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発展を遂げた国フェルトライン
アカネの真骨頂
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俺とアデル、ミズキの三人で会話を楽しんでいると、ロミーがこちらに戻ってきた。
その手にはマグカップとティーポットが乗ったトレーがある。
「お待たせしました。お茶のご用意ができました」
ロミーが言った通り、先ほどとは種類の異なる茶葉を使っているようだ。
みずみずしい花のような柔らかい香りに心がほぐれるのを感じた。
「レイランドはハーブが豊富なのかしら。とてもいい香りがするわ」
「ありがとうございます。郊外で農園をしている人がいたり、自生しているものも多かったりするので、組み合わせは無数にあるんです」
アデルからの賞賛を受けて、ロミーは嬉しそうに微笑んだ。
その後、ロミーは慣れた手つきでお茶を給仕していった。
ティーポットからマグカップに注がれると、茶葉の香りはさらに強くなった。
身体の緊張が和らぐような匂いで、自然と力が抜けていくようだ。
気づくのに時間がかかったが、ロミーは今の状況に合わせたチョイスをしているのだと思った。
きっと、戦うことのできない彼女なりの心配りなのだろう。
俺の中でロミーを通して、モリウッド氏への印象がよくなっている。
彼女の父親が悪逆非道であれば、こんなふうに気遣いのできる性格に育つとは考えにくい。
ロミーの横顔を眺めながら、そんなことが浮かんだ。
オレンジ色にまっすぐ伸びた髪と素朴ながら整った顔立ち。
注がれるお茶に目を向けていたつもりだったが、気がつけば彼女自身を見ていることに気づいた。
ロミーはティーポットに集中しているため、こちらの視線に気づく様子はない。
普段、完成された芸術作品のようなアデル、和風美人のミズキ、それに加えてクールビューティーを地でいくアカネといるため、ロミーの飾らない美しさに魅力を感じたのだろう。
俺は気を取り直して、いれたばかりのお茶が入ったマグカップに手を伸ばす。
「熱いので気をつけてください」
「ありがとうございます。どんな味がするか楽しみです」
薄いレモン色のお茶を口に含むと、ハーブの豊かな香りが広がった。
鼻の奥を抜けながら全身に染み渡るような感覚になる。
「うーん、いい香りだ。それに緊張がほぐれるような感じもする」
「これは眠れない時に飲むことも多いです。少しでも気分転換になればよいのですが」
ロミーは控えめな様子で伝えてくれた。
彼女の気遣いに胸が温かくなる。
俺に続いてアデルとミズキも同じものを飲み始めていた。
彼女たちにも効果があったようで、緊張感を帯びた部屋の空気が少しずつ緩んでいくように感じられた。
ロミーの用意してくれたお茶のおかげで、気持ちを切り替えることができた。
俺たちは自然な流れで世間話を始めて、ロミーからアデルのことが書かれた書物の話や人気のある料理について聞いたりした。
やがて夜も更けて、室内の空気が冷たくなり始めた頃。
ロミーが簡単なスープを作って出してくれた。
俺たちはそれで暖を取りながら、作戦の報告を待った。
――そして、その時は唐突に訪れた。
ふいに入り口の扉が開いて、部屋にギュンターがやってきた。
急いできたようで息を切らして、両肩を上下に揺らしている。
「ふうっ、久しぶりにこんなに走ったもんだ」
ギュンターはそのまま話を続けようとしたが、ロミーからグラスに入った水を受け取って一息に飲み干した。
「アカネがやってくれた。デックスを生け捕りにすることに成功した」
「うんうん、やっぱり」
「えっ、すごいじゃないですか!」
俺たちは口々に感想を述べながら、思い思いに感情を表した。
「成功なのは間違いないんだが、手下を全て吊るし上げることまでは無理だったみたいだ。街に散らばった残りの手下どもとオレの仲間がにらみ合っている。奴らに好き勝手させないためにも、力を貸してくれないか?」
ギュンターは俺やアデル、ミズキに懇願した。
ここまで低姿勢だったのは初めてな気がする。
「そりゃもちろん! さあさあ、行くよ」
「俺も手伝いますよ」
「ねえ、ロミーはどうするの?」
冷静さを保つような口ぶりでアデルが言った。
「連れていくわけにはいかない。ここで一緒にいてやってくれないか」
「美味しいお茶をもらったし、ロミーのためなら仕方ないわ」
「アデル殿、恩に着る」
ギュンターは心配そうに成り行きを見ていたロミーに声をかけてから、部屋の外へと出ようとした。
「オレについてきてくれ」
「はい!」
俺とミズキは彼に続いて、屋外へと足を運んだ。
二人で外に出たところで路地にギュンターの姿があった。
彼はこちらを一瞥して、こっちだと言わんばかりに走り出した。
「見失わないようにしないとですね」
「大丈夫でしょ。これぐらいなら追いつける」
目的地への最短距離なのか狭い道が続いている。
壁にぶつからないように気をつけながら足を運ぶ。
やがて広い道に出た。
ギュンターの後方を歩き続けるうちに、辺りがにわかに騒がしくなった。
俺の視線の先には何の変哲もない民家があり、そこを中心に屈強な身体つきの男たちと柄の悪い男たちがにらみ合っている。
殺気立つような空気を肌に感じて、思わず緊張感を覚えた。
あとがき
いつも本作を読んで頂き、ありがとうございます。
エールも励みになっています。
長くお付き合い頂いた本作ですが、いよいよ作者の中でエピローグが視野に入ってきました。
最後までお楽しみ頂けるよう、引き続き執筆を続けていきます。
その手にはマグカップとティーポットが乗ったトレーがある。
「お待たせしました。お茶のご用意ができました」
ロミーが言った通り、先ほどとは種類の異なる茶葉を使っているようだ。
みずみずしい花のような柔らかい香りに心がほぐれるのを感じた。
「レイランドはハーブが豊富なのかしら。とてもいい香りがするわ」
「ありがとうございます。郊外で農園をしている人がいたり、自生しているものも多かったりするので、組み合わせは無数にあるんです」
アデルからの賞賛を受けて、ロミーは嬉しそうに微笑んだ。
その後、ロミーは慣れた手つきでお茶を給仕していった。
ティーポットからマグカップに注がれると、茶葉の香りはさらに強くなった。
身体の緊張が和らぐような匂いで、自然と力が抜けていくようだ。
気づくのに時間がかかったが、ロミーは今の状況に合わせたチョイスをしているのだと思った。
きっと、戦うことのできない彼女なりの心配りなのだろう。
俺の中でロミーを通して、モリウッド氏への印象がよくなっている。
彼女の父親が悪逆非道であれば、こんなふうに気遣いのできる性格に育つとは考えにくい。
ロミーの横顔を眺めながら、そんなことが浮かんだ。
オレンジ色にまっすぐ伸びた髪と素朴ながら整った顔立ち。
注がれるお茶に目を向けていたつもりだったが、気がつけば彼女自身を見ていることに気づいた。
ロミーはティーポットに集中しているため、こちらの視線に気づく様子はない。
普段、完成された芸術作品のようなアデル、和風美人のミズキ、それに加えてクールビューティーを地でいくアカネといるため、ロミーの飾らない美しさに魅力を感じたのだろう。
俺は気を取り直して、いれたばかりのお茶が入ったマグカップに手を伸ばす。
「熱いので気をつけてください」
「ありがとうございます。どんな味がするか楽しみです」
薄いレモン色のお茶を口に含むと、ハーブの豊かな香りが広がった。
鼻の奥を抜けながら全身に染み渡るような感覚になる。
「うーん、いい香りだ。それに緊張がほぐれるような感じもする」
「これは眠れない時に飲むことも多いです。少しでも気分転換になればよいのですが」
ロミーは控えめな様子で伝えてくれた。
彼女の気遣いに胸が温かくなる。
俺に続いてアデルとミズキも同じものを飲み始めていた。
彼女たちにも効果があったようで、緊張感を帯びた部屋の空気が少しずつ緩んでいくように感じられた。
ロミーの用意してくれたお茶のおかげで、気持ちを切り替えることができた。
俺たちは自然な流れで世間話を始めて、ロミーからアデルのことが書かれた書物の話や人気のある料理について聞いたりした。
やがて夜も更けて、室内の空気が冷たくなり始めた頃。
ロミーが簡単なスープを作って出してくれた。
俺たちはそれで暖を取りながら、作戦の報告を待った。
――そして、その時は唐突に訪れた。
ふいに入り口の扉が開いて、部屋にギュンターがやってきた。
急いできたようで息を切らして、両肩を上下に揺らしている。
「ふうっ、久しぶりにこんなに走ったもんだ」
ギュンターはそのまま話を続けようとしたが、ロミーからグラスに入った水を受け取って一息に飲み干した。
「アカネがやってくれた。デックスを生け捕りにすることに成功した」
「うんうん、やっぱり」
「えっ、すごいじゃないですか!」
俺たちは口々に感想を述べながら、思い思いに感情を表した。
「成功なのは間違いないんだが、手下を全て吊るし上げることまでは無理だったみたいだ。街に散らばった残りの手下どもとオレの仲間がにらみ合っている。奴らに好き勝手させないためにも、力を貸してくれないか?」
ギュンターは俺やアデル、ミズキに懇願した。
ここまで低姿勢だったのは初めてな気がする。
「そりゃもちろん! さあさあ、行くよ」
「俺も手伝いますよ」
「ねえ、ロミーはどうするの?」
冷静さを保つような口ぶりでアデルが言った。
「連れていくわけにはいかない。ここで一緒にいてやってくれないか」
「美味しいお茶をもらったし、ロミーのためなら仕方ないわ」
「アデル殿、恩に着る」
ギュンターは心配そうに成り行きを見ていたロミーに声をかけてから、部屋の外へと出ようとした。
「オレについてきてくれ」
「はい!」
俺とミズキは彼に続いて、屋外へと足を運んだ。
二人で外に出たところで路地にギュンターの姿があった。
彼はこちらを一瞥して、こっちだと言わんばかりに走り出した。
「見失わないようにしないとですね」
「大丈夫でしょ。これぐらいなら追いつける」
目的地への最短距離なのか狭い道が続いている。
壁にぶつからないように気をつけながら足を運ぶ。
やがて広い道に出た。
ギュンターの後方を歩き続けるうちに、辺りがにわかに騒がしくなった。
俺の視線の先には何の変哲もない民家があり、そこを中心に屈強な身体つきの男たちと柄の悪い男たちがにらみ合っている。
殺気立つような空気を肌に感じて、思わず緊張感を覚えた。
あとがき
いつも本作を読んで頂き、ありがとうございます。
エールも励みになっています。
長くお付き合い頂いた本作ですが、いよいよ作者の中でエピローグが視野に入ってきました。
最後までお楽しみ頂けるよう、引き続き執筆を続けていきます。
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