3 / 10
第三話『入社初日から人間関係構築に失敗しました』
しおりを挟む
「ここがわたしたちのお部屋です」
ドアの前に可愛らしいプレートが下がっていて、そこに
『テスト第9部』
とこれまた丸っこい字で書いてある。
これ、絶対小毬さんが書いたやつ。
「そのプレート? わたし書いたんだ~」
ですよねー。
「失礼します――」
ガチャリ、とドアを開ける。
そこそこ広い部屋だ。壁際にはAndroidやiPhoneと書かれたキャビネットが置かれている。
他にも、検証用macやwindows、海外端末と書かれたキャビネット、使われていなさそうなディスプレイも床や棚に置かれている。
その他にはロッカーと洋服掛けだ。
中央には4台の机が向かい合わせで計8台並んで、最後にエライ人の席と言わんばかりの席が一番奥――列の中央をまたぐように置かれている。
8台のうち奥側3台の机にはディスプレイなどが並んでいるが、残りの机は使われていないのかスマホや充電器が無造作に置いてあった。
その広い部屋に2名の男性が座っていた。
「おー日野、ゲットしたか」
エライ人席に座る、40代半ばであろう男性が立ち上がった。
中肉中背で、髪は立てているような無造作のような、無頓着そうな髪型だ。
よれたワイシャツを腕まくりしていたりする。
顔は覇気がないというか、いかにも「仕事をやる気なんざありません」というような顔。
イメージでしかないけど、競馬場では気合いが入っていそうな雰囲気。
アレか……。
私のマンガ・ゲーム脳からはじき出したタイプでは「普段はやる気がないけど、いざという時にイイ感じのことを言うオジサマタイプ」!
まぁタイプ分けは悪いクセなんだけど、私の商売柄(?)ついつい妄想してしまうというわけだ。
「吉村リーダー、美月さんゲットです!」
小毬さんが元気よく返答していた。
私はポケモンか。
「いやー助かったわ」と言いながらオジサマが近づいてきた。
「吉村だ。このテスト第9部のリーダーをしている。よろしくな」
「早乙女美月と申します。これからよろしくお願いします」
ペコリと頭を下げる私に吉村リーダーが「あぁ」と言って、ディスプレイとマウスだけの机に目線を送った。
「おまえの席そこな。今日はリリース前でクソ忙しいんでな。早速貢献してくれ」
それだけいうと、話は終わったと言わんばかりに自席へ戻って行った。
戻り際も「いやー助かったわ」と言っているあたり、歓迎されていないわけではなさそうだ。
ちなみにリリースとはサービスやアプリを世に出すことを言う。
つまり、サービスを出そうとしている前日のバタバタしているときに私は飛び込んできたわけか。
「吉村リーダーはいつもこんな感じ。けどね、ヒルアンドンっていう恐竜っぽいあだ名もあるんだよ」
――昼行燈。
それ絶対いい意味で使われてないから……。
行燈(あんどん)を昼に灯してもうすぼんやりしてるところから、ぼんやりした人、役に立たない人を指す。
よほど古い本を読んでいないと出てこない言葉だ。
転じて言ってもバレないといったところか。
「で、こっちが――」
小毬さんがもう一人の若い男性の方へ案内する。
「ナグくんです」
説明雑な!
「はぁ……」
紹介された男性が、ワザとらしく大きくため息をついた。
「俺は南雲青之助(なぐも・せいのすけ)。新卒1年目でココ配属。ココではあんたより先輩だから」
座ったまま「もういいでしょ」と言わんばかりに興味なさそうにディスプレイに目を戻した。
……前の会社では言葉遣いを逐一直されたものだが、ここはさすがIT企業。こんな感じか。
背は私よりちょっと低めかな。170センチいくか、いかないかくらいだろう。
黒髪で波巻きパーマが特徴的だ。
ゆったりした服を着こなし、これで愛想もいいものなら女性が殺到しただろうに。
もしかしたら影で黄色い声はあがっているかもしれない。想像だけど。
雰囲気は言ってしまえば、唯我独尊、我が道を行く猫っぽさがある。
「私は早乙女――」
「さっき聞いた」
塩対応な!
