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 スライムとの遭遇(体内)

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「やだーっ! やだやだやだ、触んないでぇーっ!!」

「でも…… 挿れておかないとチイが辛いぞ?」

「そうそう。まだ何十日もかかるんだ。大丈夫、俺ら慣れてるから」

「押さえて」

 ぎゃーっ!! とジタバタ暴れる千里をうつ伏せに押さえつけ、ショーンとラウルが彼女のスカートをまくり上げた。
 彼等の眼を射る真っ白な肌。その滑らかな肌に恐々指を這わせ、ショーンがそっと下着を下ろす。
 とたんに現れた双丘を見て、三人は思わず息を呑んだ。

「……綺麗だな」

「すげぇ…… ぷるぷるしてる。めっちゃ柔らかい」

「人間というのは…… こんなに脆そうな生き物なのか? 体毛も爪も牙もないなんて。生きているのが、まるで奇跡のようだな」

「きゃーーーーっ?!」

 つ……と指をかけて、二人が千里の尻たぶを割った。その最奥で震える蕾。とけるような肌に色づく薔薇色の窄まりを見て、三人が興奮しているのが千里にも伝わってくる。

「……入るのか、これ。ちっさいな」

「挿れるしかなかろう。そうそう休憩も取れん。毎回苦しむチイを見てるのか?」

 そうなのだ。キャラバンは滅多に休憩を取らない。獣人は体力気力ともに化け物クラス。延々進むのが当たり前だし、生理現象をスライムに処理させているので休憩をする必要がない。
 そんな中、体力気力ともに脆弱で、生理現象が頻繁に起きる千里は辛い思いをしていた。何度も馬車を止めるはめになり、ようよう彼らも千里の弱さと生理現象に気がつく。
 結果、獣人ら同様、彼女の体内にもスライムが挿れられたのだ。これで少なくとも大きい方はせずに済むし、小水なら死ぬほど恥ずかしくても馬車の隙間からこっそりやれる。
 まあそれも、千里は箱に入ったスライムに処理してもらっていたのだが。

 三人が見守るなか後孔に押し当てられたスライムは、慣れたような仕草で狭い蕾に潜り込んだ。
 柔軟に伸び広がり、にゅるるっと入り込む異物の悍ましさに、千里が声にならない絶叫をあげたのも御愛嬌。

 郷に入っては郷に従えとはいうけどもさぁぁーっ!! ひーっ!! 動くっ! 動いてるぅぅっ!!

 ジタジタ暴れるか細い四肢を容易く押さえ込んで、ラウル達は体内のスライムを確かめるように彼女の腹を揉みほぐして、さらに絶叫させていた。
 そして、その動きが定位置に感じられるよう千里の小さな身体を優しく抱き込む。

「こうして抱いていてやろう。直に座っているよりマシなはずだ」

 筋骨隆々なラウルに抱かれ、千里は羞恥に身悶えた。だが確かに、ただ座っていたり横になっているよりは楽である。
 舗装もされていない山道だ。ガタガタ揺れる振動が直に伝わり、座っているより横になっている方が辛かった。
 抱かれていればその振動も和らぐし、なにより逞しい腕に支えられているため安心して眠りにもつける。
 ウトウトする千里を見守る三人の眼は優しい。

「可愛いなぁ…… 人間だっけ? 小さくて柔らかそうだね」

 眠る千里の頬をツンツン突いて、しまりなく笑うショーン。

「しっかり食べさせて太らせないとな。チイは痩せ過ぎだから」

 ヒューも相好を崩して嬉しそうだ。

 なんの問題もなく始まったはずの旅路。まさかこんな、オウチの獣人には無関係な不具合が生じるなんて。
 ラウルは、ここに至るまでの時間を脳裏で振り返る。



「やーっ! 無理無理無理ぃぃっ!!」

「けど、チイ……?」

「我慢は毒だ、スライムに処理してもらえ」

 千里が排泄を必要とすることに気付いた彼ら。
 旅程の都合もあってそうそう馬車を停めるわけにいかないラウル達は、とりあえず箱に入れたスライムの上で千里にさせようとした。
 なんでも歩けない子供らが使う道具らしい。要は生きたオマルの様な物。
 トイレという概念のないオウチで、ただ漏れさせながら這い回る子供達の世話を請け負うのはスライム様。
 これが嫌なら赤ん坊のようにオムツでもする他ないと言われ、千里は究極の二択に涙目だ。

 どんな羞恥プレイよ、それぇぇーーーっ!!

 オムツの場合その後処理がある。それも三人がするという。

「妻の世話は夫のつとめだ。安心しろ、そういうのは馬や牛の世話で慣れている」

 にこやかに笑う彼らが千里は悪魔に見えた。

 安心出来る要素ないぃぃーっ!! 見られのも洗われるのも嫌ぁぁーーーっ!!
 
 うわああぁぁぁんっと泣きながら、千里はスカートをかぶせて隠したスライムに股間を余す所なく舐め回される。
 そういったことはお手の物なスライム様が微妙な振動や刺激を彼女の股間に与え、恥ずかしくて出せない千里の排泄を誘導し、彼女は疲労困憊でなんとか終えた。

「ひいぃ……ぅ、ぅ…… ぅぇぇ……ん」

 真っ赤に上気した顔で泣きじゃくる千里。

 あまりに扇情的なそれが股間を直撃し、御立派様をおっ勃ててしまう獣人三人。

「……毎回、これでは保たんな」

「……同意。……ってぇぇ」

 呆れ顔で己の一物をさり気なく隠すヒューと、涙目で股間を押さえるショーン。彼らの眼には、恥じらい身を捩って泣く千里が艶かし過ぎる。
 そして三人は旅の平穏のために、彼女の中へスライムを挿れようと決めた。オウチなら当たり前のことだ。

 とても承諾出来ぬ申し出を拒絶したため、結局、無理やりうつ伏せに押さえつけられて泣きじゃくる千里。説明をされても受け入れられない辱めである。
 きゃーきゃー暴れる彼女を淫猥な眼差しで見据え、ラウルは取り出した掌サイズのスライムを、おっ勃った己の一物に押し当てた。
 途端、苦しげに喘ぐスライム様。

「スライムはな、自身を消失させる精を本能的に嫌い、殺菌力の高い粘液を出して精を殺そうとするんだ。ほら、ヌルヌルになった。優しく挿れるから力を抜け」

 熱く蕩けた声音で囁くラウル。

 鼓膜をとかすような甘やかさが千里の耳をくすぐり、彼女の腹の奥で妙な疼きが起きた。ずくりと本能を刺激する何か。
 そんな千里を余所に、ラウルは奥深く窄まる蕾にスライムを押し当てる。すると、安息地を得たとばかりなスライムが半透明な身体を伸び広げて狭い入口を抉じ開けた。

「きゃーっ!! いやぁーーーっ!?」

 じゅるじゅると音をたてて潜り込んでいくスライム。それを凝視し、ラウル達は固唾を呑む。

「……すげぇ。えっろ……」

「いつもショーンのここに挿れてるのに…… 千里のだと、また別な興奮が湧くな」

 ……ん? 今、妙なセリフがあったような?

 ひいひい泣き喚きながら、千里は腹の中に棲み着いたスライムの悍ましさに震え上がった。

 この後も、異世界オウチの洗礼が立て続けに千里を襲う。

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