパだってぼくの顔にかけたよ?」
「そりゃ仕方ない。飛ばした先にお前の顔があったんだ」
「ずるい~!」
楽しそうに会話をする二人だが、藍時の視線は秀一の身体に注がれていた。
(すごい、身体……)
藍時は息を呑んだ。こうだろう、という想像はできていた。だが想像はあくまで想像だった。
腰にタオルを巻いて局部を隠してはいるものの、ほぼ裸となった秀一の身体は、釘付けになってしまうほど美しかった。浮き上がる筋肉に惰性は欠片も感じられず、巨躯の裸体は皆こうなのだろうかと思わされるほど無駄がない。精練された肉体はどんな彫刻品よりも美しく、たとえ藍時が秀一と同じメニューで鍛えたとしてもこうはならない。
だが、美しいと思うだけで、こんなにも惹かれるものだろうか。感心するだけで、胸の鼓動は早まるものだろうか。
ズクン、と。藍時の中で、何かが弾けたように音が鳴る。
「ママ、もう一回やるよ! 見て見て! いくよ~」
「えっ……?」
純の声で我に返る藍時は、再び飛ばされた湯を顔面に浴びてしまった。純がケタケタと愉快そうに笑った。
「ね! ぴゅーっていくんだよ! ママ、できる? ぼく、教えてあげる!」
「う、うん……俺に教えてくれる?」
(駄目だ。こっちに集中しないと……)
嫌な予感がしつつも、藍時は「これは仕事だ」と自身に言い聞かせた。
純に水鉄砲のやり方を教えてもらい、同じようにやろうと意識を向ける。しかしのぼせたわけでもないのに、集中ができない。自分の中から集中力というものがごっそりと、抜け落ちてしまったかのようだ。
「ママ、全然できないね~」
「そう、だなぁ……なんで、だろ……」
「ママの手がちっちゃいからかな?」
「じゅ、純よりは大きい……はず、なんだけどな……」
純を前にしても、話し方がぎこちない。言葉が上手く紡げない。
藍時はすっかり忘れていた。そしてまだこの時も、気づいていなかった。
Ωが低能と言われ、それゆえ蔑まれて生きることになる最大の要因を。
「何が大きいって?」
「……っ?」
ふと、頭上から声が落ちてきたのと同時に、ザバッ! と大きな波が現れ、バスタブから大量の湯が溢れ出る。同時に藍時の背後には、大きな何かが入り込み、自然と身体が前へと押しやられた。
グンと近くなるのは向かい合う純の顔だ。その純はというと……
「パパ!」
自分の後ろを見つめ、父親を呼んだ。藍時は振り返らない。いや、振り返ることができなかった。
(な、何で? 交代で出るはずじゃ……)
事前に打ち合わせていたこととは異なる事態に、藍時は静かに混乱し、動揺する。なぜなら、秀一が藍時の後ろに身体を滑り込ませて一緒に入ってしまったからだ。
(というか……は、入れちゃうんだ……)
純には三人一緒にバスタブには入れないことを証明しようと思っていただけに、それも合わせて予期せぬ事態となった。
(で、出なくちゃ……早く、出ないと……!)
頭では信号を出しているつもりが、肝心の身体が言うことを聞かない。しかも秀一が自身の身体を固定するためなのか、藍時の腰に腕を巻いて離さないのだ。
焦る藍時の思いとは裏腹に、秀一は純に向かって話しかける。
「なんだ。ママは水鉄砲が苦手なのか?」
「そうなの! 今ね、ぼくが教えてたの! でもね、ママの手がちっちゃいからできないの!」
「あー、確かに小さい手だな」
秀一は藍時の右腕を取ると、まじまじと見つめた。藍時は離してとも言えず、人形のようにされるがままとなる。
「手というか、手首も腕も細いしなぁ」
「ぁ、……ぁ、ぉ……」
秀一の藍時を掴む手が、右腕から手首、そして指先へとスライドし、密着部分がより広くなった。
ただ手を触られ見られているだけだというのに、それは裸を見つめられることよりも恥ずかしく感じた。
「小指の爪とか、オレの半分くらいじゃねえか?」
「んっ……」
低い声が耳元で囁くようにされ、藍時の身体は僅かに震えた。
「パパ、ママにみずでっぽー!」
「おっし。水鉄砲はこうして互いの手を重ねて……」
今度は藍時の両手を取ると、外から包みこむように秀一は手を合わせた。
ズクン。ズクン。ズクン。
再び、藍時の中で何かが弾けた。連続的に押し寄せる波のようなものが、身体を内側から火照らせ、藍時から理性を剥ぎ取ろうと暴走を始める。
「……ぁ……ぁ、ぅ……」
ここまで来てようやく気づいた。最後に現れたのが一年以上も前だったので、すっかり忘れていたのだ。
(ヒート……!? なんでこんな……ずっと薬で抑えられていたはずなのに……!)
抑制剤は確かに飲んだ。体質的に効きにくい者もいると聞くが、藍時は今服薬している抑制剤で、この一年は安定した日々を送ることができていた。そのはずだった。
なぜとどうしてが混在し、まだ残る理性で懸命に思考を張り巡らせる。そして自分の手の中から温かい湯が飛んだ時、答えが出た。
(今、一緒にいるのが……α……だから……?)
「お、上手い上手い」
「ママもできたね!」
「やったな」
喜ぶ純と、褒める秀一。その二人に挟まれる中で、藍時はΩとしての本能に身体を支配されていく。
「ママ? 大丈夫? お顔、赤いよ?」
「え……のぼせたか? 藍時」
名前を呼ばれ、藍時はたまらず秀一へと振り返る。その時の自身の顔が、いったいどんな表情を浮かべていたのか、藍時にはわからない。
唇は秀一に向かって動いていた。
「……っ、たす……け……」
そこから先、藍時はどうやって浴室から出たのか、覚えていない。ただ湯船から上がる際、純の顔がとても困ったように眉を下げていた。
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