……私、入社初日から人間関係でつまづきそうです。
「今日さ、リリース前日なのにテスト全然終わってなくて忙しいわけ。準備整えたらさっさと入ってほしい」
はぁ、とまた大きなため息。
「前に入った人、すぐ辞めちゃったんだよね。あんたにはがんばってほしい」
それだけ言うと、もう我関せずでパソコンで作業を始めていた。
彼なりのねぎらい……?
「ナグくんはね、いつもこんな感じなんだ~」
フフフと小毬さんが笑顔をこぼす。
あなたは包容力の化身かなんかですか?
「美月さんの席はここね」
さっき吉村リーダーが指した机をペチペチと小毬さんが叩いている。
机の上には接続されていないディスプレイ、マウスが置いてあった。
あとは『ウェルカム!』と書いた可愛らしい付箋がついたキットカット。
これ置いたの、絶対小毬さん。
私の席のお向かいは、ちいかわグッズがあがってたり造花が飾っていたりよくわからないグッズが置かれているファンシーな机――これまた間違いなく小毬さんの机だろう。
ちなみに小毬さんの横の机が南雲くん。
そんな私たちの机を見張るように置かれているエライ人用の机が吉村リーダーの席だ。
「みんな、ノートパソコンにディスプレイとマウスをくっつけて使ってるんだ。準備ができたら、業務チャットを立ち上げてね」
言われるまま、さっきもらった古めのノートパソコンに机にあったディスプレイとマウスを接続し起動。
業務用チャットはパソコン起動時に起動するようにさっき設定済みだ。
「チャットつけた?」
向かいに座る小毬さんから呼びかけられた。
「はい、今立ち上げました」
「そしたらね――」
スコココ、とチャットにURLが送られてきた。
「それをね、それをね――」
と小毬さんは言いながら席を立ちあがり――
「それをね、それをね」といいながら並ぶ机を迂回して――
私のホントすぐ後ろに立って――
「クリックするの」
ってチャットの意味ーーー!!
私が心の中でツッコミを入れている態度をわからない態度と受け取ったのか、
「ここ。これをクリックね」
もう私にくっついちゃうんじゃないかというくらい、私の後ろから覗き込むように体を寄せてディスプレイを指さしている!
物理的にも距離の詰め方がエグい!!
もうシャンプーのいい匂いまで漂ってくる近さ――
……?
視線を感じて顔をあげた。
――キシャーァ!
南雲くんがそんな擬音が似合いそうな形相でこっちを睨んでいた。
ネコが毛を逆立てている、そんな雰囲気。
私の視線に気づくと
――プイッ
あ。目をそらした。
「…………」
なんだ?
「美月さん、これね。クリックはマウスをカチってすることで――」
「あ、あぁ、これをクリックと……」
小毬さんはグイグイくるな!
このままだとマウスに手と手を重ねられかねない。
最終的には二人羽織になるんじゃないの?
その間も突き刺さるような視線があるわけで……。
………………
…………
……
ハッ!?
ゲーム脳のお姉さん気づいちゃったよ!!
南雲くん……。
さてはキミ……。
小毬さんに惚れてるな!!
南雲くんは乙女ゲーでいうところの『世の中うがった見方をしてるけど、奥手で自分の気持ちに素直になれないタイプ』!!
言いたいけど、今の関係を壊したくなくて言えない!
俺は彼女を見ているだけで幸せなんだ……。とかなんとか一人で納得しちゃっているタイプ!!
けど近づく奴は許さないといったヤンデレの側面も!
あーなるほどーなるほどー。
しかし、これは大変だぞ。
私の見立てでは小毬さんは『少女マンガによく出てくる天然で引くほど鈍感な主人公タイプ』!
