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第三部 〜新たな力〜
第六十一話
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空いている訓練場に移動すると、
ギルドマスター、ギルド職員が数名と怪我をしたときにすぐに対応できるよう神官が一名が待機していた。
「決闘のルールだが、こんなところでどうだろうか」
辺境伯から提示されたルールは以下の通りだ。
【決闘のルール】
どちらかが負けと認める、もしくは死んでしまった場合死んだ側を負けとする。
武器は自由
判定は公平を期す為にギルドマスターが行う。
【決闘の対価】
辺境伯が勝てば、ミスティとの契約は破棄、ただし王都への同行は認める。
アルージェが勝てば、契約は継続と辺境伯自身にできることならなんでも一つ願いを叶える。
「あまり自覚はないが私はこの辺一帯を治めている貴族なので、
おおよそのことはできると自負している、もちろん金を差し出せというなら君とご家族が一生で稼ぐ程度の金を与えることもできるし、
土地が欲しいというのならこの国の一等地を与えて孫の代まで税金を払わないようすることもできる、貴族になるための後ろ盾になってほしいといわれても対応する予定だ、
位だけで言えば公爵の下でかなり上位に値するからね、それくらい価値があるとわかってほしい」
そういいながら羊皮紙に条件を書き足していく。
「さて、あとは君のサインでこの魔法契約書は完成だ」
そういって契約書をアルージェに渡す。
「文字は読めるか?読めてもギルド職員と一緒に確認するといい、余計なことは書いていない証明が必要だろう」
辺境伯がギルド職員に目配せするとフィーネさんがほかの職員を抑えてすぐに近寄ってくる。
「アル君・・・・」
と呟き心配そうな顔をする、おそらくアルージェがテイマーだと分かっているので、
けがをしてしまったりしないか心配なのだろう。
そんな心配はあるが、一度決めた決闘を止めることはできないので、
「私も一緒に確認しますね」とアルージェの手元にある羊皮紙を借りて、
アルージェと一緒に不利な条件が付きつけられないかだけでも確認する。
全ての項目を問題ないか確認し、
「うん、大丈夫さっき辺境伯様がおっしゃっていた内容と同じよ」
とフィーネが教えてくれたので、サインをする。
「アル君、頑張ってね」
そういってアルージェの頬を優しく撫でてから職員待機場所へ戻っていく。
「サインも済んだみたいだし、戦おう!アルージェ君!」
すでに持ち場に待機していた辺境伯が
左手には柄頭のに宝石がついたパリングダガーと右手にはレイピアを構える。
アルージェは辺境伯の得物を見て、前世で武器について調べていた時のことを思い出す。
レイピアとパリングダガーの組み合わせは、貴族の間ではスタンダードな物だと書いていた。
また一般的な運用方法としては攻防一体の二刀流もしくは、
パリングダガーで受けて、レイピアで攻撃の形だろうと予想を立てる。
アルージェも自分の持ち場につきアイテムボックスから、ブロードソードを取り出し構える。
両者が構えたことを確認するとギルドマスターが少し前に出てきて、決闘の口上を述べる。
「これよりブレイブライン辺境伯様とアルージェによる決闘を執り行う。
両者、主神レムール様の名のもとに己の正義を存分に振るい勝利を収めよ!それでは始め!!」
開始の合図とともにアルージェが辺境伯に接近しようとするが、
アルージェが動くと同時に辺境伯が「炎よ」と呟くと辺境伯の周りに炎の初級魔法「火球」が発動し、アルージェを近づけないよう放たれる。
「なっ!?」
パリングダガーが杖代わりの触媒になっていることを予想できていなかった為、
