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19・おかしいな?
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……続き。
湖瑠璃ちゃんと遊んでいると、すっかり遅くなってしまった。
セルニアが、
「夕食を食べていきませんか?」
と誘ってくれたが、姉の玲が待っている。
玲は家事のできない女という奴で、我が家の家事は基本的に俺が担っている。
俺が食事を作らなければ、地獄の餓鬼と化すだろう。
「では、お土産にケーキを持って行ってあげてください」
そして セルニアはキッチンへと向かった。
湖瑠璃ちゃんは二人っきりになった途端、俺に顔を近づけてきて、唐突に聞いてきた。
「ところで、お姉さまとの男の娘メイド喫茶はどうでした?」
「って!? なんでそれ知ってるの?!」
「お姉さまのご機嫌具合で想像が付きました。あの日、新しい服着てウキウキしながらお出かけしていきましたから、間違いなくデートだと。
それに お姉さま、調べるのにお父様の書斎のパソコンを使ったんです。わたくしたち、パソコンを持つのはまだ許されてなくて。スマフォもコンテンツの制限は厳しくしてありますし。
だから、こっそりお父様のパソコンを使うのはいつもなのですが、お姉さま しょっちゅう履歴を消すの忘れるんですの。お父様に知られたら、大変なことになりますので、わたくしがフォローしているのですが。
その時に ちょっと閲覧していたサイトを見ましたの。そうしたら、お店のサイトでしたわ。でも、お姉さまに一人で行く度胸はありませんし、誰かと一緒なのだろうと推測していました。
でも、誰なのか まではわかりませんでした。謎に思っていたのですが、そんな時にお兄さまが来るという話を聞きまして、間違いなくデートの相手だろうと。
お姉さまと そこまで仲良くしている方なんていませんし」
完璧に知られてしまっている。
セルニアは家族にも秘密にしていると言っていたが、湖瑠璃ちゃんは完全に知ってしまった。
「でも、湖瑠璃ちゃんの態度を見ると、セルニアの趣味のことを両親に伝えるつもりはないみたいだけど」
「はい、妹ですから。お姉さまの秘密は守らないと。
それに、お姉さまの部屋にこっそり入ることも時々ありました。その時に、放置したままの本があることも しょっちゅうです。わたくしが隠し場所にしまっているんですよ。
それに 晶さんも知っています。お姉さまの部屋のお掃除の担当は晶さんですから。
知らないのは お父様とお母様くらい。あとお祖母様も」
そして、そのことを今まで報告しなかったことは、これからも言うつもりはないと言うことか。
「ところで、お兄さまは どうしてお姉さまの秘密を知ったのですか?」
「アニメショップのBL同人誌コーナーで偶然 会ったんだ。その時に」
「秘密にしてくださっているのですね」
「約束したからな」
約束は、今度こそ守らないとな。
湖瑠璃ちゃんは うっとりとした表情になり、、
「お姉さまはお兄さまに心を許していますわ。とても楽しそうで幸せな顔をしています。
いえ、心だけではありません。あれは全てを許した女の顔」
そして グッと拳を握って、
「いけます。いけますわ、お兄さま。お姉さまに迫れば、次こそ間違いなく身体を許してくださいます。その時は この湖瑠璃、妹として 今度こそ必ず お姉さまの初体験を見届けさせていただきますわ」
「耳年増」
「冷静な突っ込みですね」
湖瑠璃ちゃんは不意に真剣な面持ちになった。
「お兄さま。どうか お姉さまを見捨てないでくださいませ」
見放すというのは逆じゃないか。
セルニアは世界的財閥のお嬢様。
俺は名もなきモブ。
「実はお姉さま、中学生の時に趣味が学校でバレてしまったんです。それで辛い思いをしたことがあるんです。
見た目とか雰囲気とかは、高貴で優雅で完璧なお嬢様という感じですから、みんな今のように崇拝していました。
でも、影でちょっと変わった趣味を持っていると知られた途端、皆の態度が変わりました。イメージが破られると幻滅して離れていったって感じで」
それは理解できる。
うちの学校ではファンクラブがあるくらいセルニアの人気は凄いけれど、その中の何人が本当のセルニアを知っていると言えるだろうか。
そして何人が中身を知っても同じままでいるだろうか。
あの、セルニアの腐敗っぷりを知って。
「お姉さまには自然に接してくれる人が必要です。そしてお兄さまはそれをしています。
わたくしはお兄さまに会ったばかりで、図々しいお願いかも知れませんが、どうかお願いします。
お姉さまとずっと仲良くしてください。
誰かに裏切られて苦しい思いをしているお姉さまを、また見たくないのです」
湖瑠璃ちゃんは、本当にセルニアを大切にしている。
言葉の端々にそれが伝わってくる。
良い子なんだな。
姉を慕う妹。
前世の妹と面影が重なった。
不出来な兄を慕ってくれた妹と。
「大丈夫。心配しないでくれ。俺はセルニアを見捨てない。離れていったりしない。
約束する。
俺は、約束を破ったことは、一度しかない」
「……一度?」
「あの時、俺は 約束を守れないとわかっていながら 約束した。そしてあいつを悲しませた。
だから、俺は二度と約束を破ったりしない。
俺は今度こそ必ず約束を守る」
湖瑠璃ちゃんは輝くような笑顔になり、
「お姉さまが お兄さまに 心を許した理由が分かった気がします。
お兄さまは わたくしが知っている通りの人ですわ」
と言って抱きついてきた。
松陽高校ロリコン代表 高畑君なら感激するのに、なぜか俺のロリ魂が相変わらず発動しない。
「おかしいな?」
「なにがですの?」
「俺のロリ魂が反応しない」
「えー? わたくし そんなに魅力がないのですか?」
湖瑠璃ちゃんは心外そう。
「いや、湖瑠璃ちゃんは魅力満点だ。いつもの俺なら血迷っててもおかしくないはずなんだ。自分でも節操のなさは自覚しているから」
「いきなり浮気の心配が出てくる発言ですわね」
「そうなんだ。でも、どうしてだろう? まったく そんな風に感じない。
湖瑠璃ちゃん、ちょっと 失礼」
俺は試しに湖瑠璃ちゃんの胸を触ってみた。
「あんっ」
可愛い声を上げる湖瑠璃ちゃんだが、それでも反応しない。
俺はそのまま続けて、まだ 膨らんでいない胸をナデナデ。
「ちょ……あ……お兄さま……」
やっぱり反応しない。
「こっちはどうだ?」
太ももの内側に手を入れてナデナデしてみる。
「ふあぁぁ……そこは……弱いんですの……」
ロリでなくても間違いなく血迷うであろう、湖瑠璃ちゃんの可愛い反応。
しかし 俺は全くの無反応。
「うーむ、どういうことだろう?」
もしかして 俺、ロリコン属性はなかったのか?
俺は自分の性癖について疑問を持ち始めた。
そして、ふと 顔を上げると、ケーキの箱を持ったセルニアがいた。
なぜか 怒りの形相で ワナワナと震えている。
「セルニア、どうしたんだ? なにを怒ってるんだ?」
「どうした なにを ではありませんわ! 貴方が なにをなさっていますの!? まだ小学六年生のセシリアにイタズラして!」
「え?」
俺は疑問で返し、しかし湖瑠璃ちゃんの上気した顔を見て、自分のしていることに気付いた。
「……お、お兄しゃまぁ……」
やべぇ。
「いや! 違うんだ!」
「なにが違いますのよ! 完璧にいけないイタズラをしている瞬間ではありませんか!」
「そうじゃないんだ! ただ自分の性癖を確かめようとしていただけで!」
「確かめようとしていた!? セシリアに最後までするつもりでしたの!」
「いや!そうじゃなくて!」
「なにがですのよ!?」
「だから!その! お願い!話を聞いて!」
言い訳は聞いてくれませんでした。
そして セルニアは十日間 口をきいてくれなかったのでした。
シクシク……
湖瑠璃ちゃんと遊んでいると、すっかり遅くなってしまった。
セルニアが、
「夕食を食べていきませんか?」
と誘ってくれたが、姉の玲が待っている。
玲は家事のできない女という奴で、我が家の家事は基本的に俺が担っている。
俺が食事を作らなければ、地獄の餓鬼と化すだろう。
「では、お土産にケーキを持って行ってあげてください」
そして セルニアはキッチンへと向かった。
湖瑠璃ちゃんは二人っきりになった途端、俺に顔を近づけてきて、唐突に聞いてきた。
「ところで、お姉さまとの男の娘メイド喫茶はどうでした?」
「って!? なんでそれ知ってるの?!」
「お姉さまのご機嫌具合で想像が付きました。あの日、新しい服着てウキウキしながらお出かけしていきましたから、間違いなくデートだと。
それに お姉さま、調べるのにお父様の書斎のパソコンを使ったんです。わたくしたち、パソコンを持つのはまだ許されてなくて。スマフォもコンテンツの制限は厳しくしてありますし。
だから、こっそりお父様のパソコンを使うのはいつもなのですが、お姉さま しょっちゅう履歴を消すの忘れるんですの。お父様に知られたら、大変なことになりますので、わたくしがフォローしているのですが。
その時に ちょっと閲覧していたサイトを見ましたの。そうしたら、お店のサイトでしたわ。でも、お姉さまに一人で行く度胸はありませんし、誰かと一緒なのだろうと推測していました。
でも、誰なのか まではわかりませんでした。謎に思っていたのですが、そんな時にお兄さまが来るという話を聞きまして、間違いなくデートの相手だろうと。
お姉さまと そこまで仲良くしている方なんていませんし」
完璧に知られてしまっている。
セルニアは家族にも秘密にしていると言っていたが、湖瑠璃ちゃんは完全に知ってしまった。
「でも、湖瑠璃ちゃんの態度を見ると、セルニアの趣味のことを両親に伝えるつもりはないみたいだけど」
「はい、妹ですから。お姉さまの秘密は守らないと。
それに、お姉さまの部屋にこっそり入ることも時々ありました。その時に、放置したままの本があることも しょっちゅうです。わたくしが隠し場所にしまっているんですよ。
それに 晶さんも知っています。お姉さまの部屋のお掃除の担当は晶さんですから。
知らないのは お父様とお母様くらい。あとお祖母様も」
そして、そのことを今まで報告しなかったことは、これからも言うつもりはないと言うことか。
「ところで、お兄さまは どうしてお姉さまの秘密を知ったのですか?」
「アニメショップのBL同人誌コーナーで偶然 会ったんだ。その時に」
「秘密にしてくださっているのですね」
「約束したからな」
約束は、今度こそ守らないとな。
湖瑠璃ちゃんは うっとりとした表情になり、、
「お姉さまはお兄さまに心を許していますわ。とても楽しそうで幸せな顔をしています。
いえ、心だけではありません。あれは全てを許した女の顔」
そして グッと拳を握って、
「いけます。いけますわ、お兄さま。お姉さまに迫れば、次こそ間違いなく身体を許してくださいます。その時は この湖瑠璃、妹として 今度こそ必ず お姉さまの初体験を見届けさせていただきますわ」
「耳年増」
「冷静な突っ込みですね」
湖瑠璃ちゃんは不意に真剣な面持ちになった。
「お兄さま。どうか お姉さまを見捨てないでくださいませ」
見放すというのは逆じゃないか。
セルニアは世界的財閥のお嬢様。
俺は名もなきモブ。
「実はお姉さま、中学生の時に趣味が学校でバレてしまったんです。それで辛い思いをしたことがあるんです。
見た目とか雰囲気とかは、高貴で優雅で完璧なお嬢様という感じですから、みんな今のように崇拝していました。
でも、影でちょっと変わった趣味を持っていると知られた途端、皆の態度が変わりました。イメージが破られると幻滅して離れていったって感じで」
それは理解できる。
うちの学校ではファンクラブがあるくらいセルニアの人気は凄いけれど、その中の何人が本当のセルニアを知っていると言えるだろうか。
そして何人が中身を知っても同じままでいるだろうか。
あの、セルニアの腐敗っぷりを知って。
「お姉さまには自然に接してくれる人が必要です。そしてお兄さまはそれをしています。
わたくしはお兄さまに会ったばかりで、図々しいお願いかも知れませんが、どうかお願いします。
お姉さまとずっと仲良くしてください。
誰かに裏切られて苦しい思いをしているお姉さまを、また見たくないのです」
湖瑠璃ちゃんは、本当にセルニアを大切にしている。
言葉の端々にそれが伝わってくる。
良い子なんだな。
姉を慕う妹。
前世の妹と面影が重なった。
不出来な兄を慕ってくれた妹と。
「大丈夫。心配しないでくれ。俺はセルニアを見捨てない。離れていったりしない。
約束する。
俺は、約束を破ったことは、一度しかない」
「……一度?」
「あの時、俺は 約束を守れないとわかっていながら 約束した。そしてあいつを悲しませた。
だから、俺は二度と約束を破ったりしない。
俺は今度こそ必ず約束を守る」
湖瑠璃ちゃんは輝くような笑顔になり、
「お姉さまが お兄さまに 心を許した理由が分かった気がします。
お兄さまは わたくしが知っている通りの人ですわ」
と言って抱きついてきた。
松陽高校ロリコン代表 高畑君なら感激するのに、なぜか俺のロリ魂が相変わらず発動しない。
「おかしいな?」
「なにがですの?」
「俺のロリ魂が反応しない」
「えー? わたくし そんなに魅力がないのですか?」
湖瑠璃ちゃんは心外そう。
「いや、湖瑠璃ちゃんは魅力満点だ。いつもの俺なら血迷っててもおかしくないはずなんだ。自分でも節操のなさは自覚しているから」
「いきなり浮気の心配が出てくる発言ですわね」
「そうなんだ。でも、どうしてだろう? まったく そんな風に感じない。
湖瑠璃ちゃん、ちょっと 失礼」
俺は試しに湖瑠璃ちゃんの胸を触ってみた。
「あんっ」
可愛い声を上げる湖瑠璃ちゃんだが、それでも反応しない。
俺はそのまま続けて、まだ 膨らんでいない胸をナデナデ。
「ちょ……あ……お兄さま……」
やっぱり反応しない。
「こっちはどうだ?」
太ももの内側に手を入れてナデナデしてみる。
「ふあぁぁ……そこは……弱いんですの……」
ロリでなくても間違いなく血迷うであろう、湖瑠璃ちゃんの可愛い反応。
しかし 俺は全くの無反応。
「うーむ、どういうことだろう?」
もしかして 俺、ロリコン属性はなかったのか?
俺は自分の性癖について疑問を持ち始めた。
そして、ふと 顔を上げると、ケーキの箱を持ったセルニアがいた。
なぜか 怒りの形相で ワナワナと震えている。
「セルニア、どうしたんだ? なにを怒ってるんだ?」
「どうした なにを ではありませんわ! 貴方が なにをなさっていますの!? まだ小学六年生のセシリアにイタズラして!」
「え?」
俺は疑問で返し、しかし湖瑠璃ちゃんの上気した顔を見て、自分のしていることに気付いた。
「……お、お兄しゃまぁ……」
やべぇ。
「いや! 違うんだ!」
「なにが違いますのよ! 完璧にいけないイタズラをしている瞬間ではありませんか!」
「そうじゃないんだ! ただ自分の性癖を確かめようとしていただけで!」
「確かめようとしていた!? セシリアに最後までするつもりでしたの!」
「いや!そうじゃなくて!」
「なにがですのよ!?」
「だから!その! お願い!話を聞いて!」
言い訳は聞いてくれませんでした。
そして セルニアは十日間 口をきいてくれなかったのでした。
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