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10 束の間の幸せ
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応接間からキャッキャと楽しげな声が聞こえてくる。レティシアが部屋の中を覗くと、男性の背中に馬乗りになって遊んでいるエミリーとそれを支えるアンナがいた。
「なんだか楽しそうだと思ったらモリスが来ていたのね」
背中にエミリーを乗せていたのは昔からの友人でシュルツ男爵家のモリスだった。シュルツ男爵が父親と友人関係という事もあり、昔から割と頻繁にこの家に出入りしていた。特にモリスは三男だと言う事もあり、割と自由奔放にあちこち飛び回って暮らしているらしく、たまに連絡もなくこうして遊びに来てはエミリーの相手をしてくれていた。エミリーもモリスを気に入り、アンナとモリスがいれば多少レティシアにも自由が時間が出来るのだった。
「酷い顔だな。泣いてたのかよ」
割と直球な物言いのモリスを横目で見ながらエミリーを背中から抱き上げると、解放されたモリスは腰をさすりながら床に突っ伏した。
「はあ、だんだんエミリーも重くなっていくよぉ。もう乗せてやれないかも。僕はもう引退かなぁ」
「モリスいたい? ここ?」
エミリーが小さな手をモリスの腰に伸ばそうとする。しかしレティシアはそのまま抱きしめてソファに座った。
「エミリーは優しいのね。でも大丈夫よ、あのおじさんはただの運動不足だからね」
「おじさんって言うな。まだ二十代だぞ!」
「いつまでもフラフラしている可哀想なおじさんなのよ」
「せっかく様子を見に来てやったのにさ。そう言えば王都で妙な噂が立っているらしいぞ。お前とユリウス様が婚約解消したって」
「本当よ。という事は書類にサインしたのね」
「それってもしかしなくてもエミリーのせいなの?」
「モリス!」
レティシアはエミリーをぎゅっと抱き締めた。
「子供の前よ」
「悪かったよ、ごめん。ごめんなエミリーも。それじゃあユリウス様の次の相手も知っているか?」
びくりとして固まる。すると、モリスは言いにくそうに答えた。
「ルナール王国の第三王女だって」
「ルナール……」
確かユリウスが留学の最後に訪れていた国だった。陛下にはもう相手は決まっていると告げられていたから、それなりに覚悟を決めたつもりでいた。それでもはっきり相手が誰なのかを聞くのとは訳が違う。思った以上の辛さに何も言えないでいると、エミリーがぎゅっと抱き着いてきた。
「おかあさまのこといじめないで! モリスきらいになるよ!」
「えぇ! エミリーに嫌われるとか辛すぎる」
そう言ってそのままぱたりと床に寝そべった。そのままチラチラとエミリーを見ているがエミリーはもうモリスに興味が失せたようで、アンナにお菓子を要求し始めたところだった。
陛下が自信満々だった相手。確かに王女様が相手ならばこの上ない最高の相手だろう。ジクジクと痛む胸の痛みにはただ耐えるしかなかった。
「ロイ? 具合いはどう?」
ひょっこりとエミリーと共に覗いたのは使用人棟の一室。本当はこうして主人が頻繁に赴く場所ではない。それでもロイが目覚めてからというもの、こうして日に一回顔を出すのが習慣になっていた。
「お、お嬢様! 毎日いらっしゃらなくても僕は大丈夫ですってば」
「エミリーがロイに会いたいって言うんだもの」
エミリーがロイのベッドの上にちょこんと乗ると、ロイは不慣れな様子で相手をしてくれる。
ロイは最初目が覚めた時は困惑していた。元々主人と御者としてしか過ごしていなかったのに、目が覚めたら自分の名を呼び、何かと気にかけてくるレティシアに驚いていた。それでもフラン達が事情を説明してくれると、ロイは目を赤くして何度も礼を言ってきた。ロイいわく、あの峠で襲ってきた盗賊達に怪我をさせられたのではなく、驚いた馬が身体を振り、岩壁にぶつかったまま擦られたとの事だった。それでも盗賊達のせいに違いはない。でも今はロイが無事に目を覚ました事にただ感謝していた。
「それにしてもあなたがアレッサの子供だったなんて驚きだったわ。アレッサが結婚していた事も知らなかったもの」
「あぁ、母は未婚で僕を産んだんですよ。だから僕はずっと町の祖母の家で育ちました。ロジェとフランは姉妹で、近所に住んでいたんです」
「お父様は分からないの?」
「知りませんし、知りたいとも思いません」
困ったように笑ったロイの笑顔に一瞬ミランダの面影が重なった気がした。
「私はたまに屋敷には来ていたけれどあなた達に会ったのは今回が初めてだったわ。今まではどうして暮らしていたの?」
「少し前から使用人として働いていましたが、今回お嬢様をお迎えに上がるというお役目を任されたんです。ロジェはああ見えて剣の腕がたちますし、僕も厩で働いていましたから」
「そうだったのね。でも本当にアレッサから子供の話を聞いた事が一切ないのよね。不思議だわ」
その瞬間、ロイの表情が曇った気がした。それもそのはず、母親が自分の存在を消していたなどいい気分の訳がない。レティシアは慌ててロイの手を取った。
「ごめんなさい、気遣いのない言葉だったわ」
その瞬間、恐る恐る手が握り返された。
「お気になさらないで下さい。本当の事ですから。それよりも、あの、お嬢様。僕の治療するのに、あの辺鄙な町で難しい約束をしたと聞きました。大丈夫でしょうか」
ずっと聞きたかったのだろう。毛布を掴むロイの手に力が入っている。レティシアは安心させる為にその手に触れた。ロイはびくりと肩を跳ね上げたが避けはしなかった。
「どのみち、うちの領地でそんな場所があるなんて放おってはおけないもの。もうその件についてはお父様に手紙を送っているの。もし突っぱねられても策はあるから心配しなくても大丈夫よ」
「策ですか? 危険な事ではないですよね?」
「大丈夫よ。簡単ではないけれど、盗賊達と対話をしようと思うの」
「対話って、盗賊とですか!?」
思わず上げた大声にエミリーが驚く。しかしそのロイの顔が気に入ったのか、エミリーは何度も驚く顔を真似して笑っていた。
「絶対に駄目です!」
「実はね、頭って呼ばれていた人がエミリーへのお土産を見た時に気のせいかもしれないけれど、どこか悲しげな顔をしたのよ。それに私達を傷つけはしなかったし馬車も奪われなかったわ。もしかしたらそこまで悪い人じゃないかもしれないでしょ」
「悪いに決まっています! 相手は盗賊なんですよ、危険に決まっています!」
「もし仕方なく盗賊になってしまったのならそれを解決してあげればいいじゃない」
レティシアはロイの手をポンポンと叩くと、ベッドからエミリーを抱き上げた。
「この分だともう少しでベッドから出られそうね」
ロイはレティシアに抱かれながら手を振る小さなお姫様に手を振り返してから、毛布に突っ伏した。
「盗賊と対話なんてどうかしてるって……」
「なんだか楽しそうだと思ったらモリスが来ていたのね」
背中にエミリーを乗せていたのは昔からの友人でシュルツ男爵家のモリスだった。シュルツ男爵が父親と友人関係という事もあり、昔から割と頻繁にこの家に出入りしていた。特にモリスは三男だと言う事もあり、割と自由奔放にあちこち飛び回って暮らしているらしく、たまに連絡もなくこうして遊びに来てはエミリーの相手をしてくれていた。エミリーもモリスを気に入り、アンナとモリスがいれば多少レティシアにも自由が時間が出来るのだった。
「酷い顔だな。泣いてたのかよ」
割と直球な物言いのモリスを横目で見ながらエミリーを背中から抱き上げると、解放されたモリスは腰をさすりながら床に突っ伏した。
「はあ、だんだんエミリーも重くなっていくよぉ。もう乗せてやれないかも。僕はもう引退かなぁ」
「モリスいたい? ここ?」
エミリーが小さな手をモリスの腰に伸ばそうとする。しかしレティシアはそのまま抱きしめてソファに座った。
「エミリーは優しいのね。でも大丈夫よ、あのおじさんはただの運動不足だからね」
「おじさんって言うな。まだ二十代だぞ!」
「いつまでもフラフラしている可哀想なおじさんなのよ」
「せっかく様子を見に来てやったのにさ。そう言えば王都で妙な噂が立っているらしいぞ。お前とユリウス様が婚約解消したって」
「本当よ。という事は書類にサインしたのね」
「それってもしかしなくてもエミリーのせいなの?」
「モリス!」
レティシアはエミリーをぎゅっと抱き締めた。
「子供の前よ」
「悪かったよ、ごめん。ごめんなエミリーも。それじゃあユリウス様の次の相手も知っているか?」
びくりとして固まる。すると、モリスは言いにくそうに答えた。
「ルナール王国の第三王女だって」
「ルナール……」
確かユリウスが留学の最後に訪れていた国だった。陛下にはもう相手は決まっていると告げられていたから、それなりに覚悟を決めたつもりでいた。それでもはっきり相手が誰なのかを聞くのとは訳が違う。思った以上の辛さに何も言えないでいると、エミリーがぎゅっと抱き着いてきた。
「おかあさまのこといじめないで! モリスきらいになるよ!」
「えぇ! エミリーに嫌われるとか辛すぎる」
そう言ってそのままぱたりと床に寝そべった。そのままチラチラとエミリーを見ているがエミリーはもうモリスに興味が失せたようで、アンナにお菓子を要求し始めたところだった。
陛下が自信満々だった相手。確かに王女様が相手ならばこの上ない最高の相手だろう。ジクジクと痛む胸の痛みにはただ耐えるしかなかった。
「ロイ? 具合いはどう?」
ひょっこりとエミリーと共に覗いたのは使用人棟の一室。本当はこうして主人が頻繁に赴く場所ではない。それでもロイが目覚めてからというもの、こうして日に一回顔を出すのが習慣になっていた。
「お、お嬢様! 毎日いらっしゃらなくても僕は大丈夫ですってば」
「エミリーがロイに会いたいって言うんだもの」
エミリーがロイのベッドの上にちょこんと乗ると、ロイは不慣れな様子で相手をしてくれる。
ロイは最初目が覚めた時は困惑していた。元々主人と御者としてしか過ごしていなかったのに、目が覚めたら自分の名を呼び、何かと気にかけてくるレティシアに驚いていた。それでもフラン達が事情を説明してくれると、ロイは目を赤くして何度も礼を言ってきた。ロイいわく、あの峠で襲ってきた盗賊達に怪我をさせられたのではなく、驚いた馬が身体を振り、岩壁にぶつかったまま擦られたとの事だった。それでも盗賊達のせいに違いはない。でも今はロイが無事に目を覚ました事にただ感謝していた。
「それにしてもあなたがアレッサの子供だったなんて驚きだったわ。アレッサが結婚していた事も知らなかったもの」
「あぁ、母は未婚で僕を産んだんですよ。だから僕はずっと町の祖母の家で育ちました。ロジェとフランは姉妹で、近所に住んでいたんです」
「お父様は分からないの?」
「知りませんし、知りたいとも思いません」
困ったように笑ったロイの笑顔に一瞬ミランダの面影が重なった気がした。
「私はたまに屋敷には来ていたけれどあなた達に会ったのは今回が初めてだったわ。今まではどうして暮らしていたの?」
「少し前から使用人として働いていましたが、今回お嬢様をお迎えに上がるというお役目を任されたんです。ロジェはああ見えて剣の腕がたちますし、僕も厩で働いていましたから」
「そうだったのね。でも本当にアレッサから子供の話を聞いた事が一切ないのよね。不思議だわ」
その瞬間、ロイの表情が曇った気がした。それもそのはず、母親が自分の存在を消していたなどいい気分の訳がない。レティシアは慌ててロイの手を取った。
「ごめんなさい、気遣いのない言葉だったわ」
その瞬間、恐る恐る手が握り返された。
「お気になさらないで下さい。本当の事ですから。それよりも、あの、お嬢様。僕の治療するのに、あの辺鄙な町で難しい約束をしたと聞きました。大丈夫でしょうか」
ずっと聞きたかったのだろう。毛布を掴むロイの手に力が入っている。レティシアは安心させる為にその手に触れた。ロイはびくりと肩を跳ね上げたが避けはしなかった。
「どのみち、うちの領地でそんな場所があるなんて放おってはおけないもの。もうその件についてはお父様に手紙を送っているの。もし突っぱねられても策はあるから心配しなくても大丈夫よ」
「策ですか? 危険な事ではないですよね?」
「大丈夫よ。簡単ではないけれど、盗賊達と対話をしようと思うの」
「対話って、盗賊とですか!?」
思わず上げた大声にエミリーが驚く。しかしそのロイの顔が気に入ったのか、エミリーは何度も驚く顔を真似して笑っていた。
「絶対に駄目です!」
「実はね、頭って呼ばれていた人がエミリーへのお土産を見た時に気のせいかもしれないけれど、どこか悲しげな顔をしたのよ。それに私達を傷つけはしなかったし馬車も奪われなかったわ。もしかしたらそこまで悪い人じゃないかもしれないでしょ」
「悪いに決まっています! 相手は盗賊なんですよ、危険に決まっています!」
「もし仕方なく盗賊になってしまったのならそれを解決してあげればいいじゃない」
レティシアはロイの手をポンポンと叩くと、ベッドからエミリーを抱き上げた。
「この分だともう少しでベッドから出られそうね」
ロイはレティシアに抱かれながら手を振る小さなお姫様に手を振り返してから、毛布に突っ伏した。
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