飛んできた火球に対応できず、直撃して、小規模の爆発で吹き飛ばされる。
少し吹き飛ばされたが、咄嗟の判断でブロードソードを地面に突き刺し吹き飛ばされる距離を緩和するが、辺境伯はさらに複数の「火球」を発動し、すべてアルージェに放つ。
「そう何度も同じようにはいかないよ!」
放たれた「火球」を全て回避して、そのうちの一つに持っていたブロードソードを投げつけてぶつけると、火の玉が小規模の爆発を起こしてその場から消失する。
何かにぶつかれば爆発が起きるとわかったが、近距離では分が悪いと判断し、アイテムボックスからスラ弓と矢を取り出し装備する。
この間にも辺境伯は詠唱をやめず自身の周りに火の玉ストックして、アルージェの動きを邪魔するために小分けに火の玉を放つ。
「魔法ってこんなに発動早いの!?」
衝撃を与えることで火の玉を対処できると分かったアルージェは
辺境伯が放ってくる火の玉すべてに矢を放ち火の玉を無力化する。
その様子を見ていた、辺境伯が拍手をする。
「判断力、未知の現象への対応力、分析力すべてにおいて、私の想像を超えていた!」
そういうと辺境伯レイピアとパリングダガーを構える。
先ほどまでの辺境伯とは雰囲気が変わる。
個室で当てられた殺気とオーラを纏う。
「ここからはもう少し本気で戦うことにしよう」
レイピアを構えた状態でパリングダガーに付いている宝石が光を放ち、火の玉が複数放たれる。
先ほどと同じようにすべての火の玉にスラ弓で矢を放ち対応し、辺境伯の姿を確認しようと視線を向けると既にアルージェの目の前まで移動していた。
「・・・っ!」
判断を誤ったここまで早く移動できるなんて有り得ない、勝手に決めつけて
選択肢として省いていたが、ここはファンタジーの世界。
有り得ないことが当たり前のように有り得てしまうしまう世界だと再認識をする。
だが、考えを改めてもすでに辺境伯が目の前まで移動してきたという事実は変えられない。
辺境伯は移動してきた勢いをそのまま利用しレイピアでの鋭い突きを繰り出す。
スラ弓を持っているアルージェは剣を受けることはできないので、
躱して距離を取ろうとするが、辺境伯はレイピアでの突き、さらにストックしていた火球をアルージェの四方八方から放ち、アルージェが離れないように牽制する。
「さぁ、どうしたアルージェ君、ミスティ達の命を救った君はこの程度の実力か!」
辺境伯から怒涛のラッシュが繰り出される。
弓から剣に持ち替えることができれば対応できなくはないがその隙を与えないように
襲いかかる火球が非常に厄介だ。
一瞬だけでも隙を作ることが出来ればとストックしている火球に目がいく。
すでに出ている火球に衝撃を与えれば、衝撃が起こるはずだ。
そう思い辺境伯からの攻撃を躱しながらスラ弓に矢をつがえ、3回放つ2本は辺境伯に1本は後ろにストックされている火球目掛けて。
「狙いが甘いぞ!」
辺境伯は放たれた矢2本をレイピアで弾く。
1本は明らかに自身から外れていたので、弾かずに無視をする。
アルージェは思わずニヤリと笑う。
アルージェが笑っていることに気付き、もう一本放たれているのかと警戒した直後背後から衝撃が襲う。
「先生直伝の屈折する矢」
辺境伯が見逃した矢は途中から軌道が曲がり辺境伯の背後にストックされていた火球に当たり、連鎖的に爆発が起きてストックしていた火球の大半が消失した。
辺境伯が予期せぬ背後からの衝撃を受けたの確認し、スラ弓を投げ捨てアイテムボックスから、盾とジャベリンを取り出し構えるが、辺境伯はすぐに状況の把握し、残っていた火球を全てアルージェに放つ。
「さすがは辺境伯、不慮の事態への対応も早い、武の人間なんだ」
辺境伯から放たれた火球を躱して避けきれない火球に向けてジャベリンを投げてぶつけると爆発し、周りの火球も連鎖して爆発して大きな衝撃が襲い掛かってくる。
アルージェは盾を構えて衝撃を緩和させるが、爆発に巻き込まれなかった火球が盾に当たり爆発の衝撃に耐えきれず、アルージェは吹き飛ばされてしまう。
慌てて体勢を立て直そうとするが、ここぞとばかりに辺境伯がレイピアで追撃をしようとしているのが見える。
「アルージェ君、まだ若いのに君は本当にすごい、こんなに楽しい戦いは久しぶりだ!でも、ここで終わらさせてもらう!」
このまま辺境伯のレイピアによる追撃を受ければ、間違いなく負ける。
ならば、追撃されるよりも着地に失敗してダメージを受ける方が良いと判断し、アイテムボックスから適当な槍を取り出し辺境伯に向けて投擲する。
辺境伯もその体制から反撃が来ると思っておらず、アルージェが投擲した槍が顔を掠める。
着地に失敗したアルージェはそのまま地面に叩きつけられて肺から息が漏れるが、
すぐに追撃が来ると思い、無理やり起き上がりアイテムボックスからジャベリンを取り出して、さらに辺境伯へ投擲する。
辺境伯は顔を掠めたジャベリンに気を取られていたこともあり、次の手を用意していなかった。
アルージェから追加で投擲されたジャベリンに気づき何とか躱すが、
アルージェはさらにアイテムボックスから手斧、スローイングダガーなどを取り出し投擲しながら近づいてくるアルージェの接近を許す。
接近に成功したアルージェはアイテムボックスからナタを取り出し、
辺境伯に振り下ろすが辺境伯は左手に持っていたパリングダガーで初撃は何とか凌ぐが、
パリングダガーの形状をうまく利用されてアルージェにパリングダガーが弾き飛ばされる。
右手に持っていたレイピアでアルージェの猛攻を防ぐが、重量を生かしたナタでの攻撃を細いレイピアで何度も防げるはずもなくレイピアが折れる。
レイピアが折れたのを確認して、アルージェが攻撃をやめ、ナタをアイテムボックスへとなおす。
辺境伯は折れたレイピアを確認してから地面に落として両手を挙げて、
「私の負けだ」と宣言する。
ギルドマスター、ギルド職員が数名と怪我をしたときにすぐに対応できるよう神官が一名が待機していた。
「決闘のルールだが、こんなところでどうだろうか」
辺境伯から提示されたルールは以下の通りだ。
【決闘のルール】
どちらかが負けと認める、もしくは死んでしまった場合死んだ側を負けとする。
武器は自由
判定は公平を期す為にギルドマスターが行う。
【決闘の対価】
辺境伯が勝てば、ミスティとの契約は破棄、ただし王都への同行は認める。
アルージェが勝てば、契約は継続と辺境伯自身にできることならなんでも一つ願いを叶える。
「あまり自覚はないが私はこの辺一帯を治めている貴族なので、
おおよそのことはできると自負している、もちろん金を差し出せというなら君とご家族が一生で稼ぐ程度の金を与えることもできるし、
土地が欲しいというのならこの国の一等地を与えて孫の代まで税金を払わないようすることもできる、貴族になるための後ろ盾になってほしいといわれても対応する予定だ、
位だけで言えば公爵の下でかなり上位に値するからね、それくらい価値があるとわかってほしい」
そういいながら羊皮紙に条件を書き足していく。
「さて、あとは君のサインでこの魔法契約書は完成だ」
そういって契約書をアルージェに渡す。
「文字は読めるか?読めてもギルド職員と一緒に確認するといい、余計なことは書いていない証明が必要だろう」
辺境伯がギルド職員に目配せするとフィーネさんがほかの職員を抑えてすぐに近寄ってくる。
「アル君・・・・」
と呟き心配そうな顔をする、おそらくアルージェがテイマーだと分かっているので、
けがをしてしまったりしないか心配なのだろう。
そんな心配はあるが、一度決めた決闘を止めることはできないので、
「私も一緒に確認しますね」とアルージェの手元にある羊皮紙を借りて、
アルージェと一緒に不利な条件が付きつけられないかだけでも確認する。
全ての項目を問題ないか確認し、
「うん、大丈夫さっき辺境伯様がおっしゃっていた内容と同じよ」
とフィーネが教えてくれたので、サインをする。
「アル君、頑張ってね」
そういってアルージェの頬を優しく撫でてから職員待機場所へ戻っていく。
「サインも済んだみたいだし、戦おう!アルージェ君!」
すでに持ち場に待機していた辺境伯が
左手には柄頭のに宝石がついたパリングダガーと右手にはレイピアを構える。
アルージェは辺境伯の得物を見て、前世で武器について調べていた時のことを思い出す。
レイピアとパリングダガーの組み合わせは、貴族の間ではスタンダードな物だと書いていた。
また一般的な運用方法としては攻防一体の二刀流もしくは、
パリングダガーで受けて、レイピアで攻撃の形だろうと予想を立てる。
アルージェも自分の持ち場につきアイテムボックスから、ブロードソードを取り出し構える。
両者が構えたことを確認するとギルドマスターが少し前に出てきて、決闘の口上を述べる。
「これよりブレイブライン辺境伯様とアルージェによる決闘を執り行う。
両者、主神レムール様の名のもとに己の正義を存分に振るい勝利を収めよ!それでは始め!!」
開始の合図とともにアルージェが辺境伯に接近しようとするが、
アルージェが動くと同時に辺境伯が「炎よ」と呟くと辺境伯の周りに炎の初級魔法「火球」が発動し、アルージェを近づけないよう放たれる。
「なっ!?」
パリングダガーが杖代わりの触媒になっていることを予想できていなかった為、
飛んできた火球に対応できず、直撃して、小規模の爆発で吹き飛ばされる。
少し吹き飛ばされたが、咄嗟の判断でブロードソードを地面に突き刺し吹き飛ばされる距離を緩和するが、辺境伯はさらに複数の「火球」を発動し、すべてアルージェに放つ。
「そう何度も同じようにはいかないよ!」
放たれた「火球」を全て回避して、そのうちの一つに持っていたブロードソードを投げつけてぶつけると、火の玉が小規模の爆発を起こしてその場から消失する。
何かにぶつかれば爆発が起きるとわかったが、近距離では分が悪いと判断し、アイテムボックスからスラ弓と矢を取り出し装備する。
この間にも辺境伯は詠唱をやめず自身の周りに火の玉ストックして、アルージェの動きを邪魔するために小分けに火の玉を放つ。
「魔法ってこんなに発動早いの!?」
衝撃を与えることで火の玉を対処できると分かったアルージェは
辺境伯が放ってくる火の玉すべてに矢を放ち火の玉を無力化する。
その様子を見ていた、辺境伯が拍手をする。
「判断力、未知の現象への対応力、分析力すべてにおいて、私の想像を超えていた!」
そういうと辺境伯レイピアとパリングダガーを構える。
先ほどまでの辺境伯とは雰囲気が変わる。
個室で当てられた殺気とオーラを纏う。
「ここからはもう少し本気で戦うことにしよう」
レイピアを構えた状態でパリングダガーに付いている宝石が光を放ち、火の玉が複数放たれる。
先ほどと同じようにすべての火の玉にスラ弓で矢を放ち対応し、辺境伯の姿を確認しようと視線を向けると既にアルージェの目の前まで移動していた。
「・・・っ!」
判断を誤ったここまで早く移動できるなんて有り得ない、勝手に決めつけて
選択肢として省いていたが、ここはファンタジーの世界。
有り得ないことが当たり前のように有り得てしまうしまう世界だと再認識をする。
だが、考えを改めてもすでに辺境伯が目の前まで移動してきたという事実は変えられない。
辺境伯は移動してきた勢いをそのまま利用しレイピアでの鋭い突きを繰り出す。
スラ弓を持っているアルージェは剣を受けることはできないので、
躱して距離を取ろうとするが、辺境伯はレイピアでの突き、さらにストックしていた火球をアルージェの四方八方から放ち、アルージェが離れないように牽制する。
「さぁ、どうしたアルージェ君、ミスティ達の命を救った君はこの程度の実力か!」
辺境伯から怒涛のラッシュが繰り出される。
弓から剣に持ち替えることができれば対応できなくはないがその隙を与えないように
襲いかかる火球が非常に厄介だ。
一瞬だけでも隙を作ることが出来ればとストックしている火球に目がいく。
すでに出ている火球に衝撃を与えれば、衝撃が起こるはずだ。
そう思い辺境伯からの攻撃を躱しながらスラ弓に矢をつがえ、3回放つ2本は辺境伯に1本は後ろにストックされている火球目掛けて。
「狙いが甘いぞ!」
辺境伯は放たれた矢2本をレイピアで弾く。
1本は明らかに自身から外れていたので、弾かずに無視をする。
アルージェは思わずニヤリと笑う。
アルージェが笑っていることに気付き、もう一本放たれているのかと警戒した直後背後から衝撃が襲う。
「先生直伝の屈折する矢」
辺境伯が見逃した矢は途中から軌道が曲がり辺境伯の背後にストックされていた火球に当たり、連鎖的に爆発が起きてストックしていた火球の大半が消失した。
辺境伯が予期せぬ背後からの衝撃を受けたの確認し、スラ弓を投げ捨てアイテムボックスから、盾とジャベリンを取り出し構えるが、辺境伯はすぐに状況の把握し、残っていた火球を全てアルージェに放つ。
「さすがは辺境伯、不慮の事態への対応も早い、武の人間なんだ」
辺境伯から放たれた火球を躱して避けきれない火球に向けてジャベリンを投げてぶつけると爆発し、周りの火球も連鎖して爆発して大きな衝撃が襲い掛かってくる。
アルージェは盾を構えて衝撃を緩和させるが、爆発に巻き込まれなかった火球が盾に当たり爆発の衝撃に耐えきれず、アルージェは吹き飛ばされてしまう。
慌てて体勢を立て直そうとするが、ここぞとばかりに辺境伯がレイピアで追撃をしようとしているのが見える。
「アルージェ君、まだ若いのに君は本当にすごい、こんなに楽しい戦いは久しぶりだ!でも、ここで終わらさせてもらう!」
このまま辺境伯のレイピアによる追撃を受ければ、間違いなく負ける。
ならば、追撃されるよりも着地に失敗してダメージを受ける方が良いと判断し、アイテムボックスから適当な槍を取り出し辺境伯に向けて投擲する。
辺境伯もその体制から反撃が来ると思っておらず、アルージェが投擲した槍が顔を掠める。
着地に失敗したアルージェはそのまま地面に叩きつけられて肺から息が漏れるが、
すぐに追撃が来ると思い、無理やり起き上がりアイテムボックスからジャベリンを取り出して、さらに辺境伯へ投擲する。
辺境伯は顔を掠めたジャベリンに気を取られていたこともあり、次の手を用意していなかった。
アルージェから追加で投擲されたジャベリンに気づき何とか躱すが、
アルージェはさらにアイテムボックスから手斧、スローイングダガーなどを取り出し投擲しながら近づいてくるアルージェの接近を許す。
接近に成功したアルージェはアイテムボックスからナタを取り出し、
辺境伯に振り下ろすが辺境伯は左手に持っていたパリングダガーで初撃は何とか凌ぐが、
パリングダガーの形状をうまく利用されてアルージェにパリングダガーが弾き飛ばされる。
右手に持っていたレイピアでアルージェの猛攻を防ぐが、重量を生かしたナタでの攻撃を細いレイピアで何度も防げるはずもなくレイピアが折れる。
レイピアが折れたのを確認して、アルージェが攻撃をやめ、ナタをアイテムボックスへとなおす。
辺境伯は折れたレイピアを確認してから地面に落として両手を挙げて、
「私の負けだ」と宣言する。
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