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たっくん
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母親の実弟がユカの体に触れたのはユカが7歳の頃だった。小学生になったばかりのユカに
「すっかりお姉ちゃんになったねぇ」
と相好を崩す叔父に、ユカはすっかり気を許していた。一緒にお風呂に入ろうと提案されたときにも抵抗を覚えなかったし、母親と違って料理が上手く温かい風呂に入れてくれ、一緒に遊んだり本を読んでくれたり、可愛いパジャマを準備してくれている叔父を、ユカは心から慕っていた。
「そろそろ寝ようか」
と微笑まれたところで疑うはずもなく、「うん」と元気に返事をして叔父の腕枕で休もうとした。叔父が伸ばした左腕に頭をくっつけ目を閉じる。暫くして叔父の右手がパジャマの上をなぞるのも
「くすぐったいよ」
と笑っていた。叔父も笑っているように見えた。右手がパジャマの中に滑り込み、ユカの胸元や臀部や太腿の付け根を撫で回すのは少し不気味に感じたけれど、何せ普段は優しい人だったし、痛いわけでもなかったから一応
「やめて」
とは言ったものの、一向に止める様子のない叔父に結局されるがまま、一夜を過ごした。
「すっかりお姉ちゃんになったねぇ」
と相好を崩す叔父に、ユカはすっかり気を許していた。一緒にお風呂に入ろうと提案されたときにも抵抗を覚えなかったし、母親と違って料理が上手く温かい風呂に入れてくれ、一緒に遊んだり本を読んでくれたり、可愛いパジャマを準備してくれている叔父を、ユカは心から慕っていた。
「そろそろ寝ようか」
と微笑まれたところで疑うはずもなく、「うん」と元気に返事をして叔父の腕枕で休もうとした。叔父が伸ばした左腕に頭をくっつけ目を閉じる。暫くして叔父の右手がパジャマの上をなぞるのも
「くすぐったいよ」
と笑っていた。叔父も笑っているように見えた。右手がパジャマの中に滑り込み、ユカの胸元や臀部や太腿の付け根を撫で回すのは少し不気味に感じたけれど、何せ普段は優しい人だったし、痛いわけでもなかったから一応
「やめて」
とは言ったものの、一向に止める様子のない叔父に結局されるがまま、一夜を過ごした。
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