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60・感染型
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我々はホテルに入り、彼の残したノートをスキャナーで取り込むと、調査し始めた。
どうやら彼は、最近 能力者による事件を調査していた最中だったようだ。
ブラインド レディは分析する。
「この県では、人通りの少ない道路で、車が乗り捨てられる事件が多数 起きている。乗車していた人間の行方はわかっていない。
彼はその異能力を特定していたみたいね。
感染型身体能力強化。
単純に身体能力を数倍に引き上げる能力。運動能力だけではなく、嗅覚や聴覚、視力や再生能力も。
殺すには脳と心臓を完全に切り離す。つまり、首を切り落とすしかないだろうと。
しかも、自分自身に留まらず、他の人間の身体能力を強化させることが可能。
代償に、人間の血肉を欲するようになる。
どうやら、今回の事件の犯人たちは、現在 十人で群れて生活しているみたい。今時 暴走族のようなことをしているみたいね。
彼の残したノートのお陰で、能力は見抜くことができた。あとは、犯人の居場所を突き止めるだけ」
我々は警察から情報を入手したり、無線を傍受するなどして、最近の事件を調査した。
結果、三日前 県道で、男女のカップルが行方不明になっている事件があった。
私はみんなに伝える。
「車が道ばたに乗り捨てられ、そして その直前、カップルから、道に人が倒れていると通報してきた記録があった。
だが警察が到着したときには、誰もおらず、車が乗り捨ててあった。
その道路と交通取り締まりカメラや警備カメラ、犯罪防止カメラなどから、私は県道を通った車をピックアップしたのだが、カップルを連れ去ることが可能な大きさの車を特定した。
その車は、廃棄された畜産業地帯へ向かっていった」
「それをさらに調査してみましょう」
一方 その頃、能力者たちのほうでは。
カップルを柱に縛り上げて、ビールを飲みながら談笑していた。
「早くリーダー帰ってこないかな。俺達が仕留めたって言ったら、喜んでくれるぜ」
「この二人、仲間にすると思うか?」
「俺は仲間にしない方がいいな。このところ、輸血用の血ばかりで、新鮮な血を飲んでない」
「ちょっと、いいこと思いついたぜ」
能力者の一人が、ビールを片手に、カップルに近づいてきた。
そして 二人にビールを頭から浴びせる。
「これでビールの味のする肉になるぜ。へっへっへっ」
そこにリーダーが帰ってきた。
「お帰り、リーダー。獲物を狩ってきたぜ」
「よくやった。男は食料にして、女は仲間にしよう」
リーダーは喜ぶと、自分の手首をナイフで深々と切った。
カップルはそれを見て戦慄するが、しかし恐怖のあまり悲鳴も出ない。
そしてリーダーは切った手首から血を口に含むと、カップルの女に口移しで無理やり自分の血を飲ませた。
「んー! んー!」
カップルの女性は、声の出ない悲鳴を上げたが、口に入ってくる大量の血液に、思わず飲み込んでしまう。
「ゴホッ、ゴホッ」
リーダーが口を離すとむせかえる。
そして しばらくすると、女性は恍惚の表情を浮かべた。
「ああぁ……」
リーダーは宣言する。
「これで仲間だ。ようこそ、新たな世界へ」
そしてリーダーは仲間に言う。
「男のほうは牢に入れておけ。あとで食糧にする」
そしてカップルだった女性に言う。
「喜べ。最初の獲物だ」
能力者の女がリーダーに言う。
「リーダー、他にも戦利品があるのよ。ついてきて」
女についていくと、様々な品があった。
「なんだこれは? あのカップルが持っていたのか?」
「違うのよ。実は、アタシたちを付け狙っていたジジイがいたでしょ。アタシたちで仕留めたのよ」
「なんだと?」
「もうこれで、あのジジイを心配しなくていいのよ」
だがリーダーはいらだちの表情を向けた。
「早まったことを。軽率だぞ」
「え? なにかいけなかった?」
戸惑う女に、リーダーは言う。
「仲間がいる可能性を考えなかったのか。あのジジイが死んだからには、他の狩人が来ることになる。正体がわからない分、逆に厄介になった」
「ご、ごめんなさい。そんなことだなんてわからなくて。お願い、許して」
「今後は注意しろ」
そして リーダーは、女が持ち帰った戦利品を一通り見ると、銃に目がついた。
「これは……」
「骨董品みたい。あのジジイ、これを使おうとしていたわ。いくら銃を使っても、役に立たないのに」
「いや、この銃を知っている。まだ現存していたのか」
次の日の朝、私たちは能力者たちのアジトを突き止めた。
畜産業者の大きな廃屋を利用してねぐらにしているのだ。
私は双眼鏡で様子を見る。
「日傘を差しているぞ」
今日はよく晴れて 朝日が眩しいが、しかし まだ冬だ。
夏のような熱射には程遠い。
ブラインド レディが説明する。
「おそらく、異能力の副作用のようなものでしょう。身体能力がアップする代わりに、感覚も敏感になる。
太陽の光が、肌を焼くように感じるのよ。だから夜しか活動しない。日中は寝て過ごしているみたいね」
「ならば 今から寝ると言うことか。さらわれた男女を助けるチャンスだな」
「そうね。まずは準備よ。しばらくしたらホームセンターが開くわ。そこで鉈や手斧などを購入しましょう」
そして私たちはホームセンターで武器を調達した。
改めて廃屋に戻ると、慎重に侵入する。
遮光カーテンが閉められており、全体として薄暗い。
私はスマホのライト機能を使って進む。
以前は家畜も入っていたのか、まだ糞尿の匂いが微かに残っている。
足音を立てないよう進み、大広間に到着した。
八人の男が毛布と枕だけで雑魚寝している。
そして簡易牢屋に男が。
ソファに女性が縛りつけられて 眠っている。
私は小声でブラインド レディにそれを伝えると、彼女は指示する。
「貴方たちはカップルを助けて。私は彼と一緒に他を調べる」
私とメイドに救出を指示すると、ブラインド レディは執事と一緒に奥へ向かった。
牢屋にいる男は、目を覚ましているが、しかし 口をガムテープで塞がれているので、声をあげなかったようだ。
私は静かに伝える。
「静かに。助けに来たんだ」
男はコクコクと頷く。
牢屋には当然 鍵がかかっていた。
さて、私のピッキングの出番だな。
メイドは、カップルの女性のほうの縄を解き始めた。
ブラインド レディは執事と一緒に、奥の寝室に到着した。
そこは遮光カーテンで かなり薄暗かったが、盲目であるブラインド レディには関係はなかった。
「男と女が裸で眠っている。恋人同士かしら」
「関係ありません。眠っている今が、仕留めるチャンスです」
「それもそうね」
ブラインド レディは白杖を刀へ変形させた。
その時、大広間からとてつもない金切り声が響いた。
「キシャァアアアアア!」
大広間では、メイドが女性の縄を解いた時、女性が目を覚ました。
「静かに。助けに来ました」
しかし女性は 凶暴な目付きで、耳を劈く金切り声を上げた。
「キシャァアアアアア!!」
狼狽えるメイドだが、私は瞬時に悟る。
「まずい。彼女も能力者にされたんだ。人格が豹変している」
そして 彼女の金切り声によって、他の能力者たちが一斉に目を覚ました。
そこにブラインド レディの声がした。
「逃げるわよ!」
私は叫び返す。
「わかった!」
私は、牢屋で助けを求めて呻き声を上げている男に、申し訳ないと思いながらも、全速力で走った。
廃屋から出て、離れた場所の車に到着した。
能力者たちは追ってこなかった。
太陽の光に過敏であることで、太陽の下には出られないのだった。
だが、ブラインド レディの姿がまだ見えない。
「まさか、逃げ損ねたか」
私は車に積んであった双眼鏡を取り出すと、廃屋を確認する。
その時、ブラインド レディと執事が窓を破って廃屋から出てきた。
「よし、脱出した。車で迎えに行こう」
私たちは車を走らせ、ブラインド レディと執事を回収した。
そして 迅速に その場から離れたのだった。
どうやら彼は、最近 能力者による事件を調査していた最中だったようだ。
ブラインド レディは分析する。
「この県では、人通りの少ない道路で、車が乗り捨てられる事件が多数 起きている。乗車していた人間の行方はわかっていない。
彼はその異能力を特定していたみたいね。
感染型身体能力強化。
単純に身体能力を数倍に引き上げる能力。運動能力だけではなく、嗅覚や聴覚、視力や再生能力も。
殺すには脳と心臓を完全に切り離す。つまり、首を切り落とすしかないだろうと。
しかも、自分自身に留まらず、他の人間の身体能力を強化させることが可能。
代償に、人間の血肉を欲するようになる。
どうやら、今回の事件の犯人たちは、現在 十人で群れて生活しているみたい。今時 暴走族のようなことをしているみたいね。
彼の残したノートのお陰で、能力は見抜くことができた。あとは、犯人の居場所を突き止めるだけ」
我々は警察から情報を入手したり、無線を傍受するなどして、最近の事件を調査した。
結果、三日前 県道で、男女のカップルが行方不明になっている事件があった。
私はみんなに伝える。
「車が道ばたに乗り捨てられ、そして その直前、カップルから、道に人が倒れていると通報してきた記録があった。
だが警察が到着したときには、誰もおらず、車が乗り捨ててあった。
その道路と交通取り締まりカメラや警備カメラ、犯罪防止カメラなどから、私は県道を通った車をピックアップしたのだが、カップルを連れ去ることが可能な大きさの車を特定した。
その車は、廃棄された畜産業地帯へ向かっていった」
「それをさらに調査してみましょう」
一方 その頃、能力者たちのほうでは。
カップルを柱に縛り上げて、ビールを飲みながら談笑していた。
「早くリーダー帰ってこないかな。俺達が仕留めたって言ったら、喜んでくれるぜ」
「この二人、仲間にすると思うか?」
「俺は仲間にしない方がいいな。このところ、輸血用の血ばかりで、新鮮な血を飲んでない」
「ちょっと、いいこと思いついたぜ」
能力者の一人が、ビールを片手に、カップルに近づいてきた。
そして 二人にビールを頭から浴びせる。
「これでビールの味のする肉になるぜ。へっへっへっ」
そこにリーダーが帰ってきた。
「お帰り、リーダー。獲物を狩ってきたぜ」
「よくやった。男は食料にして、女は仲間にしよう」
リーダーは喜ぶと、自分の手首をナイフで深々と切った。
カップルはそれを見て戦慄するが、しかし恐怖のあまり悲鳴も出ない。
そしてリーダーは切った手首から血を口に含むと、カップルの女に口移しで無理やり自分の血を飲ませた。
「んー! んー!」
カップルの女性は、声の出ない悲鳴を上げたが、口に入ってくる大量の血液に、思わず飲み込んでしまう。
「ゴホッ、ゴホッ」
リーダーが口を離すとむせかえる。
そして しばらくすると、女性は恍惚の表情を浮かべた。
「ああぁ……」
リーダーは宣言する。
「これで仲間だ。ようこそ、新たな世界へ」
そしてリーダーは仲間に言う。
「男のほうは牢に入れておけ。あとで食糧にする」
そしてカップルだった女性に言う。
「喜べ。最初の獲物だ」
能力者の女がリーダーに言う。
「リーダー、他にも戦利品があるのよ。ついてきて」
女についていくと、様々な品があった。
「なんだこれは? あのカップルが持っていたのか?」
「違うのよ。実は、アタシたちを付け狙っていたジジイがいたでしょ。アタシたちで仕留めたのよ」
「なんだと?」
「もうこれで、あのジジイを心配しなくていいのよ」
だがリーダーはいらだちの表情を向けた。
「早まったことを。軽率だぞ」
「え? なにかいけなかった?」
戸惑う女に、リーダーは言う。
「仲間がいる可能性を考えなかったのか。あのジジイが死んだからには、他の狩人が来ることになる。正体がわからない分、逆に厄介になった」
「ご、ごめんなさい。そんなことだなんてわからなくて。お願い、許して」
「今後は注意しろ」
そして リーダーは、女が持ち帰った戦利品を一通り見ると、銃に目がついた。
「これは……」
「骨董品みたい。あのジジイ、これを使おうとしていたわ。いくら銃を使っても、役に立たないのに」
「いや、この銃を知っている。まだ現存していたのか」
次の日の朝、私たちは能力者たちのアジトを突き止めた。
畜産業者の大きな廃屋を利用してねぐらにしているのだ。
私は双眼鏡で様子を見る。
「日傘を差しているぞ」
今日はよく晴れて 朝日が眩しいが、しかし まだ冬だ。
夏のような熱射には程遠い。
ブラインド レディが説明する。
「おそらく、異能力の副作用のようなものでしょう。身体能力がアップする代わりに、感覚も敏感になる。
太陽の光が、肌を焼くように感じるのよ。だから夜しか活動しない。日中は寝て過ごしているみたいね」
「ならば 今から寝ると言うことか。さらわれた男女を助けるチャンスだな」
「そうね。まずは準備よ。しばらくしたらホームセンターが開くわ。そこで鉈や手斧などを購入しましょう」
そして私たちはホームセンターで武器を調達した。
改めて廃屋に戻ると、慎重に侵入する。
遮光カーテンが閉められており、全体として薄暗い。
私はスマホのライト機能を使って進む。
以前は家畜も入っていたのか、まだ糞尿の匂いが微かに残っている。
足音を立てないよう進み、大広間に到着した。
八人の男が毛布と枕だけで雑魚寝している。
そして簡易牢屋に男が。
ソファに女性が縛りつけられて 眠っている。
私は小声でブラインド レディにそれを伝えると、彼女は指示する。
「貴方たちはカップルを助けて。私は彼と一緒に他を調べる」
私とメイドに救出を指示すると、ブラインド レディは執事と一緒に奥へ向かった。
牢屋にいる男は、目を覚ましているが、しかし 口をガムテープで塞がれているので、声をあげなかったようだ。
私は静かに伝える。
「静かに。助けに来たんだ」
男はコクコクと頷く。
牢屋には当然 鍵がかかっていた。
さて、私のピッキングの出番だな。
メイドは、カップルの女性のほうの縄を解き始めた。
ブラインド レディは執事と一緒に、奥の寝室に到着した。
そこは遮光カーテンで かなり薄暗かったが、盲目であるブラインド レディには関係はなかった。
「男と女が裸で眠っている。恋人同士かしら」
「関係ありません。眠っている今が、仕留めるチャンスです」
「それもそうね」
ブラインド レディは白杖を刀へ変形させた。
その時、大広間からとてつもない金切り声が響いた。
「キシャァアアアアア!」
大広間では、メイドが女性の縄を解いた時、女性が目を覚ました。
「静かに。助けに来ました」
しかし女性は 凶暴な目付きで、耳を劈く金切り声を上げた。
「キシャァアアアアア!!」
狼狽えるメイドだが、私は瞬時に悟る。
「まずい。彼女も能力者にされたんだ。人格が豹変している」
そして 彼女の金切り声によって、他の能力者たちが一斉に目を覚ました。
そこにブラインド レディの声がした。
「逃げるわよ!」
私は叫び返す。
「わかった!」
私は、牢屋で助けを求めて呻き声を上げている男に、申し訳ないと思いながらも、全速力で走った。
廃屋から出て、離れた場所の車に到着した。
能力者たちは追ってこなかった。
太陽の光に過敏であることで、太陽の下には出られないのだった。
だが、ブラインド レディの姿がまだ見えない。
「まさか、逃げ損ねたか」
私は車に積んであった双眼鏡を取り出すと、廃屋を確認する。
その時、ブラインド レディと執事が窓を破って廃屋から出てきた。
「よし、脱出した。車で迎えに行こう」
私たちは車を走らせ、ブラインド レディと執事を回収した。
そして 迅速に その場から離れたのだった。
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