12 / 20
12 異国の姫
しおりを挟む
「わざわざまたあの町に戻るなんて馬鹿げています! どうかお止め下さい!」
ロイはもうすっかり良くなった身体で何度もレティシアの前に躍り出た。その度に躱されて追い越されてしまう。二人のやり取りを少し離れて見ていたロジェとフランは、呆れたように積荷を馬車の荷台に括り付けていた。
ロイの回復を待って準備を進め、小麦や野菜、調味料に衣類、燃料などを荷台一杯に積み込み、レティシアは満足そうにロイ達を振り返った。
「それじゃあ行きましょうか。ロイはお留守番でもいいのよ?」
「ロジェ! 止めないのか? 本当にそれでいいのかよ!」
御者台に登りかけていたロジェはさも当たり前のように返事をした。
「お前を助けて貰ったんだ。お礼をして下さるというお嬢様には感謝しているよ。お前も早く来い」
その瞬間ロジェが一瞬塀の方に視線を向けた。周囲には緊張が走ったが、ロジェは安心させるように首を振った。
「気のせいだったみたいだ。驚かせてすまない」
「何か見えたの?」
「なんとなく人の気配を感じたものですから。でも少し過敏になり過ぎていたようです」
「それじゃあ行きましょうか。行ってくるわねエミリー! アレッサもエミリーを宜しくね」
呆れ顔で立つアレッサに声を掛けると、その目はうっすら赤くなっている気がした。
「おしとやかに見えて一度言い出したら聞かないですからね。お前達、絶対にお嬢様をお守りするのよ。お嬢様は戻られたら旦那様に存分に怒られて下さいね」
父親は先日の話し合いの後、顔を見せずにすぐに王都に戻ってしまっていた。でも今回の事はきっとアレッサが連絡を入れているに違いない。おそらく戻った時にはまた顔を合わせる事になるだろう。そう思うと気持ちが重たくなったが、馬車はゆっくりと動き始めた。
共に出かけると言ってきかなかったエミリーはヘソを曲げたまま部屋から出てくる事はなかった。それでもアンナに抱っこされたまま、結局窓からレティシア達を見ていたエミリーは、大きく手を振っていた。それを目に焼き付けながら見えなくなるまで屋敷を食い入るように見つめ続けた。
「本当にあの子には寂しい思いをさせてばかりだわ」
「あとでモリス様も遊びに来て下さると思いますし、きっとすぐに寂しさなど紛れますよ」
気を使って言ってくれたフランの言葉に頷きながら、窓に向けていた視線を戻した。
城に一台の馬車が到着すると、美しい装飾で飾られた馬車が城の前に止まる。その馬車の到着を正装をして待っていたユリウスは出てくる者を出迎える為に階段を降りた。
扉が開きゆっくりと出てきたのは、白銀の長い髪に愛らしい目元のスラッとした美女で、ルナール王国の第三王女レア・ルナールだった。手袋越しでも分かる華奢な手が伸ばされたユリウスの腕に添えられる。そして小さく微笑んだ。
「久し振りねユリウス。共に学んでいた時よりもなんだか凄く老けたみたいよ?」
ユリウスは愛想笑いするでもなく、無表情のまま軽く頭を下げると歩き出した。
「素っ気ないのは相変わらずね。でも今は私が婚約者なのだから優しくね」
するとユリウスは鼻で笑った。
「まだ正式な書類は交わしていませんよ」
「あと数刻もすれば正式なものになるわ。それとも、もしかして緊張しているのかしら」
遠くから見れば絵になる二人の姿に、隣国の姫をひと目見ようと集まった者達で城の出入り口付近は人集りが出来ていた。しかし護衛の騎士達が人の流れを止めている。ユリウスとレアは王の間に向かいながら言葉の応酬を続けていた。
「まさかこんな眉唾物の話を信じて下さるとは思いもしませんでした」
「あなたからの手紙だもの。なんて、こちらの国では当たり前の話よ。それに私欲しいものは絶対に手に入れたい主義なのよね。お城に滞在中にどれだけ私が誘ってもあなたったら靡いてくれないんだもの。用意した夜着が泣いていたわ」
「それはどうか別の相手の為にお使い下さい」
白い頬がぷくっと膨らむ。通路で通りすがった文官達は顔を赤らめてレアを見つめていた。
「ここでの視線は新鮮でいいわね。楽しくなりそう」
「どうか羽目を外すのはお止めくださいね」
するとレアは楽しそうに笑った。
「それはあなた次第ね。それに羽目を外したのはあなたの元・婚約者ではなくて?」
その瞬間、射殺しそうな程冷たい視線がレアに向いた。それでもレアは楽しそうな表情を崩さず、ユリウスの腕に自分の腕を絡めた。
「さあ入りましょう、国王陛下がお待ちよ」
