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〜捕獲〜
しおりを挟む「.....ヌルヌルだね? 気持ち悦い?」
「気持ち.....悦い.....ぃっ、ですっ! ひあっ?!」
がっちりと上半身を抱き込まれ、雅裕は膝まで下げられたズボンを足に絡め、揺らされつつ喘いでいた。
柏木の膝に座っている雅裕の脚は床につかず、ゆらゆらと力なく揺すぶられる。
……もう何度イカされただろう。
ドロドロに溶かされた下半身の一物を掴み、柏木は丹念に愛撫を繰り返して雅裕をイカせた。
飛び散った白濁液が彼の長い指に絡まり、その動きを滑らかにしている。
「ほら、カメラ見て。君の悦い顔を映して」
「はひっ、はっ、ぅう.....っ!」
柏木は雅裕の顎を掴み上向かせ、カメラに映る少年の泣き顔を愉しんだ。
真っ赤な顔で涙と唾液を滴らせる扇情的な姿。柏木は指に知らず力がこもり、グリグリと鈴口を抉じるように撫で回す。
直接的な刺激で背を弓なりにし、悲痛に喘ぐ雅裕。
「はあ.....っ、悦い顔をするねぇ? 君。声も堪らないな。もっと啼いて?」
……やはり似ているな。彼に。
下着ごとズボンを下ろされた雅裕のお尻は丸出しである。柏木は少年をひっくり返して自分の脚を跨がせると、力任せに硬い双丘を割り開く。
「私に辱しめて欲しいんだよね? ここも暴いて欲しいよね?」
興奮気味に囁く柏木の言葉に雅裕の背筋が震えた。
知識としては知ってはいるが、まさか、自分の身に降りかかるとは。
「.....素直にね?」
柏木の低く穿つような声が、瞬く間に雅裕の焦燥感を搦め捕る。
姉の顔が雅裕の脳裏を掠めた。
.....守らなくてはっ!
「されたいです.....っ、貴方に暴かれたいですっ!!」
「合意だものねぇ? 嬉しいな、こんな可愛い子に誘われるなんて♪」
柏木は雅裕の上半身をソファーの座席にうつ伏せにし、棚にある瓶をガチャガチャ搔き回して何かを持ってきた。
ソレをたっぷりと指に取り、中に押し込むようにヌチヌチと塗り込んでいく。
「力を抜いて? ほら、二本入った。ゆっくり拡げてあげるからね?」
ぎちゅぎちゅと抽挿される節くれだった長い指。それが根本まで埋め込まれる度に、雅裕は息を呑み、微かな悲鳴を上げる。
大して痛くはない。何かを塗っているようで、その動きも滑らかだ。しかし、体内をまさぐられる悍ましさは薄れず、雅裕の眼に新たな涙が浮かぶ。
痛々しい少年をうつ伏せにしたまま、柏木はうっとりと尻たぶを掴んで、もにもに揉みつつ、徐々に弛んでいく蕾を見つめた。
「初めてだね? 固いなぁ。私の指に肉が絡まるぐらい柔らかくしないとね」
「ふっ? ぅっ?? ううぅぅーーーっっ!!」
いきなり雅裕の中に両手の指が二本ずつ捩じ込まれ、まるで限界を試すかのように蕾を左右に開いた。
「固い固い、もっと息を吐いて、ほらっ」
「ぅうーーっ、はあ.....っ! あっ? あああーーーっ!!」
言われた通り息を吐いた瞬間、指の代わりに熱く猛るモノが無理やり狭い蕾を抉じ開けてくる。
「んんんーーーっ、悦い声だ。もっと欲しいかい?」
ギチギチと軋む蕾を割り開き、捩じ込まれる灼けた楔。
その質量を味わわせるかのように、ゆっくりと呑み込まされ、雅裕は絶叫した。
「痛っ!! ひいいぃぃーーっっ!! 痛いぃぃーーっ!!」
身体を二つに裂かれるような焼けつく痛みが雅裕を悶絶させる。
今にも裂けそうなほど伸びきった可愛い蕾の縁を撫でて、柏木は満足そうに雅裕へ被さった。
「大丈夫。切れもしていないし、綺麗に満開になったよ? 上手だね、さ、全部呑み込んで?」
さらに無理やり捩じ込まれる柏木の一物。
ずず.....っと雅裕の柔肉を抉じ開ける凶器に、雅裕は眼を見開いて泣きわめいた。
頭が真っ白で何も考えられない。この拷問みたいな激痛から解放されたい。
「痛っ! ひああぁぁっ!! ごめんなさいっ! ゆるしてーーっ!!」
その哀れな懇願に、柏木の動きが止まり、頑強な手が雅裕の顎を力任せに掴む。
「.....聞き間違いかなぁ? ゆるしてとか聞こえたんだけど? まるで私が酷いことをしているみたいに? ねぇ?」
あまりの激痛で朦朧だった雅裕の意識が、急激に冴えていった。柏木から感じる、殺気にも似た冷たい空気。それが少年を正気づかせる。
「ねぇ? 自分から誘ったんだよね? 暴いてくださいってさぁ? 違うの?」
ギリっと力のこもる柏木の指に恐怖を感じ、雅裕は慌てて口を開いた。低く地を這うように穿たれた柏木の声で雅裕の背筋がゾワゾワする。
「違っ、そのっ、は.....初めてだから.....っ! 怖くて.....っ」
辿々しい言葉を耳にして、柏木の指から力が抜ける。
「ああ、なぁんだ。そうだね、初めてだものねぇ? 痛かった? ごめんねぇ、君が可愛すぎて夢中になっちゃって。ゆっくりやるね?」
さも嬉しそうな顔でそう言うと、柏木は中を探るように掻き回しては腰を引き、少しずつ出し入れして雅裕の中に楔を埋め込んでいく。
雅裕の答えが気に入ったようで、先程までの性急さがなくなり、激痛は消えないものの、いくらか息をつけるようになった。
少年は深呼吸を繰り返して激痛を逃がし、彼の巨大な一物を受け入れようと努力する。
やや力の抜けた雅裕の蕾は見事に大輪の花を咲かせ、真っ赤に充血した孔がヒクヒクとしながら柏木の一物を呑み込んだ。
「ああぁぁっ! 悦いっ!! すごく柔らかくなったよ、上手だね、君っ!! ほら、どんどん入るっ!!」
ぬちゅぬちゅと音をたてて何かで泡立つ結合部。それをトロンとした恍惚な眼差しで見つめ、柏木はどんっと雅裕のお尻を深く穿った。
「ふぐっ?! ぅうう? ううーーーっ!!」
柏木の一物は大きさに比類して長くもあり、雅裕の中の届いてはいけないところまで届いてしまう。
痛みに慣れつつあった雅裕だが、横隔膜すら突き上げる一物に何度も最奥を穿たれ、酷く嘔吐いた。
「ぐ.....ふっ!ぅうっ、ひぎぃぃっ!!」
「気持ち悦いねぇ? ねぇ? 雅裕君♪」
上がる嘔吐きと戦いながら、雅裕は力なく喘いだ。
「悦ぃぃ.....っ、はあっ、あっ、ぐぅぅぅっ!!」
激しく中を突き上げる凶器に、拙くも雅裕は愉悦を拾い始める。
痛みも薄れ、ゴリゴリと削られるよう刺激される前立腺が、少年に痛みや苦しさではなく随喜の涙を浮かべさせた。
「ひいっ! はぁ.....ふっ、ふあっ?!」
無意識に腰を振り、中の悦い所に柏木のモノを当てようとする雅裕に残忍な笑みを浮かべ、彼はわざとソコを外して先端を動かした。
「あっ、あぁっ? んんんーーーっ!」
「どうしたの? 気持ち悦い? ほら、すっかり柔らかくなったよ?」
ぬっぬっと腰を打ち付けて、奥を楽しむ柏木。
「気持ち悦いぃ.....っ、はぁっんっ!」
