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それでもやっぱりデートしたい
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アキが慌てて外へ出ると、道路の脇でミライが待っていた。ちょっぴり照れの残る表情のまま、外塀にもたれかかっている。空手をしている時のミライは、アキから見てもとても格好良い。上背がありガタイも良い。素の姿とは大違いだ。
アキは元々体格と運動神経にも恵まれていた。無差別部門とは違って魔力の使用が禁止されている男部門の選手なっていれば、世界を舞台にトップクラスで争う事も夢ではなかっただろう。
一方のミライはというと、背が低く女性部門で戦っても上位に食い込むのすら難しかったかもしれない。これ程の差がありがらも、魔力という武器を身に着けた時、ミライはアキと対等に並べるのだから、彼女が身の内に抱える可能性の大きさを思えば、アキは羨ましさえ覚えた。
「で?話って何?」
ミライは胸の前で組んでいた腕を解き、腰に手を当て仁王立ちでアキを出迎えた。
これまで、アキは空手姿のミライに、女性を感じた事はただの一度もなかった。口調も、ちょっとした仕草も男臭くて、だからといって粗暴ではなく、動き一つ一つが丁寧だった。けれども今は。いつものように男らしいのに、どこかミライらしくない。
アキは違和感の正体に気が付いた。口調が違うのだ。その口から出る言葉が同じでも、イントネーション一つで、ここまで印象が変わるのかと感心し、それ故、余計に緊張した。
「ミライに話ってのは……その……」
アキが道場の方に視線をやると、窓の向こうで影がサッと動いた。窓をジロリと睨む。これ以上見世物になるのはごめんと、アキは歩きながら話そうと言い、商店街の方向へ歩き出した。
「この前、相談に乗ってくれたの、ありがとう」
まずアキの口から突いて出たのはこんな言葉だった。もちろんアキの話とはデートの件だが、誘うと頭では思っていても、実際に口からその言葉が出てこない。この期に及んでもどう言ったら良いのか言葉を探している。
「え、うん。どういたしまして?」
それは前に聞いたかなと、ミライは曖昧に笑った。
「話ってそれ?」
「いや、それでさ。俺……デ……デートに……………誘ってみようと思うんだけど、さ」
アキの心臓はこれ以上ない程ドキドキしていた。まともにミライの顔を見れないくせに、視界の端にチラつく影を意識する。
アキは荒くなる息を整えながら、ギュッと目を瞑り、続きを言え、何度も心の中で自分に叱咤した。
「いきなり誘って大丈夫?逆効果になったり……」
ミライは自分が誘われるとは露程も考えておらず、面識がほぼないに等しいという、前回の相談内容を思いだしていた。
もしも、これでアキが変人扱いでもされたら嫌だな。ミライは面白くなさそうに、鼻をならす。だが、その直後、ミライからすれば信じられない一言が、アキの口から飛び出した。
「それはもう大丈夫。面識はちゃんとできた……というか……」
「え……」
そんなまさか。ミライが動揺した。
あり得ないと思い、その後すぐになるほどなと納得した。ここ数日道場に通う頻度が落ちていたのはその為だったのだと思い至り、そして、思っていた以上にショックを受けている自分に驚いた。
「ホントは、俺がす……」
「だから道場に来なかったのか……」
ショックが強すぎて、それからその先を聞きたくなくて、ミライはアキの言葉を遮った。
好きな人が誰でも結果は変わらない。自分とアキの空手の時間が減るだけなのだ。アキは真面目だ。もう空手をしている時、恋人の影を持ち込まないかもしれない。けれども、デートをする為に道場に来ない日が増えるだろうし、そうなると自分と組手をする機会を減るだろう。試合の日はその恋人が応援に来て――――そこまで考えて、ミライは頭を振った。
それ以上の嫉妬はライバルの領分を超えている。自分には関係のない事だと言い聞かせた。
「あ、ああ、まあ。そんなとこ」
一方のアキは、突然本当の事を言うのが怖くなった。
デートをして恋人になりたくば、真実を言うしかないのは分かり切っていた。だが、本当の事を言って、そしたらミライはどう思うだろうと、頭を過ってしまった。
