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甥が笑いました 〜我が子が出来ました〜 ☆
しおりを挟む「~~~~っ、~~~っふ、~ふぐっ」
「…………? ……… ……い顔してんな」
どこからか聞こえる微かな声。
夢現で寝ぼけ眼をこすり、卓はベッドから降りると、その声に誘われるよう廊下に出た。
そして遠目に見える細い光に気づき、何の気なしに近寄っていく。
それはドアの隙間。ほんの少し開いたドアから伸びた光を遮り、中を覗いた卓は、そこに広がる光景に眼を見開いた。
「うぶ……っ、んぅ……っ、んっ、んっ!」
「分かったか? なあ?」
ギシギシと揺れるベッド。その上に全裸で絡まる二人を見て、卓は慌てて自分の口を両手で押さえる。
……これって? ヤバっ! 戻らないと……っ!
……が、そこで悲鳴のような声が聞こえ、卓は思わず覗き見を続けた。
仰け反る風月の顔には目隠しと口枷。棒を咥えさせるような口枷はぬらぬらと光り、呑み込めない唾液が彼の細い顎に幾筋も伝っている。
それだけでも異常事態なのに、さらに卓の眼を射たのは、風月を戒める太い革ベルト。
胸を挟むよう二の腕の上下に回されたベルトが、ギチギチに風月を縛っていた。そのベルトと接続された別のベルトが、彼の細い両手を背中で括っている。
そんな淫靡に彩られた風月を転がして、豪は新たなベルトを取り出すと風月の膝上すぐに巻き付け、そのまま二の腕のベルトに繋げた。
どうやらベルト同士を繋げるフックでもあるようだ。左右の膝を二の腕のあたりに繋がれ、苦しそうな風月の喘ぎが卓の耳に聞こえる。
「……最高だな。こんな絶景を毎日見られる俺は幸せ者だよ」
そう甘く呟きつつ、伯父の手が細い青年の身体を弄った。すでに何度もイかされたらしい風月の一物。それに絡んだ白濁液を見て、卓は思わず息を呑む。
……あんな? あんななるんだ? すげぇ…… 何か、めっちゃ色っぽい。
「可愛い風月…… 俺ぁ、お前を離す気はないから? あ? また馬鹿なこと考えたらお仕置きするって言っておいたよな? なあ?」
脳まで蕩けさせる豪の声。
それにぶるっと身震いし、風月は見えない顔を必死に打ち振るう。
「逃げないな? 俺の財産なんて、お前がいなきゃ意味ないんだ。こんなモノいつでも捨ててやるから。俺を信じろ。な?」
ぶんぶんと頷き、身悶える風月。
話から察するに、風月が何かしらを理由に逃げるかもしれないと豪は考えているみたいだった。
……伯父さんから? ないだろう? 超優良物件だぞ。
幼いころから厳しく後継者教育をする伯父だが、その反面、プライベートではとても可愛がってもらった。
忙しい両親に代わって、色んなところに連れて行ってくれたり、長々と相談にのってくれたり、実の父親よりも頼りになる伯父だった。
卓の憧れ。こんな逞しく賢い男になりたいと、漠然とした夢も抱いていた。
そんな伯父が結婚したと聞き、酷く驚いたのを覚えている。今思えば子供っぽい嫉妬心。自分のモノだと思っていた伯父に捨てられた感満載で拗ねまくった。
しばらくして、その相手が男だと知り、愕然とする。それでも、豪に対する信頼は揺らがなかったのに。
……あの女が。……くそっ!
嫌なことを思いだして、卓の顔が苦々しげに歪む。……と、中からくぐもった声が響いた。
「んうーーっ! んーっ! んんんーっ!」
何が起きたのか、泣きじゃくる風月。真っ赤に蕩けた顔は、目隠しつきでも苦しそうでありながら、うっとり恍惚としているようにも見えた。
その色気満載な艶めかしい姿に、卓は己の身体も熱くなるのを止められない。
……なんて顔して。……気持ち悦いのか? 何されて?
ごくっと生唾を呑み込み、凝視する卓の視界の中で、豪が細い何かを持ち、掴んだ風月の一物の中に差し込んでいた。
ぬちゅぬちゅと濡れた音をたてながら、一物の中に消えていく何か。
おっ勃つ可愛い一物は、その何かを呑み込んで小刻みにふるふる震えている。
……挿れた? え? 中に? ええっ?
