雪女♂解凍希望

雪野鈴竜(ユキノリンリュウ)

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三夜、ある者とない者の差

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 良くも悪くも、あれから現状は変わっていない。一度はいつ家から出て行くのかを雪華に聞いてみたが、夜這い以外は静かに室内で一日を過ごしているだけだった。飼い猫という言葉が本当にしっくりくる……それに納得している巳之夏も問題であり、また自覚もあるが"まぁ、面倒だしいいか"と先延ばしにしている。
 それに、ただ家に寄生しているだけでなく、最近では巳之夏の誘いで一階の喫茶店"しがまにょうぼう"で働く事にもなった。一応住み込みバイトという形にもなるし、雪華の仕事ぶりは悪くはない。多くの男性を自身の可愛さで誑かしていただけあって、客への愛想もよく、密かに常連もできつつあった。元から常連だった男性客の一人には、「ねぇ、お客取られちゃうよミノカチャン」と言われ、つい「いやココホストじゃないし!」とつっこんでしまった。
──昼前という事もあり店内は空いている。これから混雑するところに、この青空の中まさか台風がやってくるとは、この時の巳之夏は思いもしなかった。ドアベルが涼しげにカランカランと鳴ったかと思うと、何者かがトタトタと走ってきては、突進する勢いで何者かが巳之夏に飛びついた。
「ミッッノカァァ~!!」
 今朝食べたアサリのお味噌汁が口から発射するところだった。何とか胃の中で納まっている物を吐き出さず噎せるだけでとどめた巳之夏は、少々苛立ちながらぷるぷると小さく震えた両手を抱き付いてきた何者かの両肩に置き、そっと体から話す。近くでテーブルを拭いていた雪華は目をまん丸くさせ驚愕し、何事だこりゃあと内心思いながらその光景を見ていた。
 抱き付いた本人はニッコニッコとした満面の笑みで悪気はない様子、容姿は巳之夏より数センチ低いが、見たところ性別は女性なので、女性にしては高い方だろう。癖のある跳ねた短い髪に、夜空と負けないくらいに落ち着いた黒。その色と同じ瞳を持つ切れ長の目、モデルか何かでもやっていそうなスラリとした細身は美しかった。
(あぁ、妹か姉か)
「あのさ母さん」
「母さん!?」
 何事もなかったかのようにまたテーブルに目を向け兄妹か何かと予想していたところに、まさかの母親ときた。思わず雪華は目を丸くさせ顔を勢いよく上げ、大分大きな声を出してしまった。ここまで感情が出たのは今日が初めてだろう……巳之夏も本当に雪華が発した声なのか驚いて母親から雪華へ目をまん丸にさせながら顔を向けてしまった。
 二人して間抜けな顔をして見つめ合っているので、それがなんだかおかしく思えたのか、巳之夏の母親は両手で腹を抱えてアッハッハと笑い出した。
「何が起きている」
 男性が後から入って来ると、三人の様子を見てポカンとしながらそう一言。男性は自然溢れる落ち着いた土のような茶色の瞳に、柔らかな茶色がかった黒髪の刈り上げだ。大らかな雰囲気で、こちらも巳之夏に似た包容力がありそうな男性だ。巳之夏は彼の姿を見ると、「次は父さんか」と声を漏らし額に手をあて俯いた。

 一旦客が入れないよう案内プレートを"営業外"の文字にひっくり返した巳之夏は、雪華にコーヒーとホットココアを淹れるよう指示し、両親と向かい合うように椅子に座った。
 実は連絡も無しに来るのは今回だけではない。父親だけの場合は連絡が事前にあるが、母親がつくと毎回連絡無しだ。いつも唐突と気分屋という二つの言葉で出来上がっているような母親は、愛する息子に無性に会いたくなると、車の免許が無いためいつも免許を持っている父親にお願い(命令)するのだ。
 父親は内心申し訳なく思っているが、愛する妻のお願い(命令)にはいつも逆らえない。今回も、申し訳なさを抱きつつこうして妻といきなり来店……という訳だ。正直やめてほしいが、言っても直らない(直そうとしない)母親だというのは理解しているため、巳之夏は殆ど諦めている。
 ここで雪華が「お待たせしました。」と柔らかな笑みで声をかけながら、コーヒーとホットココアを持ってきた。母親はパァッと明るい表情で、子供っぽく「ココア! ココア!」とはしゃぐ。
「ありがと~、オンハコーヒーダメなのォ~!」
 母親はそう発言すると、ハッと我に返り両手で自らの口を塞ぐ。キョトンとしている雪華と軽く溜め息をつく巳之夏。そして妻の横で笑う父親は、「すみません」と雪華に謝る。
「一人称、変に意識しない方がいいよ。君は君のままでいればいい。」
 雪華は察した。先程"オンハ"と言ったのは、きっと彼女の本名なのだ。確かに二十歳を過ぎた息子を持つ母親が人前で一人称を自分の名前で言うのは少し気にはなるが、意識し過ぎて変な行動を取ると余計に周りが気になってしまう。いっそ自然に口から零してくれた方が接しやすいかもしれない。
 たまたま名前ももらしてしまったついでに、自己紹介するいいタイミングだと父親が口を開く。
「僕は黒井くろい助郎じょろう、君も巳之夏の隣に座りなよ。」
 一応巳之夏の方を見ると、「こっち来な」と隣の椅子を引いてくれた。二人きりの時は遠慮という言葉が辞書に無いみたいに好き放題するくせに、流石に人前だと遠慮するのだろうか、雪華の意外な一面に巳之夏は内心驚いた。
 隣に座るのを見ると、助郎は未だに羞恥心でいつの間にか両手で顔を隠していた妻の肩をトントンと軽く叩く。赤い顔のまま恐る恐る両手をを離すと、二人に目線を合わせず目の前のホットココアを見つめながら自己紹介した。
黒井くろい温羽おんは……だよ、さっきのはその……気にしないで。」
「おいおいココアと会話してるのか?」
「違うもん違うもん!! なんだお前生意気だぞ~?!」
 ホットココアを見ながら自己紹介したため軽く旦那にからかわれた温羽は、ポカポカと助郎の肩を叩く。雪華はそんな二人の様子に、"なんだこのバカップル"と半分呆れた。これが二十六歳の息子を持つ両親、とてもそうは見えない。パッと見一ヵ月も持たず別れそうな甘ったるい雰囲気なのに──
(子供作って、こんなにも幸せそうだ。)
 この後、雪華は心の中で"馬鹿らしい"と呟いてしまい。その直後我に返り、他人の家族に対しそういう風に思ってしまった自分に嫌悪感を抱いた。二人の顔が見れなくて、気づいたら雪華もテーブルを見つめながら自己紹介をしてた。
「テーブルに挨拶するなよ」
 コツンと、隣で座っている巳之夏に軽く頭を拳で叩かれる。勿論痛くはない。小さな衝撃に、雪華は顔を上げて巳之夏を見る。
「お前はお前のままでいいんだよ。」
「なんだ巳之夏、俺の真似?」
 助郎はにやついて息子をからかい、温羽はというと目の前の二人を交互に見ながら口には出さないが、"え、何、おふたりさんソユカンケイ?"と言いたげに興味津々なキラキラとした目になっている。それに対し「うるさい」と一言言うとそっぽを向く巳之夏は、ポカンとしている雪華に気にせず両親に本題を聞いた。
「で、いつもの気まぐれだとは思うけど、何用?」
「え~、何、用がないと会っちゃいけないワケ~?」
 ぶーすかと不満そうに声を漏らす温羽に、まぁまぁと苦笑いを浮かべ助郎が宥める。妻の頭にぽふりと手を置き撫でながら宥めつつ、一応用件という程ではないが、今日は目的があって来た事を伝える。
「この通り、温羽が寂しがっててね。たまには実家に帰って来ない?」


……あの後、体の関係の話は伏せて住み込みで雪華がバイトをしている事を巳之夏が説明すれば、温羽が「一人で過ごすのは寂しいでしょ」と半ば強引に雪華を息子とセットで家に連れてきたのだ。
 実家は庭付きの二階建ての一軒家。助郎は会社員、温羽は専業主婦。仲のいい夫婦に、そんな夫婦に愛され育ってきた一人息子の巳之夏。ついでに庭にはペットの柴犬"ソイ"がいて、性別はメスで毛色は希少な白だ。
「何コレ、ゲボ吐きそう。」
 玄関前にて、雪華は左手で口を押え不快そうな顔をした。助郎と温羽は先に中へ入り、巳之夏も後からドアを開け中へ入る。誰も聞かれないよう一人閉められたドアの前で雪華はそう呟いた。すぐにドアが開かれ、顔をひょっこり出し巳之夏が「中入らないの?」と声をかけてきたので、雪華は渋々中へ入るのだった。
 仲のいい両親に、一人っ子で愛情注がれてオマケに愛犬までいる。人の家庭と比べるものでもないが、どうしても自分の家庭と比べてしまう。
 共通するところは、両親がいて一人っ子というところ。別にペットが欲しいわけではないが、両親は昔から息子が普段何をしているか興味を示さなかった。それどころか、離婚もしないくせにダラダラとしょっちゅう喧嘩しては息子に八つ当たり。
 そのまま雪華は成人した。この歳なら家を出ても問題はないし、もし周りに相談したら家を出る事を当然勧められるだろう。……しかし、雪華はそれをしなかった。愛だのなんだの信じないと思っているくせに、心は確かに愛情を求めていた。そんな自分自身に心底うんざりしている雪華は、少しでも余計な事を考えないようセフレを作った。
(……そういや、)
 雪華は靴を脱いで揃えながらふと、最近セフレ達に連絡を一回もしていない事に気づく。いつからか、確か巳之夏に出会ってからだ。彼に会うまでは、二日に一度は家に泊まらせてくれるか誰かしらに聞き、それ以外でも人肌恋しい時はホテルへの誘いもしていた。どうしてか、そんなのはわかっていた……。
(居心地がいいからだ。)
 そう思った瞬間、一気に恐怖心が芽生えた。この先、巳之夏に女ができたら当然出て行く事になる。セフレという関係ではあるが、所詮自分はただの居候であり寄生虫だ。捨てられた時、きっともう抜け出せないところまで、彼の暖かさに浸っているだろう。
……いつまでもたってもリビングに来ないので心配した巳之夏は、廊下に出て玄関の方を見るとギョッとする。しゃがんで靴と睨めっこしている雪華を目にして、流石に体調でも悪いのか気になり近寄って、一緒になってしゃがんで背中を擦ってやる。
「具合悪いなら言えよ~」
 どんな態度を取っても、どんなに我が儘を言っても、こうしていつも蜂蜜みたいな甘さで優しく接してくる。蜂蜜はティースプーン一杯分を溶きほぐした卵に入れてスクランブルエッグにする程度で充分、それをこの男は焼いてもいない食パンにたっぷりとかけてくる勢いで甘やかしてくる。
 雪華はいつでもお互いが離れられるよう日々心構えをしていたはずだ。なのに病み付きになるその甘さに、どんどん自分が駄目になっていくようで怖くなってくる。今、まともに巳之夏の顔が見れない。泣きそうな顔になっているのが自分でもわかっているのだ。
 顔を見られないよう「大丈夫」と軽く一言で済ませて立ち上がろうとしたが……そうはさせてくれなかった。
「なら──こっち見て言え」
 雪華の顎を掴み、グイッと顔を自分の方に向かせる。いきなりの事で驚いた雪華は、近過ぎる距離にこっぱずかしくなってきて頬が熱くなっていく。その様子を見て巳之夏はほっとすると立ち上がった。
「元気じゃないか、早く来いよ。」
──本当に、意味がわからない。巳之夏もその両親も、何故ここまで暖かく迎えてくれるのか。
 助郎が先程近くの店に寄り、何やらマフラーを選んで購入したかと思えば「首が寒そうだから」と車の中で渡してきた。遠慮していた雪華を見て巳之夏に「貰っとけ」と言われ首に巻かれた。温羽の作った肉じゃは少々甘かったが、心が込められていた。きっと何度も味見をしては味が薄くはないか確かめていたのだろう。
 他人だが一つの炬燵に父親と母親、それから息子が囲み共に食事を取る。こんな風景は遠目から何度も見てきてうんざりしていた。正直その中に自分が入っているのは場違いで、雪華は初め居心地が悪かったが、あまりにも三人が家族のように接してくるので自然とその空気に流されてしまった。
 与えられるままに温もりを感じる。今まで与えられなかった何かが自分の体に混入してくる。居心地の良さと同時に、居心地の悪さの矛盾が生じる。
……先に風呂を使っていいと言われたが、それは流石に断り夫婦の後に入る事にした。巳之夏は自室で布団を敷いているので、その間に雪華が先に風呂に入る。髪と体を洗い、湯船に浸かる。
 確か庭に木があったが、あれは柚子の木だったらしい。旬は夏と冬、夏は七月から八月にかけての熟す前の物で青玉ゆず、十月から十二月にかけての物は黄ゆずという。十二月のこの時期は黄色に熟した物で、湯船にはぷっかりと柚子が五、六個浮かんでいた。
 雪華は一つ手に取り、少し手に力を入れて鼻を近づけた。柑橘系の爽やかな香りが靄のかかっていた脳の中をすっきりとさせてくれる。
(体が、心が驚いているのがわかる。)
 今なら頭の中を整理できる。多分、家族というのをまともに味わってこなかったため、一般では普通かもしれない家族の暖かさに驚いているのだ。冷え切った体が急に熱い湯に浸かると痒く感じるのと似ている。勿論、全ての家庭が黒井家のように恵まれている訳ではないと雪華も知っている。現に雪華自身がそうだった・・・・・・のだから。
 だからこそ、思い知らされる。
(これが、ある者とない者の差・・・・・・・・・か……。)
 手の力を緩めると、持っていた柚子がボトンッと湯の中に落ちた。

