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第四部 〜止まった時間と動き出す歯車〜
第百七十七話
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二ツールからフォルスタに戻る道中は魔獣も魔物も少しは出たが、みんないつの間にか強くなっていたのでむしろ魔物の取り合いみたいになっていた。
そして四日目の昼前に無事フォルスタに到着。
「みんなお疲れ様。今回はフォルスタが目的ではなく辺境伯邸が目的だからここでは一泊だけにしよう。問題ないかな?」
アインが提案すると皆が頷く。
「よし、なら明日の朝の鐘がなる頃にまた集合にしようか。辺境伯邸へは二ツール側の門から出発になるから間違えないように!それじゃあ一旦解散!」
アインの掛け声で、アイン達とはその場で別れる。
「あー、皆さんは今日何か予定ありますか?」
アルージェがミスティとエマとマイアに確認する。
「いや、特にないな。だが明日出発だから今日は宿でゆっくりと休みたいところだな」
「私もミスティさんに同じ意見です」
「わかりました。僕はギルドにゴブリン討伐依頼の完了を報告しに行きます」
「うむ、分かった。宿は前と同じところで取るつもりだが、空いてない可能性もあるからルーネ。アルージェと一緒に行動してほしい。頼めるか?」
「わう・・・」
どうやらルーネは宿で休むつもりだったみたいだ。
「ルーネちゃん!アルージェ君からシュークリームが好きって聞いたんだけど本当?」
エマががっかりしているルーネに話しかける。
「ワウッ」
ルーネはエマの問いに首を縦に振り答える。
「ふむ、ならアルージェ達と一緒に行っている間に私の方でシュークリームを用意しておくとしよう」
ルーネが素早くミスティに視線を移す。
「ははは、その代わりアルージェを頼むぞ」
「バウッ!」
ルーネはミスティに元気よく返事をして、キビキビとアルージェの隣に移動する。
「あはは、現金だなぁ」
ルーネの転身ぶりにアルージェも面白くなって笑ってしまう。
「あっ、そうだ」
アルージェはルーネに乗ってギルドに向かおうとするが約束を思い出し、ルーネに指示をだして振り返る。
「マイアさんちょっといいですか?前に話してた事、今日いけます?」
「むっ、なんだ私たちを差し置いてマイアとデートか?」
ミスティがギロリとアルージェを睨む。
エマも頬を膨らましながらアルージェを睨む。
「い、いや!違いますよ!ほら秘密結社達のぬいぐるみの話です!」
「お嬢様行ってもよろしいですか?」
「むっ、まぁフォルスタに居るのは今日だけだから仕方ないな。エマと二人だし問題もないだろう」
「おっ、良かった!ならマイアさん後ろに乗ってください!」
アルージェの指示に従い、マイアはアルージェの後ろに座りアルージェの腰に手を回す。
「捕まっててくださいね!」
アルージェがルーネに指示を出して、まずはギルドに向かう。
「むぅ、私だってアルージェの後ろに乗って、腰に手を回してみたいんだがな・・・」
すでにかなり離れた場所にいる二人を見つめながらミスティが呟く。
「ミスティさん、村に居る時ルーネちゃんに乗って迎えに行って一緒に帰ってきてませんでした?」
「うむ、行ったんだがな。何故かその時は私の後ろに座って、アルージェが私の腰に手を回していたよ」
エマは軽く想像してみる。
「でも、言われてみたらミスティさんは前の方が似合っているかもしれないですね・・・。かっこいいし」
「むっ、エマまでそんなこと言うのか。私だってそう言うのに憧れる恋する乙女なんだぞ!」
ミスティは拗ねて、先に宿屋に向かう。
「あぁ、ミスティさん待ってくださいよー!」
駆け足でエマはミスティを追いかける。
アルージェ達はギルドで依頼達成の報告した。
ついでに討伐証明であるゴブリンの右耳を大量に出して、討伐金ももらうことにしたのだが、数が多すぎるので少し待ってほしいと言われた。
「んー、なら今の間にスビア商会の倉庫にいきましょうか」
「かしこまりました」
スビア商会の倉庫について、リリィさんがいつも仕事をしている部屋に向かう。
コンコンとノックをすると部屋から「どうぞ」と返事があったので、アルージェは「失礼します」と部屋に入る。
「アルージェ様!」
リリィが声に気付きスグにアルージェの方へ笑顔で駆け寄ってくる。
だが後ろにメイドがいることに気付き、仕事の時のリリィに切り替わる。
「アルージェ様。またお会い出来て、大変嬉しく思います。それで今回はどのようなご用でしょうか?」
「連絡もなく、いきなり来ちゃってごめんね。えと、まず後ろにいるのがマイアさん。辺境伯様の娘さんのメイドをしているんだ。それでマイアさんが趣味でぬいぐるみを作っているんだけど、実はこのぬいぐるみで起業しようとしているんだって。んでリリィさんとなんか上手く噛み合ったりしてシナジーが起こせないかなと思って」
「なるほど、マイアさん一度その商品を見せていただけますか?」
「かしこまりました」
アイテムボックスから秘密結社達と一緒に作った、秘密結社のぬいぐるみを机に置く。
リリィはぬいぐるみをマジマジと観察する。
「ふむ、触っても?」
「はい、問題ありません」
「物はとても可愛らしいので女児をターゲットにすれば、簡単に売れると思います」
と言われてマイアが喜ぶ。
「ですが、そうですね。どの層をターゲットにするかを考える必要がありますね。例えば貴族様に売るのであれば、今の素材だと少し安っぽく見えてしまうのでなかなか売りにくいです。逆に庶民の方達であれば今の素材で充分です。けどお金になるのは貴族へ売り込み、熱狂的なファンをつけることです。なので商品を分けるのが適切かと考えますね」
「なるほど、つまり層によって商品を分ける必要があるんですね」
リリィがマイアを真剣に話し始める。
「売り方が二つあって平民の間で流行らせて最終的に貴族様に興味を持たせる方法と熱狂的な貴族様のファンをつけて貴族の間でまず流行らせる。その後あの貴族様が使っているらしいと庶民に口コミを広げて売る方法です」
「なるほど・・・。」
「売り方は私に任せて頂けるのであればこちらで全て売り切ります。もしもこうして欲しいなど活動方針があるのであれば、そちらを優先しますが」
「一応、秘密結社の可愛さを世界に伝えるっていう活動方針で活動してます。なので、酷い売り方なんかは遠慮していただきたいです」
マイアは少し恥ずかしそうに活動方針を告げる。
「そこは心配しないでもいいですよ。私も商会を立ち上げて初めての商品で悪評をもらうのは嫌ですから。後は可能な限り、この秘密結社?の設定など教えてもらえませんか?そこから出てくる売り方なんかもあるかもしれませんので」
リリィの言葉を皮切りにマイアが秘密結社達の可愛さを早口で話し始め、気付けば昼下がりになっていた。
「マイアさんのお話を聞いて、大体秘密結社と言うのが何か分かりました。後は今持っている商品の在庫を頂けますか?」
マイアはアイテムボックスからが今持っている在庫を全てリリィに渡し、販売委託の契約を締結した。
「結構ありますね。また無くなったら連絡したいので、こちらを」
リリィが魔道具をマイアに渡す。
これは魔道具の中でも割と主流で伝声機という物らしい。
どうやらどんだけ離れた距離でも、対となっている魔道具を持っていれば話ができるようだ。
「これで近況や、在庫等のお話をさせていただきますね」
「かしこまりました。それでは今回はこれで失礼します。今後ともよろしくお願いいたします」
マイアがリリィに頭を下げる。
「こちらこそ、末長くよろしくお願いします」
リリィも頭を下げる。
二人とも丁寧な口調で話すので、契約の話やらはスムーズに終わった。
秘密結社の説明をしている時が一番長かった気がする。
「リリィさんありがとう。僕たち明日には町から出ていっちゃうから、またしばらく会えなくなるけどまた来きますね」
アルージェはリリィに別れを告げる。
「はい、いつでもお待ちしております。ですが商会を立ち上げる関係でこれからはここにずっと居ることも減ってくると思います。次回いらっしゃる時はマイアさん経由で結構ですので、一言言って頂けると助かります」
「うん、わかった。それじゃあ、そろそろ戻ります。お邪魔しましたー!」
アルージェが背を向けて、扉を開ける。
「あ、アルージェ様!」
「ん?」
リリィの声でアルージェは振り向く。
「あっ、えと、何でも有りません。またお会いできる日を楽しみにしていますね」
「うん、またね!」
リリィは少し名残惜しそうにするが、アルージェはリリィに手を振り部屋から出ていく。
そして四日目の昼前に無事フォルスタに到着。
「みんなお疲れ様。今回はフォルスタが目的ではなく辺境伯邸が目的だからここでは一泊だけにしよう。問題ないかな?」
アインが提案すると皆が頷く。
「よし、なら明日の朝の鐘がなる頃にまた集合にしようか。辺境伯邸へは二ツール側の門から出発になるから間違えないように!それじゃあ一旦解散!」
アインの掛け声で、アイン達とはその場で別れる。
「あー、皆さんは今日何か予定ありますか?」
アルージェがミスティとエマとマイアに確認する。
「いや、特にないな。だが明日出発だから今日は宿でゆっくりと休みたいところだな」
「私もミスティさんに同じ意見です」
「わかりました。僕はギルドにゴブリン討伐依頼の完了を報告しに行きます」
「うむ、分かった。宿は前と同じところで取るつもりだが、空いてない可能性もあるからルーネ。アルージェと一緒に行動してほしい。頼めるか?」
「わう・・・」
どうやらルーネは宿で休むつもりだったみたいだ。
「ルーネちゃん!アルージェ君からシュークリームが好きって聞いたんだけど本当?」
エマががっかりしているルーネに話しかける。
「ワウッ」
ルーネはエマの問いに首を縦に振り答える。
「ふむ、ならアルージェ達と一緒に行っている間に私の方でシュークリームを用意しておくとしよう」
ルーネが素早くミスティに視線を移す。
「ははは、その代わりアルージェを頼むぞ」
「バウッ!」
ルーネはミスティに元気よく返事をして、キビキビとアルージェの隣に移動する。
「あはは、現金だなぁ」
ルーネの転身ぶりにアルージェも面白くなって笑ってしまう。
「あっ、そうだ」
アルージェはルーネに乗ってギルドに向かおうとするが約束を思い出し、ルーネに指示をだして振り返る。
「マイアさんちょっといいですか?前に話してた事、今日いけます?」
「むっ、なんだ私たちを差し置いてマイアとデートか?」
ミスティがギロリとアルージェを睨む。
エマも頬を膨らましながらアルージェを睨む。
「い、いや!違いますよ!ほら秘密結社達のぬいぐるみの話です!」
「お嬢様行ってもよろしいですか?」
「むっ、まぁフォルスタに居るのは今日だけだから仕方ないな。エマと二人だし問題もないだろう」
「おっ、良かった!ならマイアさん後ろに乗ってください!」
アルージェの指示に従い、マイアはアルージェの後ろに座りアルージェの腰に手を回す。
「捕まっててくださいね!」
アルージェがルーネに指示を出して、まずはギルドに向かう。
「むぅ、私だってアルージェの後ろに乗って、腰に手を回してみたいんだがな・・・」
すでにかなり離れた場所にいる二人を見つめながらミスティが呟く。
「ミスティさん、村に居る時ルーネちゃんに乗って迎えに行って一緒に帰ってきてませんでした?」
「うむ、行ったんだがな。何故かその時は私の後ろに座って、アルージェが私の腰に手を回していたよ」
エマは軽く想像してみる。
「でも、言われてみたらミスティさんは前の方が似合っているかもしれないですね・・・。かっこいいし」
「むっ、エマまでそんなこと言うのか。私だってそう言うのに憧れる恋する乙女なんだぞ!」
ミスティは拗ねて、先に宿屋に向かう。
「あぁ、ミスティさん待ってくださいよー!」
駆け足でエマはミスティを追いかける。
アルージェ達はギルドで依頼達成の報告した。
ついでに討伐証明であるゴブリンの右耳を大量に出して、討伐金ももらうことにしたのだが、数が多すぎるので少し待ってほしいと言われた。
「んー、なら今の間にスビア商会の倉庫にいきましょうか」
「かしこまりました」
スビア商会の倉庫について、リリィさんがいつも仕事をしている部屋に向かう。
コンコンとノックをすると部屋から「どうぞ」と返事があったので、アルージェは「失礼します」と部屋に入る。
「アルージェ様!」
リリィが声に気付きスグにアルージェの方へ笑顔で駆け寄ってくる。
だが後ろにメイドがいることに気付き、仕事の時のリリィに切り替わる。
「アルージェ様。またお会い出来て、大変嬉しく思います。それで今回はどのようなご用でしょうか?」
「連絡もなく、いきなり来ちゃってごめんね。えと、まず後ろにいるのがマイアさん。辺境伯様の娘さんのメイドをしているんだ。それでマイアさんが趣味でぬいぐるみを作っているんだけど、実はこのぬいぐるみで起業しようとしているんだって。んでリリィさんとなんか上手く噛み合ったりしてシナジーが起こせないかなと思って」
「なるほど、マイアさん一度その商品を見せていただけますか?」
「かしこまりました」
アイテムボックスから秘密結社達と一緒に作った、秘密結社のぬいぐるみを机に置く。
リリィはぬいぐるみをマジマジと観察する。
「ふむ、触っても?」
「はい、問題ありません」
「物はとても可愛らしいので女児をターゲットにすれば、簡単に売れると思います」
と言われてマイアが喜ぶ。
「ですが、そうですね。どの層をターゲットにするかを考える必要がありますね。例えば貴族様に売るのであれば、今の素材だと少し安っぽく見えてしまうのでなかなか売りにくいです。逆に庶民の方達であれば今の素材で充分です。けどお金になるのは貴族へ売り込み、熱狂的なファンをつけることです。なので商品を分けるのが適切かと考えますね」
「なるほど、つまり層によって商品を分ける必要があるんですね」
リリィがマイアを真剣に話し始める。
「売り方が二つあって平民の間で流行らせて最終的に貴族様に興味を持たせる方法と熱狂的な貴族様のファンをつけて貴族の間でまず流行らせる。その後あの貴族様が使っているらしいと庶民に口コミを広げて売る方法です」
「なるほど・・・。」
「売り方は私に任せて頂けるのであればこちらで全て売り切ります。もしもこうして欲しいなど活動方針があるのであれば、そちらを優先しますが」
「一応、秘密結社の可愛さを世界に伝えるっていう活動方針で活動してます。なので、酷い売り方なんかは遠慮していただきたいです」
マイアは少し恥ずかしそうに活動方針を告げる。
「そこは心配しないでもいいですよ。私も商会を立ち上げて初めての商品で悪評をもらうのは嫌ですから。後は可能な限り、この秘密結社?の設定など教えてもらえませんか?そこから出てくる売り方なんかもあるかもしれませんので」
リリィの言葉を皮切りにマイアが秘密結社達の可愛さを早口で話し始め、気付けば昼下がりになっていた。
「マイアさんのお話を聞いて、大体秘密結社と言うのが何か分かりました。後は今持っている商品の在庫を頂けますか?」
マイアはアイテムボックスからが今持っている在庫を全てリリィに渡し、販売委託の契約を締結した。
「結構ありますね。また無くなったら連絡したいので、こちらを」
リリィが魔道具をマイアに渡す。
これは魔道具の中でも割と主流で伝声機という物らしい。
どうやらどんだけ離れた距離でも、対となっている魔道具を持っていれば話ができるようだ。
「これで近況や、在庫等のお話をさせていただきますね」
「かしこまりました。それでは今回はこれで失礼します。今後ともよろしくお願いいたします」
マイアがリリィに頭を下げる。
「こちらこそ、末長くよろしくお願いします」
リリィも頭を下げる。
二人とも丁寧な口調で話すので、契約の話やらはスムーズに終わった。
秘密結社の説明をしている時が一番長かった気がする。
「リリィさんありがとう。僕たち明日には町から出ていっちゃうから、またしばらく会えなくなるけどまた来きますね」
アルージェはリリィに別れを告げる。
「はい、いつでもお待ちしております。ですが商会を立ち上げる関係でこれからはここにずっと居ることも減ってくると思います。次回いらっしゃる時はマイアさん経由で結構ですので、一言言って頂けると助かります」
「うん、わかった。それじゃあ、そろそろ戻ります。お邪魔しましたー!」
アルージェが背を向けて、扉を開ける。
「あ、アルージェ様!」
「ん?」
リリィの声でアルージェは振り向く。
「あっ、えと、何でも有りません。またお会いできる日を楽しみにしていますね」
「うん、またね!」
リリィは少し名残惜しそうにするが、アルージェはリリィに手を振り部屋から出ていく。
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