逃がしませんっ！ 〜身体から始まる奇妙な関係〜

大人の悪戯

「……っはぁー、賢ぅ。ダメだって言ったよねぇ？」

「ごめんなさい。気持ちいいって分かれば、聡子もおじさんが大好きになるかなって」

　あー、そういうね。

　ぐしぐしと泣きじゃくる聡子は足をモジモジさせて、自分の手を股に埋めていた。
　くちくちと指を動かすその嬌態に、思わず睦月の眼がギラつく。
　
「多分、イケてないんだよ。賢が刺激するから聡子は身体に火がついちゃったんだなぁ。イキたいのにイケない辛さ、賢は分かるだろう？」

　コクコクと頷き、賢も泣き出した。

「ごめんね、聡子っ、そんなつもりじゃなかったのっ」

　丸見えな幼女の恥丘。目映いソレに固唾をのみ、睦月は泣きじゃくる聡子の足を開いて顔を埋めた。

「ふぁっ？ふぅぅん、ぅんっ」

　舌先で転がし、ねぶり、チロチロと刺激してやると聡子は腰をくねらせ、無意識に睦月の顔へ恥丘を押し付ける。
　ぷしゅっと軽く粗相をする聡子。幼子の強い芳香に睦月は頭がクラクラとする。

　……堪らんな。勘弁してくれよ、忍耐を試されてるみたいだ。

　ちゅうっと少しきつめに吸い、そのまま肉芽をちゅるるるっと刺激すると、聡子はビクビク腰を跳ねあげ、次には深く沈み込んだ。
　そして本格的に噴き出す可愛らしい噴水。おねしょシートの上に、みるみる広がる淫猥な染み。

「ぅーっ、ふぅぅーっ、ふぅぁぅー」

「イッたな。もう大丈夫だ。それじゃ、俺は寝るから。聡子に悪戯するなよ？」

　忙しく息をして上下する聡子の胸。シャツをたくしあげられたソレも眩しくて、理性が切れる前に睦月は部屋を出ていった。



　……まいった、コレは。

　聡子の無垢な身体に熱く蕩けた泣き声。
　あんな小さいのにイッちゃって。ふぅふぅ息を荒らげた真っ赤な顔。

「うっわ.....　やべ、コレ」

　慌てて自室に戻り、睦月はパソコンを開くといつものルームにログインした。
　股間はギンギンで今にもはち切れそうだ。

　みんなに罵ってもらえば、少しは落ち着くだろう。

　カチャカチャとコンソールを叩き、睦月はチャットに参加する。



　room《愛でるonly. No.touch！！》

　月さんが入室しました。

　157・愛のウォッチャー
　
　お、月氏が来た。久々じゃん。

　158・愛のウォッチャー

　やっほー、月さん。だいぶ見なかったけど、元気？

　159・愛のウォッチャー

　いや、色々あってね。来てそうそう悪いんだけど賢者タイム頼む

　160・愛のウォッチャー

　え？　穏やかじゃないね？　ヤバめげ？

　161・愛のウォッチャー

　ままま、取り敢えず聞こうや。まず懺悔からな。

　162・愛のウォッチャー

　なにしたの？　そういや半年くらい離れてたよね？　それ系？

　163・愛のウォッチャー

　それ系。あー。なんというか、私的な事情で子供を二人引き取るはめに。

　164・愛のウォッチャー

　ぶっ！！？

　165・愛のウォッチャー

　なにそれっ？　俺らに一番ヤバいパターンじゃんっ！！

　166・愛のウォッチャー

　うーわー。誰だ、そんなバカやらかした奴は。

　167・愛のウォッチャー

　そっか、それは地獄だな、月さん。で、おいくつの子供らですか？　ひょっとしたら年齢的にセーフかも？

　168・愛のウォッチャー

　ああ、そっか。って、セーフなら、今、ここに来てないだろっ！？

　169・愛のウォッチャー

　だよなぁ。

　170・愛のウォッチャー

　三歳と五歳。もうじき六歳かな。

　171・愛のウォッチャー

　うっわっ、どストライクっ！！

　172・愛のウォッチャー

　それと半年も？　心中御察しする、月氏。

　173・愛のウォッチャー

　ああ、それで、理性が切れそうになって、ここにか。

　174・愛のウォッチャー

　で？　なにやらかしそうになったのよ？　そこ詳しくっ！

　175・愛のウォッチャー

　おいっ、月さんは切実なんだぞ？　ちゃかすな。

　176・愛のウォッチャー

　でも、なにをしたのか分からなきゃ罵りようもなかんべよ？　ちゃかす訳じゃないが、言ってみ？



　同好の士らが集まり、御互いの情報交換や、妄想を垂れ流しまくったり、リアルヤバめな時は正気を取り戻すよう諭し罵ったりと、長く御世話になってきた仲間達。
　睦月は、慣れ親しんだ仲間らの文字に、あからさまな安堵の息をつき、身バレしない程度の情報を書き込む。