性格的にやたら優しいし、なんの得がなくてもなぜか人を手伝わなければ気が済まない謎の世話焼きさんだ!
そのくせ自己肯定感が妙に低くて、「好き」と言われても「友だちとしてかしら?」とか思っちゃうやつ!!
マンガではそのヤキモキした関係性を読者は楽しむんだけどね。
ちなみに乙女ゲーの主人公でも天然鈍感系は王道タイプのひとつだ。
ただ、やりすぎると
「いやいやいや、普通気づくやろ……」
とプレイヤーがドン引きして離れてしまうのだ。
加減が難しいタイプだと言えよう。
『好きとなかなか言えない南雲くん vs 好きといってもたぶん気づかない小毬さん』
なんという悲劇的な組み合わせなのだ。
…………。
……。
「美月さん、次はそれ開いて――」
「はい……」
いやもうアナタ、私の背中から覗き込むというか私の背中に被さってますやん……。
このエグい距離の詰め方……。
南雲くんにやったら、彼即死だよきっと。
……いや。
南雲くんの雰囲気から察する。
……もうそれやっちゃったな、これは……。
もしかして新卒配属以来ずっとこの距離の詰め方をされてる……?
自分の気持ちを言い出せない人にとってはもはやゴーモンでは……。
顔をあげた。
――キシャーァ!
完全に私、敵認定されてますやん……。
「でね、美月さん、ここなんだけど――」
グイグイ。
――キシャーァ!
「ここはお気に入りに入れて――」
グイグイ。
――キシャーァ!
……。
いやもうね。
お姉さんキミらのこと応援してるから、ホント。
だからもう解放してちょうだい……。
「――で、美月さんにはまずはここにある仕様書の把握からお願いします」
って。説明が始まっていた。
「仕様書の把握?」
ドアの前に可愛らしいプレートが下がっていて、そこに
『テスト第9部』
とこれまた丸っこい字で書いてある。
これ、絶対小毬さんが書いたやつ。
「そのプレート? わたし書いたんだ~」
ですよねー。
「失礼します――」
ガチャリ、とドアを開ける。
そこそこ広い部屋だ。壁際にはAndroidやiPhoneと書かれたキャビネットが置かれている。
他にも、検証用macやwindows、海外端末と書かれたキャビネット、使われていなさそうなディスプレイも床や棚に置かれている。
その他にはロッカーと洋服掛けだ。
中央には4台の机が向かい合わせで計8台並んで、最後にエライ人の席と言わんばかりの席が一番奥――列の中央をまたぐように置かれている。
8台のうち奥側3台の机にはディスプレイなどが並んでいるが、残りの机は使われていないのかスマホや充電器が無造作に置いてあった。
その広い部屋に2名の男性が座っていた。
「おー日野、ゲットしたか」
エライ人席に座る、40代半ばであろう男性が立ち上がった。
中肉中背で、髪は立てているような無造作のような、無頓着そうな髪型だ。
よれたワイシャツを腕まくりしていたりする。
顔は覇気がないというか、いかにも「仕事をやる気なんざありません」というような顔。
イメージでしかないけど、競馬場では気合いが入っていそうな雰囲気。
アレか……。
私のマンガ・ゲーム脳からはじき出したタイプでは「普段はやる気がないけど、いざという時にイイ感じのことを言うオジサマタイプ」!
まぁタイプ分けは悪いクセなんだけど、私の商売柄(?)ついつい妄想してしまうというわけだ。
「吉村リーダー、美月さんゲットです!」
小毬さんが元気よく返答していた。
私はポケモンか。
「いやー助かったわ」と言いながらオジサマが近づいてきた。
「吉村だ。このテスト第9部のリーダーをしている。よろしくな」
「早乙女美月と申します。これからよろしくお願いします」
ペコリと頭を下げる私に吉村リーダーが「あぁ」と言って、ディスプレイとマウスだけの机に目線を送った。
「おまえの席そこな。今日はリリース前でクソ忙しいんでな。早速貢献してくれ」
それだけいうと、話は終わったと言わんばかりに自席へ戻って行った。
戻り際も「いやー助かったわ」と言っているあたり、歓迎されていないわけではなさそうだ。
ちなみにリリースとはサービスやアプリを世に出すことを言う。
つまり、サービスを出そうとしている前日のバタバタしているときに私は飛び込んできたわけか。
「吉村リーダーはいつもこんな感じ。けどね、ヒルアンドンっていう恐竜っぽいあだ名もあるんだよ」
――昼行燈。
それ絶対いい意味で使われてないから……。
行燈(あんどん)を昼に灯してもうすぼんやりしてるところから、ぼんやりした人、役に立たない人を指す。
よほど古い本を読んでいないと出てこない言葉だ。
転じて言ってもバレないといったところか。
「で、こっちが――」
小毬さんがもう一人の若い男性の方へ案内する。
「ナグくんです」
説明雑な!
「はぁ……」
紹介された男性が、ワザとらしく大きくため息をついた。
「俺は南雲青之助(なぐも・せいのすけ)。新卒1年目でココ配属。ココではあんたより先輩だから」
座ったまま「もういいでしょ」と言わんばかりに興味なさそうにディスプレイに目を戻した。
……前の会社では言葉遣いを逐一直されたものだが、ここはさすがIT企業。こんな感じか。
背は私よりちょっと低めかな。170センチいくか、いかないかくらいだろう。
黒髪で波巻きパーマが特徴的だ。
ゆったりした服を着こなし、これで愛想もいいものなら女性が殺到しただろうに。
もしかしたら影で黄色い声はあがっているかもしれない。想像だけど。
雰囲気は言ってしまえば、唯我独尊、我が道を行く猫っぽさがある。
「私は早乙女――」
「さっき聞いた」
塩対応な!
……私、入社初日から人間関係でつまづきそうです。
「今日さ、リリース前日なのにテスト全然終わってなくて忙しいわけ。準備整えたらさっさと入ってほしい」
はぁ、とまた大きなため息。
「前に入った人、すぐ辞めちゃったんだよね。あんたにはがんばってほしい」
それだけ言うと、もう我関せずでパソコンで作業を始めていた。
彼なりのねぎらい……?
「ナグくんはね、いつもこんな感じなんだ~」
フフフと小毬さんが笑顔をこぼす。
あなたは包容力の化身かなんかですか?
「美月さんの席はここね」
さっき吉村リーダーが指した机をペチペチと小毬さんが叩いている。
机の上には接続されていないディスプレイ、マウスが置いてあった。
あとは『ウェルカム!』と書いた可愛らしい付箋がついたキットカット。
これ置いたの、絶対小毬さん。
私の席のお向かいは、ちいかわグッズがあがってたり造花が飾っていたりよくわからないグッズが置かれているファンシーな机――これまた間違いなく小毬さんの机だろう。
ちなみに小毬さんの横の机が南雲くん。
そんな私たちの机を見張るように置かれているエライ人用の机が吉村リーダーの席だ。
「みんな、ノートパソコンにディスプレイとマウスをくっつけて使ってるんだ。準備ができたら、業務チャットを立ち上げてね」
言われるまま、さっきもらった古めのノートパソコンに机にあったディスプレイとマウスを接続し起動。
業務用チャットはパソコン起動時に起動するようにさっき設定済みだ。
「チャットつけた?」
向かいに座る小毬さんから呼びかけられた。
「はい、今立ち上げました」
「そしたらね――」
スコココ、とチャットにURLが送られてきた。
「それをね、それをね――」
と小毬さんは言いながら席を立ちあがり――
「それをね、それをね」といいながら並ぶ机を迂回して――
私のホントすぐ後ろに立って――
「クリックするの」
ってチャットの意味ーーー!!
私が心の中でツッコミを入れている態度をわからない態度と受け取ったのか、
「ここ。これをクリックね」
もう私にくっついちゃうんじゃないかというくらい、私の後ろから覗き込むように体を寄せてディスプレイを指さしている!
物理的にも距離の詰め方がエグい!!
もうシャンプーのいい匂いまで漂ってくる近さ――
……?
視線を感じて顔をあげた。
――キシャーァ!
南雲くんがそんな擬音が似合いそうな形相でこっちを睨んでいた。
ネコが毛を逆立てている、そんな雰囲気。
私の視線に気づくと
――プイッ
あ。目をそらした。
「…………」
なんだ?
「美月さん、これね。クリックはマウスをカチってすることで――」
「あ、あぁ、これをクリックと……」
小毬さんはグイグイくるな!
このままだとマウスに手と手を重ねられかねない。
最終的には二人羽織になるんじゃないの?
その間も突き刺さるような視線があるわけで……。
………………
…………
……
ハッ!?
ゲーム脳のお姉さん気づいちゃったよ!!
南雲くん……。
さてはキミ……。
小毬さんに惚れてるな!!
南雲くんは乙女ゲーでいうところの『世の中うがった見方をしてるけど、奥手で自分の気持ちに素直になれないタイプ』!!
言いたいけど、今の関係を壊したくなくて言えない!
俺は彼女を見ているだけで幸せなんだ……。とかなんとか一人で納得しちゃっているタイプ!!
けど近づく奴は許さないといったヤンデレの側面も!
あーなるほどーなるほどー。
しかし、これは大変だぞ。
私の見立てでは小毬さんは『少女マンガによく出てくる天然で引くほど鈍感な主人公タイプ』!
性格的にやたら優しいし、なんの得がなくてもなぜか人を手伝わなければ気が済まない謎の世話焼きさんだ!
そのくせ自己肯定感が妙に低くて、「好き」と言われても「友だちとしてかしら?」とか思っちゃうやつ!!
マンガではそのヤキモキした関係性を読者は楽しむんだけどね。
ちなみに乙女ゲーの主人公でも天然鈍感系は王道タイプのひとつだ。
ただ、やりすぎると
「いやいやいや、普通気づくやろ……」
とプレイヤーがドン引きして離れてしまうのだ。
加減が難しいタイプだと言えよう。
『好きとなかなか言えない南雲くん vs 好きといってもたぶん気づかない小毬さん』
なんという悲劇的な組み合わせなのだ。
…………。
……。
「美月さん、次はそれ開いて――」
「はい……」
いやもうアナタ、私の背中から覗き込むというか私の背中に被さってますやん……。
このエグい距離の詰め方……。
南雲くんにやったら、彼即死だよきっと。
……いや。
南雲くんの雰囲気から察する。
……もうそれやっちゃったな、これは……。
もしかして新卒配属以来ずっとこの距離の詰め方をされてる……?
自分の気持ちを言い出せない人にとってはもはやゴーモンでは……。
顔をあげた。
――キシャーァ!
完全に私、敵認定されてますやん……。
「でね、美月さん、ここなんだけど――」
グイグイ。
――キシャーァ!
「ここはお気に入りに入れて――」
グイグイ。
――キシャーァ!
……。
いやもうね。
お姉さんキミらのこと応援してるから、ホント。
だからもう解放してちょうだい……。
「――で、美月さんにはまずはここにある仕様書の把握からお願いします」
って。説明が始まっていた。
「仕様書の把握?」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
機織姫
ワルシャワ
ホラー
栃木県日光市にある鬼怒沼にある伝説にこんな話がありました。そこで、とある美しい姫が現れてカタンコトンと音を鳴らす。声をかけるとその姫は一変し沼の中へ誘うという恐ろしい話。一人の少年もまた誘われそうになり、どうにか命からがら助かったというが。その話はもはや忘れ去られてしまうほど時を超えた現代で起きた怖いお話。はじまりはじまり
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる