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公爵騎士様と一夜を過ごしてしまいました?8※
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「やんっ……う。あっ!」
片足を手に取られ、股間を隠しながら喘ぐ姿は滑稽なものだろう。
呆れられたらと不安になりつつスヴァンテ様の方を見てみたけれど、私を眺めるスヴァンテ様はものすごくご満悦という表情だ。
……この方、趣味がとても変わっている気がしてきたわ。私なんかに好意を持つくらいなのだから、今さらかしら。
「この可愛い素足は……私のものだ」
スヴァンテ様はそう言いながら足裏に口づけをする。ひ、ひぇえええ。毎日逞しく大地を踏みしめている足の裏にそんなことをしないで…!
「これは、私にしか見せないようにしてくれ」
「へ……?」
言葉の意味がわからずに首を傾げると、思いの外真剣な表情でじっと見つめられた。
「返事は?」
「わかりました」
私が返事をすると、スヴァンテ様は私のふくらはぎに軽く口づけてから、
「約束だぞ」
と、見ているだけで蕩けるような笑顔で言った。
「あ……」
彼は私の足をそっと下ろすと、太ももへと手のひらを滑らせる。その手はじわりと上へと進み、淡い茂みが生えた秘めたる場所へたどり着いた。長い指が自身でも滅多に触れない場所に触れ、優しく撫でる。
「え、あ」
そんなところに触れられて混乱していると、身を乗り出したスヴァンテ様に頬に優しく口づけをされた。
「今からなにをするかわかるか?」
「ほかの聖女がご令息とまぐわう場面に遭遇したことがあるので、一応。雰囲気だけは」
……教会にいた頃。見たくもないものを目にすることが、何度かあった。
排泄にしか使わないと思っていた器官同士を触れ合わせる男女をはじめて見た時は、驚きすぎて大きな悲鳴を上げたものである。そして、めちゃくちゃ怒られた。
今考えると、どうして私が怒られなくちゃならなかったんだろうなぁ。
「……それは災難だったな。しかし、知識があると覚悟もしやすいか」
「ちょっと、見ただけですけどね」
実は、思いっきりずぼずぼしているのを見てしまったのだけれど。
そうか、あれをするのか。そして、スヴァンテ様にも……『あれ』がついているのね。
この綺麗な顔の人に、あの醜いものが? うう、急に生々しさが増してきた。
「少女小説や劇などの知識で綺麗な夢を持たれるよりも、説明がしやすい」
それはそうかもしれないなぁ、なんて冷静に考えていると……。
「ひゃんっ!」
スヴァンテ様の指が花びらの奥へと進んだ。すると、くちゅりと濡れた音が立つ。
「や、あ」
自身の体からそんな音が聞こえることが信じられなくて、頬が強い熱を持った。
ああ、そうか。こんなふうに濡れるから、あのような大きなものがずっぽりと入るんだ。
そんな人体の神秘に今さら気づき、少しばかりの感動を覚えてしまう。
指はしばらく蜜口を撫でてから、その奥へと進んだ。そして、気遣うような動きでゆっくりと抜き差しが繰り返された。
「んっ……! ううっ」
……話が違う。
まだ指一本しか挿入されていないのに、異物感がすごい。
あんあん言いながらずぼずぼされていた聖女たちを思い浮かべながら、私は涙目になる。
私も、あんなふうにあんあん言えるようになるんですか? 本当に?
「まだ一本しか挿れていないのだが。……狭いな」
スヴァンテ様も、困ったという顔で眉尻を下げる。
「だって、はじめてですから」
「ああ、そうだな。ゆっくり、じっくりと解そう」
「ゆっくり、じっくり」
恥ずかしいところをスヴァンテ様にじっくり解してもらうなんて、それはそれで恥ずかしい。
「あの、ひと思いにやっていただいても……」
「ダメだ。君を傷つけるつもりはない」
スヴァンテ様はきっぱりと言うと、私の膝裏に手をかけて足を開かせた。
「え、え?」
騎士の力によって私はやすやすと大開脚させられ、恥ずかしい場所がすべて彼の前に晒されることになってしまう。
「……綺麗だな」
スヴァンテ様は秘所をまじまじと見つめながら、しみじみとそう言った。いやいや、そんなところが綺麗なはずがない。
「ス、スヴァンテ様っ……ひゃあっ!」
抗議をしようと口を開いた瞬間。秘部にぬるりとした感触が走った。
……舐められている。スヴァンテ様に、あそこを。
じっくり解すってそういうことですか!?
「待って、待って。スヴァンテさまっ……ああんっ!」
花びらの上の敏感の部分。そこを強めに吸い上げられて、私はびくりと大きく体を跳ねさせた。
今の、なに? 気持ちよすぎる。
「なに、いまの」
「女性が気持ちよくなれる、花芽という部分だよ」
スヴァンテ様はそう言うと、ふたたび花芽を吸い上げる。私は喘ぎ声を漏らしながら、その刺激に身を震わせた。
「私に任せてくれ。君には一切の苦痛を与えたくないんだ」
そんなところで、しゃべらないでほしい。吐息が花びらに触れて、その淡い感覚すら官能を刺激してしまうから。
「や、うう。あっ、ああんっ!」
スヴァンテ様にじっくりとそこを舐められ、私は喘ぎながら身を捩らせた。
どうしようもないくらいに、感じてしまう。快楽に思考が呑まれてしまい、抵抗する気持ちがどんどん萎えていく、
舌は花びらの表面を、内側を、優しく……だけど容赦なく舐め取っていく。
スヴァンテ様の舌に刺激されるたびに蜜壺からは蜜が溢れて、敷布をしとどに濡らしていった。
片足を手に取られ、股間を隠しながら喘ぐ姿は滑稽なものだろう。
呆れられたらと不安になりつつスヴァンテ様の方を見てみたけれど、私を眺めるスヴァンテ様はものすごくご満悦という表情だ。
……この方、趣味がとても変わっている気がしてきたわ。私なんかに好意を持つくらいなのだから、今さらかしら。
「この可愛い素足は……私のものだ」
スヴァンテ様はそう言いながら足裏に口づけをする。ひ、ひぇえええ。毎日逞しく大地を踏みしめている足の裏にそんなことをしないで…!
「これは、私にしか見せないようにしてくれ」
「へ……?」
言葉の意味がわからずに首を傾げると、思いの外真剣な表情でじっと見つめられた。
「返事は?」
「わかりました」
私が返事をすると、スヴァンテ様は私のふくらはぎに軽く口づけてから、
「約束だぞ」
と、見ているだけで蕩けるような笑顔で言った。
「あ……」
彼は私の足をそっと下ろすと、太ももへと手のひらを滑らせる。その手はじわりと上へと進み、淡い茂みが生えた秘めたる場所へたどり着いた。長い指が自身でも滅多に触れない場所に触れ、優しく撫でる。
「え、あ」
そんなところに触れられて混乱していると、身を乗り出したスヴァンテ様に頬に優しく口づけをされた。
「今からなにをするかわかるか?」
「ほかの聖女がご令息とまぐわう場面に遭遇したことがあるので、一応。雰囲気だけは」
……教会にいた頃。見たくもないものを目にすることが、何度かあった。
排泄にしか使わないと思っていた器官同士を触れ合わせる男女をはじめて見た時は、驚きすぎて大きな悲鳴を上げたものである。そして、めちゃくちゃ怒られた。
今考えると、どうして私が怒られなくちゃならなかったんだろうなぁ。
「……それは災難だったな。しかし、知識があると覚悟もしやすいか」
「ちょっと、見ただけですけどね」
実は、思いっきりずぼずぼしているのを見てしまったのだけれど。
そうか、あれをするのか。そして、スヴァンテ様にも……『あれ』がついているのね。
この綺麗な顔の人に、あの醜いものが? うう、急に生々しさが増してきた。
「少女小説や劇などの知識で綺麗な夢を持たれるよりも、説明がしやすい」
それはそうかもしれないなぁ、なんて冷静に考えていると……。
「ひゃんっ!」
スヴァンテ様の指が花びらの奥へと進んだ。すると、くちゅりと濡れた音が立つ。
「や、あ」
自身の体からそんな音が聞こえることが信じられなくて、頬が強い熱を持った。
ああ、そうか。こんなふうに濡れるから、あのような大きなものがずっぽりと入るんだ。
そんな人体の神秘に今さら気づき、少しばかりの感動を覚えてしまう。
指はしばらく蜜口を撫でてから、その奥へと進んだ。そして、気遣うような動きでゆっくりと抜き差しが繰り返された。
「んっ……! ううっ」
……話が違う。
まだ指一本しか挿入されていないのに、異物感がすごい。
あんあん言いながらずぼずぼされていた聖女たちを思い浮かべながら、私は涙目になる。
私も、あんなふうにあんあん言えるようになるんですか? 本当に?
「まだ一本しか挿れていないのだが。……狭いな」
スヴァンテ様も、困ったという顔で眉尻を下げる。
「だって、はじめてですから」
「ああ、そうだな。ゆっくり、じっくりと解そう」
「ゆっくり、じっくり」
恥ずかしいところをスヴァンテ様にじっくり解してもらうなんて、それはそれで恥ずかしい。
「あの、ひと思いにやっていただいても……」
「ダメだ。君を傷つけるつもりはない」
スヴァンテ様はきっぱりと言うと、私の膝裏に手をかけて足を開かせた。
「え、え?」
騎士の力によって私はやすやすと大開脚させられ、恥ずかしい場所がすべて彼の前に晒されることになってしまう。
「……綺麗だな」
スヴァンテ様は秘所をまじまじと見つめながら、しみじみとそう言った。いやいや、そんなところが綺麗なはずがない。
「ス、スヴァンテ様っ……ひゃあっ!」
抗議をしようと口を開いた瞬間。秘部にぬるりとした感触が走った。
……舐められている。スヴァンテ様に、あそこを。
じっくり解すってそういうことですか!?
「待って、待って。スヴァンテさまっ……ああんっ!」
花びらの上の敏感の部分。そこを強めに吸い上げられて、私はびくりと大きく体を跳ねさせた。
今の、なに? 気持ちよすぎる。
「なに、いまの」
「女性が気持ちよくなれる、花芽という部分だよ」
スヴァンテ様はそう言うと、ふたたび花芽を吸い上げる。私は喘ぎ声を漏らしながら、その刺激に身を震わせた。
「私に任せてくれ。君には一切の苦痛を与えたくないんだ」
そんなところで、しゃべらないでほしい。吐息が花びらに触れて、その淡い感覚すら官能を刺激してしまうから。
「や、うう。あっ、ああんっ!」
スヴァンテ様にじっくりとそこを舐められ、私は喘ぎながら身を捩らせた。
どうしようもないくらいに、感じてしまう。快楽に思考が呑まれてしまい、抵抗する気持ちがどんどん萎えていく、
舌は花びらの表面を、内側を、優しく……だけど容赦なく舐め取っていく。
スヴァンテ様の舌に刺激されるたびに蜜壺からは蜜が溢れて、敷布をしとどに濡らしていった。
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