221 / 221
第五部 〜First Step〜
第二百十九話
しおりを挟む
コンコン。
アルージェはジェスに教えてもらったスべン団長の執務室の扉をノックする。
ノックの音に間髪いれずにスベン団長の声が聞こえてくる。
「入れ」
「失礼します!」
アルージェは扉を開ける。
スベンは入ってきたアルージェの方へ視線を向ける。
「おっ、アルージェか。体調はどうだ?」
「おかげさまでもうバッチリですよ!」
「それは良かった。若いから回復が早いな」
団長はガハガハと笑いながら話す。
「いやぁ、僕がっていうよりもラーニャさんの回復魔法のお陰ですよ。あれが無かったらきっと今もまだベッドの上で寝転ばされてたと思います」
アルージェは後頭部をさする。
「そうかそうか。それで用件はあれかな?」
スベンが壁に立てかけている二本の剣に視線をやる。
「可変式片手半剣ちゃん!!はぁ、もう離さないよ!」
アルージェは可変式片手半剣へ一目散に近づき抱き付き、刀身に頬をすりすりと擦り付ける。
流石のスベンもアルージェの言動に笑顔が若干引き攣る。
「ありがとうございます!怪我の具合が良くなってきたので、手始めに鍛冶をしようと思ったんですけどね。アイテムボックスをどれだけ探しても可変式片手半剣が入ってなかったので、本当に血の気が引きました」
さっきまでのアルージェは何処に行ったのか、いつものアルージェに戻り団長に頭を下げる。
「お、おう。まぁ、なんだ。アルージェのそばに落ちてたから念のため持ってきたんだ」
「はい!本当ありがとうございます!僕は可変式片手半剣の状態を見ますので!失礼しました!」
アルージェは可変式片手半剣を抱えて颯爽と鍛冶場に戻っていく。
「強いからつい忘れちまうが、あいつ本当に鍛冶屋なんだな」
アルージェの背中を見送り、団長は執務に戻る。
鍛冶場に着いたアルージェは可変式片手半剣を台の上に置き、状態を確認する。
「あれ?思ったより痛んで無いなぁ?無茶苦茶な変形したからすごく痛んでると思ったんだけどなぁ」
細かいところまで確認するが、可変式片手半剣は殆ど痛んでいない。
通常通りの使用感といったところだった。
「あの形態ってまた出来るのかな?」
アルージェは可変式片手半剣を手に取り、意識を集中する。
「可変式片手半剣・参式:闇過剰吸収形態= 隠陽影刃」
アルージェの言葉に呼応して、可変式片手半剣が変形する。
「お?おぉぉぉぉ!まさか、この形状、記憶しちゃった!?ルーネ!ルーネ見て!ほら!」
アルージェは興奮で近くで寝ていたルーネを無理矢理起こす。
ルーネは片目だけ開けて、嬉しそうなアルージェを見てやれやれと立ち上がる。
そして、アルージェが嬉しそうに見せてくる剣を適当にワウワウと相槌を入れて返す。
「まさか、こんな形で可変式片手半剣に新しい形態が増えるなんて想像できなかったよ!鍛冶と付与。なんて奥深いんだ!」
アルージェは楽しそうに可変式片手半剣を掲げる。
「そういえば、団長が使ってた大剣もあるんだった。ん?スベン団長と鎧騎士団長どちらも団長か・・・。ややこしいな。鎧騎士団長って呼ぶかな。さてこれどうしようかな?中に鎧騎士団長の魂が入っている訳だし」
顎に手をやりアルージェは考える。
「鎧騎士団長が使ってた大剣はちょっと別で使いたいんだよなぁ。なら鎧騎士団長の魂はどうしよう?大剣から魂を引き抜くなんて出来るんだろうか?いや、もしも引き抜けたとして器どうしよう?」
アルージェは自分のアイテムボックスを漁り無極流転槍を取りだす。
「ねぇ、ルーネ。この武器ってデータベースみたいに経験を蓄積していくんだけどさ、今はまだかなり受け身なんだよね。実際に使われないと蓄積されないしさ。もしもこの蓄積されていくだけの武器に思考力を加えたらどうなると思う・・・?」
アルージェは、ニヤニヤと子供がする顔ではない笑いを見せて付与魔法、刻印魔法に必要なものをアイテムボックスから取りだす。
ルーネはあぁ、また始まったよと端っこに戻って猫のように丸まり眠りに着く。
案の定、アルージェは鍛冶場と別館を行き来する生活が始まった。
ミスティ達も部屋に戻ってくるようになっただけマシだと思い、特に咎めることはしなかった。
アルージェが必死に新しい武器の試行を重ねている間も刻一刻と聖国では開戦に向けての準備が行われていた。
「ユーキ。これが次の標的だ」
豪華な椅子に座った老人は黒髪黒目の青年に孫を見るような優しい視線を送り、手配書を見せる。
そこには赤髪青目のアルージェの顔が描かれていた。
「聖国が戦争を仕掛ける。おそらく戦場にこやつも出てくるはずじゃ。見つけ出して、仕留めるんじゃ。準備は出来ておるか?」
「あぁ、お前に心配されなくとも準備は出来ている」
ユーキと呼ばれた黒髪の青年は老人を睨みつける。
「おぉ、怖いのぉ。いつまで怒っておるのじゃ。あれはお前の心を楽にするためだと何度も説明しただろう?」
口では怖がっているフリをしているが老人は青年に怯えた様子は全く無い。
ユーキは舌打ちをする。
老人はピクリと眉を動かし、「絞めろ」と呟く。
老人の言葉でユーキの首に巻かれていた首輪がユーキの首を絞める。
「カハッ・・・」
ユーキは首輪に首を絞められて苦しそうに首輪を取ろうと地面に這いつくばり足掻く。
老人は豪華な椅子から立ち上がり、ユーキの方に移動する。
「誰のおかげで今の生活が出来ておるのかしっかりと考えるのじゃ。儂は仕事が出来るやつには優しいが、態度を改めるんじゃぞ?限度があるからのぉ?」
首を締め付けられて苦しそうなユーキを老人が見下ろす。
老人は手配書をユーキの前に落とし、そのまま扉から出ていくと、ユーキの首を絞めていた首輪が緩まる。
ユーキは生きるために必死に空気を吸う。
そして老人が落としていった手配書を見る。
「どう見たってまだ小学生くらいだろ。こんな小さいガキが標的だと?お前らはどれだけ腐ってやがるんだよ!」
ユーキは地面に拳を叩きつける。
アルージェはジェスに教えてもらったスべン団長の執務室の扉をノックする。
ノックの音に間髪いれずにスベン団長の声が聞こえてくる。
「入れ」
「失礼します!」
アルージェは扉を開ける。
スベンは入ってきたアルージェの方へ視線を向ける。
「おっ、アルージェか。体調はどうだ?」
「おかげさまでもうバッチリですよ!」
「それは良かった。若いから回復が早いな」
団長はガハガハと笑いながら話す。
「いやぁ、僕がっていうよりもラーニャさんの回復魔法のお陰ですよ。あれが無かったらきっと今もまだベッドの上で寝転ばされてたと思います」
アルージェは後頭部をさする。
「そうかそうか。それで用件はあれかな?」
スベンが壁に立てかけている二本の剣に視線をやる。
「可変式片手半剣ちゃん!!はぁ、もう離さないよ!」
アルージェは可変式片手半剣へ一目散に近づき抱き付き、刀身に頬をすりすりと擦り付ける。
流石のスベンもアルージェの言動に笑顔が若干引き攣る。
「ありがとうございます!怪我の具合が良くなってきたので、手始めに鍛冶をしようと思ったんですけどね。アイテムボックスをどれだけ探しても可変式片手半剣が入ってなかったので、本当に血の気が引きました」
さっきまでのアルージェは何処に行ったのか、いつものアルージェに戻り団長に頭を下げる。
「お、おう。まぁ、なんだ。アルージェのそばに落ちてたから念のため持ってきたんだ」
「はい!本当ありがとうございます!僕は可変式片手半剣の状態を見ますので!失礼しました!」
アルージェは可変式片手半剣を抱えて颯爽と鍛冶場に戻っていく。
「強いからつい忘れちまうが、あいつ本当に鍛冶屋なんだな」
アルージェの背中を見送り、団長は執務に戻る。
鍛冶場に着いたアルージェは可変式片手半剣を台の上に置き、状態を確認する。
「あれ?思ったより痛んで無いなぁ?無茶苦茶な変形したからすごく痛んでると思ったんだけどなぁ」
細かいところまで確認するが、可変式片手半剣は殆ど痛んでいない。
通常通りの使用感といったところだった。
「あの形態ってまた出来るのかな?」
アルージェは可変式片手半剣を手に取り、意識を集中する。
「可変式片手半剣・参式:闇過剰吸収形態= 隠陽影刃」
アルージェの言葉に呼応して、可変式片手半剣が変形する。
「お?おぉぉぉぉ!まさか、この形状、記憶しちゃった!?ルーネ!ルーネ見て!ほら!」
アルージェは興奮で近くで寝ていたルーネを無理矢理起こす。
ルーネは片目だけ開けて、嬉しそうなアルージェを見てやれやれと立ち上がる。
そして、アルージェが嬉しそうに見せてくる剣を適当にワウワウと相槌を入れて返す。
「まさか、こんな形で可変式片手半剣に新しい形態が増えるなんて想像できなかったよ!鍛冶と付与。なんて奥深いんだ!」
アルージェは楽しそうに可変式片手半剣を掲げる。
「そういえば、団長が使ってた大剣もあるんだった。ん?スベン団長と鎧騎士団長どちらも団長か・・・。ややこしいな。鎧騎士団長って呼ぶかな。さてこれどうしようかな?中に鎧騎士団長の魂が入っている訳だし」
顎に手をやりアルージェは考える。
「鎧騎士団長が使ってた大剣はちょっと別で使いたいんだよなぁ。なら鎧騎士団長の魂はどうしよう?大剣から魂を引き抜くなんて出来るんだろうか?いや、もしも引き抜けたとして器どうしよう?」
アルージェは自分のアイテムボックスを漁り無極流転槍を取りだす。
「ねぇ、ルーネ。この武器ってデータベースみたいに経験を蓄積していくんだけどさ、今はまだかなり受け身なんだよね。実際に使われないと蓄積されないしさ。もしもこの蓄積されていくだけの武器に思考力を加えたらどうなると思う・・・?」
アルージェは、ニヤニヤと子供がする顔ではない笑いを見せて付与魔法、刻印魔法に必要なものをアイテムボックスから取りだす。
ルーネはあぁ、また始まったよと端っこに戻って猫のように丸まり眠りに着く。
案の定、アルージェは鍛冶場と別館を行き来する生活が始まった。
ミスティ達も部屋に戻ってくるようになっただけマシだと思い、特に咎めることはしなかった。
アルージェが必死に新しい武器の試行を重ねている間も刻一刻と聖国では開戦に向けての準備が行われていた。
「ユーキ。これが次の標的だ」
豪華な椅子に座った老人は黒髪黒目の青年に孫を見るような優しい視線を送り、手配書を見せる。
そこには赤髪青目のアルージェの顔が描かれていた。
「聖国が戦争を仕掛ける。おそらく戦場にこやつも出てくるはずじゃ。見つけ出して、仕留めるんじゃ。準備は出来ておるか?」
「あぁ、お前に心配されなくとも準備は出来ている」
ユーキと呼ばれた黒髪の青年は老人を睨みつける。
「おぉ、怖いのぉ。いつまで怒っておるのじゃ。あれはお前の心を楽にするためだと何度も説明しただろう?」
口では怖がっているフリをしているが老人は青年に怯えた様子は全く無い。
ユーキは舌打ちをする。
老人はピクリと眉を動かし、「絞めろ」と呟く。
老人の言葉でユーキの首に巻かれていた首輪がユーキの首を絞める。
「カハッ・・・」
ユーキは首輪に首を絞められて苦しそうに首輪を取ろうと地面に這いつくばり足掻く。
老人は豪華な椅子から立ち上がり、ユーキの方に移動する。
「誰のおかげで今の生活が出来ておるのかしっかりと考えるのじゃ。儂は仕事が出来るやつには優しいが、態度を改めるんじゃぞ?限度があるからのぉ?」
首を締め付けられて苦しそうなユーキを老人が見下ろす。
老人は手配書をユーキの前に落とし、そのまま扉から出ていくと、ユーキの首を絞めていた首輪が緩まる。
ユーキは生きるために必死に空気を吸う。
そして老人が落としていった手配書を見る。
「どう見たってまだ小学生くらいだろ。こんな小さいガキが標的だと?お前らはどれだけ腐ってやがるんだよ!」
ユーキは地面に拳を叩きつける。
2
お気に入りに追加
419
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説

側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
第二部の途中まで読みました。
テンポが良くサクサク読めて楽しめています。
文章もとても読みやすいです。
改修大変だと思いますが頑張ってください。
応援しています。
ありがとうございます!
励みになります!
今後も面白いと思われるような作品にしていきますので、応援よろしくおねがいします!