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29・廃病院
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夜 十一時頃、パトロール中の二人の警察官が、とある廃病院にパトカーを駐車した。
その理由は、駐車場に一台の自動車が駐まっていたためだった。
「ったく、またかよ」
中年の巡査部長が、いらだちを隠さずに、悪態を吐いた。
新米で、この街に配属されたばかりの巡査が、巡査部長に訊く。
「ここ、なんなんですか? 廃病院みたいですけど」
「どんな町にも一つはあるだろ。心霊スポットってやつが。ここがそうだ。
立ち入り禁止なのに、肝試しに悪ガキたちが勝手に入るんだよ」
「あー、良くある話しっすね」
「じゃ、補導するぞ」
「やっぱり中に入るんすか」
「なんだ、怖いのか。なっさけねーな」
「いや、そうじゃないっすけど」
そう言いつつも、怖がっているのは明らかだった。
「おら、行くぞ」
中年の巡査部長は新米を小突いて促す。
ハッキリ言ってしまえば、巡査部長は日常的にパワハラを行っているのだが、本人は体育会系のつもりでいるだけだった。
新米警官は、特に逆らったりしてはいないし、訴えも起こしていないが、正直うんざりしていた。
中に入ると、北病棟と南病棟に分かれていた。
巡査部長が指示する。
「おまえ、南病棟な。俺は北だ」
「別れるんですか」
「だから なんだ。さっさと行け。ったく、使えねーな」
いらだちを隠さずに、巡査部長は北病棟へ向かった。
新米警官は微かな恐怖を抑えて、南病棟へ向かった。
新米警官は、南病棟を進んで行き、不気味に思う。
「ホントに幽霊とか出そうだな。早いとこ見つけないと」
そして弱々しく声を出す。
「おーい、お巡りさんだぞー。隠れてないで出てこーい。逮捕とかしないからー。病院から出るだけでいいんだってー」
そうして奥に行き、精神病棟へ。
普通の病棟以上に、不気味な感じがする。
その時だった。
廊下の影で、何かが動いたような気がした。
「そこにいるのか? 隠れてないで出てこいって。こんな気味悪いところに、よく遊びに来られるな」
新米警官は影が動いた所へと足を進めた。
そして巡査部長のほうでは、肝試しにきた大学生四人組を発見した。
「ほら、さっさと出ろ」
大学生四人組は、少し楽しそうな笑い声。
「はーい、お巡りさん」
巡査部長は厳しい声で訊く。
「お前ら、これで全員か?」
「そうだよ」
大学生たちはやはり明るい声。
反省していないのは明らかだったが、巡査部長は こんなことで補導して、仕事を増やしたくはなかった。
「じゃあ、さっさとうちへ帰れ」
「はーい」
そして大学生たちは帰って行った。
そして巡査部長は、新米に戻ってくるよう電話をかける。
すると、着信音がすぐ後ろから聞こえてきた。
「うおっ! ビックリさせんな!」
新米はすぐ後ろにいたのだ。
「ったく、ビビらせやがって。いたなら声かけろよ」
新米警官は巡査部長の言葉には反応せず、無言で銃を抜いて巡査部長に向ける。
「おい?! なんのつもりだ!?」
返答は一発の銃弾。
新米は巡査部長を射殺した。
巡査部長の額に開いた銃創を眺めながら、新米警官は、自分の口の中に銃口を入れて、引き金を引いた。
一部始終を犯罪防止カメラが捕らえていた。
ブラインド レディが館で情報収集を行っていると、メイドが現れた。
「お嬢さま、メールが届いております」
「読んでちょうだい」
メールの送り主は、バトラーからだった。
「とある町の廃病院で、警察官が上司を射殺した事件が起きました。
射殺した警察官は、それまで問題行動を起こしたことはなく、その突発的な犯行から、ノイローゼによる犯行と警察は処理しました。
しかし、兆候が見られないことから、第三者の介入によるものではないかと推測いたしたしだい。
笑い男との関係性は見られませんが、能力者が関わっている可能性はあります。
興味があれば調査してみてください、とのことです。
他には、事件の新聞記事と、その町の基本情報の資料が添付されています。
記事によると、殺害された巡査部長は、パワハラをするタイプで、部下はかなり不満をためていたようですね。それが動機ではないかと書かれています」
事件現場のカジウラ記念病院は、昭和時代に閉鎖されたが、未だに取り壊しされておらず、地元の心霊スポットとして有名。
戦前は総合病院として設立された。
設立当初からの院長はカジウラ氏。
病院に自分の名を冠し、それがなにを記念したものなのかは不明だが、自分で自分の経歴を記念したことは確かだった。
しかし、戦時中に空襲で損壊し、廃棄決定。
当時から、精神病棟があったことで、偏見の根強かった時代でもあり、地元住民から気味悪がられていた。
地元で有名な心霊スポットだが、実際に幽霊に取り憑かれて死んだという事実はない。
あくまで噂にすぎなかった。
それが、突然の死者。
地元住民の間では幽霊がホントに現れて、警官に取り憑かれたのだと騒いでいる。
警察はノイローゼによる物と処理したが、果たして……
「送られてきた資料はこの程度ですが。
お嬢さま、いかがなさいますか?」
ブラインド レディはしばらくの黙考の後、答えた。
「笑い男の手がかりもないことだし、調べてみましょう」
事件現場の廃病院に到着した、ブラインド レディとメイドは、調査を開始する。
しかし、駐車場には血痕がまだ残っている程度で、手がかりになる物はなにもない。
ブラインド レディは告げる。
「ここは犯行が行われた場所だけれど、なにもないわ。警官になにか起きたのは、病院の中でしょうね」
メイドは廃病院へ視線を向けた。
メイドは微かに体を震わせると、ブラインド レディは指摘した。
「微かに恐怖の匂いがする。貴女、まさか本当に幽霊が出るなんて思っているのかしら?」
「いや、そういうわけではないのですが、やはり怖い物は怖いです」
ブラインド レディは短く嘆息する。
「幽霊なんていないわ。さあ、中へ入るわよ。手を引いてちょうだい」
「は、はい。お嬢さま」
病院の中を一通り歩いてみたが、しかし気になる物はなにもなかった。
この病院は廃棄されてからすでに八十年以上経っている。
ほとんどの物は処分されており、建物だけが今も解体されていないだけ。
幽霊が現れることもなく、そして能力者の痕跡もない。
「いったん出ましょう。隅から隅まで調べたら、どれだけ時間がかかるかわからないわ。
病院の過去を、もっと具体的に調べてからにしましょう」
ホテルで二人は、病院の過去を調査する。
カジウラ記念病院は、総合病院として優秀だった。
院長のカジウラは、町の良心的な医師として信頼されており、戦時中は日本軍から、様々な支援を受けていた。
メイドはパソコンで資料を見て、ブラインド レディに告げる。
「お嬢さま。カジウラには孫がいます。その人も医者で、精神科でカウンセラーをしていますね。この人が、なにか知っているかもしれません」
そう説明すると、ブラインド レディが視線を向けてきたような気がした。
現実的に考えて、彼女が視線を向けるなど、絶対にあり得ないのだが、もし彼女に視力があれば、間違いなく自分をジーッと見つめているような気がする。
「お嬢さま、まさかとは思いますが……」
「察しが良いわね。カウンセリングを受けてもらえるかしら」
「いえ、待ってください。理由がありません。
むしろ、カウンセリングを受けるのはお嬢さまが自然でしょう。お嬢さまは眼に障害を持っておられるのですから」
「私には専属のカウンセラーがいるわ。今の日本は、診察を受けた医者なら、どこで誰に受診しているのかも、すぐにわかるから。
他にカウンセラーがいるのに、受診に来たら、むしろそちらのことを勘ぐられる。
貴女のほうが適任よ」
「理由はどうするのですか? 私は精神的に健康ですよ。……たぶん……」
メイドは自分の健康を、自分で断言しようとして、自信がなくなってきた。
ブラインド レディは断定的に答える。
「私の世話で悩みがあると言ってちょうだい」
メイドは降参した。
「わかりました。なんとか頑張ってみます」
その理由は、駐車場に一台の自動車が駐まっていたためだった。
「ったく、またかよ」
中年の巡査部長が、いらだちを隠さずに、悪態を吐いた。
新米で、この街に配属されたばかりの巡査が、巡査部長に訊く。
「ここ、なんなんですか? 廃病院みたいですけど」
「どんな町にも一つはあるだろ。心霊スポットってやつが。ここがそうだ。
立ち入り禁止なのに、肝試しに悪ガキたちが勝手に入るんだよ」
「あー、良くある話しっすね」
「じゃ、補導するぞ」
「やっぱり中に入るんすか」
「なんだ、怖いのか。なっさけねーな」
「いや、そうじゃないっすけど」
そう言いつつも、怖がっているのは明らかだった。
「おら、行くぞ」
中年の巡査部長は新米を小突いて促す。
ハッキリ言ってしまえば、巡査部長は日常的にパワハラを行っているのだが、本人は体育会系のつもりでいるだけだった。
新米警官は、特に逆らったりしてはいないし、訴えも起こしていないが、正直うんざりしていた。
中に入ると、北病棟と南病棟に分かれていた。
巡査部長が指示する。
「おまえ、南病棟な。俺は北だ」
「別れるんですか」
「だから なんだ。さっさと行け。ったく、使えねーな」
いらだちを隠さずに、巡査部長は北病棟へ向かった。
新米警官は微かな恐怖を抑えて、南病棟へ向かった。
新米警官は、南病棟を進んで行き、不気味に思う。
「ホントに幽霊とか出そうだな。早いとこ見つけないと」
そして弱々しく声を出す。
「おーい、お巡りさんだぞー。隠れてないで出てこーい。逮捕とかしないからー。病院から出るだけでいいんだってー」
そうして奥に行き、精神病棟へ。
普通の病棟以上に、不気味な感じがする。
その時だった。
廊下の影で、何かが動いたような気がした。
「そこにいるのか? 隠れてないで出てこいって。こんな気味悪いところに、よく遊びに来られるな」
新米警官は影が動いた所へと足を進めた。
そして巡査部長のほうでは、肝試しにきた大学生四人組を発見した。
「ほら、さっさと出ろ」
大学生四人組は、少し楽しそうな笑い声。
「はーい、お巡りさん」
巡査部長は厳しい声で訊く。
「お前ら、これで全員か?」
「そうだよ」
大学生たちはやはり明るい声。
反省していないのは明らかだったが、巡査部長は こんなことで補導して、仕事を増やしたくはなかった。
「じゃあ、さっさとうちへ帰れ」
「はーい」
そして大学生たちは帰って行った。
そして巡査部長は、新米に戻ってくるよう電話をかける。
すると、着信音がすぐ後ろから聞こえてきた。
「うおっ! ビックリさせんな!」
新米はすぐ後ろにいたのだ。
「ったく、ビビらせやがって。いたなら声かけろよ」
新米警官は巡査部長の言葉には反応せず、無言で銃を抜いて巡査部長に向ける。
「おい?! なんのつもりだ!?」
返答は一発の銃弾。
新米は巡査部長を射殺した。
巡査部長の額に開いた銃創を眺めながら、新米警官は、自分の口の中に銃口を入れて、引き金を引いた。
一部始終を犯罪防止カメラが捕らえていた。
ブラインド レディが館で情報収集を行っていると、メイドが現れた。
「お嬢さま、メールが届いております」
「読んでちょうだい」
メールの送り主は、バトラーからだった。
「とある町の廃病院で、警察官が上司を射殺した事件が起きました。
射殺した警察官は、それまで問題行動を起こしたことはなく、その突発的な犯行から、ノイローゼによる犯行と警察は処理しました。
しかし、兆候が見られないことから、第三者の介入によるものではないかと推測いたしたしだい。
笑い男との関係性は見られませんが、能力者が関わっている可能性はあります。
興味があれば調査してみてください、とのことです。
他には、事件の新聞記事と、その町の基本情報の資料が添付されています。
記事によると、殺害された巡査部長は、パワハラをするタイプで、部下はかなり不満をためていたようですね。それが動機ではないかと書かれています」
事件現場のカジウラ記念病院は、昭和時代に閉鎖されたが、未だに取り壊しされておらず、地元の心霊スポットとして有名。
戦前は総合病院として設立された。
設立当初からの院長はカジウラ氏。
病院に自分の名を冠し、それがなにを記念したものなのかは不明だが、自分で自分の経歴を記念したことは確かだった。
しかし、戦時中に空襲で損壊し、廃棄決定。
当時から、精神病棟があったことで、偏見の根強かった時代でもあり、地元住民から気味悪がられていた。
地元で有名な心霊スポットだが、実際に幽霊に取り憑かれて死んだという事実はない。
あくまで噂にすぎなかった。
それが、突然の死者。
地元住民の間では幽霊がホントに現れて、警官に取り憑かれたのだと騒いでいる。
警察はノイローゼによる物と処理したが、果たして……
「送られてきた資料はこの程度ですが。
お嬢さま、いかがなさいますか?」
ブラインド レディはしばらくの黙考の後、答えた。
「笑い男の手がかりもないことだし、調べてみましょう」
事件現場の廃病院に到着した、ブラインド レディとメイドは、調査を開始する。
しかし、駐車場には血痕がまだ残っている程度で、手がかりになる物はなにもない。
ブラインド レディは告げる。
「ここは犯行が行われた場所だけれど、なにもないわ。警官になにか起きたのは、病院の中でしょうね」
メイドは廃病院へ視線を向けた。
メイドは微かに体を震わせると、ブラインド レディは指摘した。
「微かに恐怖の匂いがする。貴女、まさか本当に幽霊が出るなんて思っているのかしら?」
「いや、そういうわけではないのですが、やはり怖い物は怖いです」
ブラインド レディは短く嘆息する。
「幽霊なんていないわ。さあ、中へ入るわよ。手を引いてちょうだい」
「は、はい。お嬢さま」
病院の中を一通り歩いてみたが、しかし気になる物はなにもなかった。
この病院は廃棄されてからすでに八十年以上経っている。
ほとんどの物は処分されており、建物だけが今も解体されていないだけ。
幽霊が現れることもなく、そして能力者の痕跡もない。
「いったん出ましょう。隅から隅まで調べたら、どれだけ時間がかかるかわからないわ。
病院の過去を、もっと具体的に調べてからにしましょう」
ホテルで二人は、病院の過去を調査する。
カジウラ記念病院は、総合病院として優秀だった。
院長のカジウラは、町の良心的な医師として信頼されており、戦時中は日本軍から、様々な支援を受けていた。
メイドはパソコンで資料を見て、ブラインド レディに告げる。
「お嬢さま。カジウラには孫がいます。その人も医者で、精神科でカウンセラーをしていますね。この人が、なにか知っているかもしれません」
そう説明すると、ブラインド レディが視線を向けてきたような気がした。
現実的に考えて、彼女が視線を向けるなど、絶対にあり得ないのだが、もし彼女に視力があれば、間違いなく自分をジーッと見つめているような気がする。
「お嬢さま、まさかとは思いますが……」
「察しが良いわね。カウンセリングを受けてもらえるかしら」
「いえ、待ってください。理由がありません。
むしろ、カウンセリングを受けるのはお嬢さまが自然でしょう。お嬢さまは眼に障害を持っておられるのですから」
「私には専属のカウンセラーがいるわ。今の日本は、診察を受けた医者なら、どこで誰に受診しているのかも、すぐにわかるから。
他にカウンセラーがいるのに、受診に来たら、むしろそちらのことを勘ぐられる。
貴女のほうが適任よ」
「理由はどうするのですか? 私は精神的に健康ですよ。……たぶん……」
メイドは自分の健康を、自分で断言しようとして、自信がなくなってきた。
ブラインド レディは断定的に答える。
「私の世話で悩みがあると言ってちょうだい」
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