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偽りの家族 3
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(この切り替わり……さすがだなぁ)
藍時は静かに感心する。
秀一と初めて出会った時、物腰が柔らかく、丁寧な姿勢と口調でこちらに接していたのは、彼曰く「仕事兼接客モード」というもので、プライベート以外では普段からそうして過ごしているのだと教えてくれた。だが本来の性格は、今しがたまで見せていたような、ひょうきんかつ人のいい兄貴分といったもので、その口調も豪快な男言葉だ。
雇われた当初は、彼のあまりの豹変ぶりに驚き、働き口を選び間違えたのかと心の中で落胆した。再び辞めてしまうのも時間の問題かと思われたが、それは杞憂に終わった。
畢竟するに、この扇家は藍時にとって最高の仕事場だった。元より素直で元気な純は癇癪を起すことも滅多になく、間違ったことを指摘し注意すると、何事も流水のようにストンと受け入れてしまう。年相応に感情が先に立って失敗をすることはあるものの、物を覚える速度とその吸収力は驚くほど速い。手がかからないことはいいことだが、仕事としては楽をして給金を得ているようで、妙な罪悪感があった。
その上、家事は普段の自炊で培った程度の料理と、家電製品を使用して行う洗濯と掃除をするだけでいい。たとえ掃除が甘く、床に髪の毛が一本落ちていたところで、誰も藍時を怒らない。何よりこの家の人間が、自分の能力以上のことを求めないので、日々やりがいを感じて働くことができている。
だからこそ、ヒート用の抑制剤は普段以上に気を配り、毎日欠かすことなく服用している。自分はただのママ代行。本物の母親が戻ってくるまでの、代わりの人間だ。しかし仕事とはいえ、αの男性相手にパパとして接する以上、間違いがあってはならない。
秀一は言った。
『あくまでも、私とあなたは雇用主と被雇用者の関係です。家の中、特に純がいる前では、私はただの扇秀一として過ごしますが、それ以外ではこちらの姿であなたと接します。ややこしいでしょうが、秀一と名乗る男が二人もいる、とでも思ってください』
契約が交わされたその日に、秀一はそう言って藍時の前で一線を引いた。そしてその言葉通り、秀一は純の前では藍時のことを「ママ」と呼んで馴れ馴れしく接するものの、藍時と二人きりになれば瞬時に雇用主としての姿に戻り、接し方を変えるのだ。
(まるで二重人格だな……)
秀一の線引きは明確で、こちらの気を引き締めさせた。だが次第に、純と同じく秀一の切り替わりに藍時もまた慣れてしまい、今では「仕事兼接客モード」の彼の方が違和感があり、むず痒く感じてしまうほどになっていた。
カレーを温め直していると、秀一が皿にサラダを盛りつけ始めた。こちらの手順を察してくれたらしく、てきぱきと行う。
雇用主の手を煩わせてはいけないと、藍時は慌てて秀一の裾を引き、『俺がやります』と手話で伝えた。
「ああ、大丈夫ですよ。あなたがほとんどやってくれていたお陰で、後は盛りつけるだけなので。このくらいはやらせてください。何より、包丁を使わないので私でもできます」
秀一は笑って藍時に答えた。家事は自分が行う、とはじめに言っていたように、秀一のやる気は充分にあった。だが、彼はオムライス以外の料理が壊滅的に下手だった。包丁を握らせると、しばしば怪我を負ってしまう。フライパンを使っての炒め物もすぐに焦がしてしまうので、見るに耐えかねた藍時が、料理はすべてこちらが引き受けると申し出たのだ。
秀一の言うように、サラダの盛りつけには包丁も火も使わない。それならば、と藍時はそちらを任せることにした。
『それでは、お願いします』
藍時は右手で拳を作り鼻先に当てると、頭を下げながらその手を開きつつ前に倒した。
藍時のスマホは、今はバッグの中にある。藍時は秀一相手に手話を使ったのだ。
「はい。任せてください」
秀一はにこりと答えた。当たり前のように言葉が伝わり、会話が成立しているが、つい先週までの秀一とのコミュニケーションは筆談だった。スマホがあるので藍時はこの先もそれでいいと思っていたが、相手の秀一が手話に興味を持ったらしく、「私にも教えてください」と藍時に教授を求めたのだ。その集中力は凄まじく、秀一はあっという間に藍時の使う手話を覚えてしまった。唇の動きを頼っているから、まだ小指の先ほども覚えていないと謙遜する秀一だが、藍時にとって彼のこの厚意自体が何よりもありがたいものだった。
「それより、本当にいい匂いですね。この匂いだけでもう美味そうです」
『市販のカレー粉を使っていますから、味も間違いないですよ』
「いえいえ。私が同じように調理をしたとしても、あなたと同じようにはいきませんから」
『でも、秀一さんの作るオムライスは美味しいです』
「あれだけは純にせがまれて必死に覚えたので。妻の得意料理でしたからね」
割った卵の数はとんでもないものでしたけれどね、と秀一は茶目っ気たっぷりにつけ加えた。
オムライスは純の好物だという。そしてそれは、藍時の昔からの好物でもあった。何とか自分好みのものを完成させたくて、一時期はほぼ毎日オムライスを作って、秀一のように卵ばかりを割っていた。
(懐かしいな)
藍時がクスッと笑った。中でも一番好きなオムライスは、チキンライスを焼いた卵でくるんと巻いた、ケチャップソースのものだ。そう、秀一が初めて藍時に振る舞ったものと同じタイプのオムライスだ。ただ、秀一が作るオムライスと藍時が作るオムライスとでは、形も味も食感も異なり、同じ料理でも月とすっぽんほどの差があった。しかし藍時にとって、あの時口にしたオムライスは、どんな豪華な料理よりも美味しいと感じられたのだ。
(秀一さんの奥さんは、きっと俺よりも美味しく作って、二人に振る舞っていたんだろうな)
頭の中で、会ったこともない人間と自分を勝手に比べながら、藍時は秀一に伝えた。
『なら、次はカレーですね。奥様が戻られた時に作って差し上げたら、喜ぶと思いますよ』
「喜んでくれるでしょうか?」
『カレーが嫌いな人は、きっといません』
「須中さんが言うなら、間違いないですね」
(いや、俺なんかで確信を持たれても……)
「自分なんかで確信を持たれても、って思いました?」
「……っ」
「あははっ」
秀一には手話を使わずとも、言葉が通じてしまうようだ。
そうこうしているうちに、手を洗い終えた純がパタパタと足音を立てて戻ってきた。
「パパ! 手を洗ってきたよ」
「ちゃんと爪と爪の間もゴシゴシできたか~?」
「うん! だってぼく、いい子だもん!」
フン! と鼻息荒く手の平を見せる純。誕生日が近いので、いい子だということをアピールしたいようだ。
「えらい、えらい。そんじゃ、いい子の純君には、ママの作った特製カレーの味見ができる特権を与えてしんぜよう!」
「やったぁ!」
皿にご飯を盛りつければすぐに食べられるというのに、味見という特権を得たことが嬉しいらしい。純はぴょんとその場で跳ねて万歳のポーズをとった。
いちいち可愛い反応を見せる純に、藍時はいつも元気をもらい、癒されている。「今日は特別だよ?」と純に囁いて、別途取り出した小皿に、温めたカレールウをよそった。そしてふうふうと息を吹きかけながらしゃがみ込み、スプーンで掬ったそれを純の口元に差し出した。
「はい、純。熱いから気をつけて」
純もまたふうふうと息を吹きかけながら、そのままスプーンの先をパクッと口に咥える。その瞬間、「んん~!」と両頬に手を添えて目を星のように輝かせた。
「美味いか?」
「ん!!」
同じくしゃがんで感想を尋ねる秀一に、純がブンブンと首を振る。
「どれどれ」
「……っ?」
すると、不意に秀一がスプーンを握る藍時の手を取ると、そのまま小皿に残るルウを掬って自分の口元へと近付けた。
「かぷっ」
スプーンの先どころか、持ち手の半分まで咥え込む秀一に、藍時はビクッと肩を震わせた。
しかし気にすることなく、すぐに手を離した秀一は純同様に首を縦に振り、「うまっ!」と感想を漏らした。
「甘口なのにうまっ! 今夜のカレーライスは大盛りで決まりだ。な、純!」
「おおもり! ぼく、おおもりにする! おなかが破れるまでカレーライスを食べるよ!」
「お、お腹を壊すまで食べちゃ、駄目だからな?」
気を取り直した藍時は、慌てて純を制止する。
(び、びっくりしたぁ……)
手を食べられたわけでもないのに、こんなに驚くなんて。藍時は二人に見られないようくるりと身体を背けると、秀一に掴まれた手を胸にやり、反対の手で握った。ドキドキと跳ねる心臓を、そのまま抑えつけるように。
藍時は静かに感心する。
秀一と初めて出会った時、物腰が柔らかく、丁寧な姿勢と口調でこちらに接していたのは、彼曰く「仕事兼接客モード」というもので、プライベート以外では普段からそうして過ごしているのだと教えてくれた。だが本来の性格は、今しがたまで見せていたような、ひょうきんかつ人のいい兄貴分といったもので、その口調も豪快な男言葉だ。
雇われた当初は、彼のあまりの豹変ぶりに驚き、働き口を選び間違えたのかと心の中で落胆した。再び辞めてしまうのも時間の問題かと思われたが、それは杞憂に終わった。
畢竟するに、この扇家は藍時にとって最高の仕事場だった。元より素直で元気な純は癇癪を起すことも滅多になく、間違ったことを指摘し注意すると、何事も流水のようにストンと受け入れてしまう。年相応に感情が先に立って失敗をすることはあるものの、物を覚える速度とその吸収力は驚くほど速い。手がかからないことはいいことだが、仕事としては楽をして給金を得ているようで、妙な罪悪感があった。
その上、家事は普段の自炊で培った程度の料理と、家電製品を使用して行う洗濯と掃除をするだけでいい。たとえ掃除が甘く、床に髪の毛が一本落ちていたところで、誰も藍時を怒らない。何よりこの家の人間が、自分の能力以上のことを求めないので、日々やりがいを感じて働くことができている。
だからこそ、ヒート用の抑制剤は普段以上に気を配り、毎日欠かすことなく服用している。自分はただのママ代行。本物の母親が戻ってくるまでの、代わりの人間だ。しかし仕事とはいえ、αの男性相手にパパとして接する以上、間違いがあってはならない。
秀一は言った。
『あくまでも、私とあなたは雇用主と被雇用者の関係です。家の中、特に純がいる前では、私はただの扇秀一として過ごしますが、それ以外ではこちらの姿であなたと接します。ややこしいでしょうが、秀一と名乗る男が二人もいる、とでも思ってください』
契約が交わされたその日に、秀一はそう言って藍時の前で一線を引いた。そしてその言葉通り、秀一は純の前では藍時のことを「ママ」と呼んで馴れ馴れしく接するものの、藍時と二人きりになれば瞬時に雇用主としての姿に戻り、接し方を変えるのだ。
(まるで二重人格だな……)
秀一の線引きは明確で、こちらの気を引き締めさせた。だが次第に、純と同じく秀一の切り替わりに藍時もまた慣れてしまい、今では「仕事兼接客モード」の彼の方が違和感があり、むず痒く感じてしまうほどになっていた。
カレーを温め直していると、秀一が皿にサラダを盛りつけ始めた。こちらの手順を察してくれたらしく、てきぱきと行う。
雇用主の手を煩わせてはいけないと、藍時は慌てて秀一の裾を引き、『俺がやります』と手話で伝えた。
「ああ、大丈夫ですよ。あなたがほとんどやってくれていたお陰で、後は盛りつけるだけなので。このくらいはやらせてください。何より、包丁を使わないので私でもできます」
秀一は笑って藍時に答えた。家事は自分が行う、とはじめに言っていたように、秀一のやる気は充分にあった。だが、彼はオムライス以外の料理が壊滅的に下手だった。包丁を握らせると、しばしば怪我を負ってしまう。フライパンを使っての炒め物もすぐに焦がしてしまうので、見るに耐えかねた藍時が、料理はすべてこちらが引き受けると申し出たのだ。
秀一の言うように、サラダの盛りつけには包丁も火も使わない。それならば、と藍時はそちらを任せることにした。
『それでは、お願いします』
藍時は右手で拳を作り鼻先に当てると、頭を下げながらその手を開きつつ前に倒した。
藍時のスマホは、今はバッグの中にある。藍時は秀一相手に手話を使ったのだ。
「はい。任せてください」
秀一はにこりと答えた。当たり前のように言葉が伝わり、会話が成立しているが、つい先週までの秀一とのコミュニケーションは筆談だった。スマホがあるので藍時はこの先もそれでいいと思っていたが、相手の秀一が手話に興味を持ったらしく、「私にも教えてください」と藍時に教授を求めたのだ。その集中力は凄まじく、秀一はあっという間に藍時の使う手話を覚えてしまった。唇の動きを頼っているから、まだ小指の先ほども覚えていないと謙遜する秀一だが、藍時にとって彼のこの厚意自体が何よりもありがたいものだった。
「それより、本当にいい匂いですね。この匂いだけでもう美味そうです」
『市販のカレー粉を使っていますから、味も間違いないですよ』
「いえいえ。私が同じように調理をしたとしても、あなたと同じようにはいきませんから」
『でも、秀一さんの作るオムライスは美味しいです』
「あれだけは純にせがまれて必死に覚えたので。妻の得意料理でしたからね」
割った卵の数はとんでもないものでしたけれどね、と秀一は茶目っ気たっぷりにつけ加えた。
オムライスは純の好物だという。そしてそれは、藍時の昔からの好物でもあった。何とか自分好みのものを完成させたくて、一時期はほぼ毎日オムライスを作って、秀一のように卵ばかりを割っていた。
(懐かしいな)
藍時がクスッと笑った。中でも一番好きなオムライスは、チキンライスを焼いた卵でくるんと巻いた、ケチャップソースのものだ。そう、秀一が初めて藍時に振る舞ったものと同じタイプのオムライスだ。ただ、秀一が作るオムライスと藍時が作るオムライスとでは、形も味も食感も異なり、同じ料理でも月とすっぽんほどの差があった。しかし藍時にとって、あの時口にしたオムライスは、どんな豪華な料理よりも美味しいと感じられたのだ。
(秀一さんの奥さんは、きっと俺よりも美味しく作って、二人に振る舞っていたんだろうな)
頭の中で、会ったこともない人間と自分を勝手に比べながら、藍時は秀一に伝えた。
『なら、次はカレーですね。奥様が戻られた時に作って差し上げたら、喜ぶと思いますよ』
「喜んでくれるでしょうか?」
『カレーが嫌いな人は、きっといません』
「須中さんが言うなら、間違いないですね」
(いや、俺なんかで確信を持たれても……)
「自分なんかで確信を持たれても、って思いました?」
「……っ」
「あははっ」
秀一には手話を使わずとも、言葉が通じてしまうようだ。
そうこうしているうちに、手を洗い終えた純がパタパタと足音を立てて戻ってきた。
「パパ! 手を洗ってきたよ」
「ちゃんと爪と爪の間もゴシゴシできたか~?」
「うん! だってぼく、いい子だもん!」
フン! と鼻息荒く手の平を見せる純。誕生日が近いので、いい子だということをアピールしたいようだ。
「えらい、えらい。そんじゃ、いい子の純君には、ママの作った特製カレーの味見ができる特権を与えてしんぜよう!」
「やったぁ!」
皿にご飯を盛りつければすぐに食べられるというのに、味見という特権を得たことが嬉しいらしい。純はぴょんとその場で跳ねて万歳のポーズをとった。
いちいち可愛い反応を見せる純に、藍時はいつも元気をもらい、癒されている。「今日は特別だよ?」と純に囁いて、別途取り出した小皿に、温めたカレールウをよそった。そしてふうふうと息を吹きかけながらしゃがみ込み、スプーンで掬ったそれを純の口元に差し出した。
「はい、純。熱いから気をつけて」
純もまたふうふうと息を吹きかけながら、そのままスプーンの先をパクッと口に咥える。その瞬間、「んん~!」と両頬に手を添えて目を星のように輝かせた。
「美味いか?」
「ん!!」
同じくしゃがんで感想を尋ねる秀一に、純がブンブンと首を振る。
「どれどれ」
「……っ?」
すると、不意に秀一がスプーンを握る藍時の手を取ると、そのまま小皿に残るルウを掬って自分の口元へと近付けた。
「かぷっ」
スプーンの先どころか、持ち手の半分まで咥え込む秀一に、藍時はビクッと肩を震わせた。
しかし気にすることなく、すぐに手を離した秀一は純同様に首を縦に振り、「うまっ!」と感想を漏らした。
「甘口なのにうまっ! 今夜のカレーライスは大盛りで決まりだ。な、純!」
「おおもり! ぼく、おおもりにする! おなかが破れるまでカレーライスを食べるよ!」
「お、お腹を壊すまで食べちゃ、駄目だからな?」
気を取り直した藍時は、慌てて純を制止する。
(び、びっくりしたぁ……)
手を食べられたわけでもないのに、こんなに驚くなんて。藍時は二人に見られないようくるりと身体を背けると、秀一に掴まれた手を胸にやり、反対の手で握った。ドキドキと跳ねる心臓を、そのまま抑えつけるように。
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