……けど、足りない。もっと悦いところを擦って欲しい。
覚えたての情交。そこで無理やり与えられた愉悦を取り上げられ、雅裕の体内が熱く昂っていく。己を蹂躙する愉悦が欲しくて欲しくて堪らない。
……なんで? ひぅ……
獲物の葛藤にほくそ笑み、柏木は淫猥に舌なめずりする。男であれば、抗いようのない肉欲。体内にあるそれは、老人や幼児でもおっ勃てる急所なのだ。
やりたい盛りな若い果実なら、ひとたまりもない。
「っはあっ、あっ、ひあっ! ぅぅ.....っ、も.....っと」
「ん? なに?」
根本までずっぷりと呑み込ませたまま夢心地だった柏木は、意地悪げに聞き返した。
「ふ.....っ、ぁっ、もっ、もっとぉ.....っ」
「もっと? 可愛がって欲しいのかい? ここかな?」
ブルブルと四肢を震わせて喘ぐ雅裕の、カチカチになった一物を愛おしそうに撫でて、柏木は指を絡ませ扱いた。
「ひゃあぁっ! 違っ、いや違わないけどっ! ソレじゃなくてぇぇぇっ!!」
ひゅーひゅーと呼吸もままならず、雅裕はポタリと唾液の滴る唇から、淫らな行為をねだる。
「もっと.....激しくっ、僕のおっ.....お、お尻をグチャグチャに……? ……てぇっ?」
絶望的な切ない顔で、雅裕は自分を辱しめてくれと自ら望んだ。歓喜に眼を見張り、柏木の背筋がゾクゾクと身震いする。
「..........っっ、喜んでっっ!!」
俄然、張り切る獰猛な雄。どろりと濁った愉悦が腹の奥から噴き出し、彼は狂暴な劣情を雅裕の中に叩き込んだ。
ぬるぬるした何かの助けを借り、どちゅ、ばちゅと根本まで柏木は打ち据える。はしたないお汁を飛び散らせて、それを受け入れる雅裕。
もはや身体を割られる痛みもどこ吹く風。体内の快楽を覚えてしまった少年は、それだけを追い求めて四肢を震わせた。
「ひゃあぁっ?! 悦いぃぃっ! もっと、してっ?!」
佳がり狂う可愛い仔犬。
随喜に溺れる雅裕を満足させるため、柏木は敢えて外していた悦い処をガンガン突き上げてやった。
獣のような嬌声を上げ続ける雅裕を堪能し、彼もまた、最奥を穿つと精を迸らせる。
びゅるっと噴き出す熱い迸りに背を震わせ、柏木は最後の一滴まで雅裕の中に吐き出した。
ガクガクと力なく揺らされる雅裕は、すでに軽く失神している。
「.....似てるなぁ。毅君に」
誰ともなく独りごち、柏木は雅裕のお尻にストッパーを呑み込ませて膨らませる。
尿道にもバイブを呑み込ませて、ベルトでガッチリと拘束した。
微かに顔を歪める可愛い子犬。
「ふふ。起きたらどんな顔をするかな? ペットのトイレトレーニングは飼い主の基本だからね。可愛いなぁ。泣くかな? 泣かせたいなぁ♪」
柏木は雅裕を抱き上げると自室に運んだ。
そこには数々の淫猥な遊具があり、畳一枚ほどの広さの檻もある。
高さ一.五メートルの檻の中に毛布を広げ、そこへ全裸にした雅裕を寝かせる柏木。
……しばらくは蜜月だ。
雅裕が従順な雌犬になるまで、しっかり躾ないと。
二十四時間、ねっとりと絡んで嬲り尽くし、可愛い雌犬に仕込んでやろう。
……何日くらいかかるかな? 七日間くらいは粘ると嬉しいな。
至福の笑みを浮かべ、柏木は書類片手に雅裕が目覚めるのを待つ。
可愛い子犬の調教に心踊らせる柏木だった。
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