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第三部 〜新たな力〜
第百八話
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「色の書については俺にも全貌が見えてない。ただ分かっていることは読むだけでこの世界に革命を起こすことができる程の力を掌中に収めるということだ」
研究机に戻っていく。
「なぜ教授の杖に反応したのでしょうか?」
アルージェは教授に問いかける。
「何故?答えは簡単だ。俺が読み手だからだ」
コルクスは淡々と答える。
「教授が読み手・・・?」
アルージェは神様の言葉を思い出す。
“そうだなぁ、神託を受けたならきっと本気でかかってくるはずだから、
聖国にいる最大戦力である読み手が来るだろうね”
「聖国の読み手!」
アルージェは呟き、咄嗟にアイテムボックスから武器を取り出し構えようとする。
だが、ルーネに「バウッ」と後ろに引っ張られる。
その直後アルージェが居たところへ、横からコルクスから放たれた『空気玉』が通り過ぎる。
ルーネに引っ張られていなければ間違いなく顔に直撃していた。
目の前を過ぎていった『空気玉』は壁に当たり、壁にクレータが出来るほど威力が有った。
『空気玉』は授業の時にも何度か食らわされたが、あんなものとは比べ物にならない程の威力がありそうだった。
ルーネのおかげで『空気玉』を回避できたので、すぐさま武器をアイテムボックスから取り出し構えて、コルクスの方に目線を向ける。
だが、コルクスの周りには既に何百という様々な色の魔法陣が展開されていて、いつでもアルージェとルーネに向けて魔法を放つことが出来る状態だった。
「えっ・・・・?」
アルージェはその圧倒的な光景に理解が追いつかなかった。
だが、この状況は何をしても殺されると認識して抵抗する気も失せて、両手に持った武器を落とし腕をダラン垂らす。
『武装制限』
コルクスが魔法名を告げて、アルージェが武装できないようにする。
その後、コルクスは周りに展開していた魔法陣を消す。
今まで死ぬと思ったことは有ったがその時は全く違う。
抵抗する意思すらも失くすほどの圧倒的な力、抵抗しても意味がないと本能が訴えてくる。
魔法陣が全て消えて、安堵したアルージェの目からは涙が流れていた。
「落ち着け、俺はお前と事を構えるつもりは無い。そもそもお前とは次元が違う。賢いお前ならわかるだろ」
アルージェを落ち着かせるようにコルクスは話す。
「そうですね。今のやりとりだけでも、実力差がはっきりとしました。教授がその気になれば僕なんていつでも殺せる。今の時間だけでも既に何百通りも殺す方法があったんだと」
アルージェは体の震えを抑えながら、何とか答える。
「そうだ。お前など話にもならん。だが聖国の読み手なら勝ち目は有るかもしれないな。最近読み手になったみたいだからな」
コルクスは顎を触りながら聖国の読み手についての情報をアルージェに伝える。
「教授、さっきのは読み手としての力ですか?」
「お前程度の相手に使う訳ないだろ。自惚れるな。だがお前もこれくらいちゃんと練習すれば出来るようになる。俺が教えた新魔法体系ならな」
コルクスは新魔法体系について、かなり自信を持っているようだ。
「あぁそうだ新体系魔法の論文はもう提出したから、人前で好きに魔法使っていいぞ。攻撃魔法の授業にでも出てみろ。お前とそれ以外だと雲泥の差が出来てるはずだ、カレンの苦虫を潰した顔が思い浮かぶな、ハハハっ」
コルクスは上機嫌に話す。
「カレン?カレンってもしかして紫色の髪で、紫色の目をしたカレンさんですか!?」
アルージェはニツールで助けてくれたカレンさんを思い出す。
「あぁ、そうだが?お前授業受けてないのに何で知ってんだ?」
「カレンさんは命の恩人なんです!カレンさんがここの学校も紹介してくれたんですよ!」」
まさかあのカレンさんが教授をしているとは思わず、声が大きくなる。
「あのカレンが命の恩人?そりゃ傑作だ」
コルクスはあり得ないと笑う。
「アイツ、魔法にしか興味ないと思ってたが、人の気持ちも分かるんだな。いい話を聞いた」
コルクスはニヤニヤと何かよくないことを考えている顔をしながら話す。
「カレンの授業受けてみたらいいと思うぜ。まぁお前は付与魔法にしか興味がないようだから、無理強いはしない。だが出来るなら魔法も学べ。知識は武器だ。研ぎ澄ませば、お前の戦いの幅が広がる」
「教授の言うとおりです。僕には知識が足りない。教授が旧体系と仰っている魔法も、そもそも僕は知らないから対応できない」
コルクスの言うことはもっともだ。
先程も武器を取り出そうとせず、魔法で先手を掛けていれば武器を抜く余裕があったかもしれない。
「分かればいい。お前はまだ若い時間はいくらでもある、何事も最短で行こうとせず、少しは回り道をしろ」
「ご助言ありがとうございます」
「あと、お前そろそろ帰れ、俺はまだ研究結果を纏める途中だ」
コルクスは手をシッシッと払う。
考えてみたら、そこそこの時間が経っていた。
「はい!ありがとうございました!」
アルージェはルーネと一緒に教授の部屋を出る。
「ったく、何で俺がガキの子守りなんて」
研究机に戻る途中で、魔力の揺らぎを感じて、揺らぎの方へ視線を移す。
そこには転移魔法で移動してきた学園長が姿を現す。
「あぁ?いつの間に術式破ってんだよ。ふざけんな」
コルクスは声を荒げる。
「フォッフォッフォ、先生が板についてきたようじゃな、コルクスよ」
学園長は何処からかアルージェに教えを説いているところをみていたようだ。
「昔のお主にそっくりじゃろ、アルージェは」
「似てねぇよ!」
「そうかそうか、なら良いが」
「んで、爺さん何か用かよ。術式破った自慢しにきたんじゃねえんだろ」
「少し頼みたいことがあってな。実は聖国の動向を窺ってほしいんじゃ。お主の愛弟子アルージェの為にも」
学園長はワザワザ愛弟子という言葉を強調する。
「愛弟子じゃねぇ!だがまぁ爺さんには借りが有る。それくらいやってやるよ。あいつ本気で聖国狙われてんのか?」
「おや、気になるか?」
学園長はニヤニヤとコルクスを見る。
「うるせぇな、実際どうなんだよ」
「あぁ、間違いなく狙われるじゃろうな。そして読み手と戦いになる。読み手と戦えば、今のアルージェじゃ簡単に殺されてしまうかもしれんの」
学園長はわざとらしく言う
「あいつが簡単に死んだら面白くねぇな、わかった動向探ってやる」
コルクスは杖の石突部をトンと地面を叩き、魔法陣を展開する。
「助かるわい。あと術式じゃがな、許容設定で必要ないものはもっとしっかり閉塞したほうが良いぞ」
「次は絶対転移させねぇ」
そういうと、魔法陣を展開しその場から消える。
「はぁ、相変わらず遊びのない、堅苦しい魔法陣じゃな」
学園長はコルクスの魔法陣を見て嘆息する。
研究机に戻っていく。
「なぜ教授の杖に反応したのでしょうか?」
アルージェは教授に問いかける。
「何故?答えは簡単だ。俺が読み手だからだ」
コルクスは淡々と答える。
「教授が読み手・・・?」
アルージェは神様の言葉を思い出す。
“そうだなぁ、神託を受けたならきっと本気でかかってくるはずだから、
聖国にいる最大戦力である読み手が来るだろうね”
「聖国の読み手!」
アルージェは呟き、咄嗟にアイテムボックスから武器を取り出し構えようとする。
だが、ルーネに「バウッ」と後ろに引っ張られる。
その直後アルージェが居たところへ、横からコルクスから放たれた『空気玉』が通り過ぎる。
ルーネに引っ張られていなければ間違いなく顔に直撃していた。
目の前を過ぎていった『空気玉』は壁に当たり、壁にクレータが出来るほど威力が有った。
『空気玉』は授業の時にも何度か食らわされたが、あんなものとは比べ物にならない程の威力がありそうだった。
ルーネのおかげで『空気玉』を回避できたので、すぐさま武器をアイテムボックスから取り出し構えて、コルクスの方に目線を向ける。
だが、コルクスの周りには既に何百という様々な色の魔法陣が展開されていて、いつでもアルージェとルーネに向けて魔法を放つことが出来る状態だった。
「えっ・・・・?」
アルージェはその圧倒的な光景に理解が追いつかなかった。
だが、この状況は何をしても殺されると認識して抵抗する気も失せて、両手に持った武器を落とし腕をダラン垂らす。
『武装制限』
コルクスが魔法名を告げて、アルージェが武装できないようにする。
その後、コルクスは周りに展開していた魔法陣を消す。
今まで死ぬと思ったことは有ったがその時は全く違う。
抵抗する意思すらも失くすほどの圧倒的な力、抵抗しても意味がないと本能が訴えてくる。
魔法陣が全て消えて、安堵したアルージェの目からは涙が流れていた。
「落ち着け、俺はお前と事を構えるつもりは無い。そもそもお前とは次元が違う。賢いお前ならわかるだろ」
アルージェを落ち着かせるようにコルクスは話す。
「そうですね。今のやりとりだけでも、実力差がはっきりとしました。教授がその気になれば僕なんていつでも殺せる。今の時間だけでも既に何百通りも殺す方法があったんだと」
アルージェは体の震えを抑えながら、何とか答える。
「そうだ。お前など話にもならん。だが聖国の読み手なら勝ち目は有るかもしれないな。最近読み手になったみたいだからな」
コルクスは顎を触りながら聖国の読み手についての情報をアルージェに伝える。
「教授、さっきのは読み手としての力ですか?」
「お前程度の相手に使う訳ないだろ。自惚れるな。だがお前もこれくらいちゃんと練習すれば出来るようになる。俺が教えた新魔法体系ならな」
コルクスは新魔法体系について、かなり自信を持っているようだ。
「あぁそうだ新体系魔法の論文はもう提出したから、人前で好きに魔法使っていいぞ。攻撃魔法の授業にでも出てみろ。お前とそれ以外だと雲泥の差が出来てるはずだ、カレンの苦虫を潰した顔が思い浮かぶな、ハハハっ」
コルクスは上機嫌に話す。
「カレン?カレンってもしかして紫色の髪で、紫色の目をしたカレンさんですか!?」
アルージェはニツールで助けてくれたカレンさんを思い出す。
「あぁ、そうだが?お前授業受けてないのに何で知ってんだ?」
「カレンさんは命の恩人なんです!カレンさんがここの学校も紹介してくれたんですよ!」」
まさかあのカレンさんが教授をしているとは思わず、声が大きくなる。
「あのカレンが命の恩人?そりゃ傑作だ」
コルクスはあり得ないと笑う。
「アイツ、魔法にしか興味ないと思ってたが、人の気持ちも分かるんだな。いい話を聞いた」
コルクスはニヤニヤと何かよくないことを考えている顔をしながら話す。
「カレンの授業受けてみたらいいと思うぜ。まぁお前は付与魔法にしか興味がないようだから、無理強いはしない。だが出来るなら魔法も学べ。知識は武器だ。研ぎ澄ませば、お前の戦いの幅が広がる」
「教授の言うとおりです。僕には知識が足りない。教授が旧体系と仰っている魔法も、そもそも僕は知らないから対応できない」
コルクスの言うことはもっともだ。
先程も武器を取り出そうとせず、魔法で先手を掛けていれば武器を抜く余裕があったかもしれない。
「分かればいい。お前はまだ若い時間はいくらでもある、何事も最短で行こうとせず、少しは回り道をしろ」
「ご助言ありがとうございます」
「あと、お前そろそろ帰れ、俺はまだ研究結果を纏める途中だ」
コルクスは手をシッシッと払う。
考えてみたら、そこそこの時間が経っていた。
「はい!ありがとうございました!」
アルージェはルーネと一緒に教授の部屋を出る。
「ったく、何で俺がガキの子守りなんて」
研究机に戻る途中で、魔力の揺らぎを感じて、揺らぎの方へ視線を移す。
そこには転移魔法で移動してきた学園長が姿を現す。
「あぁ?いつの間に術式破ってんだよ。ふざけんな」
コルクスは声を荒げる。
「フォッフォッフォ、先生が板についてきたようじゃな、コルクスよ」
学園長は何処からかアルージェに教えを説いているところをみていたようだ。
「昔のお主にそっくりじゃろ、アルージェは」
「似てねぇよ!」
「そうかそうか、なら良いが」
「んで、爺さん何か用かよ。術式破った自慢しにきたんじゃねえんだろ」
「少し頼みたいことがあってな。実は聖国の動向を窺ってほしいんじゃ。お主の愛弟子アルージェの為にも」
学園長はワザワザ愛弟子という言葉を強調する。
「愛弟子じゃねぇ!だがまぁ爺さんには借りが有る。それくらいやってやるよ。あいつ本気で聖国狙われてんのか?」
「おや、気になるか?」
学園長はニヤニヤとコルクスを見る。
「うるせぇな、実際どうなんだよ」
「あぁ、間違いなく狙われるじゃろうな。そして読み手と戦いになる。読み手と戦えば、今のアルージェじゃ簡単に殺されてしまうかもしれんの」
学園長はわざとらしく言う
「あいつが簡単に死んだら面白くねぇな、わかった動向探ってやる」
コルクスは杖の石突部をトンと地面を叩き、魔法陣を展開する。
「助かるわい。あと術式じゃがな、許容設定で必要ないものはもっとしっかり閉塞したほうが良いぞ」
「次は絶対転移させねぇ」
そういうと、魔法陣を展開しその場から消える。
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