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29・メン・イン・ブラック
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夏休み。
八月一日の お昼にほど近い時間帯。
俺は現在、メン・イン・ブラックに拉致られてリムジンに乗っている。
え?
何 言ってるか分からない?
そうだよね。
だから説明しよう。
夏休み特有の惰眠をむさぼった俺は、午前十時頃に起床し、アンニュイなブランチを食べたあと、レンタルビデオで借りてきた、旧メン・イン・ブラック三部作を見ていたときのことだった。
ピンポーン。
玄関のチャイムが鳴った。
今日はなんの予定はないはずなのに、誰が来たのだろう?
セルニアはピアノコンクール。
姉の玲は仕事で会社。
三バカトリオも それぞれ予定があって家に来るという話はない。
そんなことを思いながら玄関のドアを開けると、そこには三人の黒服の男たち。
メン・イン・ブラックがいた。
「お迎えに上がりました。至急 お車にお乗りいただけますか」
メン・イン・ブラックのリーダーらしき、二十代中頃の若い男が言った。
右眉に大きな切り傷の跡があるのが特徴だった。
後方に控えているのも似たような雰囲気。
そんな人たちと言えば、分類は二つしかない。
ヤの付く職業か、メン・イン・ブラック。
「あの ボク、宇宙人もUFOも目撃したことありません」
「その冗談の意味が分かりませんが、とにかく お車にお乗りください」
後方に控えていた二人のメン・イン・ブラックが俺の両脇に移動すると、腕を掴んで強制連行。
そのままリムジンへ。
リムジンの中には、
「お兄さま、お久しぶりですわ」
湖瑠璃ちゃんがいた。
「あれ? ってことはこの黒服の男たちは、吉祥院家の執事?」
湖瑠璃ちゃんは当然のように、
「当たり前ではありませんか。いったいなんだと思ったのですか?」
「メン・イン・ブラックだと思った」
「まあ、面白い冗談ですこと」
クスクスと鈴を転がすような声で笑う湖瑠璃ちゃん。
「とにかく出発です」
そしてリムジンが動き出す。
俺は湖瑠璃ちゃんに聞く。
「今からどこへ行くんだ? っていうか 俺、Tシャツとハーフパンツだけなんだけど」
「かまいません。たいした用事ではありませんから。
実は今日、お姉さまがピアノコンクールに出るのですが、その応援に来ていただきたいのです」
「セルニアがピアノコンクールに出場することは、夏休み前に聞いているけど、応援に来て欲しいなら、先に言ってくれ。スーツとは言わないまでも、もっとまともな服を用意したのに」
湖瑠璃ちゃんは首を傾げる。
「おかしいですね。わたし、ちゃんと伝えましたよ。
一週間前、お兄さまの電話に連絡しました。その時、お兄さまはお風呂に入っていたとかで、お姉さんの 玲さんが出たのですが、わたし ちゃんと お兄さまに伝えてくださいと お願いしました」
「そんな話 聞いてない」
その時だった。
俺のポケットの中のスマフォが、メールの通知音を鳴らした。
見ると玲から。
愛しのお姉ちゃんからの伝言ですよー。今日ー、誰か来てー、どこかへ行くとか言っていましたー。
PS・今日の晩ご飯はー、鳥鍋がいいでーす。夏の暑さをー、鍋で吹き飛ばしましょうー。
「今頃かよ! おせぇよ! そして なにも伝わってねぇよ! っていうか このクソ熱い中 鍋かよ!」
湖瑠璃ちゃんが苦笑して、
「お兄さまも苦労しているみたいですね]
あのマイペース姉は。
頭痛が痛いとはまさにこのこと。
「まあ、俺が家にいて良かった。今日は予定もないし。もちろん予定があっても、セルニアのコンサートを優先するけど」
「では応援に来てくださるのですね」
「もちろん」
こうして俺はリムジンに乗っているのだった。
「ところで この人は?」
この夏の暑さの中、ビシッと黒のスーツで決めた、若い執事。
右眉の傷跡が特徴的な、どう見ても ヤの付く職業としか思えない人。
いつもなら猪鹿蝶さんが湖瑠璃ちゃんと一緒なのに、今日は初めて見る人だ。
「自己紹介させていただきやす。
あっしは、伊藤 春樹。
吉祥院家にて、麗華お嬢様と湖瑠璃お嬢様の、執事をさせていただいておりやす。
以後 お見知りおきを」
なんで この人まで任侠映画みたいな自己紹介なんだ。
「は、初めまして、伊藤さん」
「そう かしこまらないでくださいやせ。どうぞ 気軽に 春樹とお呼びくださいやせ」
「わ、わかりました。春樹さん」
この人、ホントに元ヤの付く職業だったんじゃ?
俺がそんなことを思っていると、春樹さんは俺にジーとガンを飛ばしてきた。
「あ、あの、なぜにガンを飛ばしてくるんでしょうか?」
「目つきが悪いのは生まれつきでやす」
「そうッスか。スンマセン。でも、できれば見つめないでいただけないでしょうか。っていうか なぜに俺を見続けるんですか?」
「いえ、晶が言っていた通りのお人だと思いやして」
「猪鹿蝶さんが 俺のことで なにか言ってたんですか?」
「はい。晶は貴方を このように評価しておりやした。一見 ただの間抜けのようで、しかし 底知れない なにかを秘めた人物だと」
「底知れない なにかですか?」
なんか過大評価されているような。
「はい。確かに、一見 おとぼけの間抜けに見えやす。しかし、貴方にはなにかある。そう、言うなれば、一度 生きるか死ぬかの死線をくぐり抜け、生還を果たした者の凄み。そんな なにかが感じられます」
俺は返事ができなかった。
生きるか死ぬかの死線に心当たりがあったから。
転生。
前世で病死し、そして この世界に生まれた。
もちろん この人や猪鹿蝶さんが気付いているわけがないけど。
「あらあら。春樹さんったら、お兄さまを ずいぶんと高く評価しているのですね」
湖瑠璃ちゃんが微笑んでそう言うと、春樹さんは満足そうに笑った。
「はい。この方なら、麗華お嬢様を任せられそうでやす」
なんかのテストに合格したみたい。
「さて、お兄さま。そろそろ到着ですよ」
話をしている内に、目的地に着いたようだ。
そしてリムジンから降りると、そこは空港だった。
「……あの、湖瑠璃ちゃん」
「はい、なんでしょう?」
「ここ 空港なんだけど」
「大丈夫です。お兄さまのパスポート等はすでに申請してバッグの中にありますから」
パスポート?
海外旅行に必要なアイテムだけど。
「っていうか、ピアノコンクールってどこでやるの?」
湖瑠璃ちゃんは素敵な笑顔で答えた。
「ロンドンです」
八月一日の お昼にほど近い時間帯。
俺は現在、メン・イン・ブラックに拉致られてリムジンに乗っている。
え?
何 言ってるか分からない?
そうだよね。
だから説明しよう。
夏休み特有の惰眠をむさぼった俺は、午前十時頃に起床し、アンニュイなブランチを食べたあと、レンタルビデオで借りてきた、旧メン・イン・ブラック三部作を見ていたときのことだった。
ピンポーン。
玄関のチャイムが鳴った。
今日はなんの予定はないはずなのに、誰が来たのだろう?
セルニアはピアノコンクール。
姉の玲は仕事で会社。
三バカトリオも それぞれ予定があって家に来るという話はない。
そんなことを思いながら玄関のドアを開けると、そこには三人の黒服の男たち。
メン・イン・ブラックがいた。
「お迎えに上がりました。至急 お車にお乗りいただけますか」
メン・イン・ブラックのリーダーらしき、二十代中頃の若い男が言った。
右眉に大きな切り傷の跡があるのが特徴だった。
後方に控えているのも似たような雰囲気。
そんな人たちと言えば、分類は二つしかない。
ヤの付く職業か、メン・イン・ブラック。
「あの ボク、宇宙人もUFOも目撃したことありません」
「その冗談の意味が分かりませんが、とにかく お車にお乗りください」
後方に控えていた二人のメン・イン・ブラックが俺の両脇に移動すると、腕を掴んで強制連行。
そのままリムジンへ。
リムジンの中には、
「お兄さま、お久しぶりですわ」
湖瑠璃ちゃんがいた。
「あれ? ってことはこの黒服の男たちは、吉祥院家の執事?」
湖瑠璃ちゃんは当然のように、
「当たり前ではありませんか。いったいなんだと思ったのですか?」
「メン・イン・ブラックだと思った」
「まあ、面白い冗談ですこと」
クスクスと鈴を転がすような声で笑う湖瑠璃ちゃん。
「とにかく出発です」
そしてリムジンが動き出す。
俺は湖瑠璃ちゃんに聞く。
「今からどこへ行くんだ? っていうか 俺、Tシャツとハーフパンツだけなんだけど」
「かまいません。たいした用事ではありませんから。
実は今日、お姉さまがピアノコンクールに出るのですが、その応援に来ていただきたいのです」
