75 / 180
夢に咲く花
2*一応、主人公を治療してるだけ*
しおりを挟む
「準備はできた?」
カダンが孝宏に声を掛ける。
孝宏は淵にもたれ掛かり、気持ち良さそうに目を閉じていたが、声を掛けられ、うつらうつらと言った様子で、言葉になっていない返事を返した。
「脱ぐのは上だけで良いのに、何で下も脱いでいるんだよ」
「だって、温泉だろう?本当は下着も脱ぎたいんだけどな」
「それはダメ。地球人は人前で裸になる習慣でもあるの?」
「地球っていうか、俺の国の温泉は、大体裸で入る。それがルールだ」
「あっそ……」
カダンは服を着たまま温泉に入った。
湯の高さは彼の腰近くまである。孝宏の傍で、片膝を付いてしゃがんだ。
「さてと、じゃあ始めようか」
カダンは孝宏の手を取り、両手の掌にある傷を比べた。ほとんど塞がりかけている右手、真新しい傷口の左手。
「本当にするのか?やっぱりそのままでも……」
孝宏は事前に何をするのか、説明を受けて、この場にいる。
何をされるのか、知っていても若干怖かった。孝宏は躊躇した。
「ダメ、治す。じっとしてて」
言うと同時に、カダンの目が青く光った。
途端に孝宏は、深い色に引き込まれ、目が離せなくなった。
孝宏は言われるでもなく、深く息を吸って、ゆっくりと吐く。
「ズ、ル……イ」
それだけ絞りだし、抗議する。
それに対し、カダンはニヤリと笑っただけだった。
カダンはまず、左手の傷に口づけた。
(あぁ……熱い……)
孝宏は左手に、ソコトラでルイに癒してもらった時とは、比べ物にならないほどの熱を感じた。
同時に、文字通り、腹の奥が疼く。
カダンの唇が掌に何度も落とされ、患部の上で音を立てる。
「カダン…………変な、くぅ……感じがする……っ……」
孝宏は左手をカダンに預けたまま、空を仰ぎ目を閉じ、空いている右手の指を噛んだ。
カダンの唇が肌を滑り、傷口を伝っていく。
掌から手首へ、手首から腕へ。
唇が患部を這う度、熱い吐息が体内に流れ込む度に、孝宏の腹の奥がざわついた。
孝宏はそれが本当に恐ろしい。
孝宏は体を強張らせ、右手をぎゅっと握り込んだ。
「まてっ……てっ……マズい……気が……はぁっ……はっ……」
このままではいけないと思うのに、孝宏を押さえつけるカダンの腕は力強く、また、青い魔力にひきづられ、思うように力がでない。
孝宏の形ばかりの拒絶に、カダンは、己の暗示が効いているのだと知りつつ、機嫌良くニッと笑った。
すでに左の掌は薄っすら跡が残るばかりで、傷口はすっかり塞がっている。
腕の傷口で塞ぎながら、カダンが左手を、孝宏の口元にかざした。
人差し指が孝宏の唇に触れると、カダンはそのまま下に滑らせた。
喉を通り過ぎ、胸元を撫でながら下りていく。
孝宏は目を閉じた。
閉じた瞼から淡い光が見えるだけになるが、想像力というのは一層増すようだ。
カダンの指が触れた部分を痛い程に感じ、暗転した世界に、一筋の光が縦に伸びていく。
カダンはみぞおち辺りで手を止め、掌を殴られた痣に重ねた。
そこはアベルに思いっきり殴られた場所で、未だ、痛みの引かない所でもあった。
それ故に、カダンはこの治療を強行したのだが、切り傷程度でこれだけ苦しいのだ。
本命はどれだけだろうと、孝宏は一瞬身構えた。
「ぐっ……ん……?」
カダンの掌はほんのり温かった。
むしろ心地良く、痛いほどの熱も、むず痒さもない。
孝宏は薄っすら目を開け見た。カダンが眉間に皺を寄せ、苦悶の表情を浮かべている。
カダンの呼吸は浅く、吐く息が震えている。
顔を上げ、孝宏と目が合うと、カダンは照れくさそうに頬を赤らめ、疲労感の滲む笑顔を見せた。
カダンは孝宏の前方に伸ばし、投げ出した足をまたいで膝を付いた。水面が顔近くまで迫る。
「お……い……大丈夫、かよ?」
「ん……まだ、いける」
カダンは両手とも指を絡ませ、しっかりと孝宏の手を握った。
「なあ……この体制……おかしくないか?な……」
孝宏が息も切れ切れに訴えるも、次の瞬間には、驚きと痛みと苦しみとが一度に襲って来て、最後は声にならなかった。
カダンは身をかがめ、孝宏の胸元に顔を埋めた。
顔がお湯に浸かるのも構わず、カダンはみぞおちに唇を這わせ、歯を立てた。
「は!?い、いやいや。ちょっ……う、ん……」
ここまで来ると、驚きよりも羞恥心の方が大きい。
孝宏は腹の奥に溜まっていく熱が、先ほどよりもずっと重く、熱く、感じられ、カダンを止めるどころでなくなっていた。
何せ、息が上手く吸えないのだ。
熱が痛みとなり、体を内側から蝕む。息を吸う度熱が存在感を増し、孝宏は呼吸が浅く早くなっていく。
カダンは水中から顔を出して息を整えては、繰り返しみぞおちに熱烈な口づけを繰り返した。
「イヤだカダン!駄目だ……これは……ダメ……だ……」
必要に繰り返される行為に、孝宏は体中を熱に犯されていく。
苦しさから逃げようと、力の限り身をよじり、何もない所を足で蹴った。
何度もカダンの名前を呼び、止めてと懇願する。
(体の内から溶けていくみたいだ……訳わかんねえ……)
やがて熱に浮かされ、意識が内へ内へと落ちていく。
吐く息は荒々しく震え、汗が額を滑り落ちる。
潤んだ瞳はもう何も映してはいない。
『ああ、熱い……ぁ……ら…、ん……ぐぅっ……』
孝宏は訳も分からず日本語で呟いていた。
熱と痛みと苦しさで、どうしようもなく、体が冷気を求めている。
孝宏は身じろいで腰を浮かせ、体を仰け反らせ、淵に背中を乗せた。
この頃になると、カダンの力も幾分か弱まっていた。少なくとも、無我夢中の孝宏が抵抗できるほどには、弱っていた。
その理由を孝宏は知らなかったが、この隙を突かない理由もなく、逃れたい、その一心で抗った。
「じっと……してて……はぁ……はぁ…………加減……むず、か、し……んだ」
カダンも苦しそうだった。
孝宏が逃げ、温泉の淵に座ると、カダンも立ち上がり、孝宏を石が転がる地面に押し倒した。
カダンの息は苦し気で、眼光は鋭く瞬き一つない。
きゅっと唇を噛み、血走った眼が孝宏を見下ろした。
カダンのシャツは塗れて肌に張り付き、普段は隠れている体のラインが露わになっている。
引き締まり、均等のとれた筋肉は逞しく美しい。
孝宏程度の腕力ではビクともしそうにない。
カダンは両手でしっかりと孝宏を押さえつけると、痣に再び口づけを落とした。
『カダン、駄目……だ。く、苦しいっも、う…………はぁ……はぁ……くっ限界が……近い!』
カダンから落ちた水滴が、孝宏の肌を滑り落ちていく。それすらも今の孝宏には刺激となり、その度に唇を噛んで耐えた。
『待って……カダ……ン!ホントっん……ヤバいって……』
孝宏はカダンの手をぎゅっと握った。
答えてカダンも握り返してくる。
「もう……少し、ん……だから……はぁ、はぁ……我慢して、くっはぁ……」
孝宏は両手を上に思いっきり押し上げたが、それ以上にカダンが押し返す力が強かった。
『いや……だ、ぁあ……もうダメだ……』
腹の奥の疼きが止まらない。熱を持ったそれが外に出たがって、今にも爆発してしまいそうだ。
「無理……い、だぁ!」
カダンが孝宏に声を掛ける。
孝宏は淵にもたれ掛かり、気持ち良さそうに目を閉じていたが、声を掛けられ、うつらうつらと言った様子で、言葉になっていない返事を返した。
「脱ぐのは上だけで良いのに、何で下も脱いでいるんだよ」
「だって、温泉だろう?本当は下着も脱ぎたいんだけどな」
「それはダメ。地球人は人前で裸になる習慣でもあるの?」
「地球っていうか、俺の国の温泉は、大体裸で入る。それがルールだ」
「あっそ……」
カダンは服を着たまま温泉に入った。
湯の高さは彼の腰近くまである。孝宏の傍で、片膝を付いてしゃがんだ。
「さてと、じゃあ始めようか」
カダンは孝宏の手を取り、両手の掌にある傷を比べた。ほとんど塞がりかけている右手、真新しい傷口の左手。
「本当にするのか?やっぱりそのままでも……」
孝宏は事前に何をするのか、説明を受けて、この場にいる。
何をされるのか、知っていても若干怖かった。孝宏は躊躇した。
「ダメ、治す。じっとしてて」
言うと同時に、カダンの目が青く光った。
途端に孝宏は、深い色に引き込まれ、目が離せなくなった。
孝宏は言われるでもなく、深く息を吸って、ゆっくりと吐く。
「ズ、ル……イ」
それだけ絞りだし、抗議する。
それに対し、カダンはニヤリと笑っただけだった。
カダンはまず、左手の傷に口づけた。
(あぁ……熱い……)
孝宏は左手に、ソコトラでルイに癒してもらった時とは、比べ物にならないほどの熱を感じた。
同時に、文字通り、腹の奥が疼く。
カダンの唇が掌に何度も落とされ、患部の上で音を立てる。
「カダン…………変な、くぅ……感じがする……っ……」
孝宏は左手をカダンに預けたまま、空を仰ぎ目を閉じ、空いている右手の指を噛んだ。
カダンの唇が肌を滑り、傷口を伝っていく。
掌から手首へ、手首から腕へ。
唇が患部を這う度、熱い吐息が体内に流れ込む度に、孝宏の腹の奥がざわついた。
孝宏はそれが本当に恐ろしい。
孝宏は体を強張らせ、右手をぎゅっと握り込んだ。
「まてっ……てっ……マズい……気が……はぁっ……はっ……」
このままではいけないと思うのに、孝宏を押さえつけるカダンの腕は力強く、また、青い魔力にひきづられ、思うように力がでない。
孝宏の形ばかりの拒絶に、カダンは、己の暗示が効いているのだと知りつつ、機嫌良くニッと笑った。
すでに左の掌は薄っすら跡が残るばかりで、傷口はすっかり塞がっている。
腕の傷口で塞ぎながら、カダンが左手を、孝宏の口元にかざした。
人差し指が孝宏の唇に触れると、カダンはそのまま下に滑らせた。
喉を通り過ぎ、胸元を撫でながら下りていく。
孝宏は目を閉じた。
閉じた瞼から淡い光が見えるだけになるが、想像力というのは一層増すようだ。
カダンの指が触れた部分を痛い程に感じ、暗転した世界に、一筋の光が縦に伸びていく。
カダンはみぞおち辺りで手を止め、掌を殴られた痣に重ねた。
そこはアベルに思いっきり殴られた場所で、未だ、痛みの引かない所でもあった。
それ故に、カダンはこの治療を強行したのだが、切り傷程度でこれだけ苦しいのだ。
本命はどれだけだろうと、孝宏は一瞬身構えた。
「ぐっ……ん……?」
カダンの掌はほんのり温かった。
むしろ心地良く、痛いほどの熱も、むず痒さもない。
孝宏は薄っすら目を開け見た。カダンが眉間に皺を寄せ、苦悶の表情を浮かべている。
カダンの呼吸は浅く、吐く息が震えている。
顔を上げ、孝宏と目が合うと、カダンは照れくさそうに頬を赤らめ、疲労感の滲む笑顔を見せた。
カダンは孝宏の前方に伸ばし、投げ出した足をまたいで膝を付いた。水面が顔近くまで迫る。
「お……い……大丈夫、かよ?」
「ん……まだ、いける」
カダンは両手とも指を絡ませ、しっかりと孝宏の手を握った。
「なあ……この体制……おかしくないか?な……」