あの時相談した好きな人はミライでした。ずっと男だと思っていたから気付きませんでした、と言われ、ミライは自分に幻滅しないだろうか。いや、するだろう。好きだと言いながら、その見分けもつかないなど、恰好悪すぎてミライは愛想をつかすに違いない。
アキは喉を鳴らした。
「それで……頼みがあるんだけどさ」
「何?」
「俺とデートしてくんね?」
「は?」
「いや、その、違くて。予行演習的なやつ!ダメな所とか教えてほしいっていうか」
幻滅されたくないがデートもしたいアキが、咄嗟に考え付いた言い訳がこれだ。
あくまでも友人として協力してもらうだけ。それなら、デートしながらミライの反応を見れるし、駄目そうでも、少なくとも友情は保たれる。ズルい考えだが、これが最善策であるように、この時は思えた。
「なんで私がそんな事を。デートくらい自分で……」
「頼む!こんな事ミライしか頼めないんだ!」
「はあ?やだよ。何で私が……」
もうやけくそだった。アキはミライが頷くまで何度も拝み倒し、何なら土下座する勢いで頼み込んだ。初めは断ったミライも、最後にはアキの勢いに根負けした。
「一回だけなら、考えなくはないけど……ちなみにこれまでデートをしたことは……」
「ねぇよ。あるならこんな事頼まない」
逆に潔い。ミライが苦笑する。
「しょうがないから、手伝ってやろう」
「ホントか?じゃあ、空いてる日……次の土曜日はどうだ?あ、でも急すぎるか。来週が良いか?」
「土曜日……ううん、明後日で大丈夫」
「じゃあ、土曜日、で、デートな」
ぶっきらぼうな言い方とは裏腹に、アキは実に嬉しそうに笑い、ミライに見えない所で小さくガッツポーズした。
その日、初めて二人は連絡先を交換した。商店街の看板を潜った後、総菜屋に入る前、アキの方から言い出した。
「詳しい事は後で連絡するから……」
そう言うアキが何故緊張した面持ちでいるのか、ミライは正確な所を汲み取れなかった。精々こんな事を頼むのが気まずいのだろうと辺りを付け、中々見れないアキの一面にニンマリと笑みを浮かべた。
運命の日は次の土曜。
場所は数年前にできたばかりの広大な面積を持つ運動公園。敷地内には芝生の広場や巨大なアスレチック、テニスコートまであり、季節により姿を変える花畑は男女問わす人気のスポットだ。
近場でミライと遊びに行くならここしかないと、友人に相談しつつ、アキが寝不足になりながらも探した場所だ。
「ハオシの里公園……ここって確か……」
連絡先を交換した夜。行先を知ったミライは数日前、ネットで見かけた広告を思い出した。コスモスが咲く時期に合わせ花まつりが開催されるはずで、記憶が間違っていなけれこの週末のはずだ。
「アキも花とか見るんだ……ちょっと意外かも……」
ミライはアキから来た文面に視線を落とした。指定の場所と時間を伺う内容。それから動きやすい服装でと注文を付け、そして最後に付けたされた【出かける事は他の人には秘密にして欲しい】という一文に顔を曇らせる。
「じゃあ、この動きやすい恰好で来てって……祭りで歩き回るからか……」
ミライは胸の前で腕を組み、深く唸った。
このデートはあくまでもアキの本命を射落とす為の予行演習で、相手の趣味に合わせた選択になっているはずだ。練習相手を引き受けたからには、それなりの恰好という物があるだろう。
「あれ?これ、やばくない?」
ミライは部屋のクローゼットを開き、難しい顔で溜息を吐いた。
アキは元々体格と運動神経にも恵まれていた。無差別部門とは違って魔力の使用が禁止されている男部門の選手なっていれば、世界を舞台にトップクラスで争う事も夢ではなかっただろう。
一方のミライはというと、背が低く女性部門で戦っても上位に食い込むのすら難しかったかもしれない。これ程の差がありがらも、魔力という武器を身に着けた時、ミライはアキと対等に並べるのだから、彼女が身の内に抱える可能性の大きさを思えば、アキは羨ましさえ覚えた。
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ミライは胸の前で組んでいた腕を解き、腰に手を当て仁王立ちでアキを出迎えた。
これまで、アキは空手姿のミライに、女性を感じた事はただの一度もなかった。口調も、ちょっとした仕草も男臭くて、だからといって粗暴ではなく、動き一つ一つが丁寧だった。けれども今は。いつものように男らしいのに、どこかミライらしくない。
アキは違和感の正体に気が付いた。口調が違うのだ。その口から出る言葉が同じでも、イントネーション一つで、ここまで印象が変わるのかと感心し、それ故、余計に緊張した。
「ミライに話ってのは……その……」
アキが道場の方に視線をやると、窓の向こうで影がサッと動いた。窓をジロリと睨む。これ以上見世物になるのはごめんと、アキは歩きながら話そうと言い、商店街の方向へ歩き出した。
「この前、相談に乗ってくれたの、ありがとう」
まずアキの口から突いて出たのはこんな言葉だった。もちろんアキの話とはデートの件だが、誘うと頭では思っていても、実際に口からその言葉が出てこない。この期に及んでもどう言ったら良いのか言葉を探している。
「え、うん。どういたしまして?」
それは前に聞いたかなと、ミライは曖昧に笑った。
「話ってそれ?」
「いや、それでさ。俺……デ……デートに……………誘ってみようと思うんだけど、さ」
アキの心臓はこれ以上ない程ドキドキしていた。まともにミライの顔を見れないくせに、視界の端にチラつく影を意識する。
アキは荒くなる息を整えながら、ギュッと目を瞑り、続きを言え、何度も心の中で自分に叱咤した。
「いきなり誘って大丈夫?逆効果になったり……」
ミライは自分が誘われるとは露程も考えておらず、面識がほぼないに等しいという、前回の相談内容を思いだしていた。
もしも、これでアキが変人扱いでもされたら嫌だな。ミライは面白くなさそうに、鼻をならす。だが、その直後、ミライからすれば信じられない一言が、アキの口から飛び出した。
「それはもう大丈夫。面識はちゃんとできた……というか……」
「え……」
そんなまさか。ミライが動揺した。
あり得ないと思い、その後すぐになるほどなと納得した。ここ数日道場に通う頻度が落ちていたのはその為だったのだと思い至り、そして、思っていた以上にショックを受けている自分に驚いた。
「ホントは、俺がす……」
「だから道場に来なかったのか……」
ショックが強すぎて、それからその先を聞きたくなくて、ミライはアキの言葉を遮った。
好きな人が誰でも結果は変わらない。自分とアキの空手の時間が減るだけなのだ。アキは真面目だ。もう空手をしている時、恋人の影を持ち込まないかもしれない。けれども、デートをする為に道場に来ない日が増えるだろうし、そうなると自分と組手をする機会を減るだろう。試合の日はその恋人が応援に来て――――そこまで考えて、ミライは頭を振った。
それ以上の嫉妬はライバルの領分を超えている。自分には関係のない事だと言い聞かせた。
「あ、ああ、まあ。そんなとこ」
一方のアキは、突然本当の事を言うのが怖くなった。
デートをして恋人になりたくば、真実を言うしかないのは分かり切っていた。だが、本当の事を言って、そしたらミライはどう思うだろうと、頭を過ってしまった。
あの時相談した好きな人はミライでした。ずっと男だと思っていたから気付きませんでした、と言われ、ミライは自分に幻滅しないだろうか。いや、するだろう。好きだと言いながら、その見分けもつかないなど、恰好悪すぎてミライは愛想をつかすに違いない。
アキは喉を鳴らした。
「それで……頼みがあるんだけどさ」
「何?」
「俺とデートしてくんね?」
「は?」
「いや、その、違くて。予行演習的なやつ!ダメな所とか教えてほしいっていうか」
幻滅されたくないがデートもしたいアキが、咄嗟に考え付いた言い訳がこれだ。
あくまでも友人として協力してもらうだけ。それなら、デートしながらミライの反応を見れるし、駄目そうでも、少なくとも友情は保たれる。ズルい考えだが、これが最善策であるように、この時は思えた。
「なんで私がそんな事を。デートくらい自分で……」
「頼む!こんな事ミライしか頼めないんだ!」
「はあ?やだよ。何で私が……」
もうやけくそだった。アキはミライが頷くまで何度も拝み倒し、何なら土下座する勢いで頼み込んだ。初めは断ったミライも、最後にはアキの勢いに根負けした。
「一回だけなら、考えなくはないけど……ちなみにこれまでデートをしたことは……」
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「土曜日……ううん、明後日で大丈夫」
「じゃあ、土曜日、で、デートな」
ぶっきらぼうな言い方とは裏腹に、アキは実に嬉しそうに笑い、ミライに見えない所で小さくガッツポーズした。
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