初めて見る生々しい光景。それに魅入り、卓は股間を滾らせた。知らずギンギンに硬くなる少年の御立派様。
「お仕置きだ。二度と馬鹿なことを考えたりしないくらいイけ。頭の中が空っぽになるよう、たっぷり可愛がり倒してやるよ」
「ふ……っ?! ぐうぅぅーーーっ! ううぅーーーっ!!」
ぶぅぅ……んっと虫の羽音のような音がして、風月の身体がビクビク跳ね上がった。
気が違ったかのように頭を振って泣きじゃくる青年にかぶさり、豪のそそり勃った剛直が、その狭い尻孔に突き立てられる。ごちゅっと音をたてて捩じ込まれる太い猛り。
……あんな太いのが? ……入るんだ? すげぇ、風月。めっちゃ気持ち悦さそう?
興奮気味に見つめる卓。それに舌舐めずりし、如何にも至福という顔で豪は腰を衝き上げた。
次々と行われる扇情的な睦みから、卓は目が離せない。
「おう……ふ、中がうねってんぞ? イってんな? イきっぱだな? 堪らねえぇぇ………っ」
どちゅばちゅと夢中で衝き上げ、佳がる風月を己の中に抱き込む豪。
細く小さな風月は、強靭な体躯の伯父にすっぼり抱き込まれていた。その頭を掻き抱いて、ガンガン穿つ豪が、チラリと扉の方を見る。
そこに浮かぶ淫猥な光。激しく喘ぐ風月の頭に口づけながら、ドアの隙間に豪は嗤って見せた。
……知ってるっ? 見られてるのに気づいてるっ?!
気づくも何も、それを予測して開いていた隙間である。普通に考えたら、そういうことをいたすという夜に、隙間など開けておくわけがない。
ましてや客間に卓がいるのだ。風月も、しっかり扉を閉めていた。もちろん鍵もかけた。
なのに開いていたドア。風月に目隠しや口枷をつけてから、豪が開けたのだ。卓に見せつけるために。
本来なら、ベッドの後ろを頭にするわけもない。扉側に向けて、わざと豪はいたしていたのだ。覗き見する卓に、よく見えるように。
……これに懲りたら、二度と俺らの邪魔すんじゃねえぞ、卓。
驚き逃げ出す思春期様。その足音を聞きながらほくそ笑み、豪はお楽しみを再開する。
「……っ、はーっ! ……んくっ、ど、どうしよう?」
客間に戻った卓は、ベッドに駆け込み、先ほどまでの二人の嬌態を脳裏に浮かべた。
……すごかったなぁ。アレが……セックス?
悩ましげな風月の喘ぎや悲鳴が卓の耳から離れない。脳内にべったりこびり着いたソレに股間を直撃され、少年は無意識に己のモノを扱いた。
死物狂いで身悶え、頭を打ち振るうたびに飛び散る風月の汗や涙。顔に張り付いた乱れ髪も艶かしく、イくたびに仰け反る身体は、桜色に染まって何とも言えぬ色香を放っていた。
……ギチギチに縛られて。勃ってた…… 真っ赤になって…… うあ……っ、堪んねぇぇ……っ
掛布を頭からかぶり、ふ…っ、ふ…っと息を荒らげて、卓は前屈みになりつつ達する。
伯父の濡れ場をオカズに果ててしまい、酷い自己嫌悪に陥った少年は、一周回って、悩んでいた義母のことを忘れた。
心地好い疲れに微睡み、卓は久方ぶりの安眠を貪る。
そして翌日。少年はどんな顔をしたら良いのか分からずに、そっとリビングのドアを開けた。
「あ、おはよう。よく眠れた?」
にっこり笑う風月の顔も直視出来ない。伯父はいないのか、用意されたテーブルの食器は二人分だけ。
……あ、でも、こいつは目隠しされてたっけ? 俺のこと気づいてないかも。伯父さんが話してなかったらだけど。
朝食を出してくれる風月を訝しげに見据え、卓は探りを入れた。
「伯父さんから何か聞いてる?」
「え? 特に何も…… 余分なことを言う人じゃないからね」
……僕に関して以外は。うん。
いつも赤裸々な言葉責めに遭っている風月は、乾いた笑みを遠くに馳せた。
……そっか。聞いてないんだな。なら……
「……どうして伯父さんと結婚したのさ。共通点なさそうじゃん? 今、大学一年ってことは結婚当時、高校生でしょ?」
思わぬ問いかけに眼を丸くし、言って良いものかどうか逡巡しつつ、風月は少し思案しながら正直に話した。
二人の馴れ初めから今までを。卓の様子を見て、豪を慕うその姿が、過去の自分と重なったからだ。
「……それって犯罪なんじゃ?」
調教的なうんぬんは省き、大まかな経緯や買われたおかげで借金の返済が出来たことなどを、風月は卓に話す。
