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アルフォンスとの甘い夜2※

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「お仕置き……?」

 その恐ろしい響きにぷるぷると震えながらアルフォンスを見上げると、美しい唇をきゅっと片方上げて妖艶に微笑まれ、心臓がドキリと跳ねた。
 アルフォンスの白い頬に金色の髪がさらりと落ちるのが、その頬に一筋伝う汗までもが、まるで全てが芸術品のように美しくて。
 彼に両足を広げられ、大事なところが丸見えの情けない姿だというのにわたくしは彼に見惚れてしまった。

「そう、悪戯ばかりする悪いビアンカに、お仕置き」

 緑の瞳に妖しい色を灯し、紅い唇を舐めながらアルフォンスが美しい声音で囁く。
 ああ……彼は『妹』ではなく『女性』と向き合う時、こんな顔をするんだ。
 彼の表情にそんなときめきを覚えてしまう。

「痛いのは……嫌よ?」

 覚悟を決めて体を弛緩させると、アルフォンスの瞳が優しげに緩んだ。

「僕の大事な女の子に、そんな事はしないよ? ちょっと辛いくらい……気持ちよくなるだけ」

 そう言うとアルフォンスは、蜜壺に顔を近づけ……ゆるり、とその表面に舌を伸ばして触れた。
 アルフォンスの美しい顔がわたくしの恥ずかしいところにあるという事実に、頭に血が昇り股を閉じようとあがくのだけれど、彼はもちろんそれを許してくれない。

「やっ……アルフォンス、ダメ! そこ、汚いからっ……!」
「大丈夫。ビアンカの体は全部奇麗だから」

 そんなはずないじゃない! と叫ぼうとしたけれど、彼にあそこに吸い付かれ、声は小さな悲鳴に変わる。
 アルフォンスは音を立てながら花弁に何度もキスをし、蜜壺に舌を差し入れては中をぐりぐりとかき回す。

「あるふぉんすっ……やぁあんっ! そこ、やっ、やだぁっ……いやなのぉ……っ」

 出し入れされる舌の刺激が気持ちよくて、体は小刻みに震え快楽に蕩けそうになる。
 だけど蜜壺からとろりと零れる蜜がアルフォンスに音を立てて吸い上げられる恥ずかしさに現実に引き戻されて、イヤイヤと頭を振ってアルフォンスの方を見るけれど彼は行為を止めてくれない。

「あるふぉんす、やだっ……」
「嫌? こんなにここは蜜を垂らしているのに?」

 そう言うとアルフォンスはふっ、と敏感になっている蜜壺に息を吹きかけ、わたくしの体がビクッと跳ねるのを楽しそうに観察する。
 そしてまた秘所に舌を這わせ始めた。

「ふぅぅんっ……あっ……んっ……」

 部屋にはアルフォンスがくちゅくちゅと恥ずかしいところを舐める水音と、わたくしの上げる恥ずかしい声だけが響いていたたまれない気持ちになってしまう。
 アルフォンスは散々蜜壺に舌を出し入れした後に、とうとう花芯へと舌を這わせた。
 最初はチロチロと舌先で舐められ、淡い刺激で弄ばれる。
 そして突然貪るように花芯を強く吸われ、わたくしはその強い刺激に身を大きくくねらせた。

「やっ……ぁあんっ……! あっそこ、やっ……やぁああっ!!」

 何度も何度も花芯を吸われ、花弁を舐められ、蜜壺は舌で溶かされ。
 体は快楽に染まり何も考えられなくなっていく。
 目の前がチカチカして頭の中が真っ白になり『ああ……これがイクってやつなのかしら……?』なんて思う間もなく、アルフォンスにまた秘所を嬲られ快楽の渦に放り込まれる。
 気持ちいい、でも、苦しい。イキすぎて、死んでしまうんじゃないだろうか。

「あるふぉんす、もうむり、むりなのっ……」

 何度懇願してもアルフォンスの動きは止まらなくて。
 じゅるっ、とひと際大きく音を立ててあそこを吸われ何度目かの絶頂を迎え、わたくしの精神は限界に達してしまった。

「やっ……もうむりって……いってるのに……!!」

 瞳にたちまち涙がせり上がり、声を上げて泣いてしまう。
 ぽろぽろと泣き出したわたくしを見て、アルフォンスが焦った顔をして慌てて身を離した。
 そしてそっと優しい力で抱きしめ、頭を何度も撫でてくれる。

「ビアンカ、泣かないで。ああ、ごめんね……」
「……アルフォンスの、ばか……ばかっ……。死んじゃうかと思った……っ」

 ぐすぐすと子供のように泣きながらアルフォンスの胸に顔を擦り付けていると、アルフォンスの『ごめんね』という呟きと共に何度も優しく旋毛にキスをされる。
 その感触にうっとりしていると……。

「ビアンカが辛そうだし、今日はもう止めて……」

 アルフォンスが優しい慈愛に満ちた笑みを浮かべてそんな事を言おうとするから。

「それも嫌ですわ! ちゃんと最後まで、して!!」

 わたくしは思わず必死で彼に縋りついた。ダメだ、わたくしったら本当にダメだ。
 せっかくアルフォンスがやる気になってくれたのに、チャンスをふいにしようとしてしまうなんて。
 というかアルフォンス、貴方長い間我慢していたのだったら、わたくしが泣いたくらいで止めないでもっと強引に野獣のように貪ってよ! わたくしばかりしたいみたいじゃない!
 先ほどまでは無理だの嫌だの言っていたくせに、我儘な事を思ってしまう。
 わたくしはアルフォンスを逃がすまいと鼻息荒く彼のトラウザーズに手をかけた。

「ビ……ビアンカ! 待って、それはまだ早いから!」
「早いって何がですのよ!」
「もっと準備しないと……入らないから。ビアンカに痛い思いはさせたくないからね」

 アルフォンスの言葉にわたくしの顔は真っ赤になった。
 確かに……先ほどトラウザーズ越しに触れたアルフォンスのものは、大きかった。

「えっと……準備って……?」
「……とりあえずは、指で広げさせてもらおうかな」
「……指……」

 思わずじっとアルフォンスの指を見ると、恥ずかしそうに頬を染められる。
 ……とにかく、やってもらわないと始まらないのよね……。
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