　176・愛のウォッチャー

　そのな。えーと、上が男の子で、あー、妹に悪戯してしまってな。.....イク直前までになった妹をイカせられなくて。二人して泣いてて。

　177・愛のウォッチャー

　え？

　178・愛のウォッチャー

　は？

　179・愛のウォッチャー

　なにそれっ？？　えーっ？

　180・愛のウォッチャー

　どういうシチュだよっ！　はっ？！　リアルラノベ展開かよっ！！



　ルームが騒然とする。そりゃそうだ。性を知らぬ子供らには、ありうべからぬ事態である。
　それを賢に教えてしまったのは睦月だ。後悔はないが、反省はしている。

　181・愛のウォッチャー

　落ち着け、みんなっ！　それで、月さんはどうしたの？

　182・愛のウォッチャー

　.....口淫でイカせた。そこから、もう、全身が疼いて仕方無くてな。ここで鎮めてもらおうと思って。

　183・愛のウォッチャー

　かーっっ！！　なんだそれっ！！　

　184・愛のウォッチャー

　マジかぁぁぁっ！

　185・愛のウォッチャー

　いや、でもそれしかなかったんだろう？　子供らが泣いてた訳だし？

　186・愛のウォッチャー

　あほかっ！　俺らだからそういう発想になるけど、一般ならならんっ！！　それと覚っても、泣かせて我慢させて、落ち着くまで待つもんだっ！！

　187・愛のウォッチャー

　そう。まさに、やらかしちまったんだよ、月氏は。

　188・愛のウォッチャー

　あー、でも、怒る気にはなれないかも。目の前の子供が泣いていて、慰める方法を知ってたら。.....やらない方が鬼じゃない？

　189・愛のウォッチャー

　だよなぁ？　一般人なら出来ない、おぞましいことだけど、俺らはウェルカムでやれちゃうし？

　190・愛のウォッチャー

　むしろ、今夜のオカズありがとうございますな役得だよな。

　191・愛のウォッチャー

　やりたくてやった訳じゃなし、これはもう、事故だろう、月さん。

　192・愛のウォッチャー

　そうそう。逆に、それで欲情して、今、生殺しなんだべ？　よく耐えた、誉めてつかわすっ！！

　193・愛のウォッチャー

　だよなあ。ほんと、目の前に餌ぶら下げられて、よく我慢したもんだよ、凄いよ月さん。

　194・愛のウォッチャー

　月さんって確か両刀のペドだよね？　もう、その悪戯した兄に責任とって抜いてもらったら？

　194・愛のウォッチャー

　ばかっ、煽るんじゃないっ、ここはそういうチャンネルじゃないからなっ！　

　195・愛のウォッチャー

　そうそう、そういうのは他板へいけ。でも、まあ、なんだ。どストライクな幼児二人と暮らしてるんだ。適当に息は抜きなよ、月さん。

　196・愛のウォッチャー

　そうだよ。役得と思って、抱き締めたり、それと分からない程度のスキンシップで、密かに夜のオカズにしなよ。

　196・愛のウォッチャー

　うんうん、先は長いし、月さん、べらぼうに忍耐力あるみたいだから。やらかした事だって、応急処置みたいなもんだし、セーフ、セーフ。

　197・愛のウォッチャー

　ぶっちゃけ俺なら、それを前にして耐えられる自信はない。

　198・愛のウォッチャー

　月さん、症状が酷くて世捨て人みたいに山奥で一人暮らししてるっていってたじゃん？　その絶好のシチュエーションで、子供らに手を出さないとか、もはや神だよ？

　199・愛のウォッチャー

　今も、悶絶して耐えてる訳でしょ？　良いネタ動画知ってるから、それで抜いちゃえよ。あ、リアル幼女絶頂を体験したんだっけ。それを思い出せば、すぐイケそうww

　200・愛のウォッチャー

　草生やすな、あほうww



　罵られに来たのに、なぜか慰められ、励まされてしまった。

　……ありがたいんだけど。うん。

　すでに賢に手を出しまくりな睦月は、仲間の善意に心苦しくなってしまったのだった。