8 / 26
8.エヴァンジェリンの前世
しおりを挟む
エヴァンジェリンとヴィクターの二人と知り合い、アルとも合流したマリナは四人で昼食を取ることにした。
場所はいつもの人気のない中庭のベンチ。
「つまりマリナ様は前世で『光の乙女、愛の魔法』は四人目のライアンルートの一つ目のハッピーエンドを見たところだったのね」
エヴァンジェリンは前世のマリナがどこまでゲームを進めていたのかを確認していた。
マリナとエヴァンジェリンが前世で夢中になっていたゲーム『光の乙女、愛の魔法』は攻略キャラに対してハッピーエンドが二つ用意されているのだ。
「はい。残念ながら二つ目にたどり着く前に死んでしまったようです。他の三人は二種類のハッピーエンドを見ることはできましたが」
マリナは前世を思い出し懐かしんでいる。
「そうなのね」
エヴァンジェリンは納得したようだ。
「女性二人で盛り上がっているようですね」
ヴィクターは男性陣そっちのけのマリナとエヴァンジェリンを見て苦笑する。
「いわゆる前世トークというやつですね」
アルは眼鏡の奥のオレンジの目を優しげに細めた。その目はマリナを見守っているかのようだ。
ちなみにマリナとエヴァンジェリンに前世の記憶があることはアルとヴィクターの前では大っぴらにしている。
「でもまあライアンルートの一つ目のハッピーエンドは大学の卒業旅行の国際線長時間フライトの時に見ることができてよかったかなとは思っています」
「まあ、マリナ様は前世で大学に行くことができたのね。羨ましいわ。きっと中学や高校にも通えたのでしょうね」
マリナの言葉にエヴァンジェリンは羨望の眼差しを向けていた。
「はい。卒業旅行から帰国した時に乗っていたバスが事故に遭ったみたいで、記憶がそこで途切れております。……エヴァンジェリン様は前世でもしかして大学に行かれる前に亡くなってしまわれたのですか?」
恐る恐る、少し遠慮がちなマリナだ。やはり死についてはデリケートな話題である、
「ええ。前世の私は昔から病気がちで、五歳くらいからは入院生活が基本よ。学校も通えず病院内の院内学級で勉強していたの。それまでは元気で時計や家の家電、前世の兄のゲーム機などを分解しては叱られていたわ」
懐かしげに語り始めるエヴァンジェリン。
「分解魔だったのですね」
マリナは苦笑する。
「ええ。機械とかが動く仕組みには興味があったのよ」
ふふっと笑うエヴァンジェリン。
(ああ、エヴァンジェリン様は前世で大学生になるまで生きていられたとしたらきっと工学部系の学部に進学していそうね)
マリナはそのまま黙ってエヴァンジェリンの話を聞く。
「入院してからも、病院にある機械を分解しようとしては叱られていたわ」
懐かしげに話すエヴァンジェリン。
「それはそうでしょうね」
マリナはまた苦笑した。
「入院生活は本当に退屈で、とりあえず九歳くらいの時にタブレットとゲーム機を買ってもらえたのよ。分解しないことを条件に。そこからは録画した深夜アニメをよく見ていた両親の影響でタブレット端末でアニメを見たりしていたわ。そのうち声優にも夢中になり、声優目当てで色々な乙女ゲームを買ってもらったの。そうしているうちに少し健康になったので中学からは学校に通えるかもしれないと診断されたのだけど……」
エヴァンジェリンは苦笑し、言葉を続ける。
「いざ中学入学になった時、新たな病気が判明してまた入院生活に戻ることになったわ」
「それはお気の毒に……」
マリナは同情するように心を痛めた。
「今まで以上に命に関わる状況になったのよ。治療により髪の毛も全て抜けてしまったわ。とにかく気を紛らわせるために、『光の乙女、愛の魔法』は何度もやり込んでいたの。Web小説やライトノベルもひたすら読んだ時期だったわね」
前世を懐かしむエヴァンジェリン。
「そうだったのですね」
前世の自分が健康体でいかに恵まれていたかを思い知るマリナである。
「そして十五歳になって少し経過した時に容体が急変して息を引き取ったわ。短い人生だったわね」
しんみりしないよう、おどけて見せたエヴァンジェリン。
「私も前世の世間一般で見たら若くして亡くなった方ですが、前世のエヴァンジェリン様はもっとお若くして亡くなられていたのですね」
「ええ。でも今世では十七歳を迎えることができたの。念願の学園生活もアステール帝国で送ることができたわ。今からはジュエル王国での学園生活よ。前世よりも人生充実しているわ」
したり顔のエヴァンジェリン。
「この先もエヴァンジェリン様が充実した人生を送れることを願っております」
マリナはまるで妹を見守るかのような気持ちになっていた。
「ええ、もちろん充実させてみせるわ。五歳の時熱を出して前世の記憶を思い出して、『光の乙女、愛の魔法』の悪役令嬢エヴァンジェリンだったことに気づいた時はどうしようかと焦ったけれど、まずは今世のお兄様が研究している魔道具を分解してみることにしたの。魔道具が動く仕組みが気になったので」
エヴァンジェリンは楽しそうな表情だ。
「分解魔なのは健在なのですね。叱られませんでした?」
苦笑するマリナ。
「ええ。お兄様からしこたま叱られたわ」
「やっぱり」
再びマリナは苦笑した。
「とにかく、十歳で王太子殿下の婚約者に選ばれる時まではまだ時間があったから、王太子殿下の婚約者になった時に色々と破滅回避の対策を立てようと思っていたのよ。それまでは魔道具を分解したり調べたりしていたわ。そうしているうちに、いつの間にかイーリス様という方が殿下の婚約者になっていたのよ。シナリオ改変されていることには驚いたけれど、改めて私はゲームの世界ではなくこの人生を生きているのだと思ったわね」
「そうでしたか。そういえば、そのイーリス様は半分優しさでできている痛み止めの薬やお湯を入れて三分待てば食べることができる麺なども開発していたそうですよ」
「ええ、その話は聞いたことがあるわ。間違いなく彼女も転生者でしょうね。シナリオ改変は私としては破滅を回避できるので助かったわ。でも、マリナ様を貶めるのは許せないわね。きっとゲームの強制力を恐れた彼女が王太子殿下に大勢の前で貴女に絶縁宣言するよう頼んだのでしょう。まだ何もしていない貴女に」
エヴァンジェリンは憤りを感じているようだ。
「イーリス様の入れ知恵かは分かりませんが、せめて個別で呼び出される方がまだ学園内で平和に過ごせましたわ」
マリナはクラスで孤立していることを思い出し、ため息をついた。
「ところで、エヴァンジェリン様にお聞きしたいことがあります。今のエヴァンジェリン様が毎日髪型を変える理由は、前世の治療で髪の毛が全て抜けてしまったことに関係しているのですか?」
マリナは切り替えて、素直に疑問に思ったことを聞いてみた。
「ええ、その通りよ。今世はこんなにも長い髪なのだから、アレンジが楽しくて仕方ないわ。明日はどんな髪型にするか毎日ワクワクですもの。まあ、毎日変えていたらそうしなければならない感じで引っ込みがつかなくなったというのもあるけれど。もちろん、魔道具研究も好きよ」
楽しそうに真紅の目を輝かせるエヴァンジェリンだ。
「そうでしたか。私もエヴァンジェリン様のように勉強を頑張って毎日充実させないといけませんね」
マリナの薄紫の目はまっすぐ前を向いていた。
「お二人さん、盛り上がっているところ申し訳ないけれど、そろそろ昼休みが終わってしまうよ」
そこへヴィクターがそう切り出し、マリナとエヴァンジェリンはハッとする。
「そうだったわ。マリナ様とつい話し込んでしまっていたわ」
「私も、エヴァンジェリン様とお話しできて楽しかったです」
マリナとエヴァンジェリンは完全に仲良くなっていた。
「マリナ、それはよかったな。でも、このままだと授業に遅れるぞ」
アルはフッと優しげに微笑んでいる。
「そうね、アル。教室に戻らないと」
ふふっと笑うマリナ。
そのままエヴァンジェリン達と別れ、アルと共に教室へ戻るマリナであった。
エヴァンジェリンと仲良くなったことで、マリナの気持ちは軽くなっていた。
場所はいつもの人気のない中庭のベンチ。
「つまりマリナ様は前世で『光の乙女、愛の魔法』は四人目のライアンルートの一つ目のハッピーエンドを見たところだったのね」
エヴァンジェリンは前世のマリナがどこまでゲームを進めていたのかを確認していた。
マリナとエヴァンジェリンが前世で夢中になっていたゲーム『光の乙女、愛の魔法』は攻略キャラに対してハッピーエンドが二つ用意されているのだ。
「はい。残念ながら二つ目にたどり着く前に死んでしまったようです。他の三人は二種類のハッピーエンドを見ることはできましたが」
マリナは前世を思い出し懐かしんでいる。
「そうなのね」
エヴァンジェリンは納得したようだ。
「女性二人で盛り上がっているようですね」
ヴィクターは男性陣そっちのけのマリナとエヴァンジェリンを見て苦笑する。
「いわゆる前世トークというやつですね」
アルは眼鏡の奥のオレンジの目を優しげに細めた。その目はマリナを見守っているかのようだ。
ちなみにマリナとエヴァンジェリンに前世の記憶があることはアルとヴィクターの前では大っぴらにしている。
「でもまあライアンルートの一つ目のハッピーエンドは大学の卒業旅行の国際線長時間フライトの時に見ることができてよかったかなとは思っています」
「まあ、マリナ様は前世で大学に行くことができたのね。羨ましいわ。きっと中学や高校にも通えたのでしょうね」
マリナの言葉にエヴァンジェリンは羨望の眼差しを向けていた。
「はい。卒業旅行から帰国した時に乗っていたバスが事故に遭ったみたいで、記憶がそこで途切れております。……エヴァンジェリン様は前世でもしかして大学に行かれる前に亡くなってしまわれたのですか?」
恐る恐る、少し遠慮がちなマリナだ。やはり死についてはデリケートな話題である、
「ええ。前世の私は昔から病気がちで、五歳くらいからは入院生活が基本よ。学校も通えず病院内の院内学級で勉強していたの。それまでは元気で時計や家の家電、前世の兄のゲーム機などを分解しては叱られていたわ」
懐かしげに語り始めるエヴァンジェリン。
「分解魔だったのですね」
マリナは苦笑する。
「ええ。機械とかが動く仕組みには興味があったのよ」
ふふっと笑うエヴァンジェリン。
(ああ、エヴァンジェリン様は前世で大学生になるまで生きていられたとしたらきっと工学部系の学部に進学していそうね)
マリナはそのまま黙ってエヴァンジェリンの話を聞く。
「入院してからも、病院にある機械を分解しようとしては叱られていたわ」
懐かしげに話すエヴァンジェリン。
「それはそうでしょうね」
マリナはまた苦笑した。
「入院生活は本当に退屈で、とりあえず九歳くらいの時にタブレットとゲーム機を買ってもらえたのよ。分解しないことを条件に。そこからは録画した深夜アニメをよく見ていた両親の影響でタブレット端末でアニメを見たりしていたわ。そのうち声優にも夢中になり、声優目当てで色々な乙女ゲームを買ってもらったの。そうしているうちに少し健康になったので中学からは学校に通えるかもしれないと診断されたのだけど……」
エヴァンジェリンは苦笑し、言葉を続ける。
「いざ中学入学になった時、新たな病気が判明してまた入院生活に戻ることになったわ」
「それはお気の毒に……」
マリナは同情するように心を痛めた。
「今まで以上に命に関わる状況になったのよ。治療により髪の毛も全て抜けてしまったわ。とにかく気を紛らわせるために、『光の乙女、愛の魔法』は何度もやり込んでいたの。Web小説やライトノベルもひたすら読んだ時期だったわね」
前世を懐かしむエヴァンジェリン。
「そうだったのですね」
前世の自分が健康体でいかに恵まれていたかを思い知るマリナである。
「そして十五歳になって少し経過した時に容体が急変して息を引き取ったわ。短い人生だったわね」
しんみりしないよう、おどけて見せたエヴァンジェリン。
「私も前世の世間一般で見たら若くして亡くなった方ですが、前世のエヴァンジェリン様はもっとお若くして亡くなられていたのですね」
「ええ。でも今世では十七歳を迎えることができたの。念願の学園生活もアステール帝国で送ることができたわ。今からはジュエル王国での学園生活よ。前世よりも人生充実しているわ」
したり顔のエヴァンジェリン。
「この先もエヴァンジェリン様が充実した人生を送れることを願っております」
マリナはまるで妹を見守るかのような気持ちになっていた。
「ええ、もちろん充実させてみせるわ。五歳の時熱を出して前世の記憶を思い出して、『光の乙女、愛の魔法』の悪役令嬢エヴァンジェリンだったことに気づいた時はどうしようかと焦ったけれど、まずは今世のお兄様が研究している魔道具を分解してみることにしたの。魔道具が動く仕組みが気になったので」
エヴァンジェリンは楽しそうな表情だ。
「分解魔なのは健在なのですね。叱られませんでした?」
苦笑するマリナ。
「ええ。お兄様からしこたま叱られたわ」
「やっぱり」
再びマリナは苦笑した。
「とにかく、十歳で王太子殿下の婚約者に選ばれる時まではまだ時間があったから、王太子殿下の婚約者になった時に色々と破滅回避の対策を立てようと思っていたのよ。それまでは魔道具を分解したり調べたりしていたわ。そうしているうちに、いつの間にかイーリス様という方が殿下の婚約者になっていたのよ。シナリオ改変されていることには驚いたけれど、改めて私はゲームの世界ではなくこの人生を生きているのだと思ったわね」
「そうでしたか。そういえば、そのイーリス様は半分優しさでできている痛み止めの薬やお湯を入れて三分待てば食べることができる麺なども開発していたそうですよ」
「ええ、その話は聞いたことがあるわ。間違いなく彼女も転生者でしょうね。シナリオ改変は私としては破滅を回避できるので助かったわ。でも、マリナ様を貶めるのは許せないわね。きっとゲームの強制力を恐れた彼女が王太子殿下に大勢の前で貴女に絶縁宣言するよう頼んだのでしょう。まだ何もしていない貴女に」
エヴァンジェリンは憤りを感じているようだ。
「イーリス様の入れ知恵かは分かりませんが、せめて個別で呼び出される方がまだ学園内で平和に過ごせましたわ」
マリナはクラスで孤立していることを思い出し、ため息をついた。
「ところで、エヴァンジェリン様にお聞きしたいことがあります。今のエヴァンジェリン様が毎日髪型を変える理由は、前世の治療で髪の毛が全て抜けてしまったことに関係しているのですか?」
マリナは切り替えて、素直に疑問に思ったことを聞いてみた。
「ええ、その通りよ。今世はこんなにも長い髪なのだから、アレンジが楽しくて仕方ないわ。明日はどんな髪型にするか毎日ワクワクですもの。まあ、毎日変えていたらそうしなければならない感じで引っ込みがつかなくなったというのもあるけれど。もちろん、魔道具研究も好きよ」
楽しそうに真紅の目を輝かせるエヴァンジェリンだ。
「そうでしたか。私もエヴァンジェリン様のように勉強を頑張って毎日充実させないといけませんね」
マリナの薄紫の目はまっすぐ前を向いていた。
「お二人さん、盛り上がっているところ申し訳ないけれど、そろそろ昼休みが終わってしまうよ」
そこへヴィクターがそう切り出し、マリナとエヴァンジェリンはハッとする。
「そうだったわ。マリナ様とつい話し込んでしまっていたわ」
「私も、エヴァンジェリン様とお話しできて楽しかったです」
マリナとエヴァンジェリンは完全に仲良くなっていた。
「マリナ、それはよかったな。でも、このままだと授業に遅れるぞ」
アルはフッと優しげに微笑んでいる。
「そうね、アル。教室に戻らないと」
ふふっと笑うマリナ。
そのままエヴァンジェリン達と別れ、アルと共に教室へ戻るマリナであった。
エヴァンジェリンと仲良くなったことで、マリナの気持ちは軽くなっていた。
231
お気に入りに追加
618
あなたにおすすめの小説
転生ガチャで悪役令嬢になりました
みおな
恋愛
前世で死んだと思ったら、乙女ゲームの中に転生してました。
なんていうのが、一般的だと思うのだけど。
気がついたら、神様の前に立っていました。
神様が言うには、転生先はガチャで決めるらしいです。
初めて聞きました、そんなこと。
で、なんで何度回しても、悪役令嬢としかでないんですか?

気付けば名も知らぬ悪役令嬢に憑依して、見知らぬヒロインに手をあげていました
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
私が憑依した身体の持ちは不幸のどん底に置かれた悪役令嬢でした
ある日、妹の部屋で見つけた不思議な指輪。その指輪をはめた途端、私は見知らぬ少女の前に立っていた。目の前には赤く腫れた頬で涙ぐみ、こちらをじっと見つめる可憐な美少女。そして何故か右手の平が痛む私。もしかして・・今私、この少女を引っ叩いたの?!そして何故か頭の中で響き渡る謎の声の人物と心と体を共存することになってしまう。憑依した身体の持ち主はいじめられっ娘の上に悪役令嬢のポジションに置かれている。見るに見かねた私は彼女を幸せにする為、そして自分の快適な生活を手に入れる為に自ら身体を張って奮闘する事にした―。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません
れぐまき
恋愛
公爵令嬢セシリアは皇太子との婚約発表舞踏会で、とある男爵令嬢を見かけたことをきっかけに、自分が『宝石の絆』という乙女ゲームのライバルキャラであることを知る。
「…私、間違ってませんわね」
曲がったことが大嫌いなオーバースペック公爵令嬢が自分の信念を貫き通す話
…だったはずが最近はどこか天然の主人公と勘違い王子のすれ違い(勘違い)恋愛話になってきている…
5/13
ちょっとお話が長くなってきたので一旦全話非公開にして纏めたり加筆したりと大幅に修正していきます
5/22
修正完了しました。明日から通常更新に戻ります
9/21
完結しました
また気が向いたら番外編として二人のその後をアップしていきたいと思います
【完結】もったいないですわ!乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢は、今日も生徒会活動に勤しむ~経済を回してる?それってただの無駄遣いですわ!~
鬼ヶ咲あちたん
恋愛
内容も知らない乙女ゲームの世界に転生してしまった悪役令嬢は、ヒロインや攻略対象者たちを放って今日も生徒会活動に勤しむ。もったいないおばけは日本人の心! まだ使える物を捨ててしまうなんて、もったいないですわ! 悪役令嬢が取り組む『もったいない革命』に、だんだん生徒会役員たちは巻き込まれていく。「このゲームのヒロインは私なのよ!?」荒れるヒロインから一方的に恨まれる悪役令嬢はどうなってしまうのか?

悪役令嬢ですが、どうやらずっと好きだったみたいです
朝顔
恋愛
リナリアは前世の記憶を思い出して、頭を悩ませた。
この世界が自分の遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気がついたのだ。
そして、自分はどうやら主人公をいじめて、嫉妬に狂って殺そうとまでする悪役令嬢に転生してしまった。
せっかく生まれ変わった人生で断罪されるなんて絶対嫌。
どうにかして攻略対象である王子から逃げたいけど、なぜだか懐つかれてしまって……。
悪役令嬢の王道?の話を書いてみたくてチャレンジしました。
ざまぁはなく、溺愛甘々なお話です。
なろうにも同時投稿
性悪という理由で婚約破棄された嫌われ者の令嬢~心の綺麗な者しか好かれない精霊と友達になる~
黒塔真実
恋愛
公爵令嬢カリーナは幼い頃から後妻と義妹によって悪者にされ孤独に育ってきた。15歳になり入学した王立学園でも、悪知恵の働く義妹とカリーナの婚約者でありながら義妹に洗脳されている第二王子の働きにより、学園中の嫌われ者になってしまう。しかも再会した初恋の第一王子にまで軽蔑されてしまい、さらに止めの一撃のように第二王子に「性悪」を理由に婚約破棄を宣言されて……!? 恋愛&悪が報いを受ける「ざまぁ」もの!! ※※※主人公は最終的にチート能力に目覚めます※※※アルファポリスオンリー※※※皆様の応援のおかげで第14回恋愛大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます※※※
すみません、すっきりざまぁ終了したのでいったん完結します→※書籍化予定部分=【本編】を引き下げます。【番外編】追加予定→ルシアン視点追加→最新のディー視点の番外編は書籍化関連のページにて、アンケートに答えると読めます!!

【完結】異世界転生した先は断罪イベント五秒前!
春風悠里
恋愛
乙女ゲームの世界に転生したと思ったら、まさかの悪役令嬢で断罪イベント直前!
さて、どうやって切り抜けようか?
(全6話で完結)
※一般的なざまぁではありません
※他サイト様にも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる