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第190話 帰還後はそのまま王城へ
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「なんか久しぶりな気がしますね」
「まぁ、実際に一週間以上振りくらいだしな」
デロン村のへミス信仰がなくなったのを確認して、村を出てから数日間馬車で揺れて俺たちはミノラルに帰ってきた。
途中で豪雨に見舞われて数日近くの街で休んだこともあり、帰ってくるのに少し多くの日数がかかってしまった。
とりあえず、依頼を受けていた俺たちはその達成報告のため、ミノラルに着くなり冒険者ギルドへと向かった。
結構長い旅だったし報告したら屋敷でゆっくり休むかと思いながら、冒険者ギルドの扉を開けようとすると、目の前の扉がゆっくりと開かれた。
「あ、アイクさんとリリさん。こんにちは」
その扉の先にいたのは、俺たちがここに来るとは思わなかったのか、少し驚いてるミリアの姿だった。
「こんにちは、ミリアさん」
俺の代わりにそんな返答をしたリリの言葉を聞いて、ミリアは冒険者ギルドでよく見る営業スマイルを浮かべていた。
あれ? 凄い既視感を覚える光景だ。
そんなことを思った時にはすでに遅かったらしく、すでに俺の方に伸びていた手は俺の手首をがっしりと掴んだ。
「えっと、ミリアさん?」
何か嫌な予感がして、その手を引こうとしてもミリアは俺の手首から手を離すことはなかった。
ただ営業スマイルが深くなっただけで、びくともしない。
そんなミリアの態度を前に、俺はそれ以上抵抗をすることを諦めた。
「……えっと、またガリアさん案件ですか?」
「いえ、今回はガリアさんではありません。もっと上です」
「上?」
冒険者ギルドでギルド長以上の役職なんてないだろと思って、顔を少ししかめていると、そんな俺の顔を見つめながらミリアは言葉を続けた。
「アイクさん達が戻ってきたら、城に連れてくるようにと国王から命令が下っているので、一緒にお城まで行きましょうか」
「「……え?」」
思いもよらなかった展開を前にして、俺とリリはしばらく言葉を失ってしまっていた。
待ってくれ、そんな国王に呼ばれるほどのことした覚えはないぞ。
そんなことを考えながら、どうしても思い出すのはデロン村の一件しかなかった。
……いや、それでも、国王が絡むほどのことではないだろ。
そんな疑問を抱いたまま、俺は『これも業務の一環ですからっ!』と鼻歌を歌いながら、職場を抜け出せることを喜ぶミリアに連れられて、王城へと連れていかれたのだった。
そして、王城にて。もう何度目かになる謁見の間で俺とリリは国王に首を垂らしていた。
「デロン村で広まっていた怪しげな宗教に終止符を打ったらしいな」
一体、何の話だろうかと少しだけ冷や冷やとしていたが、どうやら話はデロン村のことらしかった。
思い返してみても、特に失態をしたとこともなかったので、俺は少しだけ安心して口を開いた。
「はい。元々、流行り病の元凶が周辺の山にあるのではないかという依頼が出ていたので、その延長で」
「……そうか」
国王は俺の言葉を聞いて少し考えた後、そのまましばらく黙り込んでしまった。
それから少しして、国王は訝し気な視線を俺の方に向けた後、少しだけ呆れるように目を細めながら言葉を続けた。
「隣国のルロンの国王から、『我が国の方で今回の賠償金は払うし、被害を受けた村の支援も怠らない。だから、黒き魔獣ケルベロスを引き連れていた、大悪魔道化師様の怒りを収めていただきたい!』って言われたけど……お主、ケルベロス引き連れて行ったの?」
「け、ケルベロス?!」
思いもしなかった言葉が飛んできたので、俺は驚きのあまり素っ頓狂な声を出していた。
あの場にそんな禍々しい魔獣がいるはずもなく、そもそもそんな魔獣を使役している覚えなんてあるはずがない。
「そ、そんなことしていませんよ! 一緒に行ったのはリリと使い魔であるポチだけーー」
しかし、そこまで言ってからふとあることを思い出した。そう言えば、あいつらがポチを見ている目がやけに脅えていた。
【感情吸収】とか【感情共有】を使っていたあの状態だったら、恐怖によって幻覚を見ていてもおかしくない。
だって、あの時のポチの毛並みは黒色だったから。
「……もしかしたら、ポチを黒く見せていたので、そのせいかもしれません」
「ポチというのは、お主の使い魔のフェンリルのことか」
「はい。決して嘘ではありません。もしもこの場に連れてきて良ければ、その時の姿をお見せすることもーー」
「い、いや、それはよい。賊に会ったルロンの王の反応から察するに、見ない方がいいだろう」
信じてもらえないだろうと思って謁見の間の扉を見ながらそんなことを言うと、食い気味に国王にその案を否定されてしまった。
一体、ミノラルの国王はルロンの国王からどんなふうに報告を受けたのだろうか。即座に否定されただけに、ルロンの国王の反応というのも凄い気になるな。
どうも今日王城に呼ばれた話としては、俺が本当にケルベロスを使役しているんじゃないかと思ってのことだったらしい。
普通に考えれば使役していないことくらい分かると思うが……もしかして、また何か変な噂が流れているのだろうか。
「そうなると、地獄の……というのもただの噂か」
国王は何やら一安心したように溜息をつくと、そんな言葉を独り言のように漏らしていた。
じ、地獄?
