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冬に咲く花
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次を探すため外に出てしばらく歩くと、正面から人がやってきた。
その人は辺りを見渡しながら歩いていたが、孝宏を見つけると向かって走ってきた。
赤く長い髪。旅人らしからぬ、淡い青色のロングコート。遠くからでも彼がルイだと一目でわかる。
彼が腹を立てているのは、彼に拳骨をもらってから気が付いた。
「こんな所に一人で来るなんて何考えてるのさ!立ち入り禁止だよ!」
「……マジで?気が付かなかった」
孝宏は泣き顔が彼にばれないよう、慌てて顔を拭いたのだが、目は赤く鼻水は止まらない。まったく隠せていない。
怒りで強張っていたルイの表情が、見る間に崩れた。
「まったく、手、怪我してる。手当するからそこ座って」
「う、うん」
孝宏は崩れた外壁の上に腰を下ろした。
ルイが孝宏の、毒の霧に触れてしまった方の手を取った。
ルイは魔術を使う時の真剣な表情だが、やはり怒りは解けていないようだ。ネチネチと嫌味が始まる。
「毒の霧でやばいから立ち入り禁止なのに、入るからこんなことになるんだよ。霧は無色透明匂いもないし、避けるのはとても難しいって言うじゃないか。それなのにこんな場所まできて、僕がここに来るまでどれだけ大変だったかわかるか?本当にもう……」
ルイが呪文を唱えた。
ルイの手に包まれ、孝宏の手の表面がジンワリと熱を持つ。心地良いと言うよりも、ムズムズしてくすぐったい。
「何言ってんだよ。霧は紫色しているだろ?よく見ていれば避けられるじゃん。そんなことよりさ、俺すごい発見したんだ!燃やせば、毒ってすっと消えるんだ。もういくつも燃やしてさ、毒消したんだぜ。すごいだろう?」
孝宏は得意になって言った。不意に手の熱がスッと引いた。
ルイの様子が変だ。
「何って、こっちのセリフだよ。霧が紫って、錯覚じゃないの?」
「……ルイには見えないのか?」
ルイは孝宏の問いに答えなかった。片手を口元に当て、考え込んでいる様子だ。やがて一つの答えに行きついて口を開いた。
「六眼かな?特定の種族しか持ってないって聞いていたけど。もしかすると……でも今はそれよりも、孝宏に治癒魔法が効かない。何でだろう?」
ルイは何度も治癒魔法を繰り返し試してみたが、毒でただれた皮膚は回復しなかった。
「やっぱり駄目か。こうなったら口づけしかない……か?」
《口づけ》孝宏には不穏な響きにしか聞こえない。孝宏はオウム返しに尋ねた。
「クチヅケ?」
「そう、手でするより、効果は格段に上がるんだよ。僕にだって意地があるしね……」
「そんなに気負わなくても良いよ。そんなひどい怪我でもないし。包帯でも巻いておけば治るって」
「そのままにしてたら、化膿してきてひどくなるって……」
「いいよ、別に!」
ルイが孝宏の手に口づけを落とそうとしたのを、孝宏が慌てて手をマントの中に引っ込めた。
意地があると言ったルイも、そうはさせまいと、結局二人でもみ合いになる。
ルイは狼人の血を引く魔人だ。孝宏は下手な抵抗などしなければ良かったのだ。
そうすれば、ルイにマントの中を、見られずに済んだのだ。
鳥の火でボロキレのようになってしまった服。浅いが、腕に無数の真新しい切り傷。腹には明らかに殴られた後。
すべてがルイの目の前に曝されてしまった。
「これ、誰に?」
「瓦礫の山に登った時に落ちたんだよ」
(さすがに苦しいな)
とはいえ、孝宏はあえて、ルイの目を見ながら言った。早口にならないよう気を付けたつもりが、意識しすぎて声が上擦る。
ルイは孝宏のみぞおちの痣を、そして腕を手に取り、食い入って見ている。腕輪の術式を指先でなぞり、目つきが鋭く険しくなり、唇をきつく噛みしめた。
次にルイは孝宏のみぞおちの痣に手を伸ばした。
押さずに指先を軽く触れただけだが、一瞬触れた指先が熱くなる。だがそれ以上の変化はなく、その代りルイの表情がスッと消えた。
「止めた。後はカダンにやってもらって。良く考えれば僕がタカヒロの為に、そこまでやる必要ないし」
「さすがにちょっと傷つく。それに何で……」
傷の理由を聞かないのか、孝宏は言いかけて止めた。
さっきの言い訳を信じてくれたとは思えないが、本当の理由なんて言いたくなかった。やぶ蛇になっても怖い。
ルイが先に立って歩き出し、孝宏もそれに続く。
孝宏が肌蹴たマントを整えていると、背中を向けたまま、ルイが言った。
「本当のことなんて聞かないよ。今はね……でもカダンはどうだろうね」
嫌な言い方だ。言葉の裏に隠れる彼の意図が見え隠れする。
――パァ……ン――
――ピィィィィィ――
