仔犬拾いました 〜だから、何でも言えってのっ!〜

一 千之助

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 ❇閑話❇ 絆されました 〜裏〜 ☆

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 ☆週末のプレイ内容です。本編に必須ではないのですが、そこが知りたいっ、とおっしゃる方もいるかもなので、裏として掲載します。濡れ場が苦手な方はご注意を。



『こんなにっ?』

 驚く仔犬が微笑ましい。

『月に三十万円近く浮いたんだぞ? たった十万で、そんなに喜ぶなよ』

 クリーニング代や各種使い捨てアイテムの削減。さらには業者に依頼していた清掃すら風月が請け負ってくれ、毎日の食事も作ってくれている。
 月額三十万円以上かかっていた自宅の維持費が丸っと浮いたのだ。

 ……主婦労働を金銭に換算すると二十万以上とかいうが、あながちデタラメでもないよなあ。

 身を以て知った豪は、いそいそと風月の手作り弁当を鞄にしまい、毎日出勤する。
 そんな穏やかな日々が続いた後にやってくる週末。それが近づくにつれ、風月はあからさまにソワソワしだした。
 金曜の夜か、土曜の夜。買われた少年は、必ず豪に遊ばれなければならないからだ。
 すでに何回もされているが、次々と新たなことを仕込まれるので、慣れることも出来ず、最後には泣かされてしまう風月。



『まずは愛撫だ。悦くしてやるよ。自分の気持ち悦くなるところを覚えな?』

 前回に受けた性感マの続きかな? と、ベッドに横たわる風月。
 あの時は、痛いくらい乳首を弄ばれて堪らなかった。翌日、腫れた乳首が服でこすれるたびにもよおし、学校で困ったことになったのは今でも忘れられない。

 細い肢体のすべらかな肌が吸い付くようで、愉しそうに全身を撫で回しつつ、豪は丁寧に舌を這わせる。

 巧みな動きで体位を変えまくり、恥ずかしがる暇も与えられずに昂らされていく仔犬。
 あられもなく脚を広げさせられ、膝の裏から太腿の付け根まで舐め倒され、豪は風月の反応した部分を特に念入りに舌先で抉じ開ける。そうして裏返し、今度は背中。
 首筋から噛みつくように愛撫を繰り返して、実際に噛みつき、小さな悲鳴をあげて震える風月のうなじについた真っ赤な跡を、豪は満足気にながめていた。

『悦い光景だなぁ…… こことか? 身体中、俺のつけた印だらけだぞ? おまえ』

 ……跡? なんだろ? ……う…ふぅぅ、気持ち悦いぉぃ。

 しだいに下りてきた唇が背筋を伝い、尾骶骨あたりを舐め回した時、風月の股間に何かが直撃する。今までも、乳首を舐めたり摘まれたりした時に感じた切ない疼き。
 それがダイレクトに響いて、少年は狼狽えた。

『は……、ここが好きか? どら……』

 くすくすと笑いながら擽る豪の指先。ちゅっと響く濡れた音もあいまり、風月は未知の快感に涙目である。
 そうしてひとしきり遊んだあと、豪はその下の尻たぶを掴んで大きく割り開いた。奥まった蕾が空気にさらされ、小さく震えている。
 
 ……絶景だな。
  
 淫猥に舌舐めずりし、豪が尻や、その奥の際どいところまで舌を這わせた。途端にしなる風月の背筋。
 ひゅっと息をのむ仔犬が可愛くて堪らない豪は、その固く閉じた蕾を舐る。

『あっ! 待って! 嫌ーっ! そんなとこ舐めないでぇーっ!!』

 辛抱堪らず泣きわめく仔犬。

 しかし、それを見咎め、豪は少年の尻たぶにローションを塗ると、思い切り強く引っ叩いた。

『あーっ!』

『嫌だあ? おい、何様だよ、おまえ。この身体は俺が買ったんだろうがっ! 何をしようが俺の勝手だっ! 違うのかっ?!』

 すぱあんっと何度もぶたれ、みるみる赤く晴れ上がる風月のお尻。くっきりついた手形が生々しく豪の劣情を煽った。

『ふぐっ! ご、ごめんなさい…っ! ひあっ!』

 か弱い哀願を耳にして、豪はやりすぎたかと自嘲する。なぜか風月の拒絶が許せない。何であろうと少年が抵抗を示すたび、彼の腹の奥に獰猛な焔が宿る。
 
『……いいだろう。もう逆らうなよ? 続けるぞ』

 こくこくと必死に頷く風月は、豪の指や舌で孔を弄られて悶絶した。深々と挿れられた指に悦い所を弄られ、少年の一物が真っ赤になって勃ちあがる。
 ソレには触れもせず、ただただ優しく撫でるような愛撫しかしてこない豪。

『気持ち悦いか? なあ?』

 またもや必死に頷く仔犬に満面の笑みを見せ、彼は風月がイきそうになると指を抜いた。
 無意識に揺れている小さなお尻。そこに浮かぶ真っ赤な手形に眼を細め、豪は背筋を歓喜で踊らせる。
 ふーっ、ふーっと死物狂いで快感を逃がし、なんとか仔犬が自分を落ち着けた頃を見計らい、再び指を挿れて意地悪く可愛がった。

『きゃーっ! あっ! や……っ、そこ、駄目ぇっ!』

 またもや奥の悦いところを弄ばれ、ムカデのようにざわざわと背筋を駆け上る愉悦。
 思わず、駄目だと叫んでしまった仔犬を躾けるべく、豪は手を振り上げた。
 途端に走る激痛。尻を打ち抜いた手の与える痛みが、風月の股間を突き抜けていく。身震いするほどの何かに溺れる仔犬を余所に、ぱんっ、ぱんっと叩く豪の手が風月の尻たぶを震わせた。

『まったく、おまえは…… 尻叩きなんて、幼児にやることだぞ? これじゃあまるで犬の躾けしてるみたいだ。ポチって呼んでやろうか?』

『ごべんな……っ、えぐっ! 痛っ!!』

『ケツに挿れんのは、まだ御子様には早かったかな? 仕方ないか。でも俺も限界だしなあ。挿れられないなら、口でやってもらうしかないが?』

 言われた意味が理解できず、仔犬は、ふにゃふにゃな泣き顔を傾げる。

 ……あざといなっ?! 狙ってんのかっ? 泣き腫らした顔で首をコテンっと…… うがあぁぁーっ! 突っ込みてぇぇーーーっ!!

 止まらない雄の劣情。それを叩きつけるべく、調教は口淫にまで進んだ。
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