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第二章~自由の先で始める当て馬生活~
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あの後、私は三人に連れられ、中央市場にやってきた。
作戦の事とか、気になる屋とか色々あるけれど、私は取り敢えず言いたい事がある。
イヴってすっごいモテるわ。
ここに来るまで道中、多くの視線を浴びた。
戦闘訓練と実践を積み、且つ、王女としてたまには視線を浴びる事もあった私。彼らの視線がイヴに向けられているのが分かってしまうの。
私が王女のオーラを隠しきれず注目を浴びてる、なんて誤解しそうになったのはここだけの秘密。
イヴと共に彼らの目線も動き、イヴが笑むと彼らは息を呑み、またはほぅっと溜息を零した。
綺麗な人だとは思っていたけれど、ここまでとは。
イヴが持っていた、あの恐ろしい魔法具は、決して大袈裟でもなく必要なのね。
きっと日常的に声を掛けられるのでしょうね。
だってさっきからオーリーが、周囲を牽制しまくってるもの。
もちろん、私もオーリーに負けてないわ。
エリンと私でイヴの両脇を固めて、オーリーの睨みを掻い潜って声をかけてくる男たちから守っているもの。
「ここはいつも賑やかね」
市場を見渡しながら微笑むイヴは、さながら女神のよう。
呆けたようなため息が周囲から聞こえてくる。
賑やかな市場の通りをこちらへ向かって歩いてくる男も、一瞬にしてイヴに目を奪われたようだった。
ただこの男の場合は、理性が脆すぎるとは思う。何故なら、彼には手を繋ぐ女性がいたのだから。
恋人……もしかすると夫婦かもしれないけれど。
パートナーと一緒にいるのに、他の女性に目を奪われるなんてありえない事。
しかも、隣で女性が自分に話しかけているのに、まったく聞いていないのだから、呆れるばかり。
結局すれ違う瞬間までイヴに見とれていた男を、私は思いっきり睨んだ。
男はようやく私たちに気が付いたみたいで、気まずそうに顔を逸らし、恋人にも怪しまれていた。
こんな風に特定の相手が決まっていても、目移りするのは普通なのかしら。
私が知る男の人はお父様とカクとジージールだけ。彼らとはこういった話をしないし、マンナは男は欲望に忠実な生き物だと言っていた。お父様とカクとジージール以外の男は信用するなって。
マンナの言う欲望とはこれの事?
普通じゃないと良いな……だって、私ならとても嫌な気持ちになるもの。
「はぁ……」
私のすぐ隣からも、大きなため息が聞こてくる。
見れば、オーリーが首を横に振っていた。
オーリーがあの男の行動に呆れたのなら、少しは安心ね。
「どうだ?市場には初めて来ただろう?」
仕切り直しのつもりか、オーリーが得意げに言った。
確かに町へは二度目といっても、前は組合に行ってすぐ帰ったのでほぼ初めてに等しい。
王都の市場程ではないけれど、今は昼時。
市場には食事を提供する屋台も多く並び、それを求め集まる人で溢れ、呼び込みの賑やかな声と、鼻をくすぐる食事の香りが、場一体を支配している。
賑やかな場所に足を踏み入れる高揚感。私は自然と笑みを零していた。
庶民の食事は、お城のそれとは違う。
中にはテーブルを出している屋台もあるけれど、見やれば、城のシェフが作るのとは違い、見栄えはそれほど考慮されていないし、簡単に食べれるように工夫されている。
テーブルでフォークのナイフを使うような食事は、市場では提供されておらず、あの町で食べたスピンの様に、手軽に食せる物が大多数を占めている。
漂ってくる美味しそうな香りに、口の中には自然と唾液が溢れる。
私は密かに喉を鳴らした。
野菜と肉の、全体的に茶色いそれを、円状に薄く焼いたパンで丸めた物を、大きな口で齧り付いた男性。
香草をふんだんに使用したスープを、自前のカップに入れてもらう女性。腕に下げる籠からは楕円形のパンが見えている。
肉の串焼きにそのまま齧り付く女児を、母親らしき女性が、こちらは野菜も刺さった串を手に持ち見守っている。
串焼きの店主の男と親し気にしている様子から、もしかしたら家族かもしれない。
あぁ、食べてみたい。けれど、ここはグッと我慢。
皆のおすすめを食べてながら話を聞き、作戦の糸口を探しつつ、イヴと二人になれる時間を作らなくちゃ。
とは思いつつも、良い香りに誘われ、私はすっかり屋台に夢中になっていた。
「目移りするわね」
食の魅力に抗うのは難しいの。
エリンがクスリと笑った。
「いろんな屋台があるよね。でも、外で食事をってなると、だいたいはここにくるから。食べる物は自然と決まっちゃうんだ」
「確かにそうね。私は家で食べる事が多いから、ここへ来るのはエリンと一緒の時だけだけど、迷って、結局同じようなの食べてるかも」
「私がおすすめしまくってるから、屋台の好みは似通ってるかも」
エリンとイヴが目を合わせフフッと笑う。
「エリンがおすすめしてくれるのはどれも美味しいわ。だから私、エリンと一緒に来るのが好きなの」
やだ、この子達可愛い。本当に可愛いわ。
もしかして、オーリー、いらないんじゃないかしら。
私、余計な事をしてるのでは……
マンナやジージールがその通りと頷きそうな真実に気付きかけた時、オーリーが口を開いた。
幸か不幸か、私の思考もオーリーに持っていかれる。
「美味い店を教えてやろうか?イヴんとこのお抱えのシェフほどじゃないだろうが、美味い店があるんだ」
たまには新しい店も悪くないだろ、とオーリーは親切顔で、まるで下心など感じさせない。
「へぇ、どこなの?」
イヴが返答し、
「もしかして、ダラスさんのとこ?昔、貴族のお家に御抱えされてたとか言ったよね。ね?」
エリンが口を挟んだとたん、オーリーは不機嫌に目を細めた。
「……あぁ、そうだよ」
エリンを一瞥しただけで、ぶっきらぼうに答える。イブに話しかけた時とは大違いだ。
あからさま過ぎて、エリンも何処となく元気がなくなった気がする。
こうして私たちは、そのダラスさんのお店に向かう運びとなったのだけれど、その道中の気まずさといったらない。
オーリーはイヴに見惚れる人を片っ端から睨み付けていくし、エリンは一言も喋らないし。もちろんオーリーがエリンに話しかける事もない。
私とイヴが話題を振れば、オーリーもエリンも答えてくれるけど、いつもに比べて素っ気ない気がする。
私が話しかけても、オーリーはにこりともしない。
私、本当はオーリーに好かれていないんじゃないかしらって、自信なくしてしまったわ。
オーリーに好かれてるかもなんて一人で盛り上がって、悪女の様にフッてやるわなんて……恥ずかしいにも程がある。
幸いなのは、その事を誰も知らないという一点のみよ。けれど本当に大きな一点。
自慢しているようで恥ずかしかったから、兄上にだって言っていない。本当に良かったわ。
作戦の事とか、気になる屋とか色々あるけれど、私は取り敢えず言いたい事がある。
イヴってすっごいモテるわ。
ここに来るまで道中、多くの視線を浴びた。
戦闘訓練と実践を積み、且つ、王女としてたまには視線を浴びる事もあった私。彼らの視線がイヴに向けられているのが分かってしまうの。
私が王女のオーラを隠しきれず注目を浴びてる、なんて誤解しそうになったのはここだけの秘密。
イヴと共に彼らの目線も動き、イヴが笑むと彼らは息を呑み、またはほぅっと溜息を零した。
綺麗な人だとは思っていたけれど、ここまでとは。
イヴが持っていた、あの恐ろしい魔法具は、決して大袈裟でもなく必要なのね。
きっと日常的に声を掛けられるのでしょうね。
だってさっきからオーリーが、周囲を牽制しまくってるもの。
もちろん、私もオーリーに負けてないわ。
エリンと私でイヴの両脇を固めて、オーリーの睨みを掻い潜って声をかけてくる男たちから守っているもの。
「ここはいつも賑やかね」
市場を見渡しながら微笑むイヴは、さながら女神のよう。
呆けたようなため息が周囲から聞こえてくる。
賑やかな市場の通りをこちらへ向かって歩いてくる男も、一瞬にしてイヴに目を奪われたようだった。
ただこの男の場合は、理性が脆すぎるとは思う。何故なら、彼には手を繋ぐ女性がいたのだから。
恋人……もしかすると夫婦かもしれないけれど。
パートナーと一緒にいるのに、他の女性に目を奪われるなんてありえない事。
しかも、隣で女性が自分に話しかけているのに、まったく聞いていないのだから、呆れるばかり。
結局すれ違う瞬間までイヴに見とれていた男を、私は思いっきり睨んだ。
男はようやく私たちに気が付いたみたいで、気まずそうに顔を逸らし、恋人にも怪しまれていた。
こんな風に特定の相手が決まっていても、目移りするのは普通なのかしら。
私が知る男の人はお父様とカクとジージールだけ。彼らとはこういった話をしないし、マンナは男は欲望に忠実な生き物だと言っていた。お父様とカクとジージール以外の男は信用するなって。
マンナの言う欲望とはこれの事?
普通じゃないと良いな……だって、私ならとても嫌な気持ちになるもの。
「はぁ……」
私のすぐ隣からも、大きなため息が聞こてくる。
見れば、オーリーが首を横に振っていた。
オーリーがあの男の行動に呆れたのなら、少しは安心ね。
「どうだ?市場には初めて来ただろう?」
仕切り直しのつもりか、オーリーが得意げに言った。
確かに町へは二度目といっても、前は組合に行ってすぐ帰ったのでほぼ初めてに等しい。
王都の市場程ではないけれど、今は昼時。
市場には食事を提供する屋台も多く並び、それを求め集まる人で溢れ、呼び込みの賑やかな声と、鼻をくすぐる食事の香りが、場一体を支配している。
賑やかな場所に足を踏み入れる高揚感。私は自然と笑みを零していた。
庶民の食事は、お城のそれとは違う。
中にはテーブルを出している屋台もあるけれど、見やれば、城のシェフが作るのとは違い、見栄えはそれほど考慮されていないし、簡単に食べれるように工夫されている。
テーブルでフォークのナイフを使うような食事は、市場では提供されておらず、あの町で食べたスピンの様に、手軽に食せる物が大多数を占めている。
漂ってくる美味しそうな香りに、口の中には自然と唾液が溢れる。
私は密かに喉を鳴らした。
野菜と肉の、全体的に茶色いそれを、円状に薄く焼いたパンで丸めた物を、大きな口で齧り付いた男性。
香草をふんだんに使用したスープを、自前のカップに入れてもらう女性。腕に下げる籠からは楕円形のパンが見えている。
肉の串焼きにそのまま齧り付く女児を、母親らしき女性が、こちらは野菜も刺さった串を手に持ち見守っている。
串焼きの店主の男と親し気にしている様子から、もしかしたら家族かもしれない。
あぁ、食べてみたい。けれど、ここはグッと我慢。
皆のおすすめを食べてながら話を聞き、作戦の糸口を探しつつ、イヴと二人になれる時間を作らなくちゃ。
とは思いつつも、良い香りに誘われ、私はすっかり屋台に夢中になっていた。
「目移りするわね」
食の魅力に抗うのは難しいの。
エリンがクスリと笑った。
「いろんな屋台があるよね。でも、外で食事をってなると、だいたいはここにくるから。食べる物は自然と決まっちゃうんだ」
「確かにそうね。私は家で食べる事が多いから、ここへ来るのはエリンと一緒の時だけだけど、迷って、結局同じようなの食べてるかも」
「私がおすすめしまくってるから、屋台の好みは似通ってるかも」
エリンとイヴが目を合わせフフッと笑う。
「エリンがおすすめしてくれるのはどれも美味しいわ。だから私、エリンと一緒に来るのが好きなの」
やだ、この子達可愛い。本当に可愛いわ。
もしかして、オーリー、いらないんじゃないかしら。
私、余計な事をしてるのでは……
マンナやジージールがその通りと頷きそうな真実に気付きかけた時、オーリーが口を開いた。
幸か不幸か、私の思考もオーリーに持っていかれる。
「美味い店を教えてやろうか?イヴんとこのお抱えのシェフほどじゃないだろうが、美味い店があるんだ」
たまには新しい店も悪くないだろ、とオーリーは親切顔で、まるで下心など感じさせない。
「へぇ、どこなの?」
イヴが返答し、
「もしかして、ダラスさんのとこ?昔、貴族のお家に御抱えされてたとか言ったよね。ね?」
エリンが口を挟んだとたん、オーリーは不機嫌に目を細めた。
「……あぁ、そうだよ」
エリンを一瞥しただけで、ぶっきらぼうに答える。イブに話しかけた時とは大違いだ。
あからさま過ぎて、エリンも何処となく元気がなくなった気がする。
こうして私たちは、そのダラスさんのお店に向かう運びとなったのだけれど、その道中の気まずさといったらない。
オーリーはイヴに見惚れる人を片っ端から睨み付けていくし、エリンは一言も喋らないし。もちろんオーリーがエリンに話しかける事もない。
私とイヴが話題を振れば、オーリーもエリンも答えてくれるけど、いつもに比べて素っ気ない気がする。
私が話しかけても、オーリーはにこりともしない。
私、本当はオーリーに好かれていないんじゃないかしらって、自信なくしてしまったわ。
オーリーに好かれてるかもなんて一人で盛り上がって、悪女の様にフッてやるわなんて……恥ずかしいにも程がある。
幸いなのは、その事を誰も知らないという一点のみよ。けれど本当に大きな一点。
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