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和の国サクラギとミズキ姫
焼肉屋の店主に入会許可を
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「チャンチャン焼きかあ、面白い名前じゃん!」
「名づけた理由はないんですけど、何となく……」
ミズキの目力は光を放つようで、圧倒されるようなパワーを感じる。
先ほど飛びつかれたことといい、彼女に主導権を握られているような。
「マルク、目を覚ますのよ。その子は美味しい料理を前にするとちょろいんだから」
呆れるような声を上げて、アデルが近づいてきた。
ミズキは彼女の言葉に反応して、ちょっと、ちょろいってなんだよと反発した。
「ところで、料理の味はどうでした?」
「それなら、十分に美味しかったわ。少し驚かされたけれど、ああいう料理も作れるのね」
「今回は色んな食材があったので、それで閃きました」
おそらく、転生前の記憶から出てきた調理法だが、正直に話すわけにもいかない。
記憶が触発される理由は定かではないものの、日本にまつわるものを目にすると触発されやすい傾向はあるようだ。
「アデルとミズキさんに気に入ってもらえたみたいなので、美食クラブに入れてもらえるんですね?」
「もちろん、あたしはいいよー。アデルはどう?」
「マルクとはこれまでの縁もあるから、反対する理由がないわ」
「それじゃあ……」
二人に視線を向けると、柔らかな笑みを浮かべて頷いた。
エルフとして超然とした美貌のアデル、どこか和の要素を感じさせる美人のミズキ。
「そういえば、大したことないって口ぶりだったけど、入会者は『美食』の名に恥じないような人たちばかりだからね」
「は、はぁっ、そうなんですか」
ミズキは強調するように言った。
そこは大事なことのようで間違えてほしくないという雰囲気だ。
俺ではなく、アデルに対しての言葉だろう。
「――ねえ、ミズキ」
俺とミズキが話していると、アデルがぽつりと言った。
美食クラブに関して、何か言い足りないことがあるのだろうか。
「私たちをサクラギに連れていってくれないかしら?」
「急に何言ってんの? ここからどれだけ遠いと思って……」
「そこはお姫様愛用の牛車なら、楽勝でいけるんじゃない?」
アデルがミズキに揺さぶりをかけている。
ワインの影響も少なからずあると思うが、彼女が交渉を持ちかけているところは貴重な場面だと思った。
「……あの、それって、俺とハンクも行くんですか?」
「そりゃそうよ。面白い国だから、物見遊山に行ってみるのはいいと思うわ」
「ひどいよ。あたしの故郷をそんなふうに言うなんて」
ミズキは涙を拭うように泣き真似を見せて、アデルに非難の意思を示した。
そんな彼女の様子を見て取り、アデルはやれやれと言うように両手を上げた。
「マルク、この女にだまされちゃダメよ。野山を駆け回ってイノシシを狩り、北に盗賊と聞けば討伐して、南に悪漢と聞けば駆けつける――そんな繊細な性格ではないもの。Bランク冒険者のフランと同じぐらいの実力があるわ」
「えっ、そうなんですか」
おしとやかな印象だったのだが、フラン並みに強いとなると実情は異なる。
見た感じ細身の体型に見えるのに、そんな力がどこに隠されているのか。
「マルクくん、やだなぁ、そんなに見つめないでよ。照れちゃう」
「あ、ああっ、失礼しました」
ミズキの反応に戸惑ったところで、空の皿を手にしたハンクがやってきた。
いつもより時間をかけていたので、味わって食べてくれたのだろう。
「いやー、美味かった。また今度、作ってくれよ」
「それはよかったです。ただ、材料がサクラギ由来のものが多いので、ランス王国では作るのが難しくて……申し訳ないです」
「おう、そうか。まっ、気にすんなって」
ハンクはテーブルに皿を置いて、こちらの近くの椅子に腰かけた。
俺たちの会話が終わったところで、アデルが何かを企むような笑みを浮かべたことに気づいた。
「ねえ、ハンク。そこのお姫様がサクラギに連れていってくれるそうだから、その料理をまた食べれるわよ」
「ちょっ、アデル。関係ない人を巻きこむのは反則だよ」
「あら、彼は旅の仲間よ。一人だけモルネアに置いていくわけにはいかないわ」
どうやら、アデルの中で俺は参加メンバーに確定しているようだ。
「何だかなあもう。近いうちに里帰りしようと思ってたところだし、牛車は全員乗れるから。乗せてったるよ、サクラギに」
ミズキは投げやりに言い捨てると、疲れ果てたような表情を浮かべた。
翌朝、俺たちはミズキに指定された場所に集まった。
街を囲む外壁の外で、ローサが見張る通用門から離れている。
しばらく三人で待っていると、和のテイストを感じさせる馬車のような乗りものがやってきた。
色々と特徴的で、少しの間その様子を観察してしまった。
ちなみに御者は料理長のタイゾウが務めている。
「……おれはサクラギに行ったことがないんだが、世間にはあんな牛がいるんだな」
「俺もあの牛を見るのは初めてです。大きさもさることながら、ずいぶんと筋肉質ですね」
おとなしい様子で客車を引いているが、興奮して立ち向かってこようものなら、命がいくつあっても足りなそうだ。
この牛たちとは似ても似つかないものの、どこかの国に何とかブルという暴れ牛のようなモンスターがいるらしいので、実は近縁種ということもあるかもしれない。
「名づけた理由はないんですけど、何となく……」
ミズキの目力は光を放つようで、圧倒されるようなパワーを感じる。
先ほど飛びつかれたことといい、彼女に主導権を握られているような。
「マルク、目を覚ますのよ。その子は美味しい料理を前にするとちょろいんだから」
呆れるような声を上げて、アデルが近づいてきた。
ミズキは彼女の言葉に反応して、ちょっと、ちょろいってなんだよと反発した。
「ところで、料理の味はどうでした?」
「それなら、十分に美味しかったわ。少し驚かされたけれど、ああいう料理も作れるのね」
「今回は色んな食材があったので、それで閃きました」
おそらく、転生前の記憶から出てきた調理法だが、正直に話すわけにもいかない。
記憶が触発される理由は定かではないものの、日本にまつわるものを目にすると触発されやすい傾向はあるようだ。
「アデルとミズキさんに気に入ってもらえたみたいなので、美食クラブに入れてもらえるんですね?」
「もちろん、あたしはいいよー。アデルはどう?」
「マルクとはこれまでの縁もあるから、反対する理由がないわ」
「それじゃあ……」
二人に視線を向けると、柔らかな笑みを浮かべて頷いた。
エルフとして超然とした美貌のアデル、どこか和の要素を感じさせる美人のミズキ。
「そういえば、大したことないって口ぶりだったけど、入会者は『美食』の名に恥じないような人たちばかりだからね」
「は、はぁっ、そうなんですか」
ミズキは強調するように言った。
そこは大事なことのようで間違えてほしくないという雰囲気だ。
俺ではなく、アデルに対しての言葉だろう。
「――ねえ、ミズキ」
俺とミズキが話していると、アデルがぽつりと言った。
美食クラブに関して、何か言い足りないことがあるのだろうか。
「私たちをサクラギに連れていってくれないかしら?」
「急に何言ってんの? ここからどれだけ遠いと思って……」
「そこはお姫様愛用の牛車なら、楽勝でいけるんじゃない?」
アデルがミズキに揺さぶりをかけている。
ワインの影響も少なからずあると思うが、彼女が交渉を持ちかけているところは貴重な場面だと思った。
「……あの、それって、俺とハンクも行くんですか?」
「そりゃそうよ。面白い国だから、物見遊山に行ってみるのはいいと思うわ」
「ひどいよ。あたしの故郷をそんなふうに言うなんて」
ミズキは涙を拭うように泣き真似を見せて、アデルに非難の意思を示した。
そんな彼女の様子を見て取り、アデルはやれやれと言うように両手を上げた。
「マルク、この女にだまされちゃダメよ。野山を駆け回ってイノシシを狩り、北に盗賊と聞けば討伐して、南に悪漢と聞けば駆けつける――そんな繊細な性格ではないもの。Bランク冒険者のフランと同じぐらいの実力があるわ」
「えっ、そうなんですか」
おしとやかな印象だったのだが、フラン並みに強いとなると実情は異なる。
見た感じ細身の体型に見えるのに、そんな力がどこに隠されているのか。
「マルクくん、やだなぁ、そんなに見つめないでよ。照れちゃう」
「あ、ああっ、失礼しました」
ミズキの反応に戸惑ったところで、空の皿を手にしたハンクがやってきた。
いつもより時間をかけていたので、味わって食べてくれたのだろう。
「いやー、美味かった。また今度、作ってくれよ」
「それはよかったです。ただ、材料がサクラギ由来のものが多いので、ランス王国では作るのが難しくて……申し訳ないです」
「おう、そうか。まっ、気にすんなって」
ハンクはテーブルに皿を置いて、こちらの近くの椅子に腰かけた。
俺たちの会話が終わったところで、アデルが何かを企むような笑みを浮かべたことに気づいた。
「ねえ、ハンク。そこのお姫様がサクラギに連れていってくれるそうだから、その料理をまた食べれるわよ」
「ちょっ、アデル。関係ない人を巻きこむのは反則だよ」
「あら、彼は旅の仲間よ。一人だけモルネアに置いていくわけにはいかないわ」
どうやら、アデルの中で俺は参加メンバーに確定しているようだ。
「何だかなあもう。近いうちに里帰りしようと思ってたところだし、牛車は全員乗れるから。乗せてったるよ、サクラギに」
ミズキは投げやりに言い捨てると、疲れ果てたような表情を浮かべた。
翌朝、俺たちはミズキに指定された場所に集まった。
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しばらく三人で待っていると、和のテイストを感じさせる馬車のような乗りものがやってきた。
色々と特徴的で、少しの間その様子を観察してしまった。
ちなみに御者は料理長のタイゾウが務めている。
「……おれはサクラギに行ったことがないんだが、世間にはあんな牛がいるんだな」
「俺もあの牛を見るのは初めてです。大きさもさることながら、ずいぶんと筋肉質ですね」
おとなしい様子で客車を引いているが、興奮して立ち向かってこようものなら、命がいくつあっても足りなそうだ。
この牛たちとは似ても似つかないものの、どこかの国に何とかブルという暴れ牛のようなモンスターがいるらしいので、実は近縁種ということもあるかもしれない。
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