一体、尾びれと背びれがどんなふうに付けられたのか。それを知るためにも、俺はすぐにでもいつものメンバーに話を聞くことを決めたのだった。
「まぁ、実際に一週間以上振りくらいだしな」
デロン村のへミス信仰がなくなったのを確認して、村を出てから数日間馬車で揺れて俺たちはミノラルに帰ってきた。
途中で豪雨に見舞われて数日近くの街で休んだこともあり、帰ってくるのに少し多くの日数がかかってしまった。
とりあえず、依頼を受けていた俺たちはその達成報告のため、ミノラルに着くなり冒険者ギルドへと向かった。
結構長い旅だったし報告したら屋敷でゆっくり休むかと思いながら、冒険者ギルドの扉を開けようとすると、目の前の扉がゆっくりと開かれた。
「あ、アイクさんとリリさん。こんにちは」
その扉の先にいたのは、俺たちがここに来るとは思わなかったのか、少し驚いてるミリアの姿だった。
「こんにちは、ミリアさん」
俺の代わりにそんな返答をしたリリの言葉を聞いて、ミリアは冒険者ギルドでよく見る営業スマイルを浮かべていた。
あれ? 凄い既視感を覚える光景だ。
そんなことを思った時にはすでに遅かったらしく、すでに俺の方に伸びていた手は俺の手首をがっしりと掴んだ。
「えっと、ミリアさん?」
何か嫌な予感がして、その手を引こうとしてもミリアは俺の手首から手を離すことはなかった。
ただ営業スマイルが深くなっただけで、びくともしない。
そんなミリアの態度を前に、俺はそれ以上抵抗をすることを諦めた。
「……えっと、またガリアさん案件ですか?」
「いえ、今回はガリアさんではありません。もっと上です」
「上?」
冒険者ギルドでギルド長以上の役職なんてないだろと思って、顔を少ししかめていると、そんな俺の顔を見つめながらミリアは言葉を続けた。
「アイクさん達が戻ってきたら、城に連れてくるようにと国王から命令が下っているので、一緒にお城まで行きましょうか」
「「……え?」」
思いもよらなかった展開を前にして、俺とリリはしばらく言葉を失ってしまっていた。
待ってくれ、そんな国王に呼ばれるほどのことした覚えはないぞ。
そんなことを考えながら、どうしても思い出すのはデロン村の一件しかなかった。
……いや、それでも、国王が絡むほどのことではないだろ。
そんな疑問を抱いたまま、俺は『これも業務の一環ですからっ!』と鼻歌を歌いながら、職場を抜け出せることを喜ぶミリアに連れられて、王城へと連れていかれたのだった。
そして、王城にて。もう何度目かになる謁見の間で俺とリリは国王に首を垂らしていた。
「デロン村で広まっていた怪しげな宗教に終止符を打ったらしいな」
一体、何の話だろうかと少しだけ冷や冷やとしていたが、どうやら話はデロン村のことらしかった。
思い返してみても、特に失態をしたとこともなかったので、俺は少しだけ安心して口を開いた。
「はい。元々、流行り病の元凶が周辺の山にあるのではないかという依頼が出ていたので、その延長で」
「……そうか」
国王は俺の言葉を聞いて少し考えた後、そのまましばらく黙り込んでしまった。
それから少しして、国王は訝し気な視線を俺の方に向けた後、少しだけ呆れるように目を細めながら言葉を続けた。
「隣国のルロンの国王から、『我が国の方で今回の賠償金は払うし、被害を受けた村の支援も怠らない。だから、黒き魔獣ケルベロスを引き連れていた、大悪魔道化師様の怒りを収めていただきたい!』って言われたけど……お主、ケルベロス引き連れて行ったの?」
「け、ケルベロス?!」
思いもしなかった言葉が飛んできたので、俺は驚きのあまり素っ頓狂な声を出していた。
あの場にそんな禍々しい魔獣がいるはずもなく、そもそもそんな魔獣を使役している覚えなんてあるはずがない。
「そ、そんなことしていませんよ! 一緒に行ったのはリリと使い魔であるポチだけーー」
しかし、そこまで言ってからふとあることを思い出した。そう言えば、あいつらがポチを見ている目がやけに脅えていた。
【感情吸収】とか【感情共有】を使っていたあの状態だったら、恐怖によって幻覚を見ていてもおかしくない。
だって、あの時のポチの毛並みは黒色だったから。
「……もしかしたら、ポチを黒く見せていたので、そのせいかもしれません」
「ポチというのは、お主の使い魔のフェンリルのことか」
「はい。決して嘘ではありません。もしもこの場に連れてきて良ければ、その時の姿をお見せすることもーー」
「い、いや、それはよい。賊に会ったルロンの王の反応から察するに、見ない方がいいだろう」
信じてもらえないだろうと思って謁見の間の扉を見ながらそんなことを言うと、食い気味に国王にその案を否定されてしまった。
一体、ミノラルの国王はルロンの国王からどんなふうに報告を受けたのだろうか。即座に否定されただけに、ルロンの国王の反応というのも凄い気になるな。
どうも今日王城に呼ばれた話としては、俺が本当にケルベロスを使役しているんじゃないかと思ってのことだったらしい。
普通に考えれば使役していないことくらい分かると思うが……もしかして、また何か変な噂が流れているのだろうか。
「そうなると、地獄の……というのもただの噂か」
国王は何やら一安心したように溜息をつくと、そんな言葉を独り言のように漏らしていた。
じ、地獄?
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