天穹は青く

梅林 冬実

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果て

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「パパ活していることを僕に知られて口止めしたかったのか、僕にナイフを向けた。正す僕に豪い剣幕で毒を吐き自身を傷付けようとするから止めた。僕に怪我を負わされたことにしたかったようだ」
身に覚えのない話は一瞬にして、身の回りにいる大人全てに伝わっていて、ユカがそれに気付いたときにはどうすることもできなくなっていた。叔父はユカの想像を遥か超える社会的信用を得ていたのだ。
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