好きな人ができましたが、どうしたら良いのかわかりません

有楽 森

文字の大きさ
上 下
2 / 5

二人はライバル!

しおりを挟む

「聞いて。私は怒ってる」

 学校の昼休み、教室の片隅で弁当を広げた友人の乃蒼のあに対し、ミライはいきなりそうきりだした。


 ミライが空手を始めたきっかけは、テレビでやっていたバラエティ番組だった。登場したのは空手の世界チャンピオンの女性で、実に逞しく恰好良かったのを今でも鮮明に覚えている。

 両親に通いたいと懇願したら、たまたま家の近くに道場があった。そこにアキがいた。
 その頃から、アキは周囲から抜きんでていた。稽古をするアキの姿が、テレビで見たチャンピオンと重なり、ミライはそんな彼が眩しくて羨ましくて、憧れてがむしゃらに稽古に打ち込んだ。


 周囲の友達がおしゃれに目覚める頃、ミライは空手に目覚めたというわけだ。


 ミライも『可愛い』に興味がなかったわけではない。稽古がない日は友達と出かける事も、おしゃれに時間をかける事もあった。
 それでもミライにとって一番はアキに追いつく事で、級が上がれば嬉しかったし、初段を貰った時はようやくアキに並べた気がして自信が付いた。

 試合で始めてアキに勝てた日は興奮して眠れず、随分とアキに対して大きい態度も取った。


 そんなミライに対し、当初アキは嫉妬心をむき出しにしていた。

 道場の同年代の中では、アキは敵なしだった。それ故、今ほど真剣にやっていたかというと、そうではなかった。しかし自分の後から入ってきた後輩に負けたのだから、アキの闘争心に火が付いた。

 アキはがむしゃらに空手にのめり込む様になり、引きずられるように、ミライも空手に傾倒していった。


 今ではミライもアキに負けず劣らず、空手中心の生活だ。学校の勉強と、お店を手伝う以外は、空手に時間を費やした。稽古の時間以外にも道場に通った。

 自然とアキとも話す機会が増え、それでも空手以外の話をしなかったが、二人は友人と呼べる仲になり、今では自他ともに認める好敵手だ。


 本人に自覚がなくとも、ミライの空手に対するモチベーションは、間違いなくアキだった。



「で、そのアキ君が最近道場来ないの?」

 乃蒼が言いながら窓の外に視線を逃がす。机の上のお弁当はすでに空だ。心なしか小声なのは、アキが有名人だから気を使ったのだろう。答えるミライも乃蒼に顔を近づけ小声だ。

「来ないっていうと語弊が生まれるけど……正確には……」


 これまでアキは自身のクラスがない日でも、暇さえあれば道場に来ては鍛錬に励んでいた。それが最近は自身のクラスに来ても、それ以外の日に顔を見せない。
 帰る時には店に寄れないといちいち報告をくれるが、それ以外ではミライを避けるように、目を合わさない日が続いていた。

「お店に来ないのは単純にコロッケに飽きたとかじゃない?別の食べたいけど、いつも取っておいてくれているから言い出しにくいとか?」

「まあ、あり得ないとは言えないな。けど違うと思う。道場来ないの意味わかんないし」

「だよねぇ」

 アキの来ない理由。ミライは何となく察しが付いているが、個人的な事をペラペラしゃべるわけにもいかず、ミライは適当に言葉を濁した。

「んじゃ、これだ」

「何?」

「女ができた」

「え?なんでそうなるの?」

 ミライは一瞬言いよどむ。うっかり口に出してしまったかと、記憶を探ったが、そのいかにも動揺していますといった反応に、乃蒼はニンマリ笑みを浮かべた。

「そりゃ、一般的な高校生男子なら、恋の一つや二つしてるもんよ。あんたってアキ君好きなんでしょ?」

「それは違う」

 ミライは掌を乃蒼に向けて、止めるような仕草をした。

「誤解されやすいのはわかるけど、私とアキはライバルなの。大体、お互い道場でしか会わないし、私アキの好きな物、空手以外知らないし」


「それがホント信じらんないんだけど。うかうかしていると誰かに取られるかもよぉ?」

「そ、それは……嫌だなぁ」

「お?認めた?」

「違う。練習する時間減る。アキがデートとかにうつつを抜かしている間に、私より弱くなるのか嫌なの」

「はいはい。結局それな」

「ちょっと、私結構本気で怒ってんだけど」

「でも私関係ないし、アキ君がそんなに好きなら、ミライが告白しちゃえば良いじゃん」

「だから違うって。乃蒼のイジワル……」

 この微妙な選手心は、しょせん自分にしかわからないのだ。いくら友人に愚痴った所で解決しないだろうし。ミライは弁当のウィンナーを頬張った。




 その日、久しぶりにクラス以外の時間にアキが現れた。
 いつもの大きなバックを肩にかけ入ってきたアキは、ミライを見つけ体を強張らせた。近くで練習していた人が出入り口に視線をやるので、ミライも釣られてそちらを見やったが、目が合った瞬間、アキがサッと視線を逸らした。ミライは誰の目も憚らず、舌打ちした。


 アキは一瞬迷ったようだったが、すぐに更衣室に入っていった。

 今日こそは練習つもりかもしれない。だが、また言い訳して帰ったら、ミライの脳裏に不安が過る。結果、ミライは更衣室前でアキを待ち構える事にした。そして案の定、アキは着替えもせず、そのままの恰好で出て来た。

「アキ、組手しよ」

「え?いや、俺今日はもう帰るよ。忘れ物取りに来ただけだし……」

「稽古つけてよ、先輩?」

 その大きなカバンは飾りじゃないだろう。ミライはアキからカバンを奪うと、中に入っていた胴着をアキに手渡した。


「練習するつもりで来たなら、急いで帰ることないじゃん」


 憮然とした態度で行く手を阻むミライに、逃げられそうもないと、アキは観念した様子で頷いた。

「ん……まあ、良いけど……」


  同色のグローブをはめて向かい合って礼をする。組手といっても軽く技を掛け合うだけだ。だというのに、ミライはアキを睨み付けた。


 アキも自分がミライに睨まれるだけの事をしている自覚はあった。ここ数日あからさまにミライを避けていたし、ミライが不満に思っていたのも気付いていた。


 それでもどうしても勇気が出なかった。ミライをデートに誘う勇気がだ。


  あの日、片想いの相手がミライだと分かり、人生最高に舞い上がった。そして一晩たち冷静になると、今まで好敵手としてしか接してこなかった相手を、どうやってればデートに誘えば良いのかわからなくなった。

 相談があると言った時のように、自然に声をかければ良い。そう思うのにいざ本人を目の前にすると羞恥心が先に立ち、どうしても二の句を継げなくなった。悩めば悩む程、顔を合わせるのも気まずくなり、ミライの機嫌はますます悪くなり、悪循環に陥ってしまった。しかし最早、自分ではどうする事も出来なかった。



  ミライが打ってきた。

 審判を立てない、型やコンビネーションの確認みたいなものだ。軽く打ち合うだけ………………のはずだったが。

  初めはゆっくりだったミライの動きが、徐々に早く、鋭くなっていく。軽い打ち合いなんてものじゃない。真剣で試合と変わりない迫力のミライに、アキはすぐについていけなくなった。


「あわわわ」

  アキが後ろに倒れた。

「おい、軽くって言っただろうが、なにす……」

「アキ、前は対応できてた。どんな攻め方をしても、油断なんてしなかった……どうしてだよ」

 悔しそうにミライは唇を噛んだ。

「やっぱり空手よりそっちの方が良いのか」

「……え?」

「普通だってわかってるけど、でも、アキのライバルは、私なのに……」

 言いながら声が震えた。目頭が熱くなり、零れないよう目に力を入れる。恋の一つや二つ、ごく自然の営みに、非難する権利など、誰も持ち合わせていない。

 ミライは心のどこかで、自分はアキの特別であると思っていたのかもしれない。恋人でも友人でも、ましてや家族でもない、ただ唯一の好敵手。

 試合場で向き合う瞬間だけは、いつも二人だけの世界で、他の誰も入り込めない世界で、ミライはそこに自分とアキの関係のすべてがあると考えていた。

 だからこそ、そこに『好きな人』を連れ込んだアキが、どうしても許せなかった。 

「ちゃんと私と戦え!」

 この時アキは、ミライとどうなりたいだとか、好きと伝えたいだとか、恋愛感情から来る性的な欲求だとかが、すべて吹っ飛んだ。
 目の前で泣きそうになっている女性ミライが、ただただ愛おしくて堪らなかった。アキの胸に熱い物が込み上げてくる。

 それは試合前、対戦相手ミライを前にした時の感情の高ぶりとよく似ている。


「ごめん、俺が馬鹿だった…………もう一度お願いします」


 アキの顔つきが変わった。先ほどまでのおどおどした雰囲気はなくなり、まっすぐミライに向き合い、頭を下げた。次に顔を上げた時は、すっかりいつものアキだった。 


「ちゃんとやるなら審判してるぞ」

 この声を掛けてきた男性は、一般クラスに通う白鳥だ。彼は仕事が休みの日はよく鍛錬に道場に訪れていた。

「え?いや、良いです。他の人も……あれ、練習…………してない?あれ?」

 周囲の見渡し、ミライはようやく気が付いた。

 空き時間に道場に稽古来ている人はそう多くない。多くないが、いるのだ。その全員が――と言っても三人だけだが――壁際でアキとミライを眺め、にやついた笑みを浮かべている。

「いや、青春だねぇ。学生の頃を思い出したよ。まあ、最も、こんな青春送ってないけど」

 白鳥が笑い、他の二人も釣られて肩を震わす。

「いいい今の全部みみみ見てました!?」

「こんな所でするから」

 そう言ったのは、ミライと同じ高校に通う、一学年上の女性、伊藤だ。口元に手を当て、隠してはいるが、小刻みに震えているし、目元がもう笑っている。
 彼女はミライと違い、体力を付けたいという理由で、普段から素の姿のまま頻繁に鍛錬していた。長い髪を高い位置で一つに束ねている彼女は、同性のミライから見ても素敵な女性で、アキの片思いの相手とも特徴が重なる。身長が160センチはあるが、180センチあるアキから見れば小柄も同然だ。ミライは顔を真っ赤にした。

「だって、アキが、アキが………………アキが全部悪い!」

「…………はい、全部俺が悪いです」

 実際アキがミライを避けなければ、起こりえなかった事態ではあるのは確かだ。アキは右手を胸に当て、左手を上げた。

「アキの馬鹿」

「なんでだよ!?今素直に認めただろ!」

 ミライがアキを無視して、白鳥ら三人に頭を下げた。それから赤ら顔のまま、アキをキッと睨み付けた。

「私今日はもう時間だから帰る。お店手伝わないとだし」

 普段、木曜日にミライは道場に来ない。実家の総菜屋を手伝う姉がどうしても入れない日が木曜日で、この日だけは放課後から閉店まで、アキが手伝いをする事になっているのだ。
 それを今日はお願いして少しだけ出て来た。むしゃくしゃして、どうしてもすっきりしたかったのだ。だからこそアキはミライはいないと思い道場に来たのだが、結果的には和解できたのだから良かったのかもしれない。

 ミライは入り口付近に設けられた荷物置き場に、自身の荷物を取りに行った。これは慌てたのはアキだ。

「待て!は、話が……俺も、帰るからちょっと待ってろって」

 アキも三人に礼をすると、慌てて更衣室に荷物を取りに行く。

 慌ただしく道場を出ていく二人を、年長者三人は微笑ましい気持ちで眺めていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

「拾われた私はシンデレラ?シンデレラは、終身雇用される」

ゆる
恋愛
ブラック企業で心も体も疲れ果てたOL・麻衣。ある夜、連勤続きで倒れた彼女を助けたのは、なんと異国の美しき王子・エリオット! 「君を終身雇用したい」――突拍子もない彼の提案に戸惑いつつも、エリオットの観光案内役として期間限定で雇われることになった麻衣。 しかし、観光案内のはずが、まるでデートのような毎日に振り回されるうちに、彼の優しさと真っ直ぐな想いに惹かれていく。 一方で、ブラック企業からの復職要請や、自分の幸せを考えることへの葛藤に悩む麻衣。そんな中、エリオットは改めて麻衣に問いかける―― 「永久就職しないか?」 これは、ブラック企業を抜け出した平凡なOLが、異国の王子と共に自分の幸せを見つける物語。 異国の地での新生活、舞踏会での婚約発表、そして満天の星空の下で交わされる愛の誓い……。溺愛系王子が贈る、胸キュンラブストーリー! ──シンデレラの物語は、ここから始まる。 ---

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

実在しないのかもしれない

真朱
恋愛
実家の小さい商会を仕切っているロゼリエに、お見合いの話が舞い込んだ。相手は大きな商会を営む伯爵家のご嫡男。が、お見合いの席に相手はいなかった。「極度の人見知りのため、直接顔を見せることが難しい」なんて無茶な理由でいつまでも逃げ回る伯爵家。お見合い相手とやら、もしかして実在しない・・・? ※異世界か不明ですが、中世ヨーロッパ風の架空の国のお話です。 ※細かく設定しておりませんので、何でもあり・ご都合主義をご容赦ください。 ※内輪でドタバタしてるだけの、高い山も深い谷もない平和なお話です。何かすみません。

婚約破棄の甘さ〜一晩の過ちを見逃さない王子様〜

岡暁舟
恋愛
それはちょっとした遊びでした

【完結】俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

雪井しい
恋愛
「こはる、俺の妻になれ」その日、大女優を母に持つ2世女優の花宮こはるは自分の所属していた劇団の解散に絶望していた。そんなこはるに救いの手を差し伸べたのは年上の幼馴染で大企業の御曹司、月ノ島玲二だった。けれど代わりに妻になることを強要してきて──。花嫁となったこはるに対し、俺様な玲二は独占欲を露わにし始める。 【幼馴染の俺様御曹司×大物女優を母に持つ2世女優】 ☆☆☆ベリーズカフェで日間4位いただきました☆☆☆ ※ベリーズカフェでも掲載中 ※推敲、校正前のものです。ご注意下さい

離婚した彼女は死ぬことにした

まとば 蒼
恋愛
2日に1回更新(希望)です。 ----------------- 事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。 もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。 今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、 「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」 返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。 それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。 神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。 大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。 ----------------- とあるコンテストに応募するためにひっそり書いていた作品ですが、最近ダレてきたので公開してみることにしました。 まだまだ荒くて調整が必要な話ですが、どんなに些細な内容でも反応を頂けると大変励みになります。 書きながら色々修正していくので、読み返したら若干展開が変わってたりするかもしれません。 作風が好みじゃない場合は回れ右をして自衛をお願いいたします。

処理中です...