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夢に咲く花
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(アレ?今日はずいぶんと暑いんだな)
ジットリと掻いた汗でシャツが肌に張り付き、孝宏は不快感を覚えた。
目を開くと大量に飛び込んで来る光に思わず目を細め、右手を目の上にかざした。
青い空に光り輝く真夏の太陽と、真っ白な入道雲。玄関から門まで続く石畳。セメントのブロックを積んだだけの塀の上で、野良猫が呑気に欠伸なんかしている。
『何だお前、まだこんな所にいたのか?』
背後の扉が開き、家の中から出てきた父親が、ひょうきんな口調で言った。
トレーニングウェアーに身を包み、スポーツバッグを担いでいる。
父は虫でも追い払う仕草で、通路を塞ぐ孝宏を追い払った。父がふざけるのはいつものこと。孝宏も慣れていた。
父は孝宏がドアの前から一歩脇に寄ると、頭を乱暴に撫でまわし、いつもの父にまるで似つかわしくない、どこか寂しさを含んだ笑顔で言った。
『確か彼女と待ち合わせをしているんだろう?時間はとっくに過ぎているって、さっき言ってたじゃないか』
(そうだったっけ?俺、早く木下の所に行かなきゃいけないだっけ?)
『たいぶ待たせているんだろう?早くしないと、彼女怒って帰るんじゃないのか?』
(そんなことは言われなくても、わかってるよ)
『せっかくだし途中まで一緒に行くか?……よし!走るぞ』
(はぁ?ちょっと待ってよ!)
玄関から門まで10歩もない。孝宏の返事を聞かず先に行ってしまう父は、あっという間に門を出て行ってしまった。
塀の向こうを、彼の頭が上下に動きながら遠ざかって行く。
孝宏も慌てて追いかけようとしたが、なぜだろうか、足が動かない。孝宏が恐る恐る足元を見ると、黒い影が足に絡みつき、離すまいと捉えている。
──ズ……ズ…ズズ……──
砂地に体が沈んでいくのは、もしかするとこんな感じかもしれない。いくらもがけど逃れられず、下へ下へと沈む地面に呑みこまれていく。どうしても逃れられない。
(嫌だ!父さん待って!助けて!)
絡む陰から逃れようと、必死に手を伸ばすのだが、父の姿はすでにどこにもなかった。後ろから付いてこない息子を、心配して戻ってくる気配もなく、孝宏の叫びが虚しく空気に吸い込まれ消えていくばかりだ。
すがる者もなく、孝宏は石畳の淵に指を掛け、藁をも掴む思いで地面の雑草にまで手を伸ばしたが、影はそれ以上の力で引き込んでいく。
抜け出られる訳もなく、体のほとんどが地面の下に消えてしまってもなお、影は止まる所を知らず孝宏を飲み込んでいった。
必死の抵抗も空しく、底の見えない恐怖がゆっくりと、だが確実に、孝宏を飲み込み、自身の視界が黒く塗りつぶされていくのをただ耐えるしかなかった。
(助けて、あそこに行くのは嫌だ!)
最後に残った片手だけを動かして、掴める物を探したが空気をかくばかりだ。
『孝宏!』
その時自分を呼ぶ声がした。
指先に何かが触れたかと思えば、次は大きく力強い手が、しっかりと孝宏の腕を握り締め引っ張り上げようとする。
『孝宏!』
自身の耳に馴染んだ声が聞こえる。まだ助かるかもしれない。
孝宏は下ろしてしまっていたもう片方の手で、闇を掻き分け、頭上へ、声のする方へ夢中で伸ばした。
(父さん!父さん!助けて!)
自分の腕を掴むその腕を、力の限り握り絞めた。
『今そこから助けてやる!少しだけ待ってろ!』
腕を上へ引っ張られ、肩が悲鳴を上げる。それでも孝宏は父の腕を力の限り握りしめ、痛みに耐えた。
やっと見つけたたった一つの頼りは、孝宏が誰よりも信頼している大きく力強い腕。決して離したくなかった。
(助かる、助かるんだ)
『孝宏!』 『孝宏!』
(これでもうあんな風には……)
『孝宏!』 「孝宏!」 「…ヒロ!」
(怖いことは、もう……)
「タカヒロ!」
「タカヒロ!」
「タカヒロ!起きろ!」
自分を呼ぶ声で、孝宏はハッと目を開けた。淡いオレンジ色の光に包まれた空間で、誰かがこちらを見下ろしている。
『カ……ウル?どうして…………ここに?』
夢か現実がはっきりしないまま、孝宏はぼんやりと尋ねた。困った表情でカウルが自身の腕を持ち上げ、孝宏に見せて言う。
「無理に起こして悪かったけど、この手を離してくれないか?」
カウルの左手首を掴む孝宏の手は酷く強張っており、カウルの肌には皺がより、爪が肌に食い込んでしまっている。
孝宏が慌てて手を離せば、カウルの腕には、赤く腫れた手形がくっきりと付いている。そこをカウルが自身で触れるのだが、そっと指先で撫でるだけで痛みに目を細める。
「カウルごめん。俺、寝ぼけてて……」
「このくらい平気だ。それよりも大丈夫か?酷く…………うなされていた」
カウルのゴツゴツした固い指先が孝宏の頬を拭い、孝宏は初めて自分が泣いていると気が付いた。
涙は目から溢れ、頬を伝い、耳を濡らしている。耳が濡れる感覚は気持ち悪かった。
固い板の上に横たわったままの孝宏と、その孝宏を見下ろすカウル。
横にはカダンだけが寝かされており、普段五人が身を寄せる車内が、いつもより広く感じられた。
もはや見慣れた幌で覆われた天井の、その中心で淡いオレンジの光を灯すランプが、幕の隙間から吹き込む風に煽られ小さく揺れている。
そんな空間を浮遊する、夜空に輝く星の様でいてその実、均一な光を放つ無数の小さな光が、弾けては消え、身の上に降り注いでいる。
孝宏はあれが夢だったとようやく理解し、落胆した。
あの時父親が駆けつけてくれたのではないし、未だ異世界に落ちたままの現実。
「変な夢でも見てたのかな?あんま覚えてないや」
孝宏は体を起こし耳を乱暴を拭いた。
誤魔化しに笑って見せるが普段の明るさはなく、だがまだ寝ぼけているだけと言えば、そうも見えるだろう。カウルもそれ以上、何も言わなかった。
「ぐ、ぅ……!!」
起きた拍子に胃が収縮し、孝宏はギュッと絞られるような痛みを感じた。同時に食道を逆流し、こみ上げてくる物が喉の奥で引っ掛かる。
口の中が苦味で満たされ、孝宏は車の外に身を乗り出して吐き出した。胃が収縮する度、熱く苦い物を吐き出し、喉の奥がかすれヒリヒリする。
「あっくぅ……」
体を支える両腕に体重がかかり、肩の傷が痛んだ。孝宏は仕方なく、怪我をしていない右腕だけで体を支えたが、すると今度は比重を変えたことで、脇腹の傷が痛みだした。
左手で傷口を抑えると、幹部に包帯がしっかりと巻かれている。脇の傷だけでなく、肩の傷にもだ。
「力の使い過ぎだ。あの封印具を力づくで壊したんだって?その後も色々無茶をしたんだろう?」
カウルが孝宏の背中を下から上へ、ゆっくりと摩りながら言った。優しい物言いだ。
孝宏は促されるままに、こみ上げてくるすべてを吐き出し、外に身を乗り出したまま目を閉じて呼吸を整えた。
胸の奥であの時の昂揚感が、今もくすぶっており、思い出すだけで緊張とは違う鼓動が高鳴ると同時に、酷い違和感を拭いきれないでいる。
彼らが火の中で恐怖に表情を歪め、慌てふためく光景は実に滑稽で、恐ろしい程の優越感が孝宏を満たした。
火の温度を徐々に上げたらどうなるのだろうとも考えたし、初めはそうするつもりだった。その結果彼らがどうなろうとも構わなかった。なんの躊躇もなくそう思っていた。
何もできないと自身を卑下してきたが、あんな真似ができるのかと、これまで考えもしなかった自分に恐怖を感じながらも、何故だか許容できる好奇心を湧き上がってくる。
(俺は一体どうしてしまったんだろう?)
それともこれこそが、自分が本来持っている本性であるのか。もしもそうだとしたら、十五年間信じていたもの、価値観がすべて覆ってしまう気がする。
(それも嫌だな……)
「そういやあいつら……盗賊はどうなった?…………死んだ?」
そう尋ねるのは少し怖かった。カウルの顔を見れず、吐き気は収まっているのに、孝宏は外を向いたままでいる。
夜闇が一層黒をまとい世界を覆う。目に見えている光景は、ただそこにあるだけに過ぎず、すべての意識は背後のカウルに向けられている。
今、カウルはどんな表情をしているのだろう。そして自分はどんな表情で、どんな答えを待っているのだろう。
ああ、沈黙が恐ろしい
「………………いいや、誰も死んでいない」
孝宏は無意識に止めていた息を吐いた。
それまで嫌に静かだった夜が、風に揺れる木々のざわめきを取り戻し、夜闇が一気に色づき深みを増した。
孝宏はようやくカウルに顔を向けた。
ジットリと掻いた汗でシャツが肌に張り付き、孝宏は不快感を覚えた。
目を開くと大量に飛び込んで来る光に思わず目を細め、右手を目の上にかざした。
青い空に光り輝く真夏の太陽と、真っ白な入道雲。玄関から門まで続く石畳。セメントのブロックを積んだだけの塀の上で、野良猫が呑気に欠伸なんかしている。
『何だお前、まだこんな所にいたのか?』
背後の扉が開き、家の中から出てきた父親が、ひょうきんな口調で言った。
トレーニングウェアーに身を包み、スポーツバッグを担いでいる。
父は虫でも追い払う仕草で、通路を塞ぐ孝宏を追い払った。父がふざけるのはいつものこと。孝宏も慣れていた。
父は孝宏がドアの前から一歩脇に寄ると、頭を乱暴に撫でまわし、いつもの父にまるで似つかわしくない、どこか寂しさを含んだ笑顔で言った。
『確か彼女と待ち合わせをしているんだろう?時間はとっくに過ぎているって、さっき言ってたじゃないか』
(そうだったっけ?俺、早く木下の所に行かなきゃいけないだっけ?)
『たいぶ待たせているんだろう?早くしないと、彼女怒って帰るんじゃないのか?』
(そんなことは言われなくても、わかってるよ)
『せっかくだし途中まで一緒に行くか?……よし!走るぞ』
(はぁ?ちょっと待ってよ!)
玄関から門まで10歩もない。孝宏の返事を聞かず先に行ってしまう父は、あっという間に門を出て行ってしまった。
塀の向こうを、彼の頭が上下に動きながら遠ざかって行く。
孝宏も慌てて追いかけようとしたが、なぜだろうか、足が動かない。孝宏が恐る恐る足元を見ると、黒い影が足に絡みつき、離すまいと捉えている。
──ズ……ズ…ズズ……──
砂地に体が沈んでいくのは、もしかするとこんな感じかもしれない。いくらもがけど逃れられず、下へ下へと沈む地面に呑みこまれていく。どうしても逃れられない。
(嫌だ!父さん待って!助けて!)
絡む陰から逃れようと、必死に手を伸ばすのだが、父の姿はすでにどこにもなかった。後ろから付いてこない息子を、心配して戻ってくる気配もなく、孝宏の叫びが虚しく空気に吸い込まれ消えていくばかりだ。
すがる者もなく、孝宏は石畳の淵に指を掛け、藁をも掴む思いで地面の雑草にまで手を伸ばしたが、影はそれ以上の力で引き込んでいく。
抜け出られる訳もなく、体のほとんどが地面の下に消えてしまってもなお、影は止まる所を知らず孝宏を飲み込んでいった。
必死の抵抗も空しく、底の見えない恐怖がゆっくりと、だが確実に、孝宏を飲み込み、自身の視界が黒く塗りつぶされていくのをただ耐えるしかなかった。
(助けて、あそこに行くのは嫌だ!)
最後に残った片手だけを動かして、掴める物を探したが空気をかくばかりだ。
『孝宏!』
その時自分を呼ぶ声がした。
指先に何かが触れたかと思えば、次は大きく力強い手が、しっかりと孝宏の腕を握り締め引っ張り上げようとする。
『孝宏!』
自身の耳に馴染んだ声が聞こえる。まだ助かるかもしれない。
孝宏は下ろしてしまっていたもう片方の手で、闇を掻き分け、頭上へ、声のする方へ夢中で伸ばした。
(父さん!父さん!助けて!)
自分の腕を掴むその腕を、力の限り握り絞めた。
『今そこから助けてやる!少しだけ待ってろ!』
腕を上へ引っ張られ、肩が悲鳴を上げる。それでも孝宏は父の腕を力の限り握りしめ、痛みに耐えた。
やっと見つけたたった一つの頼りは、孝宏が誰よりも信頼している大きく力強い腕。決して離したくなかった。
(助かる、助かるんだ)
『孝宏!』 『孝宏!』
(これでもうあんな風には……)
『孝宏!』 「孝宏!」 「…ヒロ!」
(怖いことは、もう……)
「タカヒロ!」
「タカヒロ!」
「タカヒロ!起きろ!」
自分を呼ぶ声で、孝宏はハッと目を開けた。淡いオレンジ色の光に包まれた空間で、誰かがこちらを見下ろしている。
『カ……ウル?どうして…………ここに?』
夢か現実がはっきりしないまま、孝宏はぼんやりと尋ねた。困った表情でカウルが自身の腕を持ち上げ、孝宏に見せて言う。
「無理に起こして悪かったけど、この手を離してくれないか?」
カウルの左手首を掴む孝宏の手は酷く強張っており、カウルの肌には皺がより、爪が肌に食い込んでしまっている。
孝宏が慌てて手を離せば、カウルの腕には、赤く腫れた手形がくっきりと付いている。そこをカウルが自身で触れるのだが、そっと指先で撫でるだけで痛みに目を細める。
「カウルごめん。俺、寝ぼけてて……」
「このくらい平気だ。それよりも大丈夫か?酷く…………うなされていた」
カウルのゴツゴツした固い指先が孝宏の頬を拭い、孝宏は初めて自分が泣いていると気が付いた。
涙は目から溢れ、頬を伝い、耳を濡らしている。耳が濡れる感覚は気持ち悪かった。
固い板の上に横たわったままの孝宏と、その孝宏を見下ろすカウル。
横にはカダンだけが寝かされており、普段五人が身を寄せる車内が、いつもより広く感じられた。
もはや見慣れた幌で覆われた天井の、その中心で淡いオレンジの光を灯すランプが、幕の隙間から吹き込む風に煽られ小さく揺れている。
そんな空間を浮遊する、夜空に輝く星の様でいてその実、均一な光を放つ無数の小さな光が、弾けては消え、身の上に降り注いでいる。
孝宏はあれが夢だったとようやく理解し、落胆した。
あの時父親が駆けつけてくれたのではないし、未だ異世界に落ちたままの現実。
「変な夢でも見てたのかな?あんま覚えてないや」
孝宏は体を起こし耳を乱暴を拭いた。
誤魔化しに笑って見せるが普段の明るさはなく、だがまだ寝ぼけているだけと言えば、そうも見えるだろう。カウルもそれ以上、何も言わなかった。
「ぐ、ぅ……!!」
起きた拍子に胃が収縮し、孝宏はギュッと絞られるような痛みを感じた。同時に食道を逆流し、こみ上げてくる物が喉の奥で引っ掛かる。
口の中が苦味で満たされ、孝宏は車の外に身を乗り出して吐き出した。胃が収縮する度、熱く苦い物を吐き出し、喉の奥がかすれヒリヒリする。
「あっくぅ……」
体を支える両腕に体重がかかり、肩の傷が痛んだ。孝宏は仕方なく、怪我をしていない右腕だけで体を支えたが、すると今度は比重を変えたことで、脇腹の傷が痛みだした。
左手で傷口を抑えると、幹部に包帯がしっかりと巻かれている。脇の傷だけでなく、肩の傷にもだ。
「力の使い過ぎだ。あの封印具を力づくで壊したんだって?その後も色々無茶をしたんだろう?」
カウルが孝宏の背中を下から上へ、ゆっくりと摩りながら言った。優しい物言いだ。
孝宏は促されるままに、こみ上げてくるすべてを吐き出し、外に身を乗り出したまま目を閉じて呼吸を整えた。
胸の奥であの時の昂揚感が、今もくすぶっており、思い出すだけで緊張とは違う鼓動が高鳴ると同時に、酷い違和感を拭いきれないでいる。
彼らが火の中で恐怖に表情を歪め、慌てふためく光景は実に滑稽で、恐ろしい程の優越感が孝宏を満たした。
火の温度を徐々に上げたらどうなるのだろうとも考えたし、初めはそうするつもりだった。その結果彼らがどうなろうとも構わなかった。なんの躊躇もなくそう思っていた。
何もできないと自身を卑下してきたが、あんな真似ができるのかと、これまで考えもしなかった自分に恐怖を感じながらも、何故だか許容できる好奇心を湧き上がってくる。
(俺は一体どうしてしまったんだろう?)
それともこれこそが、自分が本来持っている本性であるのか。もしもそうだとしたら、十五年間信じていたもの、価値観がすべて覆ってしまう気がする。
(それも嫌だな……)
「そういやあいつら……盗賊はどうなった?…………死んだ?」
そう尋ねるのは少し怖かった。カウルの顔を見れず、吐き気は収まっているのに、孝宏は外を向いたままでいる。
夜闇が一層黒をまとい世界を覆う。目に見えている光景は、ただそこにあるだけに過ぎず、すべての意識は背後のカウルに向けられている。
今、カウルはどんな表情をしているのだろう。そして自分はどんな表情で、どんな答えを待っているのだろう。
ああ、沈黙が恐ろしい
「………………いいや、誰も死んでいない」
孝宏は無意識に止めていた息を吐いた。
それまで嫌に静かだった夜が、風に揺れる木々のざわめきを取り戻し、夜闇が一気に色づき深みを増した。
孝宏はようやくカウルに顔を向けた。
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