上 下
5 / 8
1st STAGE

帰還

しおりを挟む
「知らない天井だ…」

いや知ってるけどね!
普通に俺の部屋だよこんちくしょう!

スリルがあって面白い夢だったのに残念だな

さ、学校に行くか




~~~~~~~~~~~~~~~~~~

歩いているとあくびをしている柊がいた、あいつって今日日直じゃなかったか?

「よっ!柊」

「おーす、祐也」

「どうした?元気ないな?」

「いやー、実はよ、今日見た夢が面白かったんだけど目が覚めてしまった、これからって時だったのに…」

「なんだよ、そんな事かよ」

「そんな事じゃねぇ!」

「んで?どんな夢だったんだ?佐々木と付き合えたとか?」

「つ、つ、付き合うだなんて!」

「マジチキンだな、だからモテねぇんだよ」

「てめぇに言われたかねーよ!」

「いってろ、あ、あとお前今日、日直だろ?急がなくていいのか?」

「あ!お前知ってて言わなかったなぁー!」

「今思い出した」

「くっそ!俺は急ぐぞ!」

柊は、走っていった

あいつあんな足早かったか…?





~~~~~~~~~~~~~~~~~

やっべぇ、怒られる…
まじで急がないと!

ドン!

「あぁ?いってぇな!」

うわ!うちで有名な不良の1人じゃねぇか!
ついてねぇ

「あ、す、すいません」

「それで済むと思ってんのか?」

「あ、ぃゃ、」

「こっち来いや」

人気のない路地に連れ込まれた!

やべぇ、金は確実に取られる、殴られる、死ぬ!

「それじゃ、まずは1発!」

うわ!って、あんまり早くない?

俺は避けた

「あ?何避けてんだ?!?」

理不尽…

また拳が飛んできた、今度は大振りだ

また避ける、あれ?これお腹がら空きじゃね?

すかさずパンチ!

「う、て、てめぇ…」

「あ、じゃ、これで」

俺しーらない

俺は路地から出た

いやー、怖かったけど俺って喧嘩強かったんだなぁ

「あれ?黒木くん?」

「あ、ゆ…さ、佐々木さん!」

「今日、日直じゃなかったっけ?」

「いやー、不良に絡まれちゃって」

「ふふ、嘘ばっかり、そしたら無傷なわけないじゃん、うちの不良怖いし」

「いやいや!ほんとなんだってば」

「そう?ならそういうことにしてあげる」

ほんとなんだけどなぁ…

「それじゃ、行こっか?」

「え?どこに?」

「学校に決まってるじゃん!ふふ、おかしな人ね」

え?

「え、あ、行きましょう!」

うおー!マジか!マジですか!2人きりとかやべぇ!

それからは夢のような時間だった



~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学校に着いた

「あ、ちょっと怒られてきます」

「日直だもんね、ファイト!」

「おう!」

黒木くんって面白い人だなぁ、私、男の人ってちょっと苦手だけど黒木くんは苦手って思ったことないなぁ

「あ、ユウカおはよー」

「あ、雪見おはよう」

この子は桃地 雪見ももち ゆきみ、私の親友でナイスバディー、美人さんだ、いいなぁ

「ねえねえねえねえ!聞いたよー、黒木と一緒に登校してきたんだって?やるじゃん!」

「え?も、もう広まってるの?」

「いやいや、当たり前じゃん、それで?いつ告白すんの?」

始まった、ほんと雪見はこの手の話が大好きだ、困ったもんだわ

「こ、告白なんてしないよ、黒木くんってイケメンだし、優しいし、私なんか」

「はぁー、こりゃダメだねぇ、もっと自分に自信もちなって」

私が否定の言葉を言おうと思った時だ

「そ、そんなこ…」

「おい、てめぇら!黒木って奴に放課後屋上来るように言っとけやぁ!」





~~~~~~~~~~~~~~~~~

「はぁー、怒られた怒られた…
ぜってぇあのハゲ胃に穴があくだろうなぁ」

何やら俺のクラスがザワザワしてるな

俺は同じクラスの男子に話しかけた

「よう、何かあったのか?」

「あ!黒木じゃないか!」

「ん?」

「お前何やったんだよ!うちの不良がお前のこと探してたぞ?」

「げ!」

心当たりがあり過ぎる!

これはまずい!マズすぎる!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方

ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。 注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

処理中です...