突然、空が破裂音がして、つんざく笛の音が辺りに響き渡った。
二人は空を見上げ、後ろを振り返った。
テントとは真逆の方角の空に、赤と緑の煙が上がっている。
その人は辺りを見渡しながら歩いていたが、孝宏を見つけると向かって走ってきた。
赤く長い髪。旅人らしからぬ、淡い青色のロングコート。遠くからでも彼がルイだと一目でわかる。
彼が腹を立てているのは、彼に拳骨をもらってから気が付いた。
「こんな所に一人で来るなんて何考えてるのさ!立ち入り禁止だよ!」
「……マジで?気が付かなかった」
孝宏は泣き顔が彼にばれないよう、慌てて顔を拭いたのだが、目は赤く鼻水は止まらない。まったく隠せていない。
怒りで強張っていたルイの表情が、見る間に崩れた。
「まったく、手、怪我してる。手当するからそこ座って」
「う、うん」
孝宏は崩れた外壁の上に腰を下ろした。
ルイが孝宏の、毒の霧に触れてしまった方の手を取った。
ルイは魔術を使う時の真剣な表情だが、やはり怒りは解けていないようだ。ネチネチと嫌味が始まる。
「毒の霧でやばいから立ち入り禁止なのに、入るからこんなことになるんだよ。霧は無色透明匂いもないし、避けるのはとても難しいって言うじゃないか。それなのにこんな場所まできて、僕がここに来るまでどれだけ大変だったかわかるか?本当にもう……」
ルイが呪文を唱えた。
ルイの手に包まれ、孝宏の手の表面がジンワリと熱を持つ。心地良いと言うよりも、ムズムズしてくすぐったい。
「何言ってんだよ。霧は紫色しているだろ?よく見ていれば避けられるじゃん。そんなことよりさ、俺すごい発見したんだ!燃やせば、毒ってすっと消えるんだ。もういくつも燃やしてさ、毒消したんだぜ。すごいだろう?」
孝宏は得意になって言った。不意に手の熱がスッと引いた。
ルイの様子が変だ。
「何って、こっちのセリフだよ。霧が紫って、錯覚じゃないの?」
「……ルイには見えないのか?」
ルイは孝宏の問いに答えなかった。片手を口元に当て、考え込んでいる様子だ。やがて一つの答えに行きついて口を開いた。
「六眼かな?特定の種族しか持ってないって聞いていたけど。もしかすると……でも今はそれよりも、孝宏に治癒魔法が効かない。何でだろう?」
ルイは何度も治癒魔法を繰り返し試してみたが、毒でただれた皮膚は回復しなかった。
「やっぱり駄目か。こうなったら口づけしかない……か?」
《口づけ》孝宏には不穏な響きにしか聞こえない。孝宏はオウム返しに尋ねた。
「クチヅケ?」
「そう、手でするより、効果は格段に上がるんだよ。僕にだって意地があるしね……」
「そんなに気負わなくても良いよ。そんなひどい怪我でもないし。包帯でも巻いておけば治るって」
「そのままにしてたら、化膿してきてひどくなるって……」
「いいよ、別に!」
ルイが孝宏の手に口づけを落とそうとしたのを、孝宏が慌てて手をマントの中に引っ込めた。
意地があると言ったルイも、そうはさせまいと、結局二人でもみ合いになる。
ルイは狼人の血を引く魔人だ。孝宏は下手な抵抗などしなければ良かったのだ。
そうすれば、ルイにマントの中を、見られずに済んだのだ。
鳥の火でボロキレのようになってしまった服。浅いが、腕に無数の真新しい切り傷。腹には明らかに殴られた後。
すべてがルイの目の前に曝されてしまった。
「これ、誰に?」
「瓦礫の山に登った時に落ちたんだよ」
(さすがに苦しいな)
とはいえ、孝宏はあえて、ルイの目を見ながら言った。早口にならないよう気を付けたつもりが、意識しすぎて声が上擦る。
ルイは孝宏のみぞおちの痣を、そして腕を手に取り、食い入って見ている。腕輪の術式を指先でなぞり、目つきが鋭く険しくなり、唇をきつく噛みしめた。
次にルイは孝宏のみぞおちの痣に手を伸ばした。
押さずに指先を軽く触れただけだが、一瞬触れた指先が熱くなる。だがそれ以上の変化はなく、その代りルイの表情がスッと消えた。
「止めた。後はカダンにやってもらって。良く考えれば僕がタカヒロの為に、そこまでやる必要ないし」
「さすがにちょっと傷つく。それに何で……」
傷の理由を聞かないのか、孝宏は言いかけて止めた。
さっきの言い訳を信じてくれたとは思えないが、本当の理由なんて言いたくなかった。やぶ蛇になっても怖い。
ルイが先に立って歩き出し、孝宏もそれに続く。
孝宏が肌蹴たマントを整えていると、背中を向けたまま、ルイが言った。
「本当のことなんて聞かないよ。今はね……でもカダンはどうだろうね」
嫌な言い方だ。言葉の裏に隠れる彼の意図が見え隠れする。
――パァ……ン――
――ピィィィィィ――
突然、空が破裂音がして、つんざく笛の音が辺りに響き渡った。
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