3 / 92
問1 パターンを解明せよ
問1-2
しおりを挟む
「ほざけ」
みずちの笑えない冗談に冷たく返す。
俺はゆっくり歩みを進めて電波塔の足元に立った。
古ぼけて電線もつながっていない忘れられた電波塔から、その朽ちた雰囲気とは真逆の明るい声が響く。
「あ、やっぱさっきのここからってバレた? あ、いいよ答えなくて。顔でわかるから」
中段、地上から4メートルほどの高さでみずちは足をぷらぷらさせながら座っていた。
彼女のゲームアバターはスマートなスタイルで切れ長の目に腰まで垂れたロングヘアーの戦乙女。トレードマークの燃えるような赤い髪は、彼女の性格と嗜好を見事に表している。
「わかっていただけたようで。じゃ、いくぞー」
俺は「じゃ」のあたりで指をピストルの形にして引き金を引くようなそぶりをする。
そのアクションをトリガーに、「いくぞー」と言うころには指先から高速で尾を引く水流が撃ち出されていた。
会話をしながらウィンドウ上でこっそり操作してアクティブ化させていた【涙の散弾】だ。
姑息? 戦略と言ってくれ。
【涙の散弾】は一本の太い水流からすぐに無数の水滴に分散し、一滴一滴にダメージ判定のある極小の弾丸となり目標に襲いかかる……はずだったのだが、突如現れた鉄壁にことごとく弾かれてしまった。
「あんっ?」
間抜けな声が漏れてしまった。
頭上に現れた巨大な鉄壁は、鉄塔の半ば――彼女の足元から地表と水平に生えていた。
「いつも食らってりゃ私も学習します……よっ! っと」
頭上に現れた壁は、シャキン! という甲高い音とともに、段々と大きく……いや、これ落ちてきてるぞ!
「ゲェーッ!!」
ヒキガエルのものまねではない。俺の叫び声だ。
いや、あと数瞬飛び退くのが遅ければかわいい我が身は潰れたヒキガエルのものまねと化すところだった。
四つん這いで無様に転がる俺に、次々と無慈悲な攻撃が飛んでくる。
ごろごろと転がりながら避ける、避ける、食らう。食らう。食らう。
「ちょいやっ! えいやっ! そぉいっ!」
無駄にかわいいボイスを発しながらみずちが撃ち続けているのはバスケットボールサイズの火球。一発一発がそこそこ高いダメージで、しかも延焼でフィールドにもダメージ判定を作り出す【燃え上がる愛】だ。ふざけた名前とは裏腹にハート型で直線的に飛ぶ火球は近・中距離でオールマイティに使えるので愛用するプレイヤーも多いスタンダードなバレットカードだ。
欠点は、フィールドに燃えうつった炎には使用者自身にもダメージ判定があるところか。自分も相手も燃やし尽くす攻撃が「愛」とは皮肉なものだ。
俺は頭頂部を燃やしながらしばし愛について考えたが、このままでは状況は好転しないのですばやく体勢を立て直し、即座にかまいたちのような小さな烈風を飛ばす【すきま風】で反撃する。
だがその攻撃は軽く横にステップされ避けられてしまった。
「もうちょっと寝てていいよ。その間に火の海作っとくから」
へらへら笑う彼女を正面に見据える。
萌える乙女、否、燃える鬼神のあだ名は伊達じゃない。なぜ鬼神と書いておとめと読むのかと問いただした事があるのだが、彼女は「訂正させた」とポツリと言ったきり口をつぐんでしまった。怖くてそれ以降その件に触れたことはない。
アバター名の「火香」っていうのもどっかの火の女神の名前だそうだ。頭はからっぽなように見えて意外と徹底しているところが彼女らしい。
「燃え死ぬ前に、俺にはやりたいことがあるんでね」
俺はそう答えるとその場で跳躍し、【空中跳躍】でさらに高く。手札でもう1枚控えていた【涙の散弾】を頭上に打つ。
【涙の散弾】は副次効果で火のフィールド効果を打ち消すこともできる。自らの身体と周囲に広がっていた火はみるみるうちに消えていく。だが、無防備に空中に跳んだ俺を黙って見ている彼女ではない。
「ばーんっ!」
5つの星を相手に堕とす【フォーリンスター】だ。星はデフォルメされた形ではなく、表面に凸凹と小さなクレーターがあるリアルな隕石なのが小憎たらしい。
レイルドスターに連なる「スターシリーズ」のバレットカード版で、特徴は5つの星がすべて対象者に向かって墜落していく……つまり追尾機能付きの鬼畜性能なこと。しかも着弾と同時に爆発するおまけ付きである。
これは障害物がなく身動きも取れない空中では完全な詰みになりうるチョイスをされてしまったが、このカードが撃たれることは予測済みだ。
【フォーリンスター】の弱点は弾速が遅く、迎撃も可能であること。
つまり――。
「はたき落としてしまえばどうということはない」
【我力の叩き伏せ】
俺の振り下ろす手と連動して空中に浮かび上がる大きな仮想の手のひらに叩き落とされた星々は、彼女の頭上に逆襲のごとく墜落……はせずにすべて爆散する。
噴き上がる爆炎に煽られながらもなんとか無事に着地すると、鬼神が炎の中からぬっと現れた。
「やるじゃん」
彼女は黒煙と炎にまとわれながら、全くその背景に似合わぬ明るい笑顔でニカッと歯を見せて笑った。
みずちの笑えない冗談に冷たく返す。
俺はゆっくり歩みを進めて電波塔の足元に立った。
古ぼけて電線もつながっていない忘れられた電波塔から、その朽ちた雰囲気とは真逆の明るい声が響く。
「あ、やっぱさっきのここからってバレた? あ、いいよ答えなくて。顔でわかるから」
中段、地上から4メートルほどの高さでみずちは足をぷらぷらさせながら座っていた。
彼女のゲームアバターはスマートなスタイルで切れ長の目に腰まで垂れたロングヘアーの戦乙女。トレードマークの燃えるような赤い髪は、彼女の性格と嗜好を見事に表している。
「わかっていただけたようで。じゃ、いくぞー」
俺は「じゃ」のあたりで指をピストルの形にして引き金を引くようなそぶりをする。
そのアクションをトリガーに、「いくぞー」と言うころには指先から高速で尾を引く水流が撃ち出されていた。
会話をしながらウィンドウ上でこっそり操作してアクティブ化させていた【涙の散弾】だ。
姑息? 戦略と言ってくれ。
【涙の散弾】は一本の太い水流からすぐに無数の水滴に分散し、一滴一滴にダメージ判定のある極小の弾丸となり目標に襲いかかる……はずだったのだが、突如現れた鉄壁にことごとく弾かれてしまった。
「あんっ?」
間抜けな声が漏れてしまった。
頭上に現れた巨大な鉄壁は、鉄塔の半ば――彼女の足元から地表と水平に生えていた。
「いつも食らってりゃ私も学習します……よっ! っと」
頭上に現れた壁は、シャキン! という甲高い音とともに、段々と大きく……いや、これ落ちてきてるぞ!
「ゲェーッ!!」
ヒキガエルのものまねではない。俺の叫び声だ。
いや、あと数瞬飛び退くのが遅ければかわいい我が身は潰れたヒキガエルのものまねと化すところだった。
四つん這いで無様に転がる俺に、次々と無慈悲な攻撃が飛んでくる。
ごろごろと転がりながら避ける、避ける、食らう。食らう。食らう。
「ちょいやっ! えいやっ! そぉいっ!」
無駄にかわいいボイスを発しながらみずちが撃ち続けているのはバスケットボールサイズの火球。一発一発がそこそこ高いダメージで、しかも延焼でフィールドにもダメージ判定を作り出す【燃え上がる愛】だ。ふざけた名前とは裏腹にハート型で直線的に飛ぶ火球は近・中距離でオールマイティに使えるので愛用するプレイヤーも多いスタンダードなバレットカードだ。
欠点は、フィールドに燃えうつった炎には使用者自身にもダメージ判定があるところか。自分も相手も燃やし尽くす攻撃が「愛」とは皮肉なものだ。
俺は頭頂部を燃やしながらしばし愛について考えたが、このままでは状況は好転しないのですばやく体勢を立て直し、即座にかまいたちのような小さな烈風を飛ばす【すきま風】で反撃する。
だがその攻撃は軽く横にステップされ避けられてしまった。
「もうちょっと寝てていいよ。その間に火の海作っとくから」
へらへら笑う彼女を正面に見据える。
萌える乙女、否、燃える鬼神のあだ名は伊達じゃない。なぜ鬼神と書いておとめと読むのかと問いただした事があるのだが、彼女は「訂正させた」とポツリと言ったきり口をつぐんでしまった。怖くてそれ以降その件に触れたことはない。
アバター名の「火香」っていうのもどっかの火の女神の名前だそうだ。頭はからっぽなように見えて意外と徹底しているところが彼女らしい。
「燃え死ぬ前に、俺にはやりたいことがあるんでね」
俺はそう答えるとその場で跳躍し、【空中跳躍】でさらに高く。手札でもう1枚控えていた【涙の散弾】を頭上に打つ。
【涙の散弾】は副次効果で火のフィールド効果を打ち消すこともできる。自らの身体と周囲に広がっていた火はみるみるうちに消えていく。だが、無防備に空中に跳んだ俺を黙って見ている彼女ではない。
「ばーんっ!」
5つの星を相手に堕とす【フォーリンスター】だ。星はデフォルメされた形ではなく、表面に凸凹と小さなクレーターがあるリアルな隕石なのが小憎たらしい。
レイルドスターに連なる「スターシリーズ」のバレットカード版で、特徴は5つの星がすべて対象者に向かって墜落していく……つまり追尾機能付きの鬼畜性能なこと。しかも着弾と同時に爆発するおまけ付きである。
これは障害物がなく身動きも取れない空中では完全な詰みになりうるチョイスをされてしまったが、このカードが撃たれることは予測済みだ。
【フォーリンスター】の弱点は弾速が遅く、迎撃も可能であること。
つまり――。
「はたき落としてしまえばどうということはない」
【我力の叩き伏せ】
俺の振り下ろす手と連動して空中に浮かび上がる大きな仮想の手のひらに叩き落とされた星々は、彼女の頭上に逆襲のごとく墜落……はせずにすべて爆散する。
噴き上がる爆炎に煽られながらもなんとか無事に着地すると、鬼神が炎の中からぬっと現れた。
「やるじゃん」
彼女は黒煙と炎にまとわれながら、全くその背景に似合わぬ明るい笑顔でニカッと歯を見せて笑った。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

海道一の弓取り~昨日なし明日またしらぬ、人はただ今日のうちこそ命なりけれ~
海野 入鹿
SF
高校2年生の相場源太は暴走した車によって突如として人生に終止符を打たれた、はずだった。
再び目覚めた時、源太はあの桶狭間の戦いで有名な今川義元に転生していた―
これは現代っ子の高校生が突き進む戦国物語。
史実に沿って進みますが、作者の創作なので架空の人物や設定が入っております。
不定期更新です。
SFとなっていますが、歴史物です。
小説家になろうでも掲載しています。
無職で何が悪い!
アタラクシア
ファンタジー
今いるこの世界の隣に『ネリオミア』という世界がある。魔法が一般的に使え、魔物と呼ばれる人間に仇をなす生物がそこら辺を歩いているような世界。これはそんな世界でのお話――。
消えた父親を追って世界を旅している少女「ヘキオン」は、いつものように魔物の素材を売ってお金を貯めていた。
ある日普通ならいないはずのウルフロードにヘキオンは襲われてしまう。そこに現れたのは木の棒を持った謎の男。熟練の冒険者でも倒すのに一苦労するほど強いウルフロードを一撃で倒したその男の名は「カエデ」という。
ひょんなことから一緒に冒険することになったヘキオンとカエデは、様々な所を冒険することになる。そしてヘキオンの父親への真相も徐々に明らかになってゆく――。
毎日8時半更新中!

メトロポリス社へようこそ! ~「役立たずだ」とクビにされたおっさんの就職先は大企業の宇宙船を守る護衛官でした~
アンジェロ岩井
SF
「えっ、クビですか?」
中企業アナハイニム社の事務課に勤める大津修也(おおつしゅうや)は会社の都合によってクビを切られてしまう。
ろくなスキルも身に付けていない修也にとって再転職は絶望的だと思われたが、大企業『メトロポリス』からの使者が現れた。
『メトロポリス』からの使者によれば自身の商品を宇宙の植民星に運ぶ際に宇宙生物に襲われるという事態が幾度も発生しており、そのための護衛役として会社の顧問役である人工頭脳『マリア』が護衛役を務める適任者として選び出したのだという。
宇宙生物との戦いに用いるロトワングというパワードスーツには適性があり、その適性が見出されたのが大津修也だ。
大津にとっては他に就職の選択肢がなかったので『メトロポリス』からの選択肢を受けざるを得なかった。
『メトロポリス』の宇宙船に乗り込み、宇宙生物との戦いに明け暮れる中で、彼は護衛アンドロイドであるシュウジとサヤカと共に過ごし、絆を育んでいくうちに地球上にてアンドロイドが使用人としての扱いしか受けていないことを思い出す。
修也は戦いの中でアンドロイドと人間が対等な関係を築き、共存を行うことができればいいと考えたが、『メトロポリス』では修也とは対照的に人類との共存ではなく支配という名目で動き出そうとしていた。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
疲れ切った現実から逃れるため、VRMMORPG「アナザーワールド・オンライン」に没頭する俺。自由度の高いこのゲームで憧れの料理人を選んだものの、気づけばゲーム内でも完全に負け組。戦闘職ではないこの料理人は、ゲームの中で目立つこともなく、ただ地味に日々を過ごしていた。
そんなある日、フレンドの誘いで参加したレベル上げ中に、運悪く出現したネームドモンスター「猛き猪」に遭遇。通常、戦うには3パーティ18人が必要な強敵で、俺たちのパーティはわずか6人。絶望的な状況で、肝心のアタッカーたちは早々に強制ログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク役クマサンとヒーラーのミコトさん、そして料理人の俺だけ。
逃げるよう促されるも、フレンドを見捨てられず、死を覚悟で猛き猪に包丁を振るうことに。すると、驚くべきことに料理スキルが猛き猪に通用し、しかも与えるダメージは並のアタッカーを遥かに超えていた。これを機に、負け組だった俺の新たな冒険が始まる。
猛き猪との戦いを経て、俺はクマサンとミコトさんと共にギルドを結成。さらに、ある出来事をきっかけにクマサンの正体を知り、その秘密に触れる。そして、クマサンとミコトさんと共にVチューバー活動を始めることになり、ゲーム内外で奇跡の連続が繰り広げられる。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業だった俺が、リアルでもゲームでも自らの力で奇跡を起こす――そんな物語がここに始まる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる