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第二部 〜未知との遭遇〜
第三十話
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気が付くと、辺り一面、白一色の場所にいた。
あまりにも不自然な場所だったので、なんだ夢かと考えていたが、
改めて辺りを見渡すと壁、床等は白で、机も椅子も白、なんとその他置かれている家具も全部白だ。
長時間ここにいるとなんだかおかしくなりそうな場所だなぁと思いながらキョロキョロとしていると、
「やぁ! 久しぶりだね! ずっと会いたかったよ!」
と言われ声のする方に振り向くと、
空のような青い瞳を持った、猫っ毛の金髪で、
自分と大して年齢の変わらないような少年がいた。
「こ、こんにちは」と
勢いに圧を感じて、若干引き気味に答える。
「10年も待ったんだよ10年! いやぁ長かったなぁ!ん?よく考えたそうでもないかな」
どうやら彼は僕のことを知っているらしい、でも10年は言い過ぎだと思う僕が生まれた時から知っているのに、
彼は僕と同じ年くらいにしか見えないしと考え事をしていると、
目の前の少年が「ちょっと話聞いてる!?」と頬を膨らませてこちらを見ていた。
「あっ、ごめん! なんか白一色ですごく珍しいから気になって」と答えると、
「ふーん、幸太郎が前来た時と変わってないけどなぁ」と呟いていた。
「まぁいいや! それよりも幸太郎!また面白い話してよ!」と話を振ってきた。
内心では「幸太郎じゃなくてアルージェだよ」と思ってはいたが、
何故か否定することは出来なかった。
「面白い話ねぇ」と少し考えてから、あまり思い浮かばかったので、
とりあえず生まれてから、経験した楽しかったことを話し始めると金髪の少年も「おぉ!待ってました!」と
割と乗り気で話を聞き始めた。
------------------------------
「んで、そいつがめちゃくちゃ煽ってくるからさ酒の飲み比べやったらもう飲めなくなったのか「うぷっ」って言いながら倒れ込んだんだよ、
本当に「うぷっ」っていう奴いるんだなぁって思ってさー」
と誕生日にサイラスと飲み比べした時のことを話していた。
「うぷっ っていう人ほんとにいるんだねぇ、幸太郎が言ってた漫画とかアニメでしか見たことないや プププ」
と金髪の少年は口を手で押さえて笑っていた。
漫画、アニメという言葉は分からなかったが、楽しんでくれていることは分かった。
「うわっ! ちょっと待って! いっぱい話してもらったのに飲み物も食べ物も出してない!? ごめんー すぐに用意するね!」
そういうとどこからともなく机を出してきて、どこからともなくテーブルクロスを出して、綺麗に敷いて、その上に飲み物と食べ物が出てきた。
「幸太郎は前と同じの飲み物でいいー? まぁ他のもの言われてもないけどねぇ」
そういうとそそくさと飲み物を作り始めた。
何処からともなく出てくる素材が見たことないものばかりで大丈夫かと思ったが、「はい!どうぞー!」と言われて出てきたものは案の定普通の飲み物ではなくキラキラと七色に光る飲み物である。
「あ、ありがとう」と受け取ったのはいいが、
これ本当に飲めるのかと疑問に思い、まずは匂いを嗅いだが、匂いは思っていたよりフルーティで第一関門は突破だ。
次に少しだけ口に含む為、器を傾けて、口の中に液体を流し込む。
思っていたよりドロッとしていたが、口に含んでみると匂い通りの味がして、「えっ、すごくおいしいと」感想を言って、そのまま飲み干した。
その姿を見ながら少年は「おぉ、いい飲みっぷりだねぇ」と感動していた。
全てを飲み干した後、少年の方を見ると、ニヤニヤとしてアルージェを見ていた。
その表情をみてアルージェは気付いた、これは騙されたと
気付いた時にはすでに遅く、頭がズキズキと痛み始めて、だんだんと痛みが強くなっていく。
しまいに呼吸しても頭が痛くなり、初めは「グギギギ」なんて声が出ていたが、
声も出なくなっていた。
どれくらいの時間痛みが続いたかわからない。
非常に長く続いていたかもしれないし、あっという間だったかもしれない。
段々と痛みが引いてきて、話せるようになってきた。
「本当に死んだかと思った」
というと少年はプッと口から空気を噴き出して、そのままお腹を抱えて笑い始めた。
死にかけたのに何が面白いのかと思ったが、
”今まで”のこと全てが頭の中を駆け抜けていった。
「日本、高校生、VRゲーム、田中幸太郎、トラック、事故」
頭に思い浮かぶ言葉を紡ぎ最後に
「異世界転生」
そういうと、少年が「よく出来ました」と笑顔でこちらを見ていた。
「俺は幸太郎?アルージェ?」
田中幸太郎の記憶があるが、アルージェの記憶も消えていなかった。
「思い出せてよかったよぉ あのまま衝撃に耐えられずに廃人になるかもと思ってたけどいらぬ心配だったね!」
その言葉を聞いて、腕を抱えるポーズをしてブルブルと震えながら、本当にそうならなくてよかったと思った。
「あれ? 寒い? 空調切れたかな?」
といって少年は床を操作して、自身を天井の高さまで床を上げて天井の空調を見始める。
「いや、違うんだ、気にしないでくれ」
とため息をつきながら答えると少年は「ふーん、ならいいか」といって
また、床を操作して、アルージェと同じ目線に戻る。
「それで君は幸太郎とアルージェどっちで呼ばれたいー?」
軽くそんなことを聞いてくる。
「そうだなぁ、田中幸太郎はあの時死んでるし、アルージェの方がいいかな」
自分の中ではアルージェの方が愛着もあるし、新しい記憶なのでアルージェの方が強い。
「そっかー、んでアルージェは全部思い出せた?」
「あぁ、恐らく全部思い出せたよ、飲み物が欲しくなる位話をさせて、
よくわからない飲み物飲まされたところまでバッチリだわ」
そういって少年をジーッと見ると少年は「ごめんごめん!でもすごくいい、いたずらじゃない?」とニコニコしながら話す。
その姿を見てそういえば初めて会った時も、仲のいい神様に子ども扱いされた腹いせに記憶の初期化をしないで、送りつけるとか言って喜んでたことを思い出した。
「そんなことよりさ! ほら! 今度こそお菓子とジュース飲もうよ!ね?」
人が廃人になっていたかもしれないことをそんなことで済ませていいのかは疑問だが、先程貰った飲み物の件があったので、ジトーッと少年を見つめると、「いや! 今度は本当に大丈夫だから! 絶対! 命かけるから!」
と言われたので食べることにした。
「ほらこれは?」
おすすめを進めてきた後に「こっちはどう?」「これもおいしいんだよ!」
ともう食べられないくらい食べているのにどんどんと新しいものを出してくる。
なんかこういうの前に体験したなぁと考えていたが、ピンときた。
「なんか孫をかわいがる祖父母みたいだな」というと、少年は
ガーンッとショックを受けて
「どうせ僕なんて君より何万年も歳を重ねた老神ですよぉ」
と拗ね始めた。
「何拗ねてるんだよ! そういう意味じゃないから!」
とフォローを入れる。
なんだか10年前に一度話しただけなのに、
気心の知れた友人と話しているそんな感覚だった。
「そうだ!アルージェになってからの話続けてよ!」
「さっきまでふてくされていた癖に切り替え早いなぁ」と呟いてから
生まれてから今まであったことを話すことにした。
初めは鍛冶をやり始めたこととかを話していたが、生い立ちを話すと必然的に出てくるのが、幼馴染シェリーの話だった。
シェリーの事を話すたびにシェリーが恋しくなり、それと同時に悲しみがこみ上げてきて、声が震える。
その様子を見て、少年が話を始める。
「実は今まで話してくれてたこと全部ここから見てたんだよねぇ、バラエティ番組見ながら仕事してる感じで、人間でもやる人いるでしょ? あんな感じで、まぁそこはどうでもいいとして、シェリーって子がいなくなったのを見た時からずーっと探してるんだけどね、その子の魂ここでみてないんだよねぇ、
魂の初期化は僕の権能だからさ、見過ごすはずがないしー」
と言って、「まぁこの意味は自分でしっかり考えてよ!」と締めくくる。
考えられる答えは一つしかなかった。
「それは・・・・・・」
答えを求めて言葉を発しようとするが、
少年はアルージェの口元に人差し指を当てて、「今日はここまでね」と言われた途端、意識が遠のく感覚がした。
笑顔で手を振る少年の姿を最後に意識が途絶えた。
アルージェがいなくなったことを確認すると
「こんだけしか言ってなくても一人の人間を贔屓するなって、全能神にまた怒られちゃうんだけどねぇほんと考えが堅いよー」
といって深いため息をつく
「あとほんとはここにある食べ物とか飲み物も上げちゃダメなんだし、
何より記憶を一時的に消しただけで転生させちゃった時点でめちゃくちゃ怒られるんだろうけど仕事には息抜きも必要だよねー」とヘラヘラ笑う。
「さーて、お仕事にもーどろっと」
と体を翻し、椅子に座りテーブルに置いてある機器を触り始める。
あまりにも不自然な場所だったので、なんだ夢かと考えていたが、
改めて辺りを見渡すと壁、床等は白で、机も椅子も白、なんとその他置かれている家具も全部白だ。
長時間ここにいるとなんだかおかしくなりそうな場所だなぁと思いながらキョロキョロとしていると、
「やぁ! 久しぶりだね! ずっと会いたかったよ!」
と言われ声のする方に振り向くと、
空のような青い瞳を持った、猫っ毛の金髪で、
自分と大して年齢の変わらないような少年がいた。
「こ、こんにちは」と
勢いに圧を感じて、若干引き気味に答える。
「10年も待ったんだよ10年! いやぁ長かったなぁ!ん?よく考えたそうでもないかな」
どうやら彼は僕のことを知っているらしい、でも10年は言い過ぎだと思う僕が生まれた時から知っているのに、
彼は僕と同じ年くらいにしか見えないしと考え事をしていると、
目の前の少年が「ちょっと話聞いてる!?」と頬を膨らませてこちらを見ていた。
「あっ、ごめん! なんか白一色ですごく珍しいから気になって」と答えると、
「ふーん、幸太郎が前来た時と変わってないけどなぁ」と呟いていた。
「まぁいいや! それよりも幸太郎!また面白い話してよ!」と話を振ってきた。
内心では「幸太郎じゃなくてアルージェだよ」と思ってはいたが、
何故か否定することは出来なかった。
「面白い話ねぇ」と少し考えてから、あまり思い浮かばかったので、
とりあえず生まれてから、経験した楽しかったことを話し始めると金髪の少年も「おぉ!待ってました!」と
割と乗り気で話を聞き始めた。
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「んで、そいつがめちゃくちゃ煽ってくるからさ酒の飲み比べやったらもう飲めなくなったのか「うぷっ」って言いながら倒れ込んだんだよ、
本当に「うぷっ」っていう奴いるんだなぁって思ってさー」
と誕生日にサイラスと飲み比べした時のことを話していた。
「うぷっ っていう人ほんとにいるんだねぇ、幸太郎が言ってた漫画とかアニメでしか見たことないや プププ」
と金髪の少年は口を手で押さえて笑っていた。
漫画、アニメという言葉は分からなかったが、楽しんでくれていることは分かった。
「うわっ! ちょっと待って! いっぱい話してもらったのに飲み物も食べ物も出してない!? ごめんー すぐに用意するね!」
そういうとどこからともなく机を出してきて、どこからともなくテーブルクロスを出して、綺麗に敷いて、その上に飲み物と食べ物が出てきた。
「幸太郎は前と同じの飲み物でいいー? まぁ他のもの言われてもないけどねぇ」
そういうとそそくさと飲み物を作り始めた。
何処からともなく出てくる素材が見たことないものばかりで大丈夫かと思ったが、「はい!どうぞー!」と言われて出てきたものは案の定普通の飲み物ではなくキラキラと七色に光る飲み物である。
「あ、ありがとう」と受け取ったのはいいが、
これ本当に飲めるのかと疑問に思い、まずは匂いを嗅いだが、匂いは思っていたよりフルーティで第一関門は突破だ。
次に少しだけ口に含む為、器を傾けて、口の中に液体を流し込む。
思っていたよりドロッとしていたが、口に含んでみると匂い通りの味がして、「えっ、すごくおいしいと」感想を言って、そのまま飲み干した。
その姿を見ながら少年は「おぉ、いい飲みっぷりだねぇ」と感動していた。
全てを飲み干した後、少年の方を見ると、ニヤニヤとしてアルージェを見ていた。
その表情をみてアルージェは気付いた、これは騙されたと
気付いた時にはすでに遅く、頭がズキズキと痛み始めて、だんだんと痛みが強くなっていく。
しまいに呼吸しても頭が痛くなり、初めは「グギギギ」なんて声が出ていたが、
声も出なくなっていた。
どれくらいの時間痛みが続いたかわからない。
非常に長く続いていたかもしれないし、あっという間だったかもしれない。
段々と痛みが引いてきて、話せるようになってきた。
「本当に死んだかと思った」
というと少年はプッと口から空気を噴き出して、そのままお腹を抱えて笑い始めた。
死にかけたのに何が面白いのかと思ったが、
”今まで”のこと全てが頭の中を駆け抜けていった。
「日本、高校生、VRゲーム、田中幸太郎、トラック、事故」
頭に思い浮かぶ言葉を紡ぎ最後に
「異世界転生」
そういうと、少年が「よく出来ました」と笑顔でこちらを見ていた。
「俺は幸太郎?アルージェ?」
田中幸太郎の記憶があるが、アルージェの記憶も消えていなかった。
「思い出せてよかったよぉ あのまま衝撃に耐えられずに廃人になるかもと思ってたけどいらぬ心配だったね!」
その言葉を聞いて、腕を抱えるポーズをしてブルブルと震えながら、本当にそうならなくてよかったと思った。
「あれ? 寒い? 空調切れたかな?」
といって少年は床を操作して、自身を天井の高さまで床を上げて天井の空調を見始める。
「いや、違うんだ、気にしないでくれ」
とため息をつきながら答えると少年は「ふーん、ならいいか」といって
また、床を操作して、アルージェと同じ目線に戻る。
「それで君は幸太郎とアルージェどっちで呼ばれたいー?」
軽くそんなことを聞いてくる。
「そうだなぁ、田中幸太郎はあの時死んでるし、アルージェの方がいいかな」
自分の中ではアルージェの方が愛着もあるし、新しい記憶なのでアルージェの方が強い。
「そっかー、んでアルージェは全部思い出せた?」
「あぁ、恐らく全部思い出せたよ、飲み物が欲しくなる位話をさせて、
よくわからない飲み物飲まされたところまでバッチリだわ」
そういって少年をジーッと見ると少年は「ごめんごめん!でもすごくいい、いたずらじゃない?」とニコニコしながら話す。
その姿を見てそういえば初めて会った時も、仲のいい神様に子ども扱いされた腹いせに記憶の初期化をしないで、送りつけるとか言って喜んでたことを思い出した。
「そんなことよりさ! ほら! 今度こそお菓子とジュース飲もうよ!ね?」
人が廃人になっていたかもしれないことをそんなことで済ませていいのかは疑問だが、先程貰った飲み物の件があったので、ジトーッと少年を見つめると、「いや! 今度は本当に大丈夫だから! 絶対! 命かけるから!」
と言われたので食べることにした。
「ほらこれは?」
おすすめを進めてきた後に「こっちはどう?」「これもおいしいんだよ!」
ともう食べられないくらい食べているのにどんどんと新しいものを出してくる。
なんかこういうの前に体験したなぁと考えていたが、ピンときた。
「なんか孫をかわいがる祖父母みたいだな」というと、少年は
ガーンッとショックを受けて
「どうせ僕なんて君より何万年も歳を重ねた老神ですよぉ」
と拗ね始めた。
「何拗ねてるんだよ! そういう意味じゃないから!」
とフォローを入れる。
なんだか10年前に一度話しただけなのに、
気心の知れた友人と話しているそんな感覚だった。
「そうだ!アルージェになってからの話続けてよ!」
「さっきまでふてくされていた癖に切り替え早いなぁ」と呟いてから
生まれてから今まであったことを話すことにした。
初めは鍛冶をやり始めたこととかを話していたが、生い立ちを話すと必然的に出てくるのが、幼馴染シェリーの話だった。
シェリーの事を話すたびにシェリーが恋しくなり、それと同時に悲しみがこみ上げてきて、声が震える。
その様子を見て、少年が話を始める。
「実は今まで話してくれてたこと全部ここから見てたんだよねぇ、バラエティ番組見ながら仕事してる感じで、人間でもやる人いるでしょ? あんな感じで、まぁそこはどうでもいいとして、シェリーって子がいなくなったのを見た時からずーっと探してるんだけどね、その子の魂ここでみてないんだよねぇ、
魂の初期化は僕の権能だからさ、見過ごすはずがないしー」
と言って、「まぁこの意味は自分でしっかり考えてよ!」と締めくくる。
考えられる答えは一つしかなかった。
「それは・・・・・・」
答えを求めて言葉を発しようとするが、
少年はアルージェの口元に人差し指を当てて、「今日はここまでね」と言われた途端、意識が遠のく感覚がした。
笑顔で手を振る少年の姿を最後に意識が途絶えた。
アルージェがいなくなったことを確認すると
「こんだけしか言ってなくても一人の人間を贔屓するなって、全能神にまた怒られちゃうんだけどねぇほんと考えが堅いよー」
といって深いため息をつく
「あとほんとはここにある食べ物とか飲み物も上げちゃダメなんだし、
何より記憶を一時的に消しただけで転生させちゃった時点でめちゃくちゃ怒られるんだろうけど仕事には息抜きも必要だよねー」とヘラヘラ笑う。
「さーて、お仕事にもーどろっと」
と体を翻し、椅子に座りテーブルに置いてある機器を触り始める。
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