普通?なお嬢様は追いかけられ、捕まり、諦める。

楼雫

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5歳

19 ...師匠

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「お嬢様…お嬢様、お嬢様...起きてください」

「そんなに呼ばなくても起きたわよ、リーナ」

朝、いつの間にかリンによって車の中に移動させられた私はリーナに起こされた

「あと5分くらいで空港に着くそうです」
「ファ~……そう、リーナは元気ね…とってもいい笑顔よ」
「ありがとうごさいます!」

――――――――――――――――――

「お嬢様、リーナ、着きましたよ」
「分かったわ、運転ご苦労さま。リン、ヘルツ。」

2人は空港に着くまでの道を交代で運転してくれていました。

シンは...先に空港にいるそうです。








多分サボってはいないと思います...

―――――――――――――――――――

「ここで30分ほど待つっすよ」
「分かりました。リンくん達好きにしていいですよ~私も少し1人になりたいので」

笑顔で言う。それに、ちょっとだけ心を準備したいです。

「分かりました、ここから動かないでください。」
リンが心配をする...今度お兄ちゃんって言ってみようかしら?
「影には私が着きますので何かあれば……」
ヘルツは...過保護?かしらね~…ヘルツにはお父さんっね
















しばらくして、みんなどこかに行った

「んーーーっはぁ」
伸びてから溜息をはいてしまった……たしか、ため息をすると幸せが逃げる、だっけ?前の世界のことわざは為になるのが多いなぁ

「...あなたどこに行くの?」
後ろから声をかけられた
「……私ですか?私は日元国に行きますよ」
「そうなの、私も今度行こうかしら?」
「いいんじゃないですか?日元国平和らしいですからねぇ~」
「そうなの」
「はい」
「そう言えば、私ね扇子の袋を貰ったのよ」
「へぇーそうなんですか」
「それがまたセンスがいいのか悪いのか、微妙でね」
「そうなんですか?」
「そうなのよ、色は黒でトパーズとかラピスラズリなどの小さい宝石が散りばめられているのよ」
「へぇーそうなんですかぁー」
...なんか見たことあるような気がするなぁ~?
「...これ、あなたどう思う?」
ポイッ
っと後ろから投げられる
「んーと...」


「...............」
こっコレは!!!!見間違いではなければっ!私が師匠にあげた物っ!?!?!?

ギコっギコギコっと、音がしそうな感じで後ろを見る





「師匠おおおおおぉぉぉぉおおおおおお!!!!」

「...うるさいわよ」

「......はっ!すみませんっすみません!」

思わず指をさしながら、叫んでしまった
師匠に注意をされ、周りを見るとめちゃくちゃ注目されていてすぐに謝った

なっなんでここに居るんだ!?!とう言うかどうして私がここにいることバレたの???
さすがにこの辺には瞬間移動スキルが使えないように無効札が貼ってあるし...もちろん空港関係者は使えるようにまた別の札を持っているが...
......どうして?????

「しっ師匠、つかぬことをお聞きするのですが、どうして私がここにいることがわかったんですか!??後、どうやってここに来たんですか!???それに何時からここに居るんですか!????」
恐る恐る聞いてたけど、最後は興奮してしまった……

「そんなのついさっきからよ、あなたがここに居るのを知ったのは、たまたま聞いたからよ」

...つまり?私より後に着いて?使用人の会話を盗み聞きしたっと......師匠、盗み聞きはダメだと思います

「えーと、ならどうやってここに来たんですか?」
「そんなの瞬間移動スキルよ」
いや、いやいやいや、空港関係者以外は出来ないのですが……
「空港会社の社長は私の後輩でね。ちょっとお願いしたのよ」
......脅したんですね






「次は私の質問よ」
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