王の間で受けた歓迎は異様なものだった。二国を繋ぐ結婚だと国王陛下は大いに喜び、明日にでも式を挙げる勢いで祝福された。
ユリウスは深く息を吐きながら自室で上着を脱ぎ捨てると、ソファに座り込んだ。腕で顔を覆うと、この所増えた溜息が何度も出てしまう。疲れているのに眠る事が出来なくて、頭痛がし始めていた。扉が叩かれる音にも返事をしないでいると、勝手に扉が開く音にとっさに顔を上げ、渋い顔になってしまった。
「お邪魔だったかしら?」
レアは付いてこようとする侍女を制すると扉をぴたりと締めた。扉が閉まる寸前、侍女と目が合う。困惑しているのは明らかだった。男と二人きりになり状況が不利になるのは女性の方。それなのにレアは楽しそうに近付いていくるのが滑稽でユリウスは顔を背けた。
「書類を交わし正式な婚約者となったんですからもう満足でしょう」
するとレアは着ていたドレスを脱ぎ始めた。さすがにぎょっとしたユリウスは立ち上がると急いでその手を止めた。掴んだ手首は華奢で、見上げてきた瞳は濡れている。レアは服を脱ぐのを止める変わりに、ユリウスの首に腕を回してきた。
「婚約者になったのだからもういいでしょう?」
ユリウスが首に回った腕を解こうにもぶら下がれる程に力を入れられ、不意に屈んでしまう。その瞬間、逃れられない近距離で唇が押し当てられた。柔らかいその感覚に、ユリウスは最初何が起きているのか分からず、レアを押し返した。
「止めてください!」
するとレアは満足そうにドレスを元に戻した。
「その顔を見れただけでも十分ね。一応言っておくけれど、私これでもモテるのよ?」
「存じ上げておりますよ。でも私は興味ありません」
きょとんとした顔をした後、可愛らしい声で笑い出した。
「やっぱり、だから私はあなたが好きなの。それじゃあお楽しみは初夜まで取っておくわね」
そういうと部屋を出ていく。扉の真ん前で待機していた王女付きの侍女に、キッと睨まれた気がしたが、もうそんな事はどうでもよい。痛みが増す頭痛を我慢しながら、今度こそ浅い眠りについたのだった。
ロイはもうすっかり良くなった身体で何度もレティシアの前に躍り出た。その度に躱されて追い越されてしまう。二人のやり取りを少し離れて見ていたロジェとフランは、呆れたように積荷を馬車の荷台に括り付けていた。
ロイの回復を待って準備を進め、小麦や野菜、調味料に衣類、燃料などを荷台一杯に積み込み、レティシアは満足そうにロイ達を振り返った。
「それじゃあ行きましょうか。ロイはお留守番でもいいのよ?」
「ロジェ! 止めないのか? 本当にそれでいいのかよ!」
御者台に登りかけていたロジェはさも当たり前のように返事をした。
「お前を助けて貰ったんだ。お礼をして下さるというお嬢様には感謝しているよ。お前も早く来い」
その瞬間ロジェが一瞬塀の方に視線を向けた。周囲には緊張が走ったが、ロジェは安心させるように首を振った。
「気のせいだったみたいだ。驚かせてすまない」
「何か見えたの?」
「なんとなく人の気配を感じたものですから。でも少し過敏になり過ぎていたようです」
「それじゃあ行きましょうか。行ってくるわねエミリー! アレッサもエミリーを宜しくね」
呆れ顔で立つアレッサに声を掛けると、その目はうっすら赤くなっている気がした。
「おしとやかに見えて一度言い出したら聞かないですからね。お前達、絶対にお嬢様をお守りするのよ。お嬢様は戻られたら旦那様に存分に怒られて下さいね」
父親は先日の話し合いの後、顔を見せずにすぐに王都に戻ってしまっていた。でも今回の事はきっとアレッサが連絡を入れているに違いない。おそらく戻った時にはまた顔を合わせる事になるだろう。そう思うと気持ちが重たくなったが、馬車はゆっくりと動き始めた。
共に出かけると言ってきかなかったエミリーはヘソを曲げたまま部屋から出てくる事はなかった。それでもアンナに抱っこされたまま、結局窓からレティシア達を見ていたエミリーは、大きく手を振っていた。それを目に焼き付けながら見えなくなるまで屋敷を食い入るように見つめ続けた。
「本当にあの子には寂しい思いをさせてばかりだわ」
「あとでモリス様も遊びに来て下さると思いますし、きっとすぐに寂しさなど紛れますよ」
気を使って言ってくれたフランの言葉に頷きながら、窓に向けていた視線を戻した。
城に一台の馬車が到着すると、美しい装飾で飾られた馬車が城の前に止まる。その馬車の到着を正装をして待っていたユリウスは出てくる者を出迎える為に階段を降りた。
扉が開きゆっくりと出てきたのは、白銀の長い髪に愛らしい目元のスラッとした美女で、ルナール王国の第三王女レア・ルナールだった。手袋越しでも分かる華奢な手が伸ばされたユリウスの腕に添えられる。そして小さく微笑んだ。
「久し振りねユリウス。共に学んでいた時よりもなんだか凄く老けたみたいよ?」
ユリウスは愛想笑いするでもなく、無表情のまま軽く頭を下げると歩き出した。
「素っ気ないのは相変わらずね。でも今は私が婚約者なのだから優しくね」
するとユリウスは鼻で笑った。
「まだ正式な書類は交わしていませんよ」
「あと数刻もすれば正式なものになるわ。それとも、もしかして緊張しているのかしら」
遠くから見れば絵になる二人の姿に、隣国の姫をひと目見ようと集まった者達で城の出入り口付近は人集りが出来ていた。しかし護衛の騎士達が人の流れを止めている。ユリウスとレアは王の間に向かいながら言葉の応酬を続けていた。
「まさかこんな眉唾物の話を信じて下さるとは思いもしませんでした」
「あなたからの手紙だもの。なんて、こちらの国では当たり前の話よ。それに私欲しいものは絶対に手に入れたい主義なのよね。お城に滞在中にどれだけ私が誘ってもあなたったら靡いてくれないんだもの。用意した夜着が泣いていたわ」
「それはどうか別の相手の為にお使い下さい」
白い頬がぷくっと膨らむ。通路で通りすがった文官達は顔を赤らめてレアを見つめていた。
「ここでの視線は新鮮でいいわね。楽しくなりそう」
「どうか羽目を外すのはお止めくださいね」
するとレアは楽しそうに笑った。
「それはあなた次第ね。それに羽目を外したのはあなたの元・婚約者ではなくて?」
その瞬間、射殺しそうな程冷たい視線がレアに向いた。それでもレアは楽しそうな表情を崩さず、ユリウスの腕に自分の腕を絡めた。
「さあ入りましょう、国王陛下がお待ちよ」
王の間で受けた歓迎は異様なものだった。二国を繋ぐ結婚だと国王陛下は大いに喜び、明日にでも式を挙げる勢いで祝福された。
ユリウスは深く息を吐きながら自室で上着を脱ぎ捨てると、ソファに座り込んだ。腕で顔を覆うと、この所増えた溜息が何度も出てしまう。疲れているのに眠る事が出来なくて、頭痛がし始めていた。扉が叩かれる音にも返事をしないでいると、勝手に扉が開く音にとっさに顔を上げ、渋い顔になってしまった。
「お邪魔だったかしら?」
レアは付いてこようとする侍女を制すると扉をぴたりと締めた。扉が閉まる寸前、侍女と目が合う。困惑しているのは明らかだった。男と二人きりになり状況が不利になるのは女性の方。それなのにレアは楽しそうに近付いていくるのが滑稽でユリウスは顔を背けた。
「書類を交わし正式な婚約者となったんですからもう満足でしょう」
するとレアは着ていたドレスを脱ぎ始めた。さすがにぎょっとしたユリウスは立ち上がると急いでその手を止めた。掴んだ手首は華奢で、見上げてきた瞳は濡れている。レアは服を脱ぐのを止める変わりに、ユリウスの首に腕を回してきた。
「婚約者になったのだからもういいでしょう?」
ユリウスが首に回った腕を解こうにもぶら下がれる程に力を入れられ、不意に屈んでしまう。その瞬間、逃れられない近距離で唇が押し当てられた。柔らかいその感覚に、ユリウスは最初何が起きているのか分からず、レアを押し返した。
「止めてください!」
するとレアは満足そうにドレスを元に戻した。
「その顔を見れただけでも十分ね。一応言っておくけれど、私これでもモテるのよ?」
「存じ上げておりますよ。でも私は興味ありません」
きょとんとした顔をした後、可愛らしい声で笑い出した。
「やっぱり、だから私はあなたが好きなの。それじゃあお楽しみは初夜まで取っておくわね」
そういうと部屋を出ていく。扉の真ん前で待機していた王女付きの侍女に、キッと睨まれた気がしたが、もうそんな事はどうでもよい。痛みが増す頭痛を我慢しながら、今度こそ浅い眠りについたのだった。
224
お気に入りに追加
832
あなたにおすすめの小説

【完結】私の事は気にせずに、そのままイチャイチャお続け下さいませ ~私も婚約解消を目指して頑張りますから~
山葵
恋愛
ガルス侯爵家の令嬢である わたくしミモルザには、婚約者がいる。
この国の宰相である父を持つ、リブルート侯爵家嫡男レイライン様。
父同様、優秀…と期待されたが、顔は良いが頭はイマイチだった。
顔が良いから、女性にモテる。
わたくしはと言えば、頭は、まぁ優秀な方になるけれど、顔は中の上位!?