 風呂から上がり、用意されたバスタオルで軽く髪や体を拭くと巳之夏に借りた下着と服に着替える。洗面所を出ると丁度巳之夏が階段から下りてきて、支度ができたから先に部屋に行くよう言ってきた。風呂上りで少しは温まったとはいえ、布団にでも早く入らないと湯冷めしてしまう。
 お言葉に甘えて、雪華は先に二階へ行き教えられた巳之夏の部屋に行った。
 部屋に入り、電気もつけず敷かれた布団に横になる。毛布に触れて中に入ると、先程まで巳之夏がここで寝ていたのかほんのり温もりがあった。
(自分のベッドがあるのに、変なの。)
 きっと巳之夏の事、ベッドは雪華に譲って布団で寝ようとしていたのだろう。しかし、彼の温もりのお蔭で何だか眠くなってきた雪華は、そのまま目蓋を閉じ数分もしない内に眠りについた。

 ***

──「何、今ふぁう君と電話してんだけど。お腹空いた? 知るかよ勝手に冷蔵庫のもン食べててよ!」
 そう言われたから冷蔵庫を開けてみる。いつもはコンビニのおにぎり等何かしらあるが、この日は生卵しか無かった。生卵さえあれば目玉焼きや卵焼きくらいは調理できそうだが、この時雪華は五歳。火を使って料理なんてできなかった。
 その事を伝えようにも、電話越しでなにやら楽しそうな母親に今声をかければ機嫌が悪くなるのは幼い雪華でもわかっていた。この日はお腹が鳴りながら布団に入って、眠くなるまで目蓋を閉じていた。
──「ぅるッッせぇな! 疲れてんだよ起こしてくんなよ!」
 普段両親が怖くて、あまり話しかけないように気を付けていたが、この日は怖い夢を見てどうしても一人で眠れそうになかった。この時の雪華は甘えたくて父親のベッドに潜り込もうとしたら蹴られてしまった。寂しさで涙が止まらなくなって泣き出せば、苛立った父親は目覚まし時計を投げつけてきた。
 この生活は自分にとって当たり前であり普通だと思っていた。しかしそうではないと薄々感づいてもいた。小学生になってからはさらに、周りの家庭と自分の家庭の違いに気づき羨ましくなった。
 けれど、どんなに願っても無い物ねだり。全てが無駄。何が愛だ。そんなもの──
「雪華ッ!!」
……体を激しく揺さぶられ、大きな声で名を呼ばれた雪華は目を大きく開き眠りから覚める。カーテンからは光は差しこんでおらず、外はどうやらまだ暗いようだ。壁かけ時計の音がトクトクと静かに聞こえる……時針は一を、分針は十五くらいを差している。
 今はまだ深夜、起こされる時間とは思えない。目の前に映るのは天井ではなく、心配そうにこちらを見ている巳之夏の顔だった。
「大丈夫か?」
 "何が"……と聞こうとして上半身を起こすが、雪華は口が開いたまま固まってしまった。毛布から体を出した途端、酷く寒さで震えたのだ。この時期寒いのは当たり前なので不思議ではないが、違和感は身体中がべたつく事だった。
 これが原因、何故か異常な程汗をかいていたため、濡れた体が急に冷たい空気に晒されたので酷く寒かったのだ。今の状況が理解できず固まったままでいると、巳之夏が説明してくれた。
「魘されてたんだよ、お前。」
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