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偽りの家族 5
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「ああ……」
秀一は神妙な面持ちで頷いた。彼には雇われてから間もないうちに、精神科へ通院していることを話していた。自分の失声症が心因的理由だということは、深く語らずとも知られている。ならば隠さずに打ち明けてしまおうと思ったのだ。
通院理由やそこに至るまでの細かい経緯は話していない。秀一もわざわざ掘り下げて聞くことはなかった。
『ですが、症状は良くなってきたように思います』
これは気休めではなく事実だ。扇家の人間と出会ったことで、一向に変わらなかった現状にヒビが入り、もう一生戻らないと思っていた自分の声を、再び耳にすることができたのだ。
藍時の音のない「声」は、明るさを乗せて秀一へと語りかける。
『眠剤は変わらず処方されて、カウンセリングも続いていますけれど、以前に比べて寝つきがよくなったんです。目の下のクマに悩まされることもなくなりました。こちらで働かせていただくお陰ですね』
「なら、私があなたに仕事を持ち掛けたのは正解でしたね」
秀一が胸を撫で下ろすように言った。
本当にそうだ、と藍時は思う。あの時、彼から声をかけてもらえなかったら、こうして温かいカフェラテを飲むこともできなかった。
藍時はしみじみとカップを手に取り、ほろ苦くも甘いハーモニーを口の中で楽しんだ。
「他に何か、こちらでできることがあれば遠慮なく言ってくださいね。今後も住み込みを続けるとなると、一緒に暮らすがゆえのトラブルも発生しやすい。ストレスなく仕事をしてもらうのが、雇い主としても嬉しいことですから」
(ストレス、なく……)
そう言われて、藍時はずっと気になっていたことを、思い切って尋ねることにした。
『秀一さんは、ストレスを抱えていませんか?』
「ん? 私ですか?」
意外だったのか、秀一は首を傾げながら自身に向かって指を差した。
一緒に暮らしてみてわかったことがある。秀一は自分のことよりも、まずは人のことに気を回す。この家のことに限っていえば、第一に純、次に他人の藍時を優先させてしまうのだ。純のことを第一にするのは、父親なのだから当然といえば当然だろう。純が寝静まった深夜に帰宅し、純が目覚める一時間前には起床して、家事を済ませつつ彼とのコミュニケーションを図る。一人息子の純が可愛くて仕方ないからこそ、成せる業だろう。
だが自分は違う。純のママを演じているだけの赤の他人だ。そもそも住み込みで働くことが決まった時も、自分は廊下辺りにでも布団を敷かせてもらえればいい、という程度にしか考えていなかった。それが翌日には藍時の部屋だといって、元々物置代わりにしていた部屋を秀一は自分の書斎に押し込み、わざわざゲストスペースを作ったのだ。加えて、ベッドまで用意されたと知った時には、秀一はいったいいつ寝ているのだろうと、藍時は心配になった。
自分の家の中だというのに、藍時との関係を明確にするため、秀一は偽りの仮面を貼り付けて接する。そこに息を吐く余地はあるのだろうか。
藍時はそれを聞くために、手話でどう表せばいいのかとよく考えながら、探り探り尋ねた。
『ここは秀一さんの家です。だから、まずは……ご自身が楽な姿でいて欲しいと、思います。秀一さんは俺と話す時、どちらの姿の方が楽ですか? 俺に対して今のように接することと……』
ここで藍時は言葉を詰まらせる。もう一人の秀一を、いったい何と言えばいいのか、わからなかったのだ。
しばし秀一が黙ってそれを「聞いて」いたが、ふと前髪を後ろへ大きく掻き上げながら、
「そりゃあ、断然。こっちの方が楽だよ」
と、本来の姿へ切り替わる。藍時はぎょっと目を丸くさせた。
秀一がしてやったりといった表情で、藍時に笑う。
「キャラ変わりすぎ! って思ったか? 悪い、悪い! けど、最初からオレがこうだったら、もっと怖かっただろ?」
『そ、そんなことは……!』
視線を合わせてすぐさま否定しようとした藍時だったが、前髪を上げたことでよりはっきりと現れた秀一の顔から、すぐさま逃げるように首を前に倒してしまった。
「そんなことは? 何? ないって?」
『いえ……あります。はい。ごめんなさい』
「あはははっ! 素直でよろしい」
なぜ自分は彼の顔を直視できないのだろう、と。藍時は自問する。
秀一は可笑しそうに笑った後、天井を見上げながら「でもな」と続けた。
「言うほど気は遣ってないんだ。全部をやりたくてやってるからな。昔からそうだ。やろうと思ったことは大抵できたし、困ることもほとんどなかった」
それは秀一が、αだからこその発言なのか。平然と言ってのけるその口振りには、虚言は一切乗ってないように、藍時には思えた。
だが、次の瞬間、彼が見せた顔は初めて目にするものだった。
「まあ、そんなんだから、自分の能力を過信しすぎて、取り返しのつかない失敗もしちまってるんだけどな……」
スッと秀一の目が細められた。ただそれだけのことなのに、藍時は得体の知れない何かによって腹の中をまさぐられるような感覚を覚えた。
(怒って、る……?)
何かに憤っているかのような、何かを悔やんでいるかのような、そんな表情を前にして、藍時は自然と作られた拳を握り締める。
しかしすぐに秀一は表情を変えて、藍時に向き直った。
「心配してくれてありがとな。ただ一つだけ言えるのは、仕事の時のオレも、今のオレも、どっちも同じオレってことだ。楽はあっても苦はないさ」
だから大丈夫、と。秀一は長い手を伸ばして藍時の頭にポンと乗せた。
ここに来てから、藍時は純と同じように頭を撫でられることがしばしばある。今日だけですでに二回もされていた。自分と秀一とでは歳が七つも離れているからか、きっと弟にでも接するような感覚でやっているに違いない。一線を引いていても、秀一の癖なのだろうその行為は、不思議と嫌ではなかった。
人間の持つまっすぐな優しさに、これまで触れてこなかった藍時にとって、秀一のような人間はただただ眩しい存在だ。
(これが本当の姿なら、だけど……)
藍時はまだ人を信じきれずにいる。すべてを信じきるには、心の傷が癒えていないからだ。しかし今あるこの充足した生活を否定したら、きっと罰が当たるだろう。
『じゃあ、お願いがあります』と、藍時は言った。
『楽な方の秀一さんでいてください。俺相手には……楽な方の自分でいてください』
このまま過去に囚われて、一生人を信じられずに死んでしまったら、それこそ自分を苦しめた男の思うつぼだ。
偽りのない本当の自分達同士で向き合いたい。そして信じたい。契約を介して作られた関係の赤の他人だからこそ、藍時はそれを強く望むのだ。
その想いが通じたのか、秀一は「わかった」と頷くと、一線を引いていた時の彼とは違う、屈託のない笑みを浮かべた。
「今日からそうさせてもらうとするよ。藍時」
その台詞に反応し、藍時の手がピタッと止まる。正確には、「藍時」という名前の部分に反応して、だ。
(びっくりした……急に、下の名前で呼ぶから……)
ついさっきまで「あなた」か、名字に敬称をつけた呼び方だったものが、急に下の名前、しかも呼び捨てで呼ばれたのだから、これで驚かずにいる方が無理な話だ。
(そうは言っても、自分の名前だけど……)
名前ならこの一年ほどは鷹木に君付けで呼ばれていたため、特に苦手だと感じたこともない。だが、妙な気恥ずかしさを覚えてしまう。
(名前を呼ばれ慣れていないなんて……友達って呼べる人もいなかったからかな。はあ。こじらせたコミュ障って面倒だな……俺のことだけど)
頭の中で一人、ツッコミを入れていれば世話はない。
一方で、名前を呼んだ相手は不思議そうにけろりとしている。
「どうした?」
『……何でもないです』
無駄に疲れを感じた藍時がそう答えた後、秀一がもしやと何かに気づいたように口を開いた。
「嫌だったか? 下の名前で呼ばれんの」
『いえ、慣れてないだけです』
「そういうもんか」
『そういうもん、です』
「そうか。……そういやヒナの時も、最初は嫌がってたな」
(ヒナ?)
初めて耳にするその名前は、秀一の妻のことだろうかと、藍時は怪訝な表情を浮かべた。それが下の名前なのか、愛称なのかはわからない。だが、秀一の横顔は、どこか懐かしむように遠くを見ていた。
秀一は神妙な面持ちで頷いた。彼には雇われてから間もないうちに、精神科へ通院していることを話していた。自分の失声症が心因的理由だということは、深く語らずとも知られている。ならば隠さずに打ち明けてしまおうと思ったのだ。
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『ですが、症状は良くなってきたように思います』
これは気休めではなく事実だ。扇家の人間と出会ったことで、一向に変わらなかった現状にヒビが入り、もう一生戻らないと思っていた自分の声を、再び耳にすることができたのだ。
藍時の音のない「声」は、明るさを乗せて秀一へと語りかける。
『眠剤は変わらず処方されて、カウンセリングも続いていますけれど、以前に比べて寝つきがよくなったんです。目の下のクマに悩まされることもなくなりました。こちらで働かせていただくお陰ですね』
「なら、私があなたに仕事を持ち掛けたのは正解でしたね」
秀一が胸を撫で下ろすように言った。
本当にそうだ、と藍時は思う。あの時、彼から声をかけてもらえなかったら、こうして温かいカフェラテを飲むこともできなかった。
藍時はしみじみとカップを手に取り、ほろ苦くも甘いハーモニーを口の中で楽しんだ。
「他に何か、こちらでできることがあれば遠慮なく言ってくださいね。今後も住み込みを続けるとなると、一緒に暮らすがゆえのトラブルも発生しやすい。ストレスなく仕事をしてもらうのが、雇い主としても嬉しいことですから」
(ストレス、なく……)
そう言われて、藍時はずっと気になっていたことを、思い切って尋ねることにした。
『秀一さんは、ストレスを抱えていませんか?』
「ん? 私ですか?」
意外だったのか、秀一は首を傾げながら自身に向かって指を差した。
一緒に暮らしてみてわかったことがある。秀一は自分のことよりも、まずは人のことに気を回す。この家のことに限っていえば、第一に純、次に他人の藍時を優先させてしまうのだ。純のことを第一にするのは、父親なのだから当然といえば当然だろう。純が寝静まった深夜に帰宅し、純が目覚める一時間前には起床して、家事を済ませつつ彼とのコミュニケーションを図る。一人息子の純が可愛くて仕方ないからこそ、成せる業だろう。
だが自分は違う。純のママを演じているだけの赤の他人だ。そもそも住み込みで働くことが決まった時も、自分は廊下辺りにでも布団を敷かせてもらえればいい、という程度にしか考えていなかった。それが翌日には藍時の部屋だといって、元々物置代わりにしていた部屋を秀一は自分の書斎に押し込み、わざわざゲストスペースを作ったのだ。加えて、ベッドまで用意されたと知った時には、秀一はいったいいつ寝ているのだろうと、藍時は心配になった。
自分の家の中だというのに、藍時との関係を明確にするため、秀一は偽りの仮面を貼り付けて接する。そこに息を吐く余地はあるのだろうか。
藍時はそれを聞くために、手話でどう表せばいいのかとよく考えながら、探り探り尋ねた。
『ここは秀一さんの家です。だから、まずは……ご自身が楽な姿でいて欲しいと、思います。秀一さんは俺と話す時、どちらの姿の方が楽ですか? 俺に対して今のように接することと……』
ここで藍時は言葉を詰まらせる。もう一人の秀一を、いったい何と言えばいいのか、わからなかったのだ。
しばし秀一が黙ってそれを「聞いて」いたが、ふと前髪を後ろへ大きく掻き上げながら、
「そりゃあ、断然。こっちの方が楽だよ」
と、本来の姿へ切り替わる。藍時はぎょっと目を丸くさせた。
秀一がしてやったりといった表情で、藍時に笑う。
「キャラ変わりすぎ! って思ったか? 悪い、悪い! けど、最初からオレがこうだったら、もっと怖かっただろ?」
『そ、そんなことは……!』
視線を合わせてすぐさま否定しようとした藍時だったが、前髪を上げたことでよりはっきりと現れた秀一の顔から、すぐさま逃げるように首を前に倒してしまった。
「そんなことは? 何? ないって?」
『いえ……あります。はい。ごめんなさい』
「あはははっ! 素直でよろしい」
なぜ自分は彼の顔を直視できないのだろう、と。藍時は自問する。
秀一は可笑しそうに笑った後、天井を見上げながら「でもな」と続けた。
「言うほど気は遣ってないんだ。全部をやりたくてやってるからな。昔からそうだ。やろうと思ったことは大抵できたし、困ることもほとんどなかった」
それは秀一が、αだからこその発言なのか。平然と言ってのけるその口振りには、虚言は一切乗ってないように、藍時には思えた。
だが、次の瞬間、彼が見せた顔は初めて目にするものだった。
「まあ、そんなんだから、自分の能力を過信しすぎて、取り返しのつかない失敗もしちまってるんだけどな……」
スッと秀一の目が細められた。ただそれだけのことなのに、藍時は得体の知れない何かによって腹の中をまさぐられるような感覚を覚えた。
(怒って、る……?)
何かに憤っているかのような、何かを悔やんでいるかのような、そんな表情を前にして、藍時は自然と作られた拳を握り締める。
しかしすぐに秀一は表情を変えて、藍時に向き直った。
「心配してくれてありがとな。ただ一つだけ言えるのは、仕事の時のオレも、今のオレも、どっちも同じオレってことだ。楽はあっても苦はないさ」
だから大丈夫、と。秀一は長い手を伸ばして藍時の頭にポンと乗せた。
ここに来てから、藍時は純と同じように頭を撫でられることがしばしばある。今日だけですでに二回もされていた。自分と秀一とでは歳が七つも離れているからか、きっと弟にでも接するような感覚でやっているに違いない。一線を引いていても、秀一の癖なのだろうその行為は、不思議と嫌ではなかった。
人間の持つまっすぐな優しさに、これまで触れてこなかった藍時にとって、秀一のような人間はただただ眩しい存在だ。
(これが本当の姿なら、だけど……)
藍時はまだ人を信じきれずにいる。すべてを信じきるには、心の傷が癒えていないからだ。しかし今あるこの充足した生活を否定したら、きっと罰が当たるだろう。
『じゃあ、お願いがあります』と、藍時は言った。
『楽な方の秀一さんでいてください。俺相手には……楽な方の自分でいてください』
このまま過去に囚われて、一生人を信じられずに死んでしまったら、それこそ自分を苦しめた男の思うつぼだ。
偽りのない本当の自分達同士で向き合いたい。そして信じたい。契約を介して作られた関係の赤の他人だからこそ、藍時はそれを強く望むのだ。
その想いが通じたのか、秀一は「わかった」と頷くと、一線を引いていた時の彼とは違う、屈託のない笑みを浮かべた。
「今日からそうさせてもらうとするよ。藍時」
その台詞に反応し、藍時の手がピタッと止まる。正確には、「藍時」という名前の部分に反応して、だ。
(びっくりした……急に、下の名前で呼ぶから……)
ついさっきまで「あなた」か、名字に敬称をつけた呼び方だったものが、急に下の名前、しかも呼び捨てで呼ばれたのだから、これで驚かずにいる方が無理な話だ。
(そうは言っても、自分の名前だけど……)
名前ならこの一年ほどは鷹木に君付けで呼ばれていたため、特に苦手だと感じたこともない。だが、妙な気恥ずかしさを覚えてしまう。
(名前を呼ばれ慣れていないなんて……友達って呼べる人もいなかったからかな。はあ。こじらせたコミュ障って面倒だな……俺のことだけど)
頭の中で一人、ツッコミを入れていれば世話はない。
一方で、名前を呼んだ相手は不思議そうにけろりとしている。
「どうした?」
『……何でもないです』
無駄に疲れを感じた藍時がそう答えた後、秀一がもしやと何かに気づいたように口を開いた。
「嫌だったか? 下の名前で呼ばれんの」
『いえ、慣れてないだけです』
「そういうもんか」
『そういうもん、です』
「そうか。……そういやヒナの時も、最初は嫌がってたな」
(ヒナ?)
初めて耳にするその名前は、秀一の妻のことだろうかと、藍時は怪訝な表情を浮かべた。それが下の名前なのか、愛称なのかはわからない。だが、秀一の横顔は、どこか懐かしむように遠くを見ていた。
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