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舎弟
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カラオケにて
「なんであなたたちこんなに頻繁にカラオケに行けるの?」
「年間パスあるし、な?」
「「ああ。」」
「ちなみに、それっていくら?」
「30000か?」「50000じゃねえの?」
「25000ちゃうん?」
ドリンクバーつきなので、結構高い。
「あはは···」
「まあ、俺はバイトしてるからな。」
「え?バイト?どこで?」
あれ?彩ねえ知らなかったっけ?
「近くのコンビニ。」
「どこの?」
「確かお前ファミリーマーケットじゃねえの?」
「あ、そうそう。近くの、ファミケ」
「そうだよ。」
「ヘーー。」
「今度、行こうぜ。」
「いいわね。」「私もいく。」
「よし!決定な!」
何日か後
「いらっしゃいませー」
「よう!」「冷やかしに!」「きた」「わよ。」
「ご来店ありがとうございました。」
満面の笑みで、店から追い出す。
が、必死の抵抗で、外に出せない。
「はあ。仕方ない。」
あいつを頼ろう。
「おーい。武田ー。」
「はいはーい。兄貴。」
「こいつら追い出してくんね?」
「了解したっす!」
「んじゃ。」
ぽかんとしているうちに武田の怪力によって、一瞬で追い出される5人。
「5人?」
後ろをみると、
「志藤!」
「ここに師匠が、いるって聞いて!来ちゃいました!」
「でも、どうやって入る?」
「武田君がいる限り無理だろ。」
「いや、作戦があるの。」栗原が、読んでた本を閉じ、口を開く。
「「「「了解!」」」」
「頼もーう!」
志藤が、大きな声で言う。
「武田。任せた。」
「あいよ!兄貴!」
「武田が出てきた瞬間。」
「師匠!お手伝いしましょうか?」
「手伝う気があるなら帰れ。武田。」
しかし、一向に動かない武田。
「武田?」
「師匠?」
「は?」
「兄貴!師匠ってどういうことすか?」
「え?あ~いや、そのー。」
「今のうちよ!」
4人が入り込む。ついてに志藤も一緒に入る。
「めんどくせぇなー。」
ため息をつき、説明を始めた。
「なるほど。ってことはこの女が勝手に呼んでるだけなんすね?」
「ああ。」
「ちょっと師匠!?」
「あの。悪いけど、兄貴の事を師匠とか呼ばないでもらえます?」
「嫌です。」
「じゃあ兄貴にとってこいつってなんなんすか?」
まずい。返答に困る。どういってもハッピーエンドに出来ない。
「はあ。それはだな。えっーと。そのー」
うまくまとまらない。そこに栗原が、
「志藤さんが、空くんの何なのか言うまでもないってことよ。」
おいー。待て。それじゃ、誤解を産む可能性がある。多分ハッピーエンドか、バッドエンドか五分五分ってところだろう。
「え?彼女さんすか?」
はいー。終わったー。
「違うぞ!」
「いや、でも。」
「ち、違いますよ!私なんかが師匠となんて···。いや、でも、そのー···」
「なんつった?」
「聞き取れないっすよ!」
「要するに彼らは付き合ってないってことよ。」
「なるほど。じゃあ。」
そして、嫌な予感がするなか
「栗原さんが、兄貴の彼女なんすか?」
「ええ。」
「おい。ちげえぞ。」
まんざらでもないって顔するなよ。
可能性ありかもって思うだろ?
「んじゃ。栗原さんのこと、姉御って読んでいいすか?」
「ええ、もちろん。」
「よっしゃー!」
「あのー。」
彩ねえが口を開く。
「本当の姉御は、私だからね?」
しかし、武田は一向に聞いてなさそうだった。
まあ、いいか。
なんか面白そうだし。
「なんであなたたちこんなに頻繁にカラオケに行けるの?」
「年間パスあるし、な?」
「「ああ。」」
「ちなみに、それっていくら?」
「30000か?」「50000じゃねえの?」
「25000ちゃうん?」
ドリンクバーつきなので、結構高い。
「あはは···」
「まあ、俺はバイトしてるからな。」
「え?バイト?どこで?」
あれ?彩ねえ知らなかったっけ?
「近くのコンビニ。」
「どこの?」
「確かお前ファミリーマーケットじゃねえの?」
「あ、そうそう。近くの、ファミケ」
「そうだよ。」
「ヘーー。」
「今度、行こうぜ。」
「いいわね。」「私もいく。」
「よし!決定な!」
何日か後
「いらっしゃいませー」
「よう!」「冷やかしに!」「きた」「わよ。」
「ご来店ありがとうございました。」
満面の笑みで、店から追い出す。
が、必死の抵抗で、外に出せない。
「はあ。仕方ない。」
あいつを頼ろう。
「おーい。武田ー。」
「はいはーい。兄貴。」
「こいつら追い出してくんね?」
「了解したっす!」
「んじゃ。」
ぽかんとしているうちに武田の怪力によって、一瞬で追い出される5人。
「5人?」
後ろをみると、
「志藤!」
「ここに師匠が、いるって聞いて!来ちゃいました!」
「でも、どうやって入る?」
「武田君がいる限り無理だろ。」
「いや、作戦があるの。」栗原が、読んでた本を閉じ、口を開く。
「「「「了解!」」」」
「頼もーう!」
志藤が、大きな声で言う。
「武田。任せた。」
「あいよ!兄貴!」
「武田が出てきた瞬間。」
「師匠!お手伝いしましょうか?」
「手伝う気があるなら帰れ。武田。」
しかし、一向に動かない武田。
「武田?」
「師匠?」
「は?」
「兄貴!師匠ってどういうことすか?」
「え?あ~いや、そのー。」
「今のうちよ!」
4人が入り込む。ついてに志藤も一緒に入る。
「めんどくせぇなー。」
ため息をつき、説明を始めた。
「なるほど。ってことはこの女が勝手に呼んでるだけなんすね?」
「ああ。」
「ちょっと師匠!?」
「あの。悪いけど、兄貴の事を師匠とか呼ばないでもらえます?」
「嫌です。」
「じゃあ兄貴にとってこいつってなんなんすか?」
まずい。返答に困る。どういってもハッピーエンドに出来ない。
「はあ。それはだな。えっーと。そのー」
うまくまとまらない。そこに栗原が、
「志藤さんが、空くんの何なのか言うまでもないってことよ。」
おいー。待て。それじゃ、誤解を産む可能性がある。多分ハッピーエンドか、バッドエンドか五分五分ってところだろう。
「え?彼女さんすか?」
はいー。終わったー。
「違うぞ!」
「いや、でも。」
「ち、違いますよ!私なんかが師匠となんて···。いや、でも、そのー···」
「なんつった?」
「聞き取れないっすよ!」
「要するに彼らは付き合ってないってことよ。」
「なるほど。じゃあ。」
そして、嫌な予感がするなか
「栗原さんが、兄貴の彼女なんすか?」
「ええ。」
「おい。ちげえぞ。」
まんざらでもないって顔するなよ。
可能性ありかもって思うだろ?
「んじゃ。栗原さんのこと、姉御って読んでいいすか?」
「ええ、もちろん。」
「よっしゃー!」
「あのー。」
彩ねえが口を開く。
「本当の姉御は、私だからね?」
しかし、武田は一向に聞いてなさそうだった。
まあ、いいか。
なんか面白そうだし。
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