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理不尽な王子 3
しおりを挟む「……し、死にゅ……っ、んん……っ」
溢れるほど精を注ぎこまれ、、源之助は熱く疼いてヒクヒクするお尻を二人に撫でさすられる。ときおり指を捩じ込んでは腹の裏側をコスコスする悪戯に飛び上がり、ふにゃあぁぁっと泣いていた。
……さ、触んなっ! またぁぁぁっ!!
思わず逃げようとする可愛い許婚。その腰を押さえ込んで、二人はさも愉しそうに源之助の内側を愛でまくる。
「きゃーっ! やめっ、ふひぃぃんっ!」
あっ、あっ、と身悶え、達する小さな子供。己の指にきゅんきゅんした律動が伝わり、二人はとろんっと眼を蕩けさせた。
「……っはあ、……可愛くて心臓が痛い」
「ふはっ! めっちゃ分かるっ!」
リドルは満面の笑みを浮かべ、用意しておいたタライに湯を張ると、そこに源之助を浸からせる。温かな湯に満たされ、ようやく事の終わりを感じた少年は小さな嘆息を漏らした。
……やっとかよ。くそっ、こいつら絶倫すぎるわ。
お互いの体液でドロドロになった三人は、源之助のみお湯で綺麗にしてベッドに横たわらせると、自分達は井戸で水浴びをする。
ここは温暖な地域で身体を洗うのに水浴びでも支障はない。お風呂は王侯貴族らのみの贅沢だ。あとは事後の嫁を清めるためぐらいにしか使わず、大抵は水浴びで済ます。
宿屋には専用の水浴び場もあるが、そこはお客様用だ。基本、従業員は使わない。
特にリドルは。
『なんで? リドルが共用の水浴び場を使うと不味いの?』
不思議に思って尋ねた源之助に、リドルは苦虫を何匹も噛み潰したような顔をする。
『……俺は次男だからね。嫁に欲しいって奴らも多いのさ』
……あ~、なるへそ。
つまり、共用の水浴び場で真っ裸なリドルに盛る連中もいると言うことだ。あわよくば、自分の嫁にと。
通常、二番目、三番目は早くに嫁に出される。雄の本能が芽生えぬよう、抱かれることしか知らないうちに嫁として躾けようと。
そこに親の思惑や政略が絡み、かなり高い結納金で嫁がすらしい。
だがリドルの親であるレン達は、それをしなかった。彼等は仲睦まじい夫婦だ。子ども達にも同様の人生を送ってもらいたいと思っていた。
なのに周りはそれを許さない。事あるごとにリドルは暗がりに引きずり込まれて、散々な無体を働かれてきたらしい。
子供には優しい世界だが、成人した途端、男どもは野獣の群れと化す。まだ年若い者を組み伏し、伴侶となることを強要するのだというから驚く。
「強姦じゃん、それ……」
「ごうかん? なんだい? それ」
性に奔放なこの世界にはない言葉なのだろう。逆に聞き返されて、源之助は狼狽える。
「えーと…… 意に沿わない相手に無理やりヤられること?」
「? なんで? 気持ち悦いし、嫁になれとか言われなきゃ別にヤるのはかまわないぜ?」
「………………」
……うん、常識が違い過ぎる。
リドル的には受け入れた方が弱いのが悪いらしい。されてもガンと跳ね除け、受け入れなければ良いと笑う。
……お前が、それを言うか。
源之助を散々な目にあわせて許婚にしたくせにと、乾いた笑いしか漏らせない少年である。
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