お互いに惹かれ合って結婚したのだと淡く笑う風月。はにかむ頬に走る朱が、その説明に信憑性を持たせた。
「当時の僕には天の配剤だったんだよ? それに、最初はある意味犯罪だったかもだけど、すぐに豪さんに惚れちゃったし…… その…… 豪さんも、真剣に僕との将来を考えてくれてたって分かって…… うん。すごく幸せなんだ、今」
たしかに大筋を聞けばそうかも知れないが、始まりが酷すぎる。今が幸せであるのが救いだ。
卓は強引な伯父の性格を知ってはいたが、ここまで悪辣で用意周到とは思わなかった。
いや、ある意味あの伯父らしいと、長い付き合いの卓は思ってしまう。目的のためなら手段を選ばない御仁だ。
……これと比べたら、俺の悩みなんてちゃち過ぎる。義母が何だよ。気分だけでも大人になって無視しろよ、俺ぇぇ……
はあ……っと大仰に溜め息をつき、卓は風月を見つめた。
自分と大して変わらない頃に彼を襲った数々の激動。それを乗り越えて、ここで微笑む風月を卓は素直に尊敬する。
二周回って、卓が義母のことを割り切っていた頃。
豪は本社ビルに乗り込んで長兄を睨めおろしている。
ヘビに睨まれたカエルよろしく、怯え竦む長兄。
「兄さん。碌でも無い女を後妻にしたようだな? 卓から聞いたぞ?」
は? え? と、素っ頓狂な顔をする兄に、豪は甥っ子から聞いた話を伝えた。
「アレが、そんなことを? いや、許してない。アレには妻としての社交と家の管理を任せているだけだ。子供らには専属の従者をつけているし、アレが好き勝手やれるわけはないはずだ」
「んじゃ、どっか抜けてんだろうぜ。あるいは身内に裏切り者がいるか……な。こうして俺に相談に来るあたり、兄貴も卓から見限られてんぞ?」
ぞわっと長兄の肌が粟立った。
豪の言うとおりである。たまとはいえ、自宅でも顔を合わせる父親より、遠方で滅多に会えない伯父を頼ったのだ。信頼の有無は明白。
「……あの女っ!」
ギリ…っと奥歯を噛みしめる兄に安堵し、豪はついでとばかりに実家呼び出しの理由を聞く。
「ああ。……それも今思えば、あの女の企みかもしれんが……」
そう口を濁した長兄が語るには、例の義母とやらがやたら豪夫婦に会いたいと強請っていたのだとか。
家族で顔合わせをしていないのが豪と風月。これに関しては、風月が未成年なこともあり、奇異の目にさらしたくないという豪の意思を尊重して実家の家族も会っていなかった。
だがそこで、例の後妻が口を差し挟んできたのだ。
一度も会えないなんて可怪しいと。豪が死んだら、その全ては妻のモノになる。落合家の財産たる多くの不動産もだ。そんな人間に面識もないなんて変だと。
後妻に熱心に諭され、両親や兄弟らも、何となくそんな気がして、一度くらいは会っておこうと思い始めたらしい。
……うっわ、面倒そうな女ぁ。
「……っ、はあ。そんなら、爺様から譲られたモン、全部返すわ。風月の安寧を壊すモノは何も要らねぇ。落合の家とは絶縁する。それで良いな?」
「や…っ? それは困るっ! お前、幾つものプロジェクトにかかわっているじゃないかっ!」
「知らねぇよ。俺には風月が何より大事なんだ。かすり傷一つでもつけようもんなら、その女、殺すからな? かなりガチで」
自分が犯罪者になっても風月は待っていてくれる。そういう確信がある。
……でも、風月が泣くだろうし、最愛と会えなくなるのは御免だし、殺らないけどな。
豪の話を聞いて、長兄は即座に動く。
そして調べ上げて後妻を詰問した結果、彼女は跡取りたる卓を懐柔、スポイルし、後々自分に従順な息子にしようと目論んでいたようだ。
政略結婚である。交わした契約の中には、子供を作る項目がなく、妻としての務めしか求められていない。
そうなれば、どう足掻いても我が子に会社を継がせることは出来ないし、ならば跡取りの卓を手中にせねば、自分の将来が危ういと思ったようだ。
そのため、子供らにつけられた従者を買収したというから開いた口が塞がらない。
買収する方もする方だが、される方もされる方だ。結局は金の関係。より多額を提示する側につく情けない有り様。
風月に会いたがったのも、豪の相続分に色気を出したからだ。駅ビルだけではない。他も合わせたら年収数十億にもなる財産をむざむざ他人に渡したくなかったようで、裏で風月を責め立て、相続放棄にサインさせようと考えていたらしい。
……お前だって他人だろうが。
書類一枚の関係なのは同じだが、自分が女であることが意味不明な自信に繋がっていた後妻。
『男同士で夫婦なんて汚らしいっ! 不自然だわ、変態じゃないっ!』
これを耳にした豪が本気で後妻を縊り殺そうとする一幕もあったが、話し合いは後妻の一方的な有責で終わった。
結局義母は離婚され、新たに雇われ妻としての契約を結ぶ。離婚したことを公表せず、そのまま妻の仕事を熟してもらうようだ。
もちろん家は別。庭にある離れを住まいとし、一応、衣食住は見る形である。
義母としても家同士の契約だ。下手を打った自分に彼女の実家は厳しく、このまま契約妻を続けるしかない状況。
事が解決し、卓の父親は心から息子に謝った。
「ま、どうでも良いんだけどさ。アンタと比べたら、俺ってめっちゃ恵まれてるしな」
「比べるもんじゃないと思うけど…… 卓君だって辛かったでしょ? 解決して良かったね」
「………で、何でお前が当たり前のように我が家の食卓に居るのか説明してくれないかな?」
黒ぐろとした笑顔で微笑む豪。
最近、毎週のように泊りがけで遊びに来る甥っ子様に、彼は怒り心頭のようである。
「二人分も三人分も変わらないじゃない? お腹空かせてたみたいだし」
「そうそう。俺なんて焼き餅やくような相手じゃないだろ? 風月、おかわり」
「そういう問題じゃねぇぇーっ!!」
お邪魔虫な甥を遠ざけようとして、わざわざ夫婦の濡れ場を見せつけたのに、この子供は目撃した行為に怯えるどころが、興味津々。
むしろ風月が気怠げにしてたり、どこかに目立つ跡が残っていると豪を睨んでくる。完全に風月の擁護に回っていた。
どうやら卓に酷く懐かれたらしい風月。そんな少年の週末の目論見は、風月を休ませること。
『そういや、伯父さんってかなり嫉妬深そうだよね? 束縛もすごそうだし? 門限だの、メールだの、常軌を逸した決まりばっかじゃん?』
『まあねぇ? それも嬉しいから良いんだけど。時々は休みたくなるかなぁ……』
艶っぽい風月の憂い顔。それの示したことを敏感に察し、卓は伯父の夜の営みが激しすぎるのだと聡く理解した。
そうして毎週のように豪のマンションへ突撃する。
「伯父さん、今日も経営教えてよ。俺が立派な後継者になって、伯父さんのこと楽にしてやるからさあ」
「おぅ…… 殊勝な心掛けだな」
上手く取り入り、あの手この手で豪の気を引く卓。
……これは、今日も遅くまでかかるかな? 最近、平和な週末で助かるな。
ほ…っと眼を緩める風月を卓は見逃さない。にんまり笑って、自己満足に浸る少年。
……俺が少しは守ってやるから。ゆっくりしてくれよ、風月。
こうして、なし崩し的に始まった週末の勉強会は、卓が結婚するまで続いた。
まるで本当の親子のように長く週末を過ごし、二人にとって卓は我が子同然となる。
「ま、たまにはこういうのも悪くないか」
今日はキャンピングカーで森に遠出し、バーベキュー。誰かを交えて出かけるなど滅多にない風月が楽しそうなので、豪も眼福だった。
「だねぇ。なんか落ち着くよね。卓君、賢いし素直だし」
長期休暇の半分も豪達と過ごすようになった卓は、元々伯父に憧れていて懐いていたのもあり、すんなり二人の間に混じり込んだ。
「俺、母さんいないしな。風月優しいし、飯美味いし、俺、ここん家の子になりてぇ」
「兄貴が泣くぞ?」
「弟も妹もいるから平気さ」
そんな軽口で笑い合う和やかな時間。
未来の落合コンツェルン会長に気に入られた風月は、豪の力技も伴って、さらに頑強な幸せが約束された。
子供を持てないはずの二人に訪れた幸運。それをしっかり掴み取り、今日も長閑に親子する三人である。
~了~
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借金を立てに関係をせまるだなんて😆
健気な風月に豪がほだされていくのでしょうか?続きが気になります…
ありがとうございます。
返信出来ると気づかなくて今になりました。
気に入っていただけたら幸いです。