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第三巻 第六章 室町幕府の成立
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〇後宇多法皇(五十二歳)・後醍醐天皇(三十一歳)・邦良親王(十九歳)
N「文保二(一三一八)年に即位した後醍醐天皇は、父の後宇多法皇と鎌倉幕府により、甥の邦良親王が即位するまでの中継ぎの天皇であることを定められていた」
〇平安宮・清涼殿の一角
後醍醐天皇(三十七歳)が日野資(ひのすけ)朝(とも)(三十五歳)・日野俊基(中年)らと密談している。
後醍醐「後宇多法皇亡き今、我が皇子への皇位継承を阻むのは鎌倉(幕府)のみ……鎌倉を倒すのだ……!」
息を呑んでうなずく二人。
N「しかしこの計画はあっさり発覚、後醍醐天皇は処分を免れたが、側近たちは処罰された」
〇平安宮・清涼殿の一角
裸の男女が酒を飲んでいる。
その一角に密教の祭壇が設けられ、後醍醐天皇(四十四歳)自らが護摩を焚いて呪詛をしている。
後醍醐「憎しは鎌倉。何とぞ鎌倉を滅ぼしたまえ……」
裸の男女たちの中から、吉田定房(五十八歳)がこっそり抜け出す。
N「めげずに再度討幕を企てる後醍醐天皇であったが、吉田定房の密告により幕府の知るところとなる」
〇挙兵する後醍醐天皇の軍勢
N「幕府の追っ手から逃れた後醍醐天皇は山城国笠置山(京都府相楽郡)で挙兵」
〇挙兵する楠木正成の軍勢
N「呼応して護良親王が大和国吉野(奈良県吉野郡)で、楠木正成が河内国下赤坂城(大阪府南河内郡)で挙兵した」
〇鎌倉・北条邸
北条高時(第十四代執権、二十八歳)の元に足利高氏(尊氏、二十七歳)がひざまずいている。高時は庭で行われている闘犬を眺めながら
高時「主上御謀反については聞いておるな。そちにも出陣してもらいたい」
高氏「しかし、まだ父の喪が明けておりませぬ」
高時「主命である」
高氏「……は」
高時はもはや闘犬に夢中である。無言で下がる高氏。
N「高氏らの討伐軍により、後醍醐天皇は捕らえられ、退位させられた上で隠岐島(島根県)に配流された」
〇千早城
立て籠もる正成軍と、包囲する幕府軍。
N「しかし逃げ延びた正成と護良親王は、それぞれ千早城(大阪府南河内郡)、吉野で再度挙兵する」
山城である千早城を攻めるため、じりじりと山を登っていく幕府軍。城壁に取り付いたところで、頭上の正成軍から煮立った油を浴びせられる。
悲鳴を浴びて転げ落ちる幕府兵たちに、さらに丸太や大石が投げつけられ
る。たまらず逃げ出す幕府兵。
N「千早城における正成の活躍は目覚ましく、幕府の大軍は九十日間にわたって包囲戦を強いられる」
〇船上の後醍醐天皇
N「その間に後醍醐天皇も隠岐島を脱出、伯耆国船上山(鳥取県東伯郡)で倒幕の綸旨を全国に発した」
〇丹波国・篠村八幡宮(京都府亀岡市)
本殿に参拝している高氏(二十九歳)と足利直義(二十八歳)。
直義「兄上、ご決断を。足利家代々の野心に手をかける時は今です!」
高氏「うむ……」
高氏、背後の軍勢に向き直り、
高氏「鎌倉はすでに主と頼むに足らず! 我らは天子(後醍醐天皇)の綸旨を奉じて、鎌倉を打倒する!」
ざわざわとざわめく武士たちだが、やがてその声が大きくなり
武士たち「応!」
N「足利高氏は本拠の篠村で後醍醐天皇方について挙兵」
〇燃えさかる鎌倉
炎の中で、犬を抱き締めている高時(三十一歳)。
N「関東では新田義貞が挙兵し、鎌倉幕府を滅ぼした」
〇平安京・富小路坂・里内裏
後醍醐天皇(四十六歳)が、北畠親房(四十一歳)ら公卿を集めて朝議している。
後醍醐「鎌倉は滅んだ! 今こそ新政をはじめる時ぞ!」
親房「……朝議に高氏ら、主立った武士も加えるべきではございませぬか?」
後醍醐「ははは、ばかなことを申すな。せっかく武士を倒して新政をはじめようというのだぞ」
納得しない顔の親房。
N「親房らの危惧通り、武士の不満を政策に反映できなかった建武の新政は、二年と少しで崩壊。鎌倉で挙兵した尊氏は、一度は北畠顕家らに敗れたが九州で再起、再び京都に迫る」
〇平安京・富小路坂・里内裏
後醍醐天皇(四十九歳)が楠木正成(四十三歳)を召している。
後醍醐「尊氏らがこの京に迫っておる。何か策はないか」
正成「ございます。必勝の策が」
後醍醐「(目を輝かせて)それは……!」
正成「いったん京を捨て、尊氏らを京に入れまする。兵糧が尽きたところを包囲し、攻め滅ぼしまする」
後醍醐「(目を伏せて)京を捨てるのか……」
正成「この策が容れられぬとあらば、勝つ術はございませぬ。尊氏どのと和睦なさいませ」
絶句する後醍醐。
N「後醍醐は公家たちを説得し切れず、それでも戦った正成は湊川の戦いで命を落とす」
〇吉野朝廷
病床にありながらも、目を爛々と輝かせている後醍醐(五十二歳)。
N「後醍醐天皇も囚われるが、脱出して吉野に南朝を立てる。対抗して尊氏は光厳天皇を擁立して北朝を立て、南北朝の対立は全国に飛び火した」
後醍醐「たとい吉野の地で倒れようとも、朕の魂は必ずや京都をのぞむ……」
〇鎌倉・浄妙寺
尊氏(四十八歳)と白装束の直義(四十七歳)が会見している。
N「京都に室町幕府を開いた尊氏であったが、後継者を巡り、弟・直義と対立する」
直義「兄上は子供の時から、誰とでも友達になれる方でしたなあ。私はずっと、兄上がうらやましかった……」
尊氏「直義……!」
両者一筋ずつ涙をこぼす。
N「敗北した直義は鎌倉に幽閉され、急死する」
〇戦う両軍
N「南北朝の争いは、半世紀、五十六年間に及んだ」
〇足利義満(三十五歳)
繧繝模様(本来皇族にしか許されない五色の模様)の畳に座る、公家姿の義満。
N「明徳三(一三九二)年に南北朝を合一した、三代将軍足利義満は、応永元(一三九四)年には太政大臣となり、幕府と朝廷を一体のものとして支配する」
〇鹿苑寺(金閣寺)に行幸する後小松天皇(三十二歳)を出迎える、入道姿の義満(五十一歳)
後小松天皇、出迎える義満の姿を見て、屈辱に身を震わせる。
後小松(M)「上皇や法皇に対する礼を、朕に要求するのか……!」
N「公武の権力を義満が独占したことから、以後将軍職を『公方』と呼ぶことになった」
N「文保二(一三一八)年に即位した後醍醐天皇は、父の後宇多法皇と鎌倉幕府により、甥の邦良親王が即位するまでの中継ぎの天皇であることを定められていた」
〇平安宮・清涼殿の一角
後醍醐天皇(三十七歳)が日野資(ひのすけ)朝(とも)(三十五歳)・日野俊基(中年)らと密談している。
後醍醐「後宇多法皇亡き今、我が皇子への皇位継承を阻むのは鎌倉(幕府)のみ……鎌倉を倒すのだ……!」
息を呑んでうなずく二人。
N「しかしこの計画はあっさり発覚、後醍醐天皇は処分を免れたが、側近たちは処罰された」
〇平安宮・清涼殿の一角
裸の男女が酒を飲んでいる。
その一角に密教の祭壇が設けられ、後醍醐天皇(四十四歳)自らが護摩を焚いて呪詛をしている。
後醍醐「憎しは鎌倉。何とぞ鎌倉を滅ぼしたまえ……」
裸の男女たちの中から、吉田定房(五十八歳)がこっそり抜け出す。
N「めげずに再度討幕を企てる後醍醐天皇であったが、吉田定房の密告により幕府の知るところとなる」
〇挙兵する後醍醐天皇の軍勢
N「幕府の追っ手から逃れた後醍醐天皇は山城国笠置山(京都府相楽郡)で挙兵」
〇挙兵する楠木正成の軍勢
N「呼応して護良親王が大和国吉野(奈良県吉野郡)で、楠木正成が河内国下赤坂城(大阪府南河内郡)で挙兵した」
〇鎌倉・北条邸
北条高時(第十四代執権、二十八歳)の元に足利高氏(尊氏、二十七歳)がひざまずいている。高時は庭で行われている闘犬を眺めながら
高時「主上御謀反については聞いておるな。そちにも出陣してもらいたい」
高氏「しかし、まだ父の喪が明けておりませぬ」
高時「主命である」
高氏「……は」
高時はもはや闘犬に夢中である。無言で下がる高氏。
N「高氏らの討伐軍により、後醍醐天皇は捕らえられ、退位させられた上で隠岐島(島根県)に配流された」
〇千早城
立て籠もる正成軍と、包囲する幕府軍。
N「しかし逃げ延びた正成と護良親王は、それぞれ千早城(大阪府南河内郡)、吉野で再度挙兵する」
山城である千早城を攻めるため、じりじりと山を登っていく幕府軍。城壁に取り付いたところで、頭上の正成軍から煮立った油を浴びせられる。
悲鳴を浴びて転げ落ちる幕府兵たちに、さらに丸太や大石が投げつけられ
る。たまらず逃げ出す幕府兵。
N「千早城における正成の活躍は目覚ましく、幕府の大軍は九十日間にわたって包囲戦を強いられる」
〇船上の後醍醐天皇
N「その間に後醍醐天皇も隠岐島を脱出、伯耆国船上山(鳥取県東伯郡)で倒幕の綸旨を全国に発した」
〇丹波国・篠村八幡宮(京都府亀岡市)
本殿に参拝している高氏(二十九歳)と足利直義(二十八歳)。
直義「兄上、ご決断を。足利家代々の野心に手をかける時は今です!」
高氏「うむ……」
高氏、背後の軍勢に向き直り、
高氏「鎌倉はすでに主と頼むに足らず! 我らは天子(後醍醐天皇)の綸旨を奉じて、鎌倉を打倒する!」
ざわざわとざわめく武士たちだが、やがてその声が大きくなり
武士たち「応!」
N「足利高氏は本拠の篠村で後醍醐天皇方について挙兵」
〇燃えさかる鎌倉
炎の中で、犬を抱き締めている高時(三十一歳)。
N「関東では新田義貞が挙兵し、鎌倉幕府を滅ぼした」
〇平安京・富小路坂・里内裏
後醍醐天皇(四十六歳)が、北畠親房(四十一歳)ら公卿を集めて朝議している。
後醍醐「鎌倉は滅んだ! 今こそ新政をはじめる時ぞ!」
親房「……朝議に高氏ら、主立った武士も加えるべきではございませぬか?」
後醍醐「ははは、ばかなことを申すな。せっかく武士を倒して新政をはじめようというのだぞ」
納得しない顔の親房。
N「親房らの危惧通り、武士の不満を政策に反映できなかった建武の新政は、二年と少しで崩壊。鎌倉で挙兵した尊氏は、一度は北畠顕家らに敗れたが九州で再起、再び京都に迫る」
〇平安京・富小路坂・里内裏
後醍醐天皇(四十九歳)が楠木正成(四十三歳)を召している。
後醍醐「尊氏らがこの京に迫っておる。何か策はないか」
正成「ございます。必勝の策が」
後醍醐「(目を輝かせて)それは……!」
正成「いったん京を捨て、尊氏らを京に入れまする。兵糧が尽きたところを包囲し、攻め滅ぼしまする」
後醍醐「(目を伏せて)京を捨てるのか……」
正成「この策が容れられぬとあらば、勝つ術はございませぬ。尊氏どのと和睦なさいませ」
絶句する後醍醐。
N「後醍醐は公家たちを説得し切れず、それでも戦った正成は湊川の戦いで命を落とす」
〇吉野朝廷
病床にありながらも、目を爛々と輝かせている後醍醐(五十二歳)。
N「後醍醐天皇も囚われるが、脱出して吉野に南朝を立てる。対抗して尊氏は光厳天皇を擁立して北朝を立て、南北朝の対立は全国に飛び火した」
後醍醐「たとい吉野の地で倒れようとも、朕の魂は必ずや京都をのぞむ……」
〇鎌倉・浄妙寺
尊氏(四十八歳)と白装束の直義(四十七歳)が会見している。
N「京都に室町幕府を開いた尊氏であったが、後継者を巡り、弟・直義と対立する」
直義「兄上は子供の時から、誰とでも友達になれる方でしたなあ。私はずっと、兄上がうらやましかった……」
尊氏「直義……!」
両者一筋ずつ涙をこぼす。
N「敗北した直義は鎌倉に幽閉され、急死する」
〇戦う両軍
N「南北朝の争いは、半世紀、五十六年間に及んだ」
〇足利義満(三十五歳)
繧繝模様(本来皇族にしか許されない五色の模様)の畳に座る、公家姿の義満。
N「明徳三(一三九二)年に南北朝を合一した、三代将軍足利義満は、応永元(一三九四)年には太政大臣となり、幕府と朝廷を一体のものとして支配する」
〇鹿苑寺(金閣寺)に行幸する後小松天皇(三十二歳)を出迎える、入道姿の義満(五十一歳)
後小松天皇、出迎える義満の姿を見て、屈辱に身を震わせる。
後小松(M)「上皇や法皇に対する礼を、朕に要求するのか……!」
N「公武の権力を義満が独占したことから、以後将軍職を『公方』と呼ぶことになった」
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