「セルニアがピアノコンクールに出場することは、夏休み前に聞いているけど、応援に来て欲しいなら、先に言ってくれ。スーツとは言わないまでも、もっとまともな服を用意したのに」
湖瑠璃ちゃんは首を傾げる。
「おかしいですね。わたし、ちゃんと伝えましたよ。
一週間前、お兄さまの電話に連絡しました。その時、お兄さまはお風呂に入っていたとかで、お姉さんの 玲さんが出たのですが、わたし ちゃんと お兄さまに伝えてくださいと お願いしました」
「そんな話 聞いてない」
その時だった。
俺のポケットの中のスマフォが、メールの通知音を鳴らした。
見ると玲から。
愛しのお姉ちゃんからの伝言ですよー。今日ー、誰か来てー、どこかへ行くとか言っていましたー。
PS・今日の晩ご飯はー、鳥鍋がいいでーす。夏の暑さをー、鍋で吹き飛ばしましょうー。
「今頃かよ! おせぇよ! そして なにも伝わってねぇよ! っていうか このクソ熱い中 鍋かよ!」
湖瑠璃ちゃんが苦笑して、
「お兄さまも苦労しているみたいですね]
あのマイペース姉は。
頭痛が痛いとはまさにこのこと。
「まあ、俺が家にいて良かった。今日は予定もないし。もちろん予定があっても、セルニアのコンサートを優先するけど」
「では応援に来てくださるのですね」
「もちろん」
こうして俺はリムジンに乗っているのだった。
「ところで この人は?」
この夏の暑さの中、ビシッと黒のスーツで決めた、若い執事。
右眉の傷跡が特徴的な、どう見ても ヤの付く職業としか思えない人。
いつもなら猪鹿蝶さんが湖瑠璃ちゃんと一緒なのに、今日は初めて見る人だ。
「自己紹介させていただきやす。
あっしは、伊藤 春樹。
吉祥院家にて、麗華お嬢様と湖瑠璃お嬢様の、執事をさせていただいておりやす。
以後 お見知りおきを」
なんで この人まで任侠映画みたいな自己紹介なんだ。
「は、初めまして、伊藤さん」
「そう かしこまらないでくださいやせ。どうぞ 気軽に 春樹とお呼びくださいやせ」
「わ、わかりました。春樹さん」
この人、ホントに元ヤの付く職業だったんじゃ?
俺がそんなことを思っていると、春樹さんは俺にジーとガンを飛ばしてきた。
「あ、あの、なぜにガンを飛ばしてくるんでしょうか?」
「目つきが悪いのは生まれつきでやす」
「そうッスか。スンマセン。でも、できれば見つめないでいただけないでしょうか。っていうか なぜに俺を見続けるんですか?」
「いえ、晶が言っていた通りのお人だと思いやして」
「猪鹿蝶さんが 俺のことで なにか言ってたんですか?」
「はい。晶は貴方を このように評価しておりやした。一見 ただの間抜けのようで、しかし 底知れない なにかを秘めた人物だと」
「底知れない なにかですか?」
なんか過大評価されているような。
「はい。確かに、一見 おとぼけの間抜けに見えやす。しかし、貴方にはなにかある。そう、言うなれば、一度 生きるか死ぬかの死線をくぐり抜け、生還を果たした者の凄み。そんな なにかが感じられます」
俺は返事ができなかった。
生きるか死ぬかの死線に心当たりがあったから。
転生。
前世で病死し、そして この世界に生まれた。
もちろん この人や猪鹿蝶さんが気付いているわけがないけど。
「あらあら。春樹さんったら、お兄さまを ずいぶんと高く評価しているのですね」
湖瑠璃ちゃんが微笑んでそう言うと、春樹さんは満足そうに笑った。
「はい。この方なら、麗華お嬢様を任せられそうでやす」
なんかのテストに合格したみたい。
「さて、お兄さま。そろそろ到着ですよ」
話をしている内に、目的地に着いたようだ。
そしてリムジンから降りると、そこは空港だった。
「……あの、湖瑠璃ちゃん」
「はい、なんでしょう?」
「ここ 空港なんだけど」
「大丈夫です。お兄さまのパスポート等はすでに申請してバッグの中にありますから」
パスポート?
海外旅行に必要なアイテムだけど。
「っていうか、ピアノコンクールってどこでやるの?」
湖瑠璃ちゃんは素敵な笑顔で答えた。
「ロンドンです」
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