孝宏が息も切れ切れに訴えるも、次の瞬間には、驚きと痛みと苦しみとが一度に襲って来て、最後は声にならなかった。
カダンは身をかがめ、孝宏の胸元に顔を埋めた。
顔がお湯に浸かるのも構わず、カダンはみぞおちに唇を這わせ、歯を立てた。
「は!?い、いやいや。ちょっ……う、ん……」
ここまで来ると、驚きよりも羞恥心の方が大きい。
孝宏は腹の奥に溜まっていく熱が、先ほどよりもずっと重く、熱く、感じられ、カダンを止めるどころでなくなっていた。
何せ、息が上手く吸えないのだ。
熱が痛みとなり、体を内側から蝕む。息を吸う度熱が存在感を増し、孝宏は呼吸が浅く早くなっていく。
カダンは水中から顔を出して息を整えては、繰り返しみぞおちに熱烈な口づけを繰り返した。
「イヤだカダン!駄目だ……これは……ダメ……だ……」
必要に繰り返される行為に、孝宏は体中を熱に犯されていく。
苦しさから逃げようと、力の限り身をよじり、何もない所を足で蹴った。
何度もカダンの名前を呼び、止めてと懇願する。
(体の内から溶けていくみたいだ……訳わかんねえ……)
やがて熱に浮かされ、意識が内へ内へと落ちていく。
吐く息は荒々しく震え、汗が額を滑り落ちる。
潤んだ瞳はもう何も映してはいない。
『ああ、熱い……ぁ……ら…、ん……ぐぅっ……』
孝宏は訳も分からず日本語で呟いていた。
熱と痛みと苦しさで、どうしようもなく、体が冷気を求めている。
孝宏は身じろいで腰を浮かせ、体を仰け反らせ、淵に背中を乗せた。
この頃になると、カダンの力も幾分か弱まっていた。少なくとも、無我夢中の孝宏が抵抗できるほどには、弱っていた。
その理由を孝宏は知らなかったが、この隙を突かない理由もなく、逃れたい、その一心で抗った。
「じっと……してて……はぁ……はぁ…………加減……むず、か、し……んだ」
カダンも苦しそうだった。
孝宏が逃げ、温泉の淵に座ると、カダンも立ち上がり、孝宏を石が転がる地面に押し倒した。
カダンの息は苦し気で、眼光は鋭く瞬き一つない。
きゅっと唇を噛み、血走った眼が孝宏を見下ろした。
カダンのシャツは塗れて肌に張り付き、普段は隠れている体のラインが露わになっている。
引き締まり、均等のとれた筋肉は逞しく美しい。
孝宏程度の腕力ではビクともしそうにない。
カダンは両手でしっかりと孝宏を押さえつけると、痣に再び口づけを落とした。
『カダン、駄目……だ。く、苦しいっも、う…………はぁ……はぁ……くっ限界が……近い!』
カダンから落ちた水滴が、孝宏の肌を滑り落ちていく。それすらも今の孝宏には刺激となり、その度に唇を噛んで耐えた。
『待って……カダ……ン!ホントっん……ヤバいって……』
孝宏はカダンの手をぎゅっと握った。
答えてカダンも握り返してくる。
「もう……少し、ん……だから……はぁ、はぁ……我慢して、くっはぁ……」
孝宏は両手を上に思いっきり押し上げたが、それ以上にカダンが押し返す力が強かった。
『いや……だ、ぁあ……もうダメだ……』
腹の奥の疼きが止まらない。熱を持ったそれが外に出たがって、今にも爆発してしまいそうだ。
「無理……い、だぁ!」
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる
シンギョウ ガク
ファンタジー
※2019年7月下旬に第二巻発売しました。
※12/11書籍化のため『Sランクパーティーから追放されたおっさん商人、真の仲間を気ままに最強SSランクハーレムパーティーへ育てる。』から『おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる』に改題を実施しました。
※第十一回アルファポリスファンタジー大賞において優秀賞を頂きました。
俺の名はグレイズ。
鳶色の眼と茶色い髪、ちょっとした無精ひげがワイルドさを醸し出す、四十路の(自称ワイルド系イケオジ)おっさん。
ジョブは商人だ。
そう、戦闘スキルを全く習得しない商人なんだ。おかげで戦えない俺はパーティーの雑用係。
だが、ステータスはMAX。これは呪いのせいだが、仲間には黙っていた。
そんな俺がメンバーと探索から戻ると、リーダーのムエルから『パーティー追放』を言い渡された。
理由は『巷で流行している』かららしい。
そんなこと言いつつ、次のメンバー候補が可愛い魔術士の子だって知ってるんだぜ。
まぁ、言い争っても仕方ないので、装備品全部返して、パーティーを脱退し、次の仲間を探して暇していた。
まぁ、ステータスMAXの力を以ってすれば、Sランク冒険者は余裕だが、あくまで俺は『商人』なんだ。前衛に立って戦うなんて野蛮なことはしたくない。
表向き戦力にならない『商人』の俺を受け入れてくれるメンバーを探していたが、火力重視の冒険者たちからは相手にされない。
そんな、ある日、冒険者ギルドでは流行している、『パーティー追放』の餌食になった問題児二人とひょんなことからパーティーを組むことになった。
一人は『武闘家』ファーマ。もう一人は『精霊術士』カーラ。ともになぜか上級職から始まっていて、成長できず仲間から追放された女冒険者だ。
俺はそんな追放された二人とともに冒険者パーティー『追放者《アウトキャスト》』を結成する。
その後、前のパーティーとのひと悶着があって、『魔術師』アウリースも参加することとなった。
本当は彼女らが成長し、他のパーティーに入れるまでの暫定パーティーのつもりだったが、俺の指導でメキメキと実力を伸ばしていき、いつの間にか『追放者《アウトキャスト》』が最強のハーレムパーティーと言われるSSランクを得るまでの話。

【完】BLゲームに転生した俺、クリアすれば転生し直せると言われたので、バッドエンドを目指します! 〜女神の嗜好でBLルートなんてまっぴらだ〜
とかげになりたい僕
ファンタジー
不慮の事故で死んだ俺は、女神の力によって転生することになった。
「どんな感じで転生しますか?」
「モテモテな人生を送りたい! あとイケメンになりたい!」
そうして俺が転生したのは――
え、ここBLゲームの世界やん!?
タチがタチじゃなくてネコはネコじゃない!? オネェ担任にヤンキー保健医、双子の兄弟と巨人後輩。俺は男にモテたくない!
女神から「クリアすればもう一度転生出来ますよ」という暴言にも近い助言を信じ、俺は誰とも結ばれないバッドエンドをクリアしてみせる! 俺の操は誰にも奪わせはしない!
このお話は小説家になろうでも掲載しています。

30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
異世界に来たようですが何も分かりません ~【買い物履歴】スキルでぼちぼち生活しています~
ぱつきんすきー
ファンタジー
突然「神」により異世界転移させられたワタシ
以前の記憶と知識をなくし、右も左も分からないワタシ
唯一の武器【買い物履歴】スキルを利用して異世界でぼちぼち生活
かつてオッサンだった少女による、異世界生活のおはなし
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売中です!】
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる