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168・磨く必要のない
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およそ十日ぶりに訪れた、株式会社スリーピースプロダクションの事務所は、当たり前だけど以前とまったく変わっていなかった。
こぎれいなビルに入った整然としたスペース。
相変わらず場違いというか、毛色が違うというか、一般庶民の俺には落ち着かない空間だ。
「ごきげんよう」
ロビーを抜けた受付でセルニアが女の人に挨拶する。
「あ、こんにちは、麗華ちゃん。今日もレッスン?」
「はい、今日は撮影で……」
「そう、がんばるわね。水原さんよね、ちょっと待ってて」
そう笑って受付の奥へと歩いていく。
「今の方は藤野さんです。
とても気配り上手で優しい方で、初めてレッスンに来た時に親切にしていただいて、それから仲良くなったんです」
にっこり微笑むセルニア。
「そうなのか」
どうやら事務所でも上手くやっているみたいだ。
そんなことを離していると、水原さんがやってきた。
「こんにちは、吉祥院さん。今日も頑張って元気に行きましょう。
って、あら、あなた?」
「あー、どうも」
俺は軽く頭を下げて挨拶する。
それを見た水原さんは、ちょっとだけ驚いたような顔になって、
「え、今日はどうしたの? なにか、私たちに用でもあったのかしら?」
「いえ、ちょっとセルニアの付き添いで」
「付き添い? 吉祥院さんの?」
セルニアが、
「はい。あの、今日のレッスン、よろしければ彼も一緒に行って貰っても良いでしょうか?」
「え、彼を一緒に?」
「はい。彼がいらっしゃるとわたくしも心強いですし」
「え、ええと、それはね……」
水原さんはなにやら渋い顔になって、
「ちょっと待ってくれるかしら。レッスンのスケジュール確認するから」
とスマホを取り出した。
そして小声で、
「ええと、確か今日は、明城スタジオで撮影だから……うーん……彼を一緒に来させるのは、ちょっとまずいかも……つばさ先生のおかげで、彼がいなくても大丈夫だし。っていうか色々際どい感じの撮影だし……ええと……」
なにやら一人言を呟いて、やがて水原さんは、
「あ、ごめんなさい。待たせちゃって」
「あ、いえ。それで、どうでしょうか?」
セルニアの言葉に、
「あのね、ごめんなさい。今日はちょっと、彼を一緒に連れて行くのは無理なの」
「え?」
「ええとね、今日はこれから行くスタジオがあんまり広くないところで、私たちと他のスタッフが入ったらいっぱいなの。というかそれでも本当にギリギリなくらいで。外とかにも待ってるスペースはないところだから、どうにもならないって言うか」
「そうなの、ですか」
「ええ。だから、その、今回はちょっと遠慮して貰えると」
俺の顔を見ながら すまなそうに言う。
どうやら そういうことらしい。
セルニアのレッスン内容は気になるけれど、そういった事情なら仕方がないか。
さすがに、そんな状況で無理やりに付いていくわけにも行かないし。
「あー、わかりました。じゃあ、俺は帰ります」
そして俺はセルニアに、
「ゴメンな。入れないってならしょうがないから」
「すみません。わたくしのほうからお誘いしたのに」
「あー、いいっていいって」
そういう事情ならセルニアが悪いわけじゃない。
水原さんが、
「ホントにごめんなさいね。せっかく来てくれたって言うのに。あ、よかったら帰りのタクシー代はこっちで出しますから」
「いえ、そこまでしてもらわなくても、大丈夫です」
水原さんの申し出にそう答える。
別に遅い時間ってわけでもないし、歩いて帰るにしても最寄り駅まで五分程度だ。
「そう、ごめんなさいね」
「や、だからいいですって。じゃあ、セルニア。がんばってな」
「はい……」
申し訳なさそうにこっちを見上げて狂うセルニアに手を振って出口へ向かおうとして、
「ちょっと、そこのおまえ」
場の空気にそぐわない、やたらと力強いというか、命令なれしている声に呼び止められた。
聞こえてきたのは水原さんたちよりもさらに後方。
関係者控え室の方から。
遠くからでもよく通るこの声は、
「やっぱりおまえだったか。なにやってんだよ、こんなとこで?」
「天園みらい」
見るとそこにいたのは、つい先日知り合った傍若無人な唯我独尊野郎だった。
相変わらずやたらと偉そうに腕を組みながらこっちを見上げている。
「どうしたんだよ。おまえ、別にここの関係者とかじゃないよな? なのになんだってどっかの緑とか赤とかの甲羅をしたカメみたいに歩いて……
あ、もしかしてまた俺の下僕になりたくてわざわざ来たとか?」
「んなわけないだろ」
天地がひっくり返ってもそれは有り得ない。
「いや、俺はセルニアの付き添いできただけだ。色々あってこれから帰るけど」
「セルニア? ああ、この子が前に言ってた連れの子なんだ。へえ……」
天園は興味深げに近づいてきた。
「え、えっと……」
セルニアは正面から見つめられ、若干 戸惑い気味になる。
「ほら、みらい。そんなにじろじろ見たら、吉祥院さんが怖がるでしょう」
水原さんが嗜めるものの、そんな声などほぼスルーして、
「なるほど、この子が今 睦月がご執心の一押しってわけか。ふうん。ま、納得って言うか、確かに磨く必要のないダイヤを発見した気分なんだろうな」
「あの、それはどういう?」
疑念の声のセルニアを、ひとしきり上から下まで眺め回すと、
「まあ、いいさ。ダイヤだろうがなんだろうが、基本的に俺には関係ないしな。
それより、お前の方だ」
俺に視線を向けて、
「おまえ、今から帰るところなんだよな。それはつまりだ、リストラされて公園で鳩に餌をあげることで無為に時間を潰している、元中間管理職のオッサン並みにヒマって事でいいな」
断定してきた。
っていうか、なんだそのリアルな例えは。
しかし俺の返事など待たずに天園は、
「よし、分かった。だったらこれから俺に付き合え。決まりだ」
ぴっ! とこっちの顔面を指差してそう言い放った。
「は?」
思わずそんな声が出る。
今こいつ、付き合えって言ったよな。
「まさか また、この前みたいなマネージャーの真似事をやれと言うつもりなのか?」
「そうだ。お前にしては良い勘してるな。前回はほんの一時間くらいだったけど、日替わりの新人マネージャーなんかよりはよっぽど使えたから。
今回も特別に使ってあげようってわけだ。構わないよな、睦月」
「え? ええと、構わないというか……」
ちらりと俺の顔を見てくる。
一応こっちの都合を配慮しようとしてくれているんだろうが、この傍若無人な唯我独尊野郎相手に、抗弁とか反論とかは、するだけムダなんだろうな。
俺は心の中で溜め息を吐いた。
「分かった。今日は何をすれば良いんだ」
どうせセルニアのレッスンには付き添えないんだし、特にやることもない。
だったらこいつの仕事に付き合うのもありかもしれない。
その答えに天園は満足そうにうなずいて、
「ふん、以外と素直だな。よしよし。今日はこれから外のスタジオに行くから。とりあえず付いてこい」
明らかにご飯をお預けにされた犬に言う、よしよしと同じレベルの口調でそう言った。
「スタジオ?」
「そう。今日はスタジオでアフレコやるから」
「アフレコ? テレビなんかでよく聞く言葉だけど、意味は知らないんだが」
セルニアがその言葉に反応した。
「アフレコですか。アフレコって、アニメなどの声優さんたちが、声を収録することのことですわよね」
「おお、よく知ってるな。そうだ、スーパー・ファミリーの収録。
今度そのアニメで挿入歌を歌うことになってな。その関係で本編にも脇役でちょっとだけ出ることになったんだ」
「まあ、それはスゴいですわ」
セルニアは感心する。
「なあ、俺に何かできることはあるか?」
「え?」
「ほら、俺は今からそのアフレコに行くわけだろ。セルニアの代わりに、なにかリクエストがあったら聞くことができるかも」
立場はマネージャーもどきだけど、もしかしたらそれくらいの自由がきくかもしれない。
「え? よろしいのですか」
「ああ。だからとりあえずなにかあったら言ってみてくれ。俺にできることならやってみるから」
セルニアは少しの間考えて、
「でしたら、一つだけよろしいでしょうか」
「ああ、なんだ?」
「はい。でしたら、アフレコの様子をあなたから教えてもらっても良いでしょうか?」
「アフレコ現場の雰囲気とか声優さんの演技がどうであったかとかを、貴方の口から直接聞かせて欲しいのですわ」
「そんなんでいいのか? もっと現場の写真を撮ってきて欲しいだとか、関係者にサインを貰ってきて欲しいだとか、色々あると思うんだけど」
だけどセルニアはふるふると首を振って、
「わたくしは、それがいいんです。あなたとアフレコのお話ができれば、それはきっと何よりも楽しいことだと思いますから」
セルニアはなんて良い女の子なんだろう。
身も心も美少女だ。
「分かった。バッチリ色々見てくるから、楽しみにしててくれ。後でゆっくり話そうな」
「ありがとうございます。貴方が戻ってくるのを、楽しみに待っていますね」
こぎれいなビルに入った整然としたスペース。
相変わらず場違いというか、毛色が違うというか、一般庶民の俺には落ち着かない空間だ。
「ごきげんよう」
ロビーを抜けた受付でセルニアが女の人に挨拶する。
「あ、こんにちは、麗華ちゃん。今日もレッスン?」
「はい、今日は撮影で……」
「そう、がんばるわね。水原さんよね、ちょっと待ってて」
そう笑って受付の奥へと歩いていく。
「今の方は藤野さんです。
とても気配り上手で優しい方で、初めてレッスンに来た時に親切にしていただいて、それから仲良くなったんです」
にっこり微笑むセルニア。
「そうなのか」
どうやら事務所でも上手くやっているみたいだ。
そんなことを離していると、水原さんがやってきた。
「こんにちは、吉祥院さん。今日も頑張って元気に行きましょう。
って、あら、あなた?」
「あー、どうも」
俺は軽く頭を下げて挨拶する。
それを見た水原さんは、ちょっとだけ驚いたような顔になって、
「え、今日はどうしたの? なにか、私たちに用でもあったのかしら?」
「いえ、ちょっとセルニアの付き添いで」
「付き添い? 吉祥院さんの?」
セルニアが、
「はい。あの、今日のレッスン、よろしければ彼も一緒に行って貰っても良いでしょうか?」
「え、彼を一緒に?」
「はい。彼がいらっしゃるとわたくしも心強いですし」
「え、ええと、それはね……」
水原さんはなにやら渋い顔になって、
「ちょっと待ってくれるかしら。レッスンのスケジュール確認するから」
とスマホを取り出した。
そして小声で、
「ええと、確か今日は、明城スタジオで撮影だから……うーん……彼を一緒に来させるのは、ちょっとまずいかも……つばさ先生のおかげで、彼がいなくても大丈夫だし。っていうか色々際どい感じの撮影だし……ええと……」
なにやら一人言を呟いて、やがて水原さんは、
「あ、ごめんなさい。待たせちゃって」
「あ、いえ。それで、どうでしょうか?」
セルニアの言葉に、
「あのね、ごめんなさい。今日はちょっと、彼を一緒に連れて行くのは無理なの」
「え?」
「ええとね、今日はこれから行くスタジオがあんまり広くないところで、私たちと他のスタッフが入ったらいっぱいなの。というかそれでも本当にギリギリなくらいで。外とかにも待ってるスペースはないところだから、どうにもならないって言うか」
「そうなの、ですか」
「ええ。だから、その、今回はちょっと遠慮して貰えると」
俺の顔を見ながら すまなそうに言う。
どうやら そういうことらしい。
セルニアのレッスン内容は気になるけれど、そういった事情なら仕方がないか。
さすがに、そんな状況で無理やりに付いていくわけにも行かないし。
「あー、わかりました。じゃあ、俺は帰ります」
そして俺はセルニアに、
「ゴメンな。入れないってならしょうがないから」
「すみません。わたくしのほうからお誘いしたのに」
「あー、いいっていいって」
そういう事情ならセルニアが悪いわけじゃない。
水原さんが、
「ホントにごめんなさいね。せっかく来てくれたって言うのに。あ、よかったら帰りのタクシー代はこっちで出しますから」
「いえ、そこまでしてもらわなくても、大丈夫です」
水原さんの申し出にそう答える。
別に遅い時間ってわけでもないし、歩いて帰るにしても最寄り駅まで五分程度だ。
「そう、ごめんなさいね」
「や、だからいいですって。じゃあ、セルニア。がんばってな」
「はい……」
申し訳なさそうにこっちを見上げて狂うセルニアに手を振って出口へ向かおうとして、
「ちょっと、そこのおまえ」
場の空気にそぐわない、やたらと力強いというか、命令なれしている声に呼び止められた。
聞こえてきたのは水原さんたちよりもさらに後方。
関係者控え室の方から。
遠くからでもよく通るこの声は、
「やっぱりおまえだったか。なにやってんだよ、こんなとこで?」
「天園みらい」
見るとそこにいたのは、つい先日知り合った傍若無人な唯我独尊野郎だった。
相変わらずやたらと偉そうに腕を組みながらこっちを見上げている。
「どうしたんだよ。おまえ、別にここの関係者とかじゃないよな? なのになんだってどっかの緑とか赤とかの甲羅をしたカメみたいに歩いて……
あ、もしかしてまた俺の下僕になりたくてわざわざ来たとか?」
「んなわけないだろ」
天地がひっくり返ってもそれは有り得ない。
「いや、俺はセルニアの付き添いできただけだ。色々あってこれから帰るけど」
「セルニア? ああ、この子が前に言ってた連れの子なんだ。へえ……」
天園は興味深げに近づいてきた。
「え、えっと……」
セルニアは正面から見つめられ、若干 戸惑い気味になる。
「ほら、みらい。そんなにじろじろ見たら、吉祥院さんが怖がるでしょう」
水原さんが嗜めるものの、そんな声などほぼスルーして、
「なるほど、この子が今 睦月がご執心の一押しってわけか。ふうん。ま、納得って言うか、確かに磨く必要のないダイヤを発見した気分なんだろうな」
「あの、それはどういう?」
疑念の声のセルニアを、ひとしきり上から下まで眺め回すと、
「まあ、いいさ。ダイヤだろうがなんだろうが、基本的に俺には関係ないしな。
それより、お前の方だ」
俺に視線を向けて、
「おまえ、今から帰るところなんだよな。それはつまりだ、リストラされて公園で鳩に餌をあげることで無為に時間を潰している、元中間管理職のオッサン並みにヒマって事でいいな」
断定してきた。
っていうか、なんだそのリアルな例えは。
しかし俺の返事など待たずに天園は、
「よし、分かった。だったらこれから俺に付き合え。決まりだ」
ぴっ! とこっちの顔面を指差してそう言い放った。
「は?」
思わずそんな声が出る。
今こいつ、付き合えって言ったよな。
「まさか また、この前みたいなマネージャーの真似事をやれと言うつもりなのか?」
「そうだ。お前にしては良い勘してるな。前回はほんの一時間くらいだったけど、日替わりの新人マネージャーなんかよりはよっぽど使えたから。
今回も特別に使ってあげようってわけだ。構わないよな、睦月」
「え? ええと、構わないというか……」
ちらりと俺の顔を見てくる。
一応こっちの都合を配慮しようとしてくれているんだろうが、この傍若無人な唯我独尊野郎相手に、抗弁とか反論とかは、するだけムダなんだろうな。
俺は心の中で溜め息を吐いた。
「分かった。今日は何をすれば良いんだ」
どうせセルニアのレッスンには付き添えないんだし、特にやることもない。
だったらこいつの仕事に付き合うのもありかもしれない。
その答えに天園は満足そうにうなずいて、
「ふん、以外と素直だな。よしよし。今日はこれから外のスタジオに行くから。とりあえず付いてこい」
明らかにご飯をお預けにされた犬に言う、よしよしと同じレベルの口調でそう言った。
「スタジオ?」
「そう。今日はスタジオでアフレコやるから」
「アフレコ? テレビなんかでよく聞く言葉だけど、意味は知らないんだが」
セルニアがその言葉に反応した。
「アフレコですか。アフレコって、アニメなどの声優さんたちが、声を収録することのことですわよね」
「おお、よく知ってるな。そうだ、スーパー・ファミリーの収録。
今度そのアニメで挿入歌を歌うことになってな。その関係で本編にも脇役でちょっとだけ出ることになったんだ」
「まあ、それはスゴいですわ」
セルニアは感心する。
「なあ、俺に何かできることはあるか?」
「え?」
「ほら、俺は今からそのアフレコに行くわけだろ。セルニアの代わりに、なにかリクエストがあったら聞くことができるかも」
立場はマネージャーもどきだけど、もしかしたらそれくらいの自由がきくかもしれない。
「え? よろしいのですか」
「ああ。だからとりあえずなにかあったら言ってみてくれ。俺にできることならやってみるから」
セルニアは少しの間考えて、
「でしたら、一つだけよろしいでしょうか」
「ああ、なんだ?」
「はい。でしたら、アフレコの様子をあなたから教えてもらっても良いでしょうか?」
「アフレコ現場の雰囲気とか声優さんの演技がどうであったかとかを、貴方の口から直接聞かせて欲しいのですわ」
「そんなんでいいのか? もっと現場の写真を撮ってきて欲しいだとか、関係者にサインを貰ってきて欲しいだとか、色々あると思うんだけど」
だけどセルニアはふるふると首を振って、
「わたくしは、それがいいんです。あなたとアフレコのお話ができれば、それはきっと何よりも楽しいことだと思いますから」
セルニアはなんて良い女の子なんだろう。
身も心も美少女だ。
「分かった。バッチリ色々見てくるから、楽しみにしててくれ。後でゆっくり話そうな」
「ありがとうございます。貴方が戻ってくるのを、楽しみに待っていますね」
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