自分に釣り合わないと思っているレイラインは、ミモルザの見ているのを知っていて今日も美しい顔の令嬢とイチャイチャする。
*沢山の方に読んで頂き、ありがとうございます。m(_ _)m

忙しい男
菅井群青
恋愛
付き合っていた彼氏に別れを告げた。忙しいという彼を信じていたけれど、私から別れを告げる前に……きっと私は半分捨てられていたんだ。
「私のことなんてもうなんとも思ってないくせに」
「お前は一体俺の何を見て言ってる──お前は、俺を知らな過ぎる」
すれ違う想いはどうしてこうも上手くいかないのか。いつだって思うことはただ一つ、愛おしいという気持ちだ。
※ハッピーエンドです
かなりやきもきさせてしまうと思います。
どうか温かい目でみてやってくださいね。
※本編完結しました(2019/07/15)
スピンオフ &番外編
【泣く背中】 菊田夫妻のストーリーを追加しました(2019/08/19)
改稿 (2020/01/01)
本編のみカクヨムさんでも公開しました。

私と彼の恋愛攻防戦
真麻一花
恋愛
大好きな彼に告白し続けて一ヶ月。
「好きです」「だが断る」相変わらず彼は素っ気ない。
でもめげない。嫌われてはいないと思っていたから。
だから鬱陶しいと邪険にされても気にせずアタックし続けた。
彼がほんとに私の事が嫌いだったと知るまでは……。嫌われていないなんて言うのは私の思い込みでしかなかった。


【完結済】侯爵令息様のお飾り妻
鳴宮野々花@書籍2冊発売中
恋愛
没落の一途をたどるアップルヤード伯爵家の娘メリナは、とある理由から美しい侯爵令息のザイール・コネリーに“お飾りの妻になって欲しい”と持ちかけられる。期間限定のその白い結婚は互いの都合のための秘密の契約結婚だったが、メリナは過去に優しくしてくれたことのあるザイールに、ひそかにずっと想いを寄せていて─────
誰にも言えないあなたへ
天海月
恋愛
子爵令嬢のクリスティーナは心に決めた思い人がいたが、彼が平民だという理由で結ばれることを諦め、彼女の事を見初めたという騎士で伯爵のマリオンと婚姻を結ぶ。
マリオンは家格も高いうえに、優しく美しい男であったが、常に他人と一線を引き、妻であるクリスティーナにさえ、どこか壁があるようだった。
年齢が離れている彼にとって自分は子供にしか見えないのかもしれない、と落ち込む彼女だったが・・・マリオンには誰にも言えない秘密があって・・・。

【完結済】政略結婚予定の婚約者同士である私たちの間に、愛なんてあるはずがありません!……よね?
鳴宮野々花@書籍2冊発売中
恋愛
「どうせ互いに望まぬ政略結婚だ。結婚までは好きな男のことを自由に想い続けていればいい」「……あらそう。分かったわ」婚約が決まって以来初めて会った王立学園の入学式の日、私グレース・エイヴリー侯爵令嬢の婚約者となったレイモンド・ベイツ公爵令息は軽く笑ってあっさりとそう言った。仲良くやっていきたい気持ちはあったけど、なぜだか私は昔からレイモンドには嫌われていた。
そっちがそのつもりならまぁ仕方ない、と割り切る私。だけど学園生活を過ごすうちに少しずつ二人の関係が変わりはじめ……
※※ファンタジーなご都合主義の世界観でお送りする学園もののお話です。史実に照らし合わせたりすると「??」となりますので、どうぞ広い心でお読みくださいませ。
※※大したざまぁはない予定です。気持ちがすれ違ってしまっている二人のラブストーリーです。
※この作品は小説家になろうにも投稿しています。
【完結】探さないでください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
私は、貴方と共にした一夜を後悔した事はない。
貴方は私に尊いこの子を与えてくれた。
あの一夜を境に、私の環境は正反対に変わってしまった。
冷たく厳しい人々の中から、温かく優しい人々の中へ私は飛び込んだ。
複雑で高級な物に囲まれる暮らしから、質素で簡素な物に囲まれる暮らしへ移ろいだ。
無関心で疎遠な沢山の親族を捨てて、誰よりも私を必要としてくれる尊いこの子だけを選んだ。
風の噂で貴方が私を探しているという話を聞く。
だけど、誰も私が貴方が探している人物とは思わないはず。
今、私は幸せを感じている。
貴方が側にいなくても、私はこの子と生きていける。
だから、、、
もう、、、
私を、、、
探さないでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる