ただのメイド...でした

楼雫

文字の大きさ
上 下
4 / 6

案外楽観的……かも?

しおりを挟む
...私は





あぁ、誰だっけ?

とりあえず、ここどこ?

不安になって涙腺も緩くなる

「あぁ、やはりか」

「うん、だからここは」

……ぼやぼやなにか聞こえてくる

...そっかー私子供になったんだ

...目を開けるとそこには誰もいない……だけど扉の前から声が聞こえる

「……...」

声、やっぱり出ない

「……」

ポロポロと涙が落ちてくる

「そしたら日本に帰った方がいいんじゃないか?」

「その方が僕もいいと思うよ」 

ガチャ

パタン

ガチャ

パタン

ガチャ

パタ……バシッ

...

扉が開く
目が会う
扉が閉まる
目が会う
扉が開く
扉がすぐに閉まる
扉が開く
また閉めた…と思ったら途中で隣の男の人に頭を叩かれてた



……どうしたらいいの?

涙腺がまた緩んできた…

......ポロポロボロボロドバァー

「ヤッヤバイ!!ウソウソ!違うからねほら!何が違うか分からないけど泣き止んでーぇ!!」

...前世で乙女ゲーに居るかもしれない、優しそうな腹黒のクリーム色の髪に緑の目の人がパニクっている

「...(ボロボロ)」

「ルイー!!」

もう1人出てきた

「!」

あの人だ!赤い髪に緑の目

「止まった!!」

「良かったな」

私はそんなに話は耳に入ってこなくて、咄嗟にその人…確かルイに手を伸ば...したが左腕しか上がらなかった

「……(じわぁー)」

「やばいよ!るい!また涙がー!!!」

「いやそれよりこの上げてる左腕はなんなのか気にしろよ潤」

「えっ、そんなの抱っこして欲しいんだよ」

「!こくこく」

「!!!ほら!早く抱っこしてあげて!」

「...分かった」

ルイさんが私の脇に手を入れて抱っこをしてくれた…私はぎゅーっと、首に腕を回した結果片腕だけしか上がらなかった

がいいとしよう

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢専門お悩み相談係

米粉パン
恋愛
見知らぬ部屋、見知らぬ人、そして……見知らぬ自分!? 階段から落ちて目が覚めると、前世の記憶を取り戻したエリザベス。 生前ハマっていた【恋愛物語〜魔法の国で貴方と〜】という乙女ゲームの世界に転生したようだが、どうやら私は悪役令嬢の取り巻きの1人ーーーつまり顔が出るモブだった。 (悪役って言っても、お友達だったのよね……) 転生お人好し令嬢が癒し属性を活用して、悪役令嬢のお悩み相談係としてバッドエンド回避を目指すお話。 ーーーーーーーーーーーー こんにちは、米粉パンと申します! 最近流行りの転生モノに乗っかってますm(_ _)m 毎日0時更新を目標に頑張ります! ※この物語はフィクションです。実在の企業・団体・ゲームなどとは関係がありません。

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

悪妃の愛娘

りーさん
恋愛
 私の名前はリリー。五歳のかわいい盛りの王女である。私は、前世の記憶を持っていて、父子家庭で育ったからか、母親には特別な思いがあった。  その心残りからか、転生を果たした私は、母親の王妃にそれはもう可愛がられている。  そんなある日、そんな母が父である国王に怒鳴られていて、泣いているのを見たときに、私は誓った。私がお母さまを幸せにして見せると!  いろいろ調べてみると、母親が悪妃と呼ばれていたり、腹違いの弟妹がひどい扱いを受けていたりと、お城は問題だらけ!  こうなったら、私が全部解決してみせるといろいろやっていたら、なんでか父親に構われだした。  あんたなんてどうでもいいからほっといてくれ!

【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。

なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。 本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!

すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした

珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。 色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。 バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。 ※全4話。

私はモブのはず

シュミー
恋愛
 私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。   けど  モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。  モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。  私はモブじゃなかったっけ?  R-15は保険です。  ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。 注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。

乙女ゲームのヒロインなんてやりませんよ?

メカ喜楽直人
ファンタジー
 一年前の春、高校の入学式が終わり、期待に胸を膨らませ教室に移動していたはずだった。皆と一緒に廊下を曲がったところで景色が一変したのだ。  真新しい制服に上履き。そしてポケットに入っていたハンカチとチリ紙。  それだけを持って、私、友木りんは月が二つある世界、このラノーラ王国にやってきてしまったのだった。

原産地が同じでも結果が違ったお話

よもぎ
ファンタジー
とある国の貴族が通うための学園で、女生徒一人と男子生徒十数人がとある罪により捕縛されることとなった。女生徒は何の罪かも分からず牢で悶々と過ごしていたが、そこにさる貴族家の夫人が訪ねてきて……。 視点が途中で切り替わります。基本的に一人称視点で話が進みます。

処理中です...