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高級キノコを求めて
ある夜の幻想譚
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結局、エスカと二人だけの試食会になってしまったが、彼女が満足したようなので、これはこれでよいと思えた。
昼時をすぎてもハンクの姿が現れることはなかったので、翌日の開店に向けた準備をして、自宅に帰ることにした。
帰宅した後は簡単な鍛錬と荷物の整理。
夕方になってからは、市場で夕食の買い物をした。
気づけば一日の終わりを迎えており、穏やかな気持ちで眠りについた。
――どれぐらいの時間、眠っていただろう。
自然と目が覚めて身体を起こすと、ベッドから床に下りた。
とりあえず、水でも飲もうと思い立って歩を進めた。
するとそこで、違和感に足が止まる。
「……これは夢なのか」
部屋の中にいたはずなのに、周りは立ちこめる霧に覆われている。
どうするべきか分からず、ひとまずベッドに戻ろうとした。
しかし、あるはずの場所にそれが見当たらず、おかしなことになっていることに気づいた。
「まずいな……何が起きたんだ」
途方に暮れかけたところで、甲高い鐘の音のようなものが耳に届いた。
それはただの音ではなく、神聖な何かを感じさせる響きだった。
「――呼ばれて、いるのか」
確信が持てないまま、音のする方へと歩いていく。
何かの罠である可能性もよぎったが、立ち尽くしてもどうにもならないと思った。
心細い気持ちで霧の中を進んでいくと、少しずつ視界が開けてきた。
どこかの部屋のように見えるが、窓から差しこむ光がまぶしい。
思わず、手で目の周りを覆った。
「――えっ」
時間の感覚が曖昧だとしても、日が高くなるほど寝すごしたはずがない。
それなのに、窓の向こうの光は太陽のように見えた。
戸惑うしかない状況にあって、ここがどこなのかを想像できるはずもなかった。
部屋の中には白く大きな丸テーブルがあり、その奥には同じように白いソファーが置かれていた。
そこに魔法使いのようなローブを身につけた老人が座っているのが目に入った。
ふさふさとした白髪とたくわえたヒゲ――まるで仙人のようにも見える。
「ようこそ、マルクくん。それとも$%&#と呼んだ方がいいかね」
老人はこちらと目が合うと、うれしそうな顔で口を開いた。
「えっ、$%&#って……」
人の名前のように聞こえるが、それを阻むようにノイズが走った。
聞き取る場合だけでなく、こちらが確認しようとしても同じようなことが起こる。
「――おい、その名で呼ぶのは悪趣味だ。やめてやれ」
「いかんいかん、そなたと会うのは生まれ変わるのを見送って以来でな」
老人はふぉふぉふぉと愉快そうに笑い声を上げた。
もう一人の声に聞き覚えがあり、そちらを向くと思わぬ人物が座っていた。
見間違いとも思ったが、その不遜な態度はいつも通りの彼の姿だった。
「あれ、テオ? どうして……」
「……マルクよ。我ではなく、この男がおぬしに用があるそうだ」
テオの言葉に頷いてみたものの、分からないことだらけだった。
戸惑いながら、老人とテオの顔を交互に見やった。
「まずは椅子に座ってくれるか」
「あっ、はい」
俺は老人に促されて、そそくさと腰を下ろした。
初対面の老人と向かい合うことになり、自然と緊張を覚える。
相手はこちらを知っているのに、自分は向こうを知らない。
何となく落ちつかない気分だった。
「そう、固くならずともよい。まずは茶でもどうだろう」
「は、はあ……」
それから、老人が誰にともなく呼びかけると、どこからか使用人と思われる二人の女性が現れた。
彼女たちはテーブルの上に一人分のカップを用意した後、そこにお茶を注いだ。
経験を積んだ給仕人のように無駄のない動きだった。
「遠慮せずともよい。飲みたまえ」
「それでは……いただきます」
湯気と一緒にかぐわしい香りが漂ってきた。
お茶は紅茶の一種のようだった。
カップを手に取って、ゆっくりと口へと運ぶ。
「……上品な味ですね。こんなに香りがしっかりした紅茶は初めてです」
「そうか、気に入ってくれたらなら満足だ。前世は日本ということなら、緑茶という選択肢もあったが、今の身体にはそちらの味の方がなじむと思ってのう」
こちらから何も教えていないのに、老人の言葉は不思議だった。
なぜ、日本のことを知っている……?
その答えは出ないまま、力の抜けそうな手でカップをテーブルに戻した。
「あなたは一体、何者ですか?」
「ふむ、わしかね。そなたのいる世界でいうところの『偉大なる者』という呼び名が一番伝わりやすいかのう」
「……いや、そんなまさか」
偉大なる者とはこの世界を創造した神のような存在だと言われている。
もっとも、ランスにロゼル、デュラス――始まりの三国――では信仰が禁じられたことから、偉大なる者を崇めることも禁止事項に含まれた……わけなのだが、誰も口にしないだけで、そのような考え方は人知れず残っているはずだ。
そこまで科学が発展していない以上、世界を創造したのは大いなる存在というふうに考える人の方が多いに決まっている。
「……回りくどい話はその辺にして、色々と教えてやってはどうだ」
俺と老人が話していると、テオが横から口を挟んだ。
彼も何かしら事情を知っているようだが、まずは老人の口から詳細を聞きたい。
「テオボルト、そなたの言う通り。本題に入るとしよう」
「ああっ、それでいい」
テオを横目で見やったが、どこか気まずそうな様子で顔を逸らしている。
だが、その割にはこちらを気遣うような雰囲気も見られる気がした。
「そなたも気づいている通り、この世界には転生した者が違う人生を歩めるようになっておる。だが、この世界の住人全てというわけではない。転生者はごく一部で、大半はこの世界に起源を持つ者なのだよ」
老人の話はこちらが把握していることを補うような内容だった。
だが、断片的ではっきりしないことがたくさんある。
「あのー、こちらから質問しても?」
「もちろん。答えられる限り、そなたに伝えるとも。テオボルト、構わんな?」
「我に訊くまでもない。好きにするがよい」
投げやりな言葉とは裏腹に、テオからは優しげな気配を感じた。
詳しい事情は分からないが、彼がこの場を設けてくれたのかもしれない。
「――ということだ。何でも質問するがよろしい」
「この世界への転生者は多くないそうですけど、それはあなたが……偉大なる者がそうしているということですか?」
「うーむ、そうだのう……。能動的に行っているわけではないんだが、そなたのいた世界などから、迷子になってしまった魂をこの世界に招き入れる、ということはしておる」
「それじゃあ、俺も迷子の魂だったと……?」
「まあ、そういうことだ。この話は長くなるのう。紅茶のおかわりを用意させよう」
老人が合図をすると、先ほどと同じようにどこからともなく使用人が現れた。
カップに温かい紅茶が注がれてから、それをゆっくりとすすった。
昼時をすぎてもハンクの姿が現れることはなかったので、翌日の開店に向けた準備をして、自宅に帰ることにした。
帰宅した後は簡単な鍛錬と荷物の整理。
夕方になってからは、市場で夕食の買い物をした。
気づけば一日の終わりを迎えており、穏やかな気持ちで眠りについた。
――どれぐらいの時間、眠っていただろう。
自然と目が覚めて身体を起こすと、ベッドから床に下りた。
とりあえず、水でも飲もうと思い立って歩を進めた。
するとそこで、違和感に足が止まる。
「……これは夢なのか」
部屋の中にいたはずなのに、周りは立ちこめる霧に覆われている。
どうするべきか分からず、ひとまずベッドに戻ろうとした。
しかし、あるはずの場所にそれが見当たらず、おかしなことになっていることに気づいた。
「まずいな……何が起きたんだ」
途方に暮れかけたところで、甲高い鐘の音のようなものが耳に届いた。
それはただの音ではなく、神聖な何かを感じさせる響きだった。
「――呼ばれて、いるのか」
確信が持てないまま、音のする方へと歩いていく。
何かの罠である可能性もよぎったが、立ち尽くしてもどうにもならないと思った。
心細い気持ちで霧の中を進んでいくと、少しずつ視界が開けてきた。
どこかの部屋のように見えるが、窓から差しこむ光がまぶしい。
思わず、手で目の周りを覆った。
「――えっ」
時間の感覚が曖昧だとしても、日が高くなるほど寝すごしたはずがない。
それなのに、窓の向こうの光は太陽のように見えた。
戸惑うしかない状況にあって、ここがどこなのかを想像できるはずもなかった。
部屋の中には白く大きな丸テーブルがあり、その奥には同じように白いソファーが置かれていた。
そこに魔法使いのようなローブを身につけた老人が座っているのが目に入った。
ふさふさとした白髪とたくわえたヒゲ――まるで仙人のようにも見える。
「ようこそ、マルクくん。それとも$%&#と呼んだ方がいいかね」
老人はこちらと目が合うと、うれしそうな顔で口を開いた。
「えっ、$%&#って……」
人の名前のように聞こえるが、それを阻むようにノイズが走った。
聞き取る場合だけでなく、こちらが確認しようとしても同じようなことが起こる。
「――おい、その名で呼ぶのは悪趣味だ。やめてやれ」
「いかんいかん、そなたと会うのは生まれ変わるのを見送って以来でな」
老人はふぉふぉふぉと愉快そうに笑い声を上げた。
もう一人の声に聞き覚えがあり、そちらを向くと思わぬ人物が座っていた。
見間違いとも思ったが、その不遜な態度はいつも通りの彼の姿だった。
「あれ、テオ? どうして……」
「……マルクよ。我ではなく、この男がおぬしに用があるそうだ」
テオの言葉に頷いてみたものの、分からないことだらけだった。
戸惑いながら、老人とテオの顔を交互に見やった。
「まずは椅子に座ってくれるか」
「あっ、はい」
俺は老人に促されて、そそくさと腰を下ろした。
初対面の老人と向かい合うことになり、自然と緊張を覚える。
相手はこちらを知っているのに、自分は向こうを知らない。
何となく落ちつかない気分だった。
「そう、固くならずともよい。まずは茶でもどうだろう」
「は、はあ……」
それから、老人が誰にともなく呼びかけると、どこからか使用人と思われる二人の女性が現れた。
彼女たちはテーブルの上に一人分のカップを用意した後、そこにお茶を注いだ。
経験を積んだ給仕人のように無駄のない動きだった。
「遠慮せずともよい。飲みたまえ」
「それでは……いただきます」
湯気と一緒にかぐわしい香りが漂ってきた。
お茶は紅茶の一種のようだった。
カップを手に取って、ゆっくりと口へと運ぶ。
「……上品な味ですね。こんなに香りがしっかりした紅茶は初めてです」
「そうか、気に入ってくれたらなら満足だ。前世は日本ということなら、緑茶という選択肢もあったが、今の身体にはそちらの味の方がなじむと思ってのう」
こちらから何も教えていないのに、老人の言葉は不思議だった。
なぜ、日本のことを知っている……?
その答えは出ないまま、力の抜けそうな手でカップをテーブルに戻した。
「あなたは一体、何者ですか?」
「ふむ、わしかね。そなたのいる世界でいうところの『偉大なる者』という呼び名が一番伝わりやすいかのう」
「……いや、そんなまさか」
偉大なる者とはこの世界を創造した神のような存在だと言われている。
もっとも、ランスにロゼル、デュラス――始まりの三国――では信仰が禁じられたことから、偉大なる者を崇めることも禁止事項に含まれた……わけなのだが、誰も口にしないだけで、そのような考え方は人知れず残っているはずだ。
そこまで科学が発展していない以上、世界を創造したのは大いなる存在というふうに考える人の方が多いに決まっている。
「……回りくどい話はその辺にして、色々と教えてやってはどうだ」
俺と老人が話していると、テオが横から口を挟んだ。
彼も何かしら事情を知っているようだが、まずは老人の口から詳細を聞きたい。
「テオボルト、そなたの言う通り。本題に入るとしよう」
「ああっ、それでいい」
テオを横目で見やったが、どこか気まずそうな様子で顔を逸らしている。
だが、その割にはこちらを気遣うような雰囲気も見られる気がした。
「そなたも気づいている通り、この世界には転生した者が違う人生を歩めるようになっておる。だが、この世界の住人全てというわけではない。転生者はごく一部で、大半はこの世界に起源を持つ者なのだよ」
老人の話はこちらが把握していることを補うような内容だった。
だが、断片的ではっきりしないことがたくさんある。
「あのー、こちらから質問しても?」
「もちろん。答えられる限り、そなたに伝えるとも。テオボルト、構わんな?」
「我に訊くまでもない。好きにするがよい」
投げやりな言葉とは裏腹に、テオからは優しげな気配を感じた。
詳しい事情は分からないが、彼がこの場を設けてくれたのかもしれない。
「――ということだ。何でも質問するがよろしい」
「この世界への転生者は多くないそうですけど、それはあなたが……偉大なる者がそうしているということですか?」
「うーむ、そうだのう……。能動的に行っているわけではないんだが、そなたのいた世界などから、迷子になってしまった魂をこの世界に招き入れる、ということはしておる」
「それじゃあ、俺も迷子の魂だったと……?」
「まあ、そういうことだ。この話は長くなるのう。紅茶のおかわりを用意させよう」
老人が合図をすると、先ほどと同じようにどこからともなく使用人が現れた。
カップに温かい紅茶が注がれてから、それをゆっくりとすすった。
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