雪野家小劇場（"配信用"フリー台本集）

雪野鈴竜（ﾕｷﾉﾘﾝﾘｭｳ）

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【台詞集】セリフ

ファンタジー

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※《》内は台詞ではなくその場の状況説明。

1「喉……カラッカラ」
※吸血鬼設定です。飲むのを我慢して我慢して限界がきた様子なので、少しふらつきながらの演技が良いかもしれません。

【女性版】
「血ぃ……血ぃ欲しいのぉぉ《頬をほんのり桃色に染めながらニヤリと笑う》もう……数日間…飲んでなくて……さ、《相手を壁に押しつけ》喉……カラッカラなのぅ………もう…良いよね？《相手の首にカプリと》」
【男性版】
「血ぃ……血ぃ欲しいぃぃ《頬をほんのり桃色に染めながらニヤリと笑う》もう……数日間…飲んでなくて……さ、《相手を壁に押しつけ》喉……カラッカラでさァ………もう…良いよな？《相手の首にカプリと》」

2「……これは、……運命……ッ」
※アナタは死神です。ターゲットを追い詰めた……。

【女性版】
「追いついた……もう貴方は逃げられません。大人しく私に狩られなくてはいけないのです。……これは、……運命……ですッ《ニヤァリと鎌を降り下ろし》」
【男性版】
「追いついた……もうお前は逃げられない。大人しく僕に狩られないといけないのだ。……これは、……運命……であるッ《ニヤァリと鎌を降り下ろし》」

3「気づいていたのに何故」
※妖怪だったアナタ。恋人相手は前から妖怪だと気づいてたけど、気にせず付き合っていた。それに気づいたアナタの台詞。

【女性版】
「気づいてたんでしょ？　……なんで……黙ってたの？　……気持ち悪くないの？　私、妖怪なんだよ？！　ろくろ首とか……気持ち悪く思わないわけ？！　首が長くなるんだよ！？　首が長くなる女とか……気味悪くないわけ？　今まで人間は、……バレたら暴言吐いて逃げ出したのに……なんで、……アンタだけ……理解……できないよ……《泣き崩れ》」
【男性版】
「気づいてたんだろ？　……なんで……黙ってたんだよ……気持ち悪くねぇのかよ……俺、妖怪なんだぜ？！　一つ目とか……気持ち悪く思わないのかよ？！　一つしかねぇんだぜ！？　ほら！！《目の無い方を隠していた前髪を捲り上げ》……今まで人間は、……バレたら暴言吐いて逃げ出したのに……なんで、……テメェだけよ……理解……できねぇよ……《泣き崩れ》」

4「んん？　何故逃げる…？」
※悪魔役。

「お目覚めかい？　まずは喉でも潤わそうじゃないか、紅茶、コーヒー、ワイン……どれがいいかな。貴方の好きなものを、好きなだけ選んで。なんたって、人生最後に味わう飲み物なのだから。あぁ、それともお腹を満たしたいかな？　どうしたんだい。意味がよくわからない？　わからないのはこちらだよ、飲み物も食べ物も要らないのなら、次は私の番だね。さて、これで貴方の人生は終わりだ。私に食われろ、人間……。……んん？　何故逃げる……？　貴方を私が他の誰よりも幸せに死ぬまで過ごさせる代わりに、死後私に魂を捧げ食われる……そういう契約だったはずだ。今頃契約解除は無理だよ。私は空腹で仕方ないんだ。では……いただきます。」

5「間違ってはいるし、間違ってはいない。」
※男性の場合は"魔法使い"も可。

「アナタは魔女になりたいと言ったね。私は心の底から嬉しく思うよ、私達に興味を持ってくれたことに意味があるのだから。願い通り、アナタを魔女にする。そのためには魂が必要だから、アナタの命と引き換えに叶えてあげるさ。えぇ……？　人間には魂は一つしかないのに、どうやって取引をするのかだって？　大丈夫さ、たった一つしかなくても魔女にはなれる。心配しないで……うん。取引成立だ。ではさっそく頂くよ、安心しなさい。痛みも苦しみもなく、眠るように楽になるさ。…………さて、アナタの魂は大切に、じっくりと味わわせてもらうよ。おや、魂だけの状態になってもまだ意識はあるんだね。え？　話と違う？　魔女になんてこれじゃあなれないし騙したのかって？　私は嘘はつかない。アナタは魔女になれるよ、なんたって……私の一部としてあり続ける。ほら、これで魔女でしょ？」

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