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5歳
2 般若様が出ました
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ルナ・メルティーナ5歳歳次期ボスです。
普段はティーナとして内政部署で働いています!
今日は叔父様に呼び出されました...
―――――――――――――――――
...今言われた言葉に顔が引き攣る
前にも1度同じことがあった気がする…
「叔父様…今の言葉は本当ですか?……」
「本当だ。私と妻の間に娘が出来先日生まれた。お前の義妹だ。」
......この最低最悪人間!!今妹が生まれたらファミリー内で腐ってる奴らが操ろうとするだろうが!
こんなこともきずかないなんて…
「義妹!嬉しいです!名前はなんて言うんですか?」
心を隠し名を聞く。仮にもまだ小さい義妹だ…叔父様やお母様には似ないだろう……
「リリーナだ。継承権はお前に続いて二位とする…話は以上だ。」
―――――――――――――――――――
部屋に戻り先程の話を思い出す。
リリーナ…会ってみたい。けど会えないだろう、お母様は私が嫌いだからね。それにしても…
男の前で思わず舌打ちしたくなる
継承権を二位にするなんて、今は幹部がまともなのが多いけどいつファミリー内が割れるかわからない...
私がファミリーが継げれる最低年齢は14歳…それまでは表に出られない……
私についての噂も今の所何もない。
あと9年、幸い義妹は私が14歳の時にまだ9歳な事だ。
いずれは無理やりボスの座を継ぐことになりそうだ……
椅子に座って時間を見る。先程着替えたのでもうティーナになって内政部署に行くだけだ。
「...んー……ヤバいーーー!!!遅刻だーーー!!」
時計は5分前を指していた
「内政部署ティーナ!ただいま到着しました!!」
スライディングしながら部署に入るともうみんなが揃っていた。
ヤバい!
「スッパーンーー!!」
誰かが言った「ホームラン!」と
「.........はっ!師匠!!危なじゃないですか!?もう少しで当たって死んでましたよ!?そうじゃなくても風圧で気絶しました!」
「少しくらい当たっても死なないわよ」
「師匠それは無いです」『 所長それは無いです』
皆が心を揃え真顔で言った瞬間だった。
「平気よそんなにやわな鍛え方をしてないし、それにただの扇よ?」
「ただの扇じゃないでしょ!?師匠のギフトで固めてこの間は龍を2体も一気に張り倒してたじゃないですか!?それがただの扇なら先輩たちは弱っちいことになります!」
そう。師匠は扇を作る時にありあまるギフトでガチガチに強化する…
私は指を指しながら言った
「それは……!世界一の!……凶器です!!」
「そんなことないわよ」
「……」
私は師匠に呆れて気づかなかった。
たった一言、されど一言。言ってはいけない言葉を発してしまった。
後ろから ガシッ と頭を鷲掴みにされる…ゆーっくりと振り向くと......般若様がこ の 世 に い た。
もう一度言う。般 若 様 が こ の 世 に い た 。
「ぎゃぁぁーーー!!!」
「ふふっ…ティーナ誰が弱っちいのですか?もう一度優しい先輩に言ってみなさい(ニッコリ)」
般若様……いやいや、ドS先輩がいらっしゃる...
とう言うか自分で優しいって言い切りました!
「ちがいます!ちがいます!あれは言葉のあやと言いますか…ね?そ、それに先輩達以上に強いひとは数人だけしかいません!!先輩達はちょーぉ強いです!本気とかいてマジです!」
「そうですか、それならいいんですよ…次からきよつけましょうね」
「もちろんであります!!」
後半何言っているか分からなくなったが、なんとか許してもらえた…
最後は目が笑ってないとびきりの笑顔が来て思わず敬礼してしまった……
チラッと師匠の机を見る
「.........し、師匠が...逃げましたーーーー!!!」
『 なんだってぇー!?!?』
普段はティーナとして内政部署で働いています!
今日は叔父様に呼び出されました...
―――――――――――――――――
...今言われた言葉に顔が引き攣る
前にも1度同じことがあった気がする…
「叔父様…今の言葉は本当ですか?……」
「本当だ。私と妻の間に娘が出来先日生まれた。お前の義妹だ。」
......この最低最悪人間!!今妹が生まれたらファミリー内で腐ってる奴らが操ろうとするだろうが!
こんなこともきずかないなんて…
「義妹!嬉しいです!名前はなんて言うんですか?」
心を隠し名を聞く。仮にもまだ小さい義妹だ…叔父様やお母様には似ないだろう……
「リリーナだ。継承権はお前に続いて二位とする…話は以上だ。」
―――――――――――――――――――
部屋に戻り先程の話を思い出す。
リリーナ…会ってみたい。けど会えないだろう、お母様は私が嫌いだからね。それにしても…
男の前で思わず舌打ちしたくなる
継承権を二位にするなんて、今は幹部がまともなのが多いけどいつファミリー内が割れるかわからない...
私がファミリーが継げれる最低年齢は14歳…それまでは表に出られない……
私についての噂も今の所何もない。
あと9年、幸い義妹は私が14歳の時にまだ9歳な事だ。
いずれは無理やりボスの座を継ぐことになりそうだ……
椅子に座って時間を見る。先程着替えたのでもうティーナになって内政部署に行くだけだ。
「...んー……ヤバいーーー!!!遅刻だーーー!!」
時計は5分前を指していた
「内政部署ティーナ!ただいま到着しました!!」
スライディングしながら部署に入るともうみんなが揃っていた。
ヤバい!
「スッパーンーー!!」
誰かが言った「ホームラン!」と
「.........はっ!師匠!!危なじゃないですか!?もう少しで当たって死んでましたよ!?そうじゃなくても風圧で気絶しました!」
「少しくらい当たっても死なないわよ」
「師匠それは無いです」『 所長それは無いです』
皆が心を揃え真顔で言った瞬間だった。
「平気よそんなにやわな鍛え方をしてないし、それにただの扇よ?」
「ただの扇じゃないでしょ!?師匠のギフトで固めてこの間は龍を2体も一気に張り倒してたじゃないですか!?それがただの扇なら先輩たちは弱っちいことになります!」
そう。師匠は扇を作る時にありあまるギフトでガチガチに強化する…
私は指を指しながら言った
「それは……!世界一の!……凶器です!!」
「そんなことないわよ」
「……」
私は師匠に呆れて気づかなかった。
たった一言、されど一言。言ってはいけない言葉を発してしまった。
後ろから ガシッ と頭を鷲掴みにされる…ゆーっくりと振り向くと......般若様がこ の 世 に い た。
もう一度言う。般 若 様 が こ の 世 に い た 。
「ぎゃぁぁーーー!!!」
「ふふっ…ティーナ誰が弱っちいのですか?もう一度優しい先輩に言ってみなさい(ニッコリ)」
般若様……いやいや、ドS先輩がいらっしゃる...
とう言うか自分で優しいって言い切りました!
「ちがいます!ちがいます!あれは言葉のあやと言いますか…ね?そ、それに先輩達以上に強いひとは数人だけしかいません!!先輩達はちょーぉ強いです!本気とかいてマジです!」
「そうですか、それならいいんですよ…次からきよつけましょうね」
「もちろんであります!!」
後半何言っているか分からなくなったが、なんとか許してもらえた…
最後は目が笑ってないとびきりの笑顔が来て思わず敬礼してしまった……
チラッと師匠の机を見る
「.........し、師匠が...逃げましたーーーー!!!」
『 なんだってぇー!?!?』
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