初恋の続きをしませんか

有楽 森

文字の大きさ
上 下
2 / 2

ちょっとしたオマケ

しおりを挟む
お読みいただきありがとうございます。

 少しだけ補足します。


 【彼】が小学校の卒業式の後【主人公】の家まで行って謝らなかったのは、小学生の男の子には女子の家を訪ねるというのはハードルが高かったからです。

 でも、そこで諦めてしまった事を【彼】はずっと引きずっていました。


【彼】が【主人公】に会いたいと思うきっかけになったのは、作中にも出てくる宮本君から送られてきた写真です。

 その写真は『地元にいる奴だけで飲もう』という軽い飲み会の席での写真で、そこに【主人公】が写っていました。

 【彼】は写真で【主人公】を見て、改めて恋をしました。

 一目ぼれに近いのだと思います。

 【彼】は大人になった【主人公】に、恋人がなく結婚もしていない事を聞くと、いてもたってもいられず、すぐに地元に戻る事を決めます。


 宮本君と【彼】はたまに連絡を取り合う仲で、【彼】が未だに引きずっている事を知っており、珍しく【主人公】が飲み会に参加したので、お詫びのつもりで写真を送ります。


 小学生の【彼】は字を見るだけで、誰が書いたか分かる程度に【主人公】の事を普段から見てました。ちーちゃんの名前も役員も覚えていたのは、彼女がいつも【主人公】と一緒にいたからです。

  おそらくたまに目が合う事があったのではないかと思ってます。

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

昔の恋心

詩織
恋愛
銀行に勤めて8年、勤務地が実家に近くなったことから実家通いを始める28歳の独身、彼氏なしの私。 まさか、再会するなんて

あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます

おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」 そう書き残してエアリーはいなくなった…… 緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。 そう思っていたのに。 エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて…… ※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。

大好きな背中

詩織
恋愛
4年付き合ってた彼氏に振られて、同僚に合コンに誘われた。 あまり合コンなんか参加したことないから何話したらいいのか… 同じように困ってる男性が1人いた

好きな人がいるならちゃんと言ってよ

しがと
恋愛
高校1年生から好きだった彼に毎日のようにアピールして、2年の夏にようやく交際を始めることができた。それなのに、彼は私ではない女性が好きみたいで……。 彼目線と彼女目線の両方で話が進みます。*全4話

仮の彼女

詩織
恋愛
恋人に振られ仕事一本で必死に頑張ったら33歳だった。 周りも結婚してて、完全に乗り遅れてしまった。

婚約破棄の甘さ〜一晩の過ちを見逃さない王子様〜

岡暁舟
恋愛
それはちょっとした遊びでした

偽装夫婦

詩織
恋愛
付き合って5年になる彼は後輩に横取りされた。 会社も一緒だし行く気がない。 けど、横取りされたからって会社辞めるってアホすぎません?

実在しないのかもしれない

真朱
恋愛
実家の小さい商会を仕切っているロゼリエに、お見合いの話が舞い込んだ。相手は大きな商会を営む伯爵家のご嫡男。が、お見合いの席に相手はいなかった。「極度の人見知りのため、直接顔を見せることが難しい」なんて無茶な理由でいつまでも逃げ回る伯爵家。お見合い相手とやら、もしかして実在しない・・・? ※異世界か不明ですが、中世ヨーロッパ風の架空の国のお話です。 ※細かく設定しておりませんので、何でもあり・ご都合主義をご容赦ください。 ※内輪でドタバタしてるだけの、高い山も深い谷もない平和なお話です。